ローカル感漂う 「鵜の木」駅周辺

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左上・東急多摩川線「鵜の木」駅が、今回ご紹介するマンションの最寄りです。(徒歩5分)/右上・駅前には、線路を挟んだ南北に「鵜の木商店街」が広がっています。お持ち帰り専門の中華点心のお店やお花屋さんなど、小さな個人商店がたくさん並んでいますよ。(250m 徒歩4分)/左下・24:00まで営業していて、通勤帰りのお買い物に便利なスーパー「マルエツ 鵜の木店」(350m 徒歩5分)。さらにマンション近くには22:00まで営業している「ライフ 鵜の木店」(130m 徒歩2分)もあります。/右下・駅前にある「丸二青果」は地域に根ざした八百屋さん。(400m 徒歩5分)

1987年に竣工した 全48戸の中規模マンション

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線路沿いの道をしばらく歩くと、今回ご紹介するマンションが見えてきました。ゆとりある敷地の外周には、丁寧に刈り込まれた植栽が植わっています。シンボルツリーもどこか誇らしげに見えますね(笑)

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管理人さんは月曜日から金曜日の8:00〜16:15、土曜日の8:00〜11:15に勤務されています。エントランスには防犯カメラも設置してあるので、セキュリティ面では安心して暮らせますよ。敷地内には平置きの駐車場がございますが、2018年10月現在は空きがありません。最新の状況については、お問い合わせくださいね。

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左上・エントランスは奥まっていて、アプローチには威風堂々としたゲートがあります。/右上・エントランスのドアを開けると、オートロックと集合ポストが。/左下・オートロックを抜け、振り返りました。中央の小窓の中は管理人室。左手の共用廊下を少し進んだところにエレベーターがあります。住戸が所在する5階へ上がりましょう。/右下・エレベーターを降りたところ。最上階というだけあって、共用廊下からの眺めも◎ ただし、近くを走る電車の走行音はわりと大きく聞こえます。

お邪魔します♪

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左・玄関ドアを開けると、まっすぐに廊下が伸びていました。フローリングは、階下への音や振動を抑える防音タイプが採用されています。/右・玄関を上がって振り返ったところ。玄関脇には背の高い下足入れがあり、ご家族分の靴を十分にしまえそうです。

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左・今度は廊下の奥まで進んで、突き当たりから振り返ってみました。左手前のふたつのドアはトイレと洗面脱衣室につながっています。先に水まわりをご紹介しましょう。/右・トイレにはベージュの壁紙が貼られていました。上部には小ぶりな吊り戸棚が。

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左・洗面室にはタオルなどの収納に便利そうな、大きめの可動棚が備わっています。/右・浴室は、建具と統一感をもたせたブラウンの木目調パネルを採用。親子で入れそうな、ゆとりあるサイズ感です。

明るいLDKへ!

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約14.7帖の長方形をしたLDK。リビングダイニング(LD)を区分けしやすいですね。この建物は、大きな柱の出っ張りが少なく、家具の配置がしやすい壁式構造となっています。

売主さま

家具はディスプレイの参考として配置しています。ぜひ現地で、暮らしのイメージを膨らませてみてください。給排水管もリノベーション工事の際に新品に交換してありますので、安心してお住まいいただけますよ。

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写真右手の壁にはベージュのアクセントクロスが。間接照明も相まって、空間を表情豊かに演出してくれていますね。続いて、右奥に見えるキッチンをチェック!

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左・キッチンには食洗機と3口コンロを完備。本体下部の収納だけでなく、吊り戸棚もあって食器や調理器具をたくさんしまえます◎/右・お料理に集中できると同時に、LDにいるご家族ともコミュニケーションを取れるのがセミクローズ式のいいところ。ダイニングスペースへのサーブも自然な動線です。

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キッチンの前から、洋室Aの方を向いてみました。窓は南西向きで、リビングスペースの出窓に腰掛けて日向ぼっこをしたくなりそう。どれどれ、その眺望は・・・?

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最上階だけあって、遠くまでスカッと抜けのあるビュー! 建物に埋もれていますが、正面は多摩川のある方角です。右手奥には、対岸の「武蔵小杉」に建っているタワーマンションが見えていますよ。

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出窓から振り返りました。生活感の出やすいキッチンが奥まった位置にあるので、『いつ来客があってもいいように片付けとかなくっちゃ』というプレッシャーも少なそう(笑)続いてお隣の洋室AへGO!

バルコニー付きの洋室A

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左・洋室Aは約6.3帖。住戸の中で最も大きなクローゼットが備わっています。/右・LDKと同一のフローリングが張られていて床に引き戸のレールがないため、一体感がありますね。続いてバルコニーに出てみましょう。

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左・幅はコンパクトですが、奥行きはゆとりのある深さ。取材時は曇り空でしたが、晴れた日には洗濯物もカラリとよく乾きそうです。/右・建物の構造が各住戸を斜めにずらして配置した雁行型なので、お隣さんのバルコニーからはこちらが見えづらくなっています。

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左・室内に戻り、洋室Aの引き戸を閉めたところ。窓を閉めると、電車の走行音はほとんど気になりませんでした。就寝時間が早い方は、こちらを寝室にするのがおすすめです。/右・引き戸を閉めたところを、LDK側から見てみました。最後に、廊下へ戻って洋室Bと洋室Cを確認しましょう。

どちらも窓付き! 洋室B&C

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左・約6.5帖の洋室Bです。共用廊下向きの窓があり、換気ができるのは◎ ただし、窓を開けた状態では室内でもそれなりに電車の音が聞こえてきました。/右・こちらにも二枚折れ戸のクローゼットが備わっています。

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左・約4.2帖の洋室C。もしこの個室に窓がなければ、閉塞感があったことでしょう。窓って偉大です。先ほどの洋室Bと同様、窓の向こうにはエアコンの室外機置き場があります。/右・こちらにも小ぶりな収納が。もし部屋数に余裕があるのなら、ここを丸ごとウォークインクローゼット(WIC)として使うのもよさそうです。

まったりと 「鵜の木」の街を散策

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左上・本格的な台湾式タピオカミルクティーをいただける「BUBBLE U(バブルユー)」。滋養強壮にいい仙草ゼリーや愛玉子(オーギョーチー)までメニューに並ぶお店って、案外少ないんですよ。(230m 徒歩3分)/右上・2018年10月時点で学区指定の「大田区立嶺町小学校」までは、徒歩5分(400m)の距離。マンション周辺には保育園や児童館、児童公園が点在していて、子育て環境は良好そう。/左下・森林浴をするなら、緑豊かな松林のある「鵜の木松山公園」へ。(350m 徒歩5分)/右下・散歩やランニングは、やっぱり「多摩川河川敷」がおすすめ。方角的に、沈む夕日に向かって走れそうです。(400m 徒歩5分)

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カウカモ編集部より

今回ご紹介した物件は、「鵜の木」という街に建っているマンションの一室。最寄り駅のある東急多摩川線は、「多摩川」駅と「蒲田」駅を結んでいて、全区間が大田区内にある短い路線です。3両編成の可愛らしい電車を降りて「鵜の木」駅の改札を出ると、なんともいえないノスタルジーが漂う商店街が広がっていました。軒を連ねているのは、小さな八百屋さんやお花屋さん、お惣菜屋さんなど地域に根ざしたお店が中心。『今日入ったミカンは甘くておすすめだよ〜』なんて声に、取材中なのになんだか肩の力が抜けちゃいました。いかんいかん。


保育園から聞こえてくる子どもたちの声をBGMに、線路沿いを歩くこと5分。カクカクした外観から迫力を感じるマンションに到着しました。この建物の大きな特徴が、プライバシー性や日当たりをよくするために、各住戸を斜めにずらして配置した “雁行式” を採用していること。大手デベロッパーである三井不動産が分譲し、新耐震基準に基づいて建てられたというのも安心材料です。外観やエントランス、廊下などの共用部も美観が保たれていて、2018年10月現在で31年という築年数を感じさせません。管理人さんが日勤で週6日間いらっしゃることからも、管理の手厚さをうかがえました。


住戸は約74㎡の専有面積に3つの個室を与えた、特にファミリーへおすすめしたい間取り。LDKに隣接する洋室Aは引き戸のおかげで可変性があり、開け放しておけばリビングスペースの一部としても使うことができます。内装は白を基調にした明るいイメージですが、単調にならないようにアクセントクロスや間接照明が取り入れられているのがポイント高し! 昨今はオープンなキッチンの採用例も多いですが、こちらの住戸はセミクローズ式。その利点は、匂いや音をあまり気にせず調理に集中できること。また、急な来客の際にも生活感の出やすいキッチンがLDから見られにくいというメリットもあります。


この物件には、内装のデザインにものすごくこだわっているとか、駅の改札を出てすぐ目の前に建っている、といった突出した点は正直ありません。かといってネガティブな部分も見当たらず、すべてが平均点以上という印象を受けました。それは、とてもバランス感に優れているということでもあります。唯一気をつけたいのは、線路がすぐ近くにあること。北側に位置するふたつの個室では、窓を閉めていても室内で電車が少し聞こえてきました。反面、線路とは逆側に位置するLDKや洋室Aでは、窓を締めた状態ではほとんど気にならない音量。音の聞こえ方には個人差があるので、その点は現地にてご確認くださいね。


“特別” なものはなくても、肩の力を抜いて平均点以上の “普通” な日常をご家族とともに過ごす。それって、実はすごく幸せなことなんじゃないでしょうか。ピンときた方、お問い合わせをお待ちしています。

writer:中山 宇宴 / editor:平野 翔子