売主さまのご紹介

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売主さま

不動産関係のお仕事をされている売主さま。こちらは2014年にリノベーションしたお気に入りの住まいですが、ライフステージの変化に伴い、手放すことを決めたのだそう。居住歴6年弱というのが信じられない、大切に住まわれてきた “一点もの” をご紹介します。

「祐天寺」駅 徒歩5分ですって!

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左上・最寄り駅は、東急東横線「祐天寺」駅です。「渋谷」駅まで各停で3駅という近さ! 2018年には駅ビル「etomo(エトモ)祐天寺」がオープンしたほか、東口にはスーパーも併設されていてとても便利。(徒歩5分)/右上・駅前ロータリーから伸びる「祐天寺商店街」(55m 徒歩1分)。「varde77(バルデセブンティセブン)」や「TRAMPOT(トランポット)」といった、夕方オープン〜深夜まで営業の古着屋さんがあるのが面白いところ。これは美容師さんのお仕事帰りに営業時間を合わせたことが始まりなのだとか。/左下・こちらは、日本初のトルティージャ(スペイン風オムレツ)専門店「bocata(ボカタ)」。トルティーヤではないのです。おしゃれな店内で、本場スペインの味を楽しめます!(350m 徒歩5分)/右下・商店街を抜けると、駒沢通り沿いに現れるのが「ばん」。レモンサワー発祥の店として有名な、もつ焼きの老舗店です(51m 徒歩1分)♡ ご紹介のマンションは、大通りを挟んで、この斜向かいに佇んでいます。

売主さま

この街は、商店街が長すぎないところがいいと思っています。駅前から商店街があって、その先に大通りを挟んで、落ち着いた住宅街……という街が多いですよね。「祐天寺」は商店街がコンパクトにまとまっているおかげで、駅徒歩5分以内で穏やかな空気になるんですよ。

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うわ、ものすごく納得です! あと、私も東横線ユーザーなのですが、朝のラッシュ時には各駅停車の方が空いていて乗りやすいっていう利点もありますね。

ほんのりヨーロピアン

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左上・見るからに築年数の浅さがわかる、総戸数73戸のキレイな建物。2002年築、2015年には第1回目の大規模修繕工事を完了しています。ペットは、小型のもの1匹でしたら飼育可能です♪/右上・大きな庇の付いたエントランス。建物内に入ると、まずは宅配ボックスの並ぶ前室と、管理人室が。/左下・さらにオートロックを抜けて、自然光が眩しい共用ロビーへ。ガラス戸の向こうにはテラス席もありました。5階にある住戸へお邪魔する前に、まず写真左手のエレベーターで、1フロア降りましょう。/右下・ジャン! 実はこちらのマンションでは、全住戸に機械式駐車場(車高155㎝まで・月額6500円)の専用使用権が付属しているんです! 居住者で利用しない場合は、外部への貸出も可能とのことですよ。

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駒沢通り沿いという立地もあり、このあたりはカーシェアリングのサービスがとても充実しているんです。使いたい時だけカーシェアを利用して、貸出しの収入を得るという道もありかな、と思います。

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(月々のマンション共益費と、駐車場貸出の参考月額を計算して)……!!

艶やか空間へ おじゃまします

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左・5階へやって来ました。共用廊下の内側までタイル貼りで、建物のグレード感を感じますね。こちらが、ご紹介する住戸の玄関扉です。/右・石貼りの土間に、広がりを演出する大きな鏡! 左手前のシューズボックスも鏡面仕上げで、ツヤツヤです。早速アンティーク感のある空間で、内装への期待が膨らみます……。

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廊下が短く、専有面積を効率的に使った間取り! 玄関はちょっとコンパクトですが、鏡のマジックでだいぶ広く感じられますね。それでは、正面のガラス入りドアからLDKへ進みましょう。

開放感が止まらない

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LDKは約13.2帖。奥には、折れ戸で区切ることができる約5帖の洋室Aが続いています。視界の右側が、ガバッと空に向かって開け放たれていて、気持ちいいです!

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“駅から徒歩5分以内・三面採光・南東向き” という条件で物件を探したんですが、この3つが揃うところはなかなか無くて。やっと見つけたのが、ここでした。

ブランチはこちらでどうぞ

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住戸は「く」の字型をしていて、その内側にやはり「く」の字型のバルコニーが付いています。ウッドデッキが敷かれ、LDKとの間に段差はナシ。こんな風に窓をフルオープンにして、気軽にオープンエアリビングのように使うことができますね。奥にはしっかりと洗濯物を干すスペースも用意されています。

ウッドデッキに 出てみましょう

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大きな空と、遠くの街並みまで見渡せる爽快なビューです◎ このエリアは高台になっているので、見晴らしのいい眺望を得やすい、というのも街選びのポイントだったのだとか。なるほど!

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バルコニーは駒沢通りとは逆向き。窓を開けていても、車の走行音は気になりませんでしたよ。心配な方は現地にてご確認くださいね。

LDKに戻って

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壁の色味は、キッチン〜LD〜洋室Aと、落ち着いたミントグリーンで揃えられ、空間につながりが感じられます。手前のダイニングテーブルは、この部屋のサイズ・形に合わせて造作されたもの。

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毎年春になると、近所の花屋さんに大ぶりな桜の枝をお願いしています。それをここに飾って、友達を呼んで『お花見』なんて言って飲んだりしてました。

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いいですね〜! キッチンからサーブもしやすいし、ウッドデッキにも出られるし……この空間は人が集まるのにぴったりかも。じゃあ今度は、右手の洋室Aへ行ってみましょう。

グリーンの 洋室Aへ

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洋室Aは南・東の二方向に窓があります。居心地がいいので、現在はリビングの拡張として使われているそう。ファミリーさんでしたら、こちらをお子さま部屋にするのがいいかもしれませんね。LDKとは別にエアコンがあるので、個室として区切った時も快適ですよ!

さーてどこへ行こう

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洋室Aを背に、LDKを眺めたカット。右手前に見えるのは収納のドアです。キッチンの奥にあるのは水まわりへの引き戸。その横に、廊下に続くガラス入りのドアがあり、その左隣のドアは洋室Bにつながっています。順番にツアーしていきましょう。

売主さま

リビングダイニングにはTES式床暖房が入っています。日当たりもいいので、冬でも床暖房だけで十分暖かいくらいですよ。

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そういえば、さっきから窓が全開なのに、寒くないですね!

広々キッチンへ

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左・キッチンだけで約3.2帖と、余裕ある広さです。角には、売主さまが色にこだわったというネイビーの冷蔵庫が。定格内容積505Lの比較的大型のものがすっぽり収まっています。/右・食洗機完備のキッチンは、2014年のリノベ時にガスコンロ・水栓を交換済みです。コンロ奥の壁には、クロスに合わせてミントグリーンのタイルがあしらわれて……うーん、心ニクイ!

続いて 水まわりをチェック

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左・鏡が大きく、使いやすそうな洗面化粧台。キッチンもですが、戸棚の取っ手部分がゴールドなのがアンティークっぽくて可愛いポイントです。/右・『お風呂に窓があるんですよ』とうれしそうな売主さま。窓もですけど、その下にあるテレビも気になります! バスタイムにネット配信の映画サービスを楽しむこともあるのだとか……。

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このマンションは全館でインターネットにつながっていて、利用料が月々の共益費に含まれています。この物件では今、合計3つのモニタで利用していますが、通信状態はとても快適です。

ネイビーの 洋室Bへ

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「く」の字の端にある洋室Bは、約6.5帖の広さです。ネイビーのクロスが貼られた壁にはピクチャーレールが付いていて、こんな風にアートを飾ることができます。なんだかピクチャーレール、多いな?と思った鋭いあなた。なんと住戸内に4カ所も取り付けてあるそうですよ! そして中央に見えているウォークインクローゼット(WIC)の扉は、両面とも鏡張り。 鏡を使うことで空間も広く見えるし、WICから出てそのまま全身をチェックできるのがgoodですね◎

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反対側から。バルコニーに面した掃き出し窓があり、日当たり良好♡ 東向きの窓なので、さわやかなお目覚めが期待できます。ちなみに、こちらのベッドはクイーンサイズのものなので、ダブルベッドを置いた場合は、さらに空間をゆったりと使えそう。

廊下に戻って フィニッシュ

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左・廊下の左手にはトイレへのドアがあり、右手には両開き戸の収納が備わっています。/右・トイレにも大きな鏡があり、壁にはネイビーのクロスが。住戸内は、グリーンのサイド(LDK・洋室A)とネイビーのサイド(洋室B・トイレ)に分けられることで、空間にメリハリが付けられています。ちなみに写真右手の小さな手洗いは、リノベ時に追加したものだそうです。

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こちらの物件は売主さまが現在居住のため、ご内見の日時に調整が必要な場合があります。あらかじめご了承くださいませ。それにしても……6年弱住まわれたとは信じられないキレイな状態で、びっくりしました。

売主さま

愛着を持って、大事にしてきた住まいだからでしょうか(笑) 気に入っていただけた方に、ぜひ住み継いでほしいなと思います。

駒沢通りを 歩いてみれば

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左上・マンションのお向かいにある、売主さまオススメのお蕎麦屋さん「手打祐天寺 卯月」。年末には年越し蕎麦を求めて行列ができるのだとか。(74m 徒歩1分)/右上・「irotoiro(イロトイロ)」は、ブライダルやショップのアレンジメントに活躍している、ちょっと “玄人っぽい” フラワーショップ。枝モノの品揃えが豊富で、記事内でご紹介した桜の枝はこちらで仕入れているのだそうです。(160m 徒歩2分)/左下・さらに駒沢通りを進むと、美味しいと評判の「祐天寺食堂GIGI」がひっそりと佇んでいます。(350m 徒歩5分)/右下・マンションからまっすぐ歩くこと6分で、カウカモではおなじみの「BLUE BOTTLE COFFEE 中目黒カフェ」に到着(450m)♡「中目黒」駅までも、あと一歩です。緩やかな下り坂になっているので、コーヒーを片手にふらりとお散歩してみては。

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カウカモ編集部より

正直言って、住めるものなら私が住みたいです。「祐天寺」駅から徒歩5分(しかも商店街を抜けるだけのルート)、駐車場付き(しかも外部への貸出も可能)、ペット飼育ができて、おしゃれ!


売主さまが物件を決める際に注目したという “駅徒歩5分以内・三面採光・南東向き” の3つのポイント。これらの条件が揃うのって、確かにちょっとレアかもしれません。現地では特に、壁ほぼ一面がフルオープンするLDKの居心地よさが心に残りました。眩しい日差しと床暖房のおかげで、ずっと窓を開けて撮影していても寒さを感じないほどでしたよ。真冬だというのに!


マンションは駒沢通り沿いに建っていますが、住戸はその反対側を向いていますので、騒音の心配は無さそうです。そして建物はまだ築年数が浅く、グレード感が漂う端正なお顔立ち◎ これは余談ですが、共用ロビーの窓ガラスがあまりにキレイに磨かれていたため、テラスに出ようとした私は、気付かずに漫画のように「ビタッ!」とガラスに突っこんでしまったくらいです。ご内見時にはお気を付けください。


どことなくヨーロピアンなマンションの佇まいと、住戸内装の雰囲気がぴったり合っているところが、また素敵。玄関扉を開ければ、まるで別世界……というのもいいと思いますが、個人的には、世界観が美しく続いているこういうパターンに魅力を感じてしまいます。これも、なかなかレアなポイントではないでしょうか。


住戸は「く」の字型をした2LDK。廊下がほとんど無い間取りなので、専有面積よりも、実際にはだいぶゆったりと感じられました。ふたつの洋室はLDを通ってアクセスするつくりですし、LDとキッチンはお互いの気配をほどよく感じられる距離。パートナーやご家族とのつながりを大切に育みながら暮らしていける、ハッピーな間取りです。


内装について褒め出したらキリがなさそうですが、色がちょっと珍しいという点だけ。リノベ住宅で一般的なトーンとは一線を画した、何というか……物語のある色づかいでした。辺によって使い分けられたミントグリーンとネイビーのクロスが海外っぽく、建具のあちこちに散りばめられたゴールドが、アンティークな雰囲気を醸しています。そして鏡のツヤ! 写真よりも、ぜひ現地で実際に味わっていただきたいです。


この魅力は、個人でこだわりを持ってリノベされた物件ならでは。“一点もの” ですので、ピタリとハマった方はお早めにお問い合わせくださいませ。ダイニングテーブルを囲んで、お花見をする暮らし。すごく素敵だと思いませんか。

writer / editor:小杉 美香