「表参道」から取材スタート

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左上・今回ご紹介する物件の最寄りは、東京メトロ銀座線・千代田線・半蔵門線「表参道」駅。泣く子も黙る、東京有数のトレンドタウンから取材スタート。(徒歩13分)/右上・このエリアで暮らせば、「BLUE NOTE TOKYO(ブルーノート東京)」に当日券でふらりと入ってディナーをいただく、なんてこともできますね。(850m 徒歩11分)/左下・六本木通りを渡る手前にある老舗イタリアンレストラン「TRATTORIA IL PACIOCCONE(トラットリア イル・パチョッコーネ)」。(450m 徒歩6分)/右下・こちらは結婚式でも使われる洋館フレンチ「Museum 1999 Leau a la bouche(ミュージアム1999 ロアラブッシュ)」。特別な日のお祝いにどうぞ。(450m 徒歩6分)

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今回ご紹介する物件からはビッグターミナル「渋谷」駅や「恵比寿」駅(ともに徒歩15分)も利用可能です。近くの六本木通りには、渋谷や六本木行きのバスも通っていますよ。

ヴィンテージマンションの雄 “ドムスシリーズ”

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「表参道」駅から歩くこと13分。緩やかな坂道の途中に、ひときわ存在感を放つレンガ調タイル貼りのマンションが・・・! こちらはヴィンテージマンション好きの間で名高い “ドムスシリーズ”。ヨーロッパ建築を思わせる、その重厚な外観から根強いファンが多くいます。

売主さま

昭和57年に竣工した旧耐震基準で建てられたマンションですが、耐震診断の結果、耐震性が十分であると判断されています。“ドムスシリーズ” は、本物の価値を追求した建物を造りたいという想いから、都心の一等地のみにこだわり、1979年~1993年の間に20棟建てられました。“ドムス” とはラテン語で邸宅、館、宮殿などの意味があります。

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シリーズを通して見られる赤褐色の外観は、ファンの間で “ドムスカラー” と称されているんだとか。

エレガントな共用部内

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左上・足を踏み入れることに、緊張してしまうほどの重厚感が漂うエントランス。/右上・艶のある石貼りのエントランスホールは、海外のクラシックホテルのような雰囲気です。/左下・政界の重鎮が会議でもしていそうなロビー。シャンデリアの輝きに圧倒されます・・・。/右下・オートロックの先にある共用廊下にきました。ストライプ柄のクロスが上品ですね。それではエレベーターで4階へと向かいましょう!

売主さま

オートロック完備、24時間有人管理と手厚い防犯体制が敷かれています。管理体制も良好で、しっかりと清掃が行き届いており、メンテナンス工事も適宜実施されています。

それでは住戸へ

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左・こちらがご紹介する住戸の玄関ドア。玄関ポーチにあるポストやミルクボックスにさえ風格があります。それでは、気を引き締めてお邪魔しましょう。/右・玄関ドアを開けた瞬間、鳥肌が立つほど感じられる気品。廊下は突き当たりで左右に分かれています。

売主さま

今回のリノベーション工事はマンションが持つ本来の魅力を活かすため、“分譲時への復元” をテーマにリノベーションを施しました。また、こちらの住戸には駐車場専用使用権が付いています。駐車場管理費2,940円/月のみで利用可能です。

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左・カーペット敷きの廊下に上がって、玄関スペースを見たカット。左手には、天板がカウンターになった下足入れが備わっています。/右・まずは左右に分かれた廊下の、右手側から。廊下に並んだドアは左手前から時計まわりに、洋室A→和室→リビングダイニング(LD)→トイレ→水まわりにつながっています。まずはLDから見ていきましょう!

売主さま

天井・壁のクロスは耐久性に優れた布クロスを採用し、全室貼り替えました。柄模様は、西洋のクラシックホテル感のあるものを採用しております。 布クロスは、月日とともにあめ色に変化し、 ビニールクロスにはない風合いが楽しめますよ。

息を飲む空間

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はあ・・・思わずため息が出てしまいました。LDの広さは約30.8帖の大空間で、見どころがたっぷりありそうですね。恐れ多いですが、リビングスペースから順番に見ていきましょう!

売主さま

住戸内の壁や柱にはマホガニー材が使われています。高い耐久性があり、木の繊維そのものに光沢があるため、褐色の木肌と相まって黄金のような輝きをもたらします。また、時を重ねるごとに重厚な風合いを増していくのが特徴です。現在、マホガニー材はワシントン条約によって取引が制限されており、入手が極めて困難になっています。貴重なマホガニー材を別の色に塗り替えるのではなく、色味をそのまま生かし、 経年劣化により色が剥げている場所や削れている場所を補修・塗装することで、分譲時の状態へ復元いたしました。

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LDに入った瞬間に、歴史の重みを感じたのはそのせいだったのかも・・・。

頭上にご注目ください

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はあ・・・またもやため息が。決して落ち込んでいるわけではないんです。天井のシャンデリアがあまりにも綺麗で・・・。

売主さま

こちらのシャンデリアは、このマンションの象徴ともいえるものです。専門の職人さんに、ガラス玉ひとつひとつをクリーニングしていただき、分譲時の輝きを取り戻しました。

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角度を変えて。『大統領、こちらにお掛けください。』そんな声が聞こえてきてもおかしくない雰囲気です。

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マホガニー材の壁、縁取られた折り上げ天井、ブラケット照明、そしてシャンデリア。LDを構成するパーツひとつひとつに味があり、強烈なインパクトを持っています。続いて、左手の南西向きの掃き出し窓から、バルコニーへと出てみましょう。

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バルコニーはLDの南西〜南東側まで続いています。こちらの写真は南西側です。正面には、ほかの建物が建っているため抜けはありませんが、眼下に緑を望むことができますよ。

室内に戻りましょう

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LDは二面採光で南東側にも掃き出し窓があります。続いて正面奥のダイニングスペースを拝見しましょう。

売主さま

住戸内の窓には振動センサーが備わっています。窓ガラスを割ろうとしたりすると、ブザーが鳴り警備会社に連絡が行くようになっています。

優雅なお食事をどうぞ

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真っ白なディッシュに乗ったお肉とボイルした野菜、浅めの器に入ったスープを、ピカピカのシルバーでいただく。そんなお食事が似合いそうなダイニングスペース。こちらも南西と南東側に掃き出し窓があります。

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こちらは先ほどのバルコニーから続いています。広いLDのどこからでもバルコニーに出れるのはうれしいですね。

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再び室内へ。左手の型ガラス入りのドアを開けると・・・

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リビングスペースにつながりました! 空間に一体感が生まれ、より開放的になりますよ。

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ダイニングスペースの天井に付いているシャンデリアも、上品で可愛らしいですね。

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角度を変えて。続いて、右奥に見える引き戸の先を見てみましょう!

一新されたキッチン

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約5帖のキッチンスペース。こちらは、今回のリノベーション工事にあたり一新されており、現代の暮らしにもしっかりと順応してくれますよ。

売主さま

キッチンにはミーレ社の食器洗乾燥機を始め、IHグリル、オーブンなど、外国製の設備機器を組み込みました。また、壁に貼られたタイルや吊り戸棚なども、マンション自体の雰囲気に合ったデザイン性と、クオリティにこだわってオーダーしております。

廊下に戻り 水まわりをチェック

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左・LDを出て左手にあるドアからアクセスするトイレ。クラシカルな雰囲気ですが、トイレはしっかり最新の物に交換されています。/右・続いてお隣の洗面脱衣室へ。これはまた、豪華・・・。お話を聞いてみましょう。

売主さま

洗面化粧台はアメリカ・コーラー社のものを採用。ゴールドの水栓を組み込んだ2ボウル仕様になっています。また、正面の浴室ドアはガラステンパードアに変更しております。細部のアクセサリーにいたるまで、ホテルライクに仕上げました。

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バスローブを着て鏡の前に立ちたくなりますね。

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左・洗面化粧台の向かいには、これまたミーレ社のビルトイン式洗濯乾燥機が備わっています。/右・シックなベージュカラーで、高貴な面持ちのバスルーム。こちらの仕様も聞いてみましょう。

売主さま

洗面脱衣室・バスルームの壁には御影石が使用されています。また、今回の販売にあたり、浴槽は塗装を施し、水栓はドイツ・グローエ社の物に新規交換いたしました。

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ゆったりサイズなのもうれしいですね。

廊下に戻り お向かいの和室へ

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ガラッと雰囲気が変わって、約6帖の和室へ。正面の障子を開けると、掃き出し窓があり、本日ふたつ目のバルコニーに出ることができます。こちらは後ほどご紹介しますね。

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やっぱり、畳と障子って落ち着きますよね。日本人の色彩感覚と和室は非常に相性がいいそうですよ。

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障子の向かいには、収納と床の間があります。

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ああ、和室特有のいい香りが・・・。

売主さま

畳・襖はすべて交換し、真新しいイグサの香りが漂います。また、和室の壁は新規聚楽(じゅらく)仕上げを施しております。

お隣の洋室Aへ

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約6.8帖の洋室A。折り上げ天井には、LDとはまた違うデザインの照明が付いています。南東向きの掃き出し窓から、バルコニーに出てみましょう!

売主さま

3つある洋室のカーペットは、すべて新規に貼り替えております。

本日ふたつ目のバルコニー

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南西向きのバルコニーからの景色。正面に背の高い建物がないので、眺望に抜けがあります。奥には「東京タワー」がひょっこり顔をのぞかせていますよ。

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こちらのバルコニーは、洋室A・B、そして和室の前まで続くロングサイズ。グリーンの鉄柵のデザインまで抜かりないですね。

室内へ戻りましょう

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掃き出し窓の向かいにはクローゼットが備わっています。

お隣の洋室Bへ

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約8帖の洋室B。こちらにもクローゼットが備わっていますよ。

再び廊下へ

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左・玄関スペースの前まで戻ってきました。ふた手に分かれている廊下のもう片方には3つのドアが。右手から廊下収納→洋室B→洋室Cにつながっています。/右・洋室Cにつながるドアを開けると、左手にもうひとつドアが! こちらは洋室C専用の水まわりにつながっています。後ほどご紹介いたしますね。

マスターベッドルーム

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約15.7帖の洋室Cは、ご夫婦の寝室として利用するのがよさそう。正面には収納が扉5枚分も備わっており、お洋服からバッグまでしっかりとしまっておけそうです。

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奥からのカット。南東向きの掃き出し窓の外には・・・

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左・本日3つ目のバルコニーが! こちらは洋室C専用のコンパクトサイズです。/右・室内に戻り、洋室C専用の水まわりへ。トイレ、浴槽、洗面化粧台が備わっています。ご夫婦水入らずのバスタイム・・・なんてこともできちゃいますね。

売主さま

こちらの洗面化粧台にはアメリカ・コーラー社のペディスタル洗面を採用しています

最後に少しだけ ディティールにフォーカス

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煌々と輝くLDのシャンデリア。ぜひ現地で、この眩しいばかりの輝きをご覧になってみてください。

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左・住戸内の随所に備わっているブラケット照明。金色の鳥のような美しいデザインです。/右・新規交換されたスイッチプレートもこのこだわり。つまみで調光が可能な箇所もありますよ。

売主さま

スイッチプレートなどは、マンション・住戸自体のイメージに合うものをチョイスしました。

マンション周辺を散策

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左上・このエリアのシンボル的存在「山種美術館」はマンションから徒歩5分。日本初の日本画専門の美術館です。(350m)/右上・約4,000坪の境内に緑が生い茂る、渋谷最古の神社「渋谷氷川神社」も徒歩5分。隣接する「氷川の杜公園」には遊具や土俵があり、定期的にわんぱく相撲が開催されています。(400m)/左下・一軒家カジュアルフレンチレストラン「epanoui(エパヌイ)」。アットホームな雰囲気の店内でランチ、ディナーをどうぞ。(160m 徒歩2分)/右下・美味しい魚介が食べたくなったら、肩肘張らないシーフードレストラン「ビストロ シロ」へ。産地直送の新鮮な魚介や野菜を、フレンチをベースにした調理法で提供してくれます。(100m 徒歩2分)

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カウカモ編集部より

今回ご紹介するマンションは、東京のヴィンテージマンションの代表格 “ドムスシリーズ” です。1979年~1993年の間に、都心の一等地だけに20棟建てられたこちらのシリーズは、当時、輸入建材を専門に扱っていた分譲主・株式会社大建ドムス社長の『本物の価値を追求した建物を造りたい』という想いから誕生しました。


お目当ては「表参道・渋谷・恵比寿・広尾」の中心に建つ建物。各駅からは少々歩きますが、常陸宮邸などがある由緒正しいエリアで、治安も大変よく住みやすい環境です。


“ドムス” とは、ラテン語で邸宅・館・宮殿というの意味だそうですが、その名に恥じない風格ある佇まい。ファンの間で “ドムスカラー” 称される、赤褐色の重厚感ある外観が特徴的です。共用部内の造りも豪華絢爛で、エントランスからロビー、廊下に至るまでクラシックホテルのようなエレガントな雰囲気が漂います。

オートロックを完備しているうえに、24時間有人管理体制が敷かれており、セキュリティ面も◎ また、1982年8月築、地下1階付き地上6階建て・総戸数33戸の建物は新耐震基準と同等の耐震性を有しています。その装いだけでなく、中身まで抜かりのないマンションです。


住戸はというと、4階に所在する4LDK。専有面積163.47㎡の大空間の中に、歴史と威厳が詰まっています。今回の販売にあたり行われたリノベーション工事のテーマは、“分譲時への復元”。マンションが持つ本来の価値を可能な限り活かし、さらに現代の暮らしに対応できるよう設備をアップデートしています。


住戸内の壁や建具には、貴重なマホガニー材が使用されており、艶やかな褐色の木肌が室内に高貴な印象を与えてくれます。現在入手が困難なこのマホガニー材を、ほかの色に塗り替えることなく、経年劣化によって色が剥げている箇所や削れている箇所を補修・塗装。分譲時の雰囲気をそのまま保っています。


天井や壁のクロスは、耐久性に優れた布クロスに全室貼り替え済。 西洋のクラシックホテル調デザインのものを採用しています。布クロスは月日とともにあめ色に変化するのが特徴。よりヴィンテージ感が増していくのを楽しめます。


そしてご注目いただきたいのが、リビングスペースの天井で煌々と輝くシャンデリア。今回の販売にあたり、専門の職人がガラス玉ひとつひとつを磨き上げ分譲時と変わらぬ輝きを放っています。

間接照明やブラケット照明などの照明設備は、LEDに新規交換。スイッチパネルも、ドムスの雰囲気を壊さないデザインでありながら、最新のものが採用されています。

キッチンも一新されており、ミーレ社の食器洗乾燥機を始め、IHグリル、オーブンなど外国製の最新設備機器を搭載しています。もちろんこちらも、機能面だけでなく、デザイン性とクオリティにこだわってオーダーされています。

また、水まわりも、浴槽の塗装や水栓の補修・交換をするなど、必要に応じてしっかりと更新されています。また、洗面化粧台にはアメリカ・コーラー社のものを採用。ほかにも、ミーレ社の洗濯乾燥機や、アクセサリー類など、細部にまでこだわり、ホテルライクな水まわりに仕上がっています。

また、4つある個室はそれぞれしっかりと広さがある上に、内ひとつは和室になっています。二世帯でお住まいになられる方でも十分ご検討いただけるかと思います。

さらにうれしいのが、こちらの住戸には駐車場専用使用権が付いているということ。駐車場管理費2,940円/月のみで、マンション地下1階にある駐車場が利用可能です。

さて、文章にて物件の魅力をお伝えするのはここまでにしておこうと思います。なぜなら、現地に足を踏み入れてわかる、歴史と尊さがこの物件にはあるからです。ヴィンテージマンションを愛するすべての方、そしてここの歴史を紡いでいってくださる方に、ぜひご覧になっていただきたい一邸となっております。お問い合わせお待ちしております。

writer / editor:酒井 大作