ファッションを楽しむように、暮らしも楽しもう。日本を代表するセレクトショップとしてファッションやカルチャーを牽引! BEAMSで働くスタッフのライフスタイルや住まいをご紹介します。
中古マンションを購入・リノベーションし、好きやこだわりがぎゅっと詰まった “自分らしい” 暮らしをおくるBEAMSスタッフの皆さんのライフスタイルや住まいをご紹介する「BEAMS living style」。
第1弾の「クールで都会的な家」 、第2弾「好きな家具を好きなように置ける家」に次ぐ第3弾は、BEAMSで共に働く横溝さんご夫婦のご自宅に伺いました。
《プロフィール》
名前:横溝 賢史さん / 由美さん
年齢:42歳 / 45歳
職業:メンズ課バイヤー / BEAMS BOY・maturely ディレクター
場所:東京都世田谷区
◎ライフスタイルについて
・趣味、好きなもの
釣り、自転車、民芸品・クラフト物、洋服、お酒、料理が好きです。(賢史さん)
釣り以外、旦那と同じです。(由美さん)
・家づくりのルール
物はどうしても多くなってしまうので、“置きながらもバランス良くまとまる” ように意識しています。サイズは小ぶりなものを選んでたくさん置けるようにするとか、ソファが大きかったら何かを小さくするとか、スケール感のバランスを取るようには心がけています。
2年前に大阪から引っ越してきたのですが、家を変えてもそれまでの生活を0にしないように、持っているものを生かせるような空間にリノベーションしました。
・コレクションしているものや思わず買ってしまうもの
民芸品やクラフト物が、アメリカ・メキシコ・北欧など国を問わずに好きで、海外出張に行くと必ずと言っていいほど骨董市やアンティークショップに寄って買って帰ってきます。
特に決まった、好きな物や場所があるわけではなくて、これは好きだなと思ったら買うのですが、買う前に「この子は家に持って帰ってきても浮いてしまわないかな?」っていうのは考えます。
・部屋のテーマ
ミックス感ですね。
バランスよく。一言では表しにくいテイストだけど、好きなものを程よくミックスするのが楽しいです。本当にバラバラな物を買ってくるんですが、例え日本のものとメキシコのものでもなんとなく好きなものって繋がってマッチするから、面白いですよね。
・my 収納ルール
出来るだけ一箇所にまとめること。
この物件いいところがあって、各家庭でひとつずつ、外にある物置を自由に使えるんです。なので、キャリーケースとか釣竿とか普段使いしない大きなものはそっちにまとめています。
それと仕事柄というのもあるんですが、洋服がふたりとも多くて。収納だけでは収まらないので、潔くー部屋潰して、専用の部屋を作っています。
・家の中で一番好きな場所と過ごし方
本棚の前の椅子に座って本を読むことです。(賢史さん)
友達を呼んで、みんなでご飯を囲んでホームパーティーをすることですね。(由美さん)
あとは、ソファに座ってる時間が長いかなぁ。
休みの日は、自転車に乗ってどこかに行くことが多いですね。美味しいものを食べに行ったり。この前も東京の反対側まで行きました(笑)。
・お気に入りのインテリアブランドやショップ
大阪時代によく行っていたSwanky Systems(北欧家具) 、経堂にあるRunta(インド・アジア系の、ハンドクラフトとアンティークのお店)。Runtaのオーナーさんはインテリアに限らずアクセサリーとかについての知識も豊富なので、行くといつも勉強になります。
それとtaloっていう北欧・ヴィンテージ系の家具屋さんも好きです。駒場にある松本民芸家具も行きますね。
◎家自体・リノベーションについて
・住まいやインテリアにこだわり始めたきっかけ
ひとり暮らし時代からインテリアに興味はあったのですが、なかなか場所的に余裕がなく、こだわるものと言えば洋服だけでした。
結婚して広い家になって、色々と好きなものを置けるようになったのが、住まいにもこだわり始めたきっかけです。
大阪時代に住んでいた家も、10年ぐらい前に買ったものだったんです。リノベしようと思って購入したはずが、結局何もしないまま、転勤になって売って東京に出てきてしまいました。次はリノベーションする! って決めて、ここを2年前に買いました。
・一番リノベーションでこだわったポイントは?
無垢の床です。
リノベーションするために家を買ったので、やりたいことはハッキリしていて。物はどうしても増えてしまうので、リノベーション自体も手のこんだものにせず、シンプルな箱を作って後から自分たちで味付けしていくような方針にしました。
実は私たち、不動産屋さん選びではじめ苦労していて。1件目の不動産屋さんはなかなか私たちの考えを理解してくれなくて大変だったんです。2件目の不動産屋さんは感性がフィットしたので、結果的に自分たちに合った家を見つけることができたんですが。
リノベーション自体は、元ビームススタッフでリノベ会社を立ち上げた人にお願いしたので、コミュニケーションが取りやすく何でも聞くことができたのでありがたかったです。
自分たちの意思を汲み取ってくれて、しっかりコミュニケーションが取れるかどうかは、リノベーション会社も不動産屋さんと同じでとても大事ですね。
・家を買って、リノベーションしてよかったこと
住みたい家に、欲しいものを置けるようになったことです。
中古マンションを買ったあとって、日々の暮らしの “楽しみ方” が全然違ってくると思うんです。好きなものを生かした空間にするためには、中古を買うっていう選択肢があるよって思っているし、リノベだからこそ、ここから変えていける楽しみがあるなって。
うちは、リノベーションしたタイミングで一度ドンっとつくったわけだけれど、寝室を中心にやりたいことはまだあって、部分的に壁を塗り直したりしたい。リノベってその時の気分に応じて、自分たちで家のストーリーを描いていける楽しみがありますよね。
そうそう。ストーリーといえば、大阪の家を売るときに「リノベーションをしたい」って私たちと同じ思いを持った若者が見に来てくれたんです。私たちは結局その家をリノベーションすることができなかったけれど、もう運命だなって思って、その方に譲ることにしました。
こうして繋がっていくんだな、これもストーリーだなぁなんて思いながら。
《住まいについて》
間取り:2LDK
面積:93㎡
築年数:築45年
リノベーション:壁を抜き、広いリビングダイニングに。ダイニング部分の天井を躯体現しに。床は無垢に。キッチン周りは一新し、自分で輸入したお気に入りのタイルを貼った。
◎横溝さんのご自宅は、「BEAMS AT HOME3」でも見ることができます。
<<BEAMS infomation>>
BEAMSで働くスタッフの暮らしにフォーカスしたライフスタイル本『BEAMS AT HOME』のご購入はこちらから▼
BEAMS AT HOME ~日本を代表するおしゃれクリエイター集団ビームススタッフの「暮らし」と「服」~
BEAMS AT HOME 2 ~日本を代表するおしゃれクリエイター集団ビームススタッフの「暮らし」と「服」~
“日本”をキーワードにした最新作『BEAMS ON LIFE』スペシャルコンテンツはこちら。
撮影・文:戸谷信博/編集:國保まなみ