売主さまのご紹介

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Kさま

2019年3月にフルリノベーションしたこちらのお住まいに、デザイン関係のお仕事をされている旦那さま、奥さまで居住中。このたび家族が増えるといううれしいニュースに伴って、お住み替えを決められました。

心に上昇気流が

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「表参道」を愛する方に贈る、潔い割り切りとこだわりのつまった “一点もの” です。いきなり細かいポイントですが、掃き出し窓のまわりの壁にご注目ください! 窓枠は付けず、仕上げ面を少しだけ前に出してキレイな平面を造っています。うーん、技アリ。

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ご紹介の物件は「表参道」駅と「外苑前」駅の間に♡ 周囲は住居や隠れ家風の小さなお店が建ち並ぶ、雑多な空気のない穏やかな環境です。

軽やかに 上がりましょう

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左上・マンションは1978年生まれで、総戸数15戸というこぢんまりした規模。2018年に大規模修繕工事を実施したばかりということもあり、清潔感漂う佇まいです。細則はありますが、事務所利用がOKですよ。/右上・コンクリートを使ったスタイリッシュなエントランス。オートロックが備わっているのはポイント高いですね◎/左下・マンションにエレベーターが無いので、住戸まではちょっと急な階段でアクセスします。いざ、最上階の4階へUP!/右下・こちらがご紹介する住戸の玄関前。扉は新しいものに交換されており、重厚感があります。右手に見えているのは、後ほどチェックする洋室のコーナーサッシです。

ご主人

階段で4階まで上がるのは、慣れると意外と気にならないですよ!

奥さま

さらに上がると、マンションの屋上に出られます。東京タワーがきれいに見えて、ちょっと気に入っているスポットです。

こんにちは カウカモです

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左・フロアタイル敷きの玄関には、オープンタイプの靴収納が。カーテンレールが取り付けてあるので、写真のように目隠しを設置することも可能です。/右・すぐ右手には洋室に続くガラス入りのドアがあり、正面の引き戸の奥にはウォークインクローゼット(WIC)、その隣には洗濯機置き場が並んでいます。さあ、もう一歩奥へ……

2面採光のLDK

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眩しい日差しの中まず目に入るのは、存在感のあるキッチンカウンター! オーク材の無垢フローリング・躯体現しの天井とマッチして、スタイリッシュなバルやビストロのような雰囲気です。

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LDKの広さは約13帖。カウンターに視線も役割も集まるので、その分まわりの空間に余裕が感じられますね! ちなみにキッチン後ろにある窓の先には目隠しのパネルが立っているため、このように薄手のカーテンを引いていることが多いのだそう。

ご主人

カウンターの天板は、食事も作業もゆったりできるよう、奥行き約50cmと深めにとってもらいました。ホームパーティーなどの時にも便利ですよ。休日には窓を全開にして、ここでのんびり風を感じるのが気持ちいいんです。

奥さま

写真左手の壁は、調湿効果のある漆喰を使って塗装しました。天井のレールからプロジェクターを吊れば、スクリーンとしても使えるようになっています。

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暮らしを楽しめそうな工夫がいっぱいですね♡

南西向きの バルコニーへ

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掃き出し窓からバルコニーへ出てみました。お向かいの住居より少し背が高いため、視界の上半分では大きく空が見えます。階段、上がってきてよかった……。

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取材時は曇り空でしたが、晴れた日にはさらに眩しい日差しを期待できそう♡ ちなみにご希望があれば、旦那さまが作成したというこちらのウッドデッキも付属していただけるとのことでした。

この角度 しびれますね

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LDKに戻ってきました。右手に見えるのが、冒頭でお伝えした “ふかし” を入れてフラットに仕上げられた壁。ちょっとしたことのようですが、すごくオシャレな印象を受けたポイントです!

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それではキッチンに接近! そのあとは写真中央に見えるドアを開けて、トイレと水まわりをチェックしていきましょう。

キッチンから始まる コミュニケーション

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調理側の足元はフロアタイル敷きなのでお手入れがしやすそう。ふたつの窓から注ぐ自然光に囲まれて、室内をぐるりと見渡せるアイランドキッチンは、まさに “住まいの主役” といった佇まいですね。

ご夫妻

キッチンを奥に追いやって、ただの作業場にしてしまうのはもったいないと思ったんです。そこからコミュニケーションが生まれるような、家の中心となる場所にしたくて。

ご主人

あとは、空間効率が上がるような間取りを意識しました。 “ただの廊下” になってしまう部分を極力減らして、キッチンまわりを回遊できる動線にしています。

水まわりへGO!

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左・シンプルながら、アクセントタイルが可愛い洗面化粧室。/中央・こちらの物件には、ユニットバスではなくシャワールームが設置されています。浴槽が無い分、LDKが広く取れているんですね。/右・トイレの足元もフロアタイルが敷かれています。

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バスタブ、恋しくならないですか?

ご夫妻

より長い時間を過ごす、LDKの居心地を優先させました。湯船に浸かりたい方は、近所にサウナ好きの間ではちょっと有名な銭湯の「清水湯」(500m 徒歩7分)がありますよ。でも意外とシャワーだけでも不足がなくて、実はまだ一度も行っていないんです(笑)

収納部屋へ おじゃまします

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左・続きまして、こちらは玄関の正面に見えていたWICの内部。左右にハンガーパイプが備わっていて、たっぷり収納することができそうです!/右・奥には換気のできる小窓と、キッチン方向から光を採り入れるFIXの室内窓があります。

ご夫妻

モノが少ないスッキリした生活が好みなので、収納は大きく一ヶ所(WIC)にまとめました。

さわやかな お目覚めを

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最後に、玄関入って右手にある洋室へ。広さは約5帖。ティファニーブルーをイメージしたアクセントクロスが印象的です!

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左・室内にクローゼットは造られていないので、もし持ち物が多いようでしたら、収納家具を追加してもいいかも。/右・洋室の窓からの眺めは、こんな感じ。お向かいとは距離が取れているので、視線が気になることはなさそうです。

ご主人

洋室のコーナーサッシは東側を向いているので、午前の日差しでとても明るいですよ。リモートワークの際は、この角にデスクを置いて仕事することが多いです。

周辺の雰囲気を リサーチ!

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左上・東京メトロ千代田線・銀座線・半蔵門線が乗り入れる「表参道」駅は、物件から徒歩7分の場所に。銀座線ユーザーなら「外苑前」駅(徒歩5分)を使うのも便利です。/右上・複合文化施設「Spiral(スパイラル)」では、アート、ファッション、音楽、食など、心躍るイベントや展示会が開催されています。(800m 徒歩10分)/左下・ハイセンスな空間に、地中海料理のいい香り!「crisscross(クリスクロス)」は、夏でも冬でもテラス席でワインを飲みたくなる魅惑のスポットです。(800m 徒歩10分)/右下・こちらはご夫妻イチオシの和菓子屋さん「南青山 まめ」♡ 私が道明寺を購入する間にも続々とお客さんが訪れ、地域に愛されている人気店だということが実感できました。(140m 徒歩2分)

ご主人

「表参道」はいい雰囲気のお店が多くて、昔から好きな街でした。何というか……いつも、家から街に一歩出るたびに気分がアガるんです。そういう思いを大事にして、この住まいを選んだんだと思います。

奥さま

地下鉄のほかには、「千駄ヶ谷」〜「目黒」をつなぐバスや「渋谷」行きのコミュニティバスが使えて便利ですよ。私も、出かけるときは「表参道」駅と「外苑前」駅を使い分けていますが、帰りは必ずと言っていいほど「表参道」のほうから歩いちゃいますね。

cowcamo

なんだか、すごくわかります!

どうしよう 楽しい!

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左上・美味しいパンとリラクシングな雰囲気にファンの多いベーカリーカフェ、「パンとエスプレッソと」がご近所に。焼き立てのパンが冷めない距離、カモ?(600m 徒歩8分)/右上・野菜不足を感じたら、ぜひ「CITRON(シトロン)」へ。フランス人オーナーによるパリ流のサラダバーで、日本離れした空気に浸れちゃいます。(350m 徒歩5分)/左下・外苑西通り沿いに歩いていくと「ワタリウム美術館」が。この距離なら、年間アートパスポートを手に入れて通い詰めたい!(700m 徒歩9分)/右下・華やかなだけに、スーパーが少ないと思われがちなエリアですが、そんなことはありません。こちらは徒歩6分の場所にある「成城石井 南青山店」。ほかにも、住まないと気付かないような、日常使いにちょうどいいお店が揃っているのだそうですよ。(450m)

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カウカモ編集部より

お話を伺う中で、何気なく出たのが『この街って、一歩外に出るだけでアガるじゃないですか』という名言。うーん、確かにその通りです! そして「表参道」の街だけでなく、こだわりを感じるこの住まいの内装にも、ぐいぐい来ちゃいます。毎日のテンションが、気分が、モチベーションが、上へ上へとアガるような物件です。


乗り越えるべきハードルはおそらくひとつ。マンションにエレベーターが無いため、4階の住戸まで階段でアクセスするという点に尽きます。実際に歩いてみたところ『うん……なかなかいい運動だ!』という印象でした。この点はしっかり踏まえた上でご検討いただくのがいいかと思います。ただ、お住まいのおふたりは『慣れれば余裕です』と元気に笑っていらっしゃったので、基礎体力アップにつながるとポジティブに捉えたら素敵ですね。

建物は、築年数がそこそこ経過しているものの2018年に大規模修繕工事を実施したばかりで、古さを感じさせないきれいな状態。オートロック付きで、各住戸の玄関扉も新しいものに交換されています◎ 総戸数は少ないものの、月々の共益費がこの価格で収まっているのは(メンテナンス費用のかかる)エレベーターが無いのも理由のひとつかも。そう考えると、やはり一概にマイナスポイントとも言えません。


また、事務所利用がOKという懐深いマンションですので、いろいろな暮らしの妄想を膨らますことができますよ。いつでもというわけではありませんが、現在まわりの住戸は事務所として利用されていることが多いそうで、夜が静かなのも魅力なのだそうです。


さて。ご紹介する住戸は4階の角に位置しており、窓が多いのが特徴。限られた専有面積を大胆な取捨選択で、効率よく料理しています。


ビストロのような大きなキッチンカウンターの求心力がすごくて、何をするときも自然と吸い寄せられてくつろいでしまいそうでした。中心のしっかり据えられた住まいって、そのぶん反対方向への広がりも感じられるから不思議です。LDKは実際の帖数以上にゆったりと開放的に感じられましたよ。


躯体現しの天井と、無垢のフローリング。さらに窓枠を付けずにフラットに仕上げた壁にセンスが光ります。シンプルさを大切にした内装は、新たな住まい手さんの暮らしにも自在にフィットしてくれそうです。

階段でアクセスすること、浴槽を持たないこと、収納を一ヶ所にまとめること……それらには考えられた理由があって、すべてはつながっていくのです。そう、“アガる毎日” に。

ほかの物件とはひと味違った潔さに、もしかしたら戸惑われる方もいらっしゃるかもしれませんし、『共感する!』という方もいらっしゃるはず。あれもこれもとバランスを取ろうとするより、上昇する流れとスピードを持った住まいです。『これって、今の最適解かも』そう感じたら、まずはお問い合わせを。バトンを引き継いで、ぜひカッコよく住みこなしてください!

writer:小杉 美香 / editor:駒込 茂香