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阿佐ヶ谷エリアで探しているけど、なかなか物件が出てこない……』という方に朗報です! ディテールにこだわってフルリノベーションされた、日当たりのいい三面角部屋を見つけました。

期待膨らむディテール

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現地で特に胸が高鳴ったポイントをパシャリ。それぞれどの部分か、記事で答え合わせしてみてくださいね!

まずはLDKから

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LDKの広さは約16帖。リビングダイニングには、木製のテレビボードとオープン棚が造作されています。

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LDKは南西向き。右手奥にある南東向きの窓も自然光を届けてくれて、日中は照明なしでも明るい印象です。

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LDKと奥のスペースの間には有孔ボード(取り外し可能)が設置されており、パーテーションの役割を担っています。売主さまはボードと向き合うようにデスクを置き、ワークスペースを設けていたそう。

ブラックのタイルが カッコいいキッチン

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キッチンは3口コンロタイプで、食洗機付き。奥まった位置に可動棚があり、生活感を隠しながら食品のストックを収納できます。

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コンロとシンクが分かれたII型で、作業スペースの広さに感動しました! 窓のおかげで換気面や採光面も心強いですし、ゴミ箱を置ける空間を確保しているところも実用的でGOOD◎

LDKから奥まった こちらのスペースは?

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約4帖のサービスルーム(ベッドスペース)。枕棚とハンガーパイプがオープンに備わっており、衣類を掛けることができます。

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フックなどの金具を使えば、有孔ボードは見せる収納に早変わり。部屋数が足りているようなら、ボードを撤去してLDKを拡張してもいいと思います!

約5帖の洋室

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ベッドスペースと同じく、南東向きのバルコニーに面した洋室。扉2枚分のクローゼットとオープンな収納付きです。

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木製の建具が可愛い♡

バルコニーへ

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視線が戸建ての屋根を軽々と通り越していく、抜けのある眺望。上部に物干し金具が備わっています。

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まわりは閑静な住宅街のため、車の走行音は届きません。取材時(平日の日中)には近くの小学校の校庭から元気な声が聞こえてきましたが、インナーサッシを設置済みのため、窓を閉めた室内ではほとんど気になりませんでした。

こんな場所にも収納が!

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『ちょっと収納が少ないかな?』とお思いの方、ご安心ください。ベッドスペースと洋室のほかに、LDKには約2帖のウォークインクローゼット(WIC)が用意されているのです!

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収納は扉を排除しながらも、“生活空間からの見えづらさ” を意識しているように思えます。天井部分を空けることで通気性を確保しており、衣類の大敵・湿気がこもりづらそうなところもポイント。

筆者のイチオシは 水まわりです

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左・洗面室には玄関ホールからアクセスする間取り。洗面台は、水色のタイルや蛇口が可愛いミニマルなデザインです。/中央・大きな窓がある浴室。現地でご覧いただきたいのですが、めちゃめちゃキレイです!/右・イエローのアクセントウォールがさわやかなトイレ。細長い木製カウンター、さり気なくて素敵です。

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個人的には、水まわりが琴線に触れすぎてしまいました……ちなみに浴室の窓、開けても視線が気になりません!(これ、お風呂好きな方にとっては重要ですよね?)

住宅街に現れる 青い瓦屋根のマンション

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1969年に竣工した、総戸数16戸の建物。青い瓦屋根やバルコニーの意匠、エントランスのくり抜きなど、萌えポイントが多いデザインです。共用階段だけでなく、エレベーターも設置されています(2013年にリニューアル済み)。

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オートロック等は設けられておらず、売主さまは玄関扉にスマートロックを設置されていました。セキュリティ面に不安がある場合は真似してみるとよさそう。

離れられない 引力のある街

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左上・最寄りの「阿佐ヶ谷」駅からご紹介したマンションまでは徒歩8分。駅前には、スーパーやレストランが軒を連ねる元気な商店街「阿佐谷パールセンター」があります。(徒歩9分)/右上・老舗の喫茶店「gion(ギオン)」。おすすめメニューはナポリタンと色付きのソーダ水です。(徒歩7分)/左下・駅からマンションの途中にある銭湯「玉の湯」。このエリアはいい銭湯が多いんです。(徒歩3分)/右下・「Honey(ハニー)阿佐谷」は、荻窪・下北沢に姉妹店を持つ人気のベーカリー。朝8時半から営業しているので、休日のモーニングに。(徒歩3分)

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カウカモ編集部より

阿佐ヶ谷で、ひとり〜ふたり暮らし向けで、ペットも飼える物件って、なかなか出てこないですよね……わかります。こちらの住まいは、エリアを諦めきれずに住まい探しに疲れかけているあなたの、ひと筋の光になるかもしれません。


正直、建物はそれなりに築年数が経過しています。ただ、手元の資料によるとメンテナンスは重ねられており、管理組合の総会でもきちんと議論がおこなわれている模様。現地の雰囲気も体感した上でご検討いただきたいですが、個人的には、築年数を凌駕する魅力がある物件だと思います。


立地・日当たり・眺望など「あとから変えられない部分」だけでなく、丁寧なフルリノベーションによって、ときめくポイントが詰め込まれた住まい。筆者は現地で撮影しながら、何度となく『うわ、欲しい』と口に出してしまいました。

writer/editor:軽部 優海