個性が溢れる街 “ダガヤサンドウ”

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左上・今回ご紹介する物件の最寄りは東京メトロ副都心線「北参道」駅。副都心線は上りに川越、下りは東急東横線と直結し、渋谷や横浜まで一本でアクセス可能。周辺はインテリアショップやアパレルショップが多くあるほか、カフェの激戦区としても有名。(徒歩2分)/右上・ロサンゼルスの人気セレクトショップの日本第一号店として誕生したのが「Ron Herman(ロンハーマン)千駄ヶ谷店」。敏腕バイヤーがセレクトした洋服から雑貨を取り揃え、併設のカフェも人気です。(500m 徒歩7分)/左下・世界に誇るファッションデザイナー・NIGOがプロデュースしたカレー屋さん「CURRY UP」。開店前から行列ができる事もある人気店。(300m 徒歩4分)/右下・オリジナル家具や、インテリアグッズをセレクトしている「Playmountain(プレイマウンテン)」。新生活はこちらで家具を揃えてみるのはいかがでしょうか。(270m 徒歩4分)

明治神宮通り沿いに建つ 渋い色合いのマンション

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「北参道」駅から明治通りを渋谷方面に2分ほど歩くと現れる、全38戸のマンションが今回のお目当てです。現在築42年と年数は少々経過していますが、平成25年には大規模修繕工事を実施済み。渋い色味の放つレトロな雰囲気が、どことなく街ともマッチしています。

売主さま

こちらの物件は事務所利用が可能です。ただし、民泊としての利用はできませんのでご留意ください。また、駐輪場は現在空きがなく、1階のピロティー部分は個人所有の駐車場のため利用できません。

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左上・エントランスは明治通りを一本入ったところに。階段を上がり、2階のロビーへ入りましょう。/右上・左手には集合ポスト、右手には管理人事務室があります。/左下・廊下の先にはエレベーターが。写真には写っていませんが、エレベーターの正面には外階段もありますよ。/右下・住戸が所在する6階へとやってきました。写真左手が住戸の玄関ドア。エレベーターを降りてすぐなので、疲れて帰った日にすぐアクセスできるというメリットが(笑)

売主さま

管理人さんは月〜土曜の週6日間勤務されています。(勤務時間 8:00〜12:00)

それではお邪魔します

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左・コンパクトな玄関スペース。正面には下足入れが備わっています。左手のドアの先、LDKを見てみましょう。/右・ドアを開けると、左手に可動式のオープンラックが。写真には写っていませんが、右手にはトイレにつながる引き戸があります。

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L字型にクランクしたトイレには、洗面化粧台が! 朝イチで用を足して、そのまま洗顔と歯磨き。意外と動線的にはスムーズかも!?(笑) ただし、洗面化粧台側はドアを閉めると左右のスペースがあまりないので、肘を立てて思い切り歯を磨く際はお気を付けて!(笑)

LDKに戻りましょう

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南向きの掃き出し窓と腰窓から差し込む光が明るく、気持ちのいいLDK。

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続いて掃き出し窓の前からLDKを見てみました。天井を見るとL字型のレールが。実はこのレールには引き戸が付いており、閉めることで個室をひとつ作ることができるんです! とその前に、まずは奥に見えるキッチンから拝見。

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写真ではわかりづらいですが、腰窓右手のドアの中には、洗濯機置場と給湯機が備わっています。おやおや、キッチン背面にもドアが・・・トイレといい、なんとも珍しい間取りにワクワクが止まりません。

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左・キッチン背面の凹んだスペースは冷蔵庫置き場です。余裕があるので、お菓子などを入れておく棚も置けそう♪ /右・食洗機が備わったシステムキッチン。コンロの前には油はね防止のガラスが付いているので、ガンガン揚げものにチャレンジしちゃいましょう! さて、気になるキッチン背面のドアの先を見てみましょう!

バスルームは突然に

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左・なな、なんと! ドアの先はいきなりバスルーム(笑) 素敵な変化球! 『くせが強い〜、服はどこで脱ぐんじゃ〜』なんてツッコミがバスルームに響き渡りそうですが・・・/右・ご安心を! バスルームの左側は、一段上がったパウダールームになっているので、脱衣や着替えはこちらでどうぞ! バスルームから出る時は、入り口のキッチンにマットを敷けばいいんです! そして出たら高々に言いましょう!『安心してください、履いてますよ!』

固定観念なんて振り払い LDKに戻りましょう

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キッチン直結のバスルームという変化球にニヤニヤが止まらないまま、LDKに戻ってきました。個人的にはパウダールームまで行かずに、ここで服を脱ぎ捨ててしまいたいです。

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『って、キッチン横に腰窓があるから丸見えやないかーい!』 そうなんです、キッチンの横にはL字型の大ーきな腰窓があるんです! とーっても開放的。もちろんカーテンレールが付いているので、しっかり視線を遮ることができますよ。ご安心を! 腰窓前の空間は、ダイニングスペースとして使うのがいいかも。

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腰窓の前から室内を見てみました。壁が多いですが、その分家具のレイアウトがしやすそうですよ♪ さて、先ほどご紹介した、天井のレール&引き戸の使い方が気になっていた方も多いはず。それでは、どのように居室がもうひとつできるのかをお見せしましょう!

引き戸を閉めると LDKに姿を現す洋室

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引き戸を閉めることで居室を確保するだけでなく、空間をしっかりと住み分けすることができますね。

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左・引き戸を閉めてできた居室は、ベッドルームとするのがよさそうです。壁一面にクローゼットが備わっているので、室内をスッキリと使っていただけるはず◎/右・奥から振り返ってました。約3.2帖とコンパクトですが、引き戸が半透明なので圧迫感を感じませんでした。また、掃き出し窓や腰窓から差し込む光が遮られないのはうれしいですね!

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もちろん、写真のように引き戸を開け放ってLDKと一体感を持たせるのもアリ。より一層開放感のある空間になりますよ! 『開放感は欲しいけど、引き戸を開け過ぎなのはちょっと・・・』という方は、引き戸を半分だけ閉めてみるのも◎ 『閉めるか閉めないかは、あなた次第。』

最後に掃き出し窓から 南向きのバルコニーへ出てみましょう!

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バルコニーからの眺望です。左手には物件の前を通る明治通りが。目の前には他のマンションが建っていますが、左右に抜けがあるので日差しが遮られることはありませんよ!

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バルコニーは細めでコンパクトな造りです。少し気になったのは、車の走行音。室内では気になりませんでしたが、やはりバルコニーへ出ると多少聞こえます。そこまでうるさいという感じではないですが、聞こえ方には個人差があるので、現地でお確かめいただくとよさそうです。

最後にもう少し “ダガヤサンポ”

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左上・「Tas Yard(タスヤード)」は雑誌でもよく紹介される人気のカフェ。コーヒーも美味しいですが、カレーもまた美味なんです。休日のお昼にぜひ。(160m 徒歩2分)/右上・日々のお買い物は、マンションからすぐの「OKストア 千駄ヶ谷店」でどうぞ。(90m 徒歩2分)/左下・このエリアの憩いの場といえば「代々木公園」! 暑くなるこれからの時期は、公園内にある噴水の近くでチルしたくなること間違いなし。(1.1km 徒歩13分)/右下・2020年までに建て替えの決まっているシンボル「原宿」駅。時代の移り変わりを感じつつ、ショッピングをエンジョイしましょう。(800m 徒歩10分)

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カウカモ編集部より

原宿の賑やかなショップ密集地を抜け、ゆるい雰囲気の漂う “ダガヤサンドウ”。少し “こなれた” 感じが漂うこのエリアは、東京メトロ副都心線「北参道」駅とJR中央・総武線「千駄ヶ谷」駅を中心とした場所のこと。今回の物件が建つのは、そんな「北参道」駅から徒歩わずか2分の好立地。昭和51年に建てられた、当時の雰囲気を感じられる “いなたい” 外観です。レトロな雰囲気にビビッ! とくる方も多いはず。


住戸はというと、街の個性に負けず劣らずとってもスタイリッシュな間取り。まずびっくりしたのが、バスルーム直結のドアがキッチン背面にあること! なんとも自由奔放なスタイル。『脱衣はどこで?』なんて思う方もいるかと思いますが、ご安心を。バスルーム内の一段上がった所にパウダールームがあるんです。こだわりがある人って、逆にこんなところに惹かれるんじゃないでしょうか? 個人的にはとっても好きです(笑)もうひとつ、LDKにもイケてるギミックが。天井のL字型のレールに付いた引き戸を閉めると、LDK内に居室をひとつ作れるんです! 可変性のある間取りで、フレキシブルに住みこなせそうですね♪ 何より、南向きで日照・通風◎ 掃き出し窓と腰窓から差し込む光は気持ちいいですよ!


そして実は、事務所としての利用も可能。引き戸を開け放てばLDKは約13帖の広々とした空間になるので、生活と仕事のスペースを分けることも難しくありません! ひとつ気になる点を言えば、車の走行音。明治通り沿いということもあり車の走行音が少し聞こえてしまいますが、窓を閉めていればそこまで気にはなりませんでした。とはいえ、聞こえ方には個人差があるので現地でお確かめくださいね。


『スタイルの違いは個性の賜物』

そんな言葉がぴったりのスタイラー。固定観念に捉われるのっておもしろくないし、ちょっと尖っているくらいが愛着って湧いてきますよね。そんな事をヒシヒシと感じさせてくれますよ。しかも、日当たり・交通利便性は◎ と、“抑えるところは抑える” ニクい物件です。取材に訪れたときは “びっくり” しましたが、帰るときには “しっくり” きていました。個人的に・・・激推しです!

writer:酒井 大作 / editor:伊勢谷 亜耶子