カウカモでまさに “一点もの” の住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。

今回は「大倉山」で中古マンション購入し、フルオーダーリノベーションで家づくりをされたご夫婦のもとを訪ねました。


《プロフィール》
名前:KKさん(夫) / YHさん(妻)/ 猫のプラトン
年齢:30代後半 / 30代後半
職業:会社員(クリエイティブ系) / アーティスト
趣味:哲学史の本を読むこと、映画鑑賞 / 創作活動

《この住まいについて》
場所:大倉山
間取り:3LDK
面積:102.60㎡
築年数:築51年(取材時)
追加リノベ:カウカモでフルオーダーリノベーション
支払い額(以前と比べて):広さは夫婦それぞれの家の合算から約0.75倍になり、支払い額は4万円ダウン

家を探し始めたきっかけ:結婚をして同居をはじめるため
家探し期間:2〜3ヶ月
内見数:10〜15軒

Q1:以前の住まいは?

KKさん:彼女は「鷺沼」の賃貸で、僕は「自由が丘」の持ち家に5年ぐらい住んでいました。前の住人の方がインテリアデザイナーで、内装が凝った感じにリノベーションされていて、すごく気に入っていたんです。

この内装と立地ならカウカモのお客さんに刺さるだろうと思って、売却をカウカモに頼みました。それが思ったよりも早いスピード感で、かつ納得のいく価格で売れてしまったので、この家のリノベ中はふたりで一旦賃貸に仮住まいをしました。

Q2:家探しのきっかけは?

KKさん:結婚することが決まって、家探しをはじめました。

僕の前の家は90㎡ぐらいあって、カウカモに一緒に住むことも提案されたんですけど、メゾネットだったので、廊下や階段の面積を含めると使える部分が少なくて。

僕は書斎、彼女はアトリエ、お互いある程度の空間が必要だから、新居を探すのはマストだったんです。

Q3:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?

KKさん:新築は高いし、すぐ価値が落ちちゃうから嫌だなっていうのが前提にあって、中古物件を探していました。前の家がすごく気に入っていたので、リノベされた空間の心地よさはよく理解していましたしね。

カウカモで物件を探したら、もしかしたら理想のリノベ済み物件に出会える可能性は10%ぐらいあるかなと思ったんですけど、なかなか広さや金額の制約があると難しくて。

結果的には、希望通りの暮らしをフルリノベで叶えられてよかったです。

Q4:この街《大倉山》にした理由は?

YHさん:私はあまり街にこだわりがなくて「この物件があったから」という感じですね。

KKさん:僕は前に住んでいた「自由が丘」にこだわりがありました。でも、なかなかいい物件が見つからなくて……。

最初は妻も物件探しに付き合ってくれたんですけど、僕のこだわりが強くて決められないので、途中からは担当の佐藤さんと僕のふたりで物件を見にいくことが多かったんです。

ある日佐藤さんが「いま横浜で出ている物件で、間違いなく一番いいです!」と、「自由が丘」からだいぶ離れたこの物件を提案してくれて。僕は希望のエリアじゃないから見ないって断ったんですけど、妻と佐藤さんに絶対見た方がいいって言われて内見して、その日に即決しました(笑)

実際に「大倉山」に住んでみると、東横線の沿線上で「自由が丘」や都心へのアクセスも良く、「新横浜」が近いので出張にも便利でしたね。

Q5:この家に決めた理由は?

YHさん:最上階で眺望がとてもいいからです。私は時間がなくて室内までしっかり見られなかったのですが、エントランスを抜けて部屋の近くの廊下まできた時点でこの眺めのよさが気に入りました。

実際に住んでみても、視線が気にならないので、カーテンをつけずに開放感を味わえて本当に居心地がよいです。

KKさん:エリア以外はすべて希望通りの物件でしたね。日当たり・風通し・眺望がとにかくよくて、気持ちのよい暮らしが想像できました。

内見をしたとき、部屋が半分壊されたような状態だったんですよ。前の人が長年住んでいて、リノベ前提で売りに出されていた家なので。

リビングの真ん中の壁なども取り払われていて、リノベのイメージがしやすかったのもよかったです。

あと、ビッグコミュニティなのもあり、マンションの管理・財政状態が良いのもプラスでした。

書斎のアクセントクロスは、ウィリアム・モリスのもの。

Q6:リノベーションでこだわったポイントは?

KKさん:カウカモからリノベの会社を15社ぐらい提案してもらいました。全部ふたりで見て、その中からデザインの趣味が近そうなitoma designさんを選びました。

僕はブランド戦略立案の仕事をしているので、最初の打ち合わせのときに「こんな空間に住みたい」っていうコンセプトシートをつくってお渡ししたんです。

「OPEN・ELEGANT・WARM・CHARMING」の4つの要素をキーワードにしていて、資料の中の写真はitoma designの過去事例から選びました。

それもあって全体的にとてもスムーズでしたね。相性のいい設計の方に出会えて、本当によかったです。

曲線美を取り入れた上品な空間デザインも、itoma designの過去事例を参考にしたそう。

在宅勤務が多いKKさんのこだわりは、開放的ながら集中できる書斎。

YHさん:私のアトリエには細かくオーダーを出しました。とにかくものが置けるように何センチの高さの棚をつくってほしいとか、作業机の前の壁は磁石が使えるようにしてほしいとか、見た目に加えて機能面にもこだわれたのはよかったです。

書家をやっているので、部屋の中に作品を吊るして乾かせるようにしてもらえたのも、とても便利です。

全面マグネットが使えるYHさんのアトリエの壁にも、ウィリアム・モリスの壁紙をセレクト。

大きな作品も、書いて乾かすことのできるアトリエ。

Q7: 売却・購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?

KKさん:最初は、前の家を買ったときより不動産価格が上がっていることにそこまで気づいていなくて、そのギャップを埋めるのに時間がかかりました。

あわよくばこのぐらいっていう最初に想定していた予算よりは、高くはなりましたね。

あとは思ったより早く前の家が売れたので、必然的に物件探しの締め切りが早まりました。けど、売却が先に決まっていたので、ローンの審査がスムーズだったのはよかったです。

Q8:カウカモで家を買ってみてどうだった?

YHさん:なかなか家が決まらなかったタイミングで、佐藤さんがこの物件を提案してくださったのが、プレゼンテーションの仕方を含めてよかったです。「ここですよ!」みたいな感じで。

元々は「自由が丘」を希望していたのに、少し離れた「大倉山」の物件をおすすめするってことは、よっぽどいいんだなと柔軟性のあるエリア提案にも驚きました。

あとはメールもフレンドリーな雰囲気でやりとりがしやすかったです。

YHさんのこだわりは廊下に出した洗面室。導線がとてもスムーズ。

KKさん:佐藤さんは押し売り感がなくて、こちらの気持ちを汲んでくれるところもよかったですね。

この物件を最後に決めるときも「今日決めなくても大丈夫ですよ」っていうスタンスだったのが好印象でした。

Q9:この家のお気に入りの場所は?

KKさん:フルリノベをしたので、全てが気に入っています!

斜め張りした無垢材の床とインナーテラスの組み合わせとか、キッチンの造作カウンターやタイルとか、細かいディテールにもこだわりました。

リビングのソファに座って、空間を眺めながらグリーンを観察するのが好きですね。

YHさん:私もリビングですね。あとは夫の書斎で本を読みたいと思いながら、忙しくてなかなかできていないので、その時間をつくりたいです。

Q10:これから家探しをする人にアドバイスがあれば

KKさん:自分が気に入った、好きだと思える空間で毎日を過ごせるってことは、数値化できないけどすごくQOLを上げてくれるものだと思います。

ローンの支払いはもちろんありますけど、物件購入やリノベーションに無理のない範囲でお金をかけるのは、すごくいいことなんじゃないかな。

引っ越しをしてからもカウカモのサイトは良く見ているんですけど、やりたいことは全部やり切ったので、この家以上に住みたいと思える家はいまのところ見つからないですね。


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