「東京タワー」を背に 「赤羽橋」駅からマンションへ

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左上・ご紹介するマンションの最寄りは都営大江戸線「赤羽橋」駅。マンションのすぐ手前にある短い坂以外は、ほぼフラットな道のりで、大半は大通りを歩きます。(徒歩8分)/右上・最寄りのスーパーは「まいばすけっと 三田2丁目店」で、深夜0時まで営業。間口は狭いですが、売り場は奥に伸びていて意外と広く、品揃えは充実しています。(98m 徒歩2分)/左下・マンションへ向かう途中で振り返ると、こんな光景が。三田(桜田)通りはまっすぐ「東京タワー」を目指すように設計されています。オレンジ色に染まる「東京タワー」を望む夜景もきっと美しいですよ!(130m 徒歩2分)/右下・三田(桜田)通り沿いに堂々と構える「慶應義塾大学 三田キャンパス東門」。大学の象徴としてだけでなく、街のランドマークにもなっています。(250m 徒歩4分)

石垣の上に堂々と構える ヴィンテージマンション

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どっしりとした佇まいに、思わず『おぉ』と声が出てしまいました。こちらは1966年に竣工した、地下1階付き地上9階建て・総戸数54戸のマンションです。

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躯体の耐久性を維持するために、これまで耐震補強や大規模修繕などの工事が実施されています。外観からも、丁寧に時を重ねてきた風格が漂っていますね。「イタリア大使館」や「慶應義塾大学 三田キャンパス」の緑が近く、周辺の落ち着いた雰囲気ともマッチしています。

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左上・車寄せがある、ホテルライクなエントランス。建物の一部がピロティ構造になっていて、エントランスの脇や奥に平置きの駐車場と駐輪場があります。/右上・清掃中だったため扉が開いていますが、通常はオートロックと管理人さんの監視により、出入りが厳しく制限されています。管理人さんがいらっしゃらない間も、警備員さんが24時間体制でセキュリティに目を光らせています◎/左下・応接セットが置かれたエントランスロビーにも、ヴィンテージの風格を感じます。エレベーターで、住戸が所在する2階へ上がりましょう。/右下・カーペット敷きの共用内廊下。心が落ち着く明るさです。

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2019年12月現在、駐車場には空き区画があり、月額20,000~50,000円でご利用いただけます(ハイルーフ車不可)。駐輪場については空き区画が無いとのこと。最新の空き状況はお調べしますので、利用ご希望の方はお尋ねくださいね。

共用廊下を奥まで進んで…… お邪魔します!

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左・しっとりした雰囲気の共用廊下から一転。正面に見えるLDK入り口ドアのガラス越しに陽の光が届く、白を基調とした明るい玄関と廊下です。/右・下足入れは天井いっぱいの高さがあり、幅は扉3枚分と大容量。玄関ドア手前には、カウンターも備わっていますよ。

窓の外に視線が抜けて 帖数以上の開放感があるLDK!

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廊下を抜けて、LDKにやってきました。窓からは「イタリア大使館」の緑が目に飛びこんできます。広さは約16.7帖で、窓の左側に見えるドアの先は洋室A。左側にはキッチンがあります。

売主さま

天井高が約270cmもある、のびやかな空間ですよ。家具や照明、小物は暮らしのイメージをしやすいように、参考としてレイアウトしています。自宅でも仕事をされるような方をイメージして、LDKはそこそこの広さにして、個室をふたつ設けました。

料理人も満足しそうな ステンレスキッチン

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左・壁付けタイプのキッチンは、ワイドなシンク、食洗機、オート調理ができるリンナイ製ガスコンロ「デリシア」が備わったハイスペック仕様。上下に収納も充実しています◎/右・廊下につながるドアの脇には、冷蔵庫置き場と調理家電を配置できる棚が。リビングダイニング(LD)との間には、パンやパスタを生地からつくれそうな(笑)、広いカウンターがあります。

キッチン前から LDを拝見

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掃き出し窓を開けてパシャリ。LDのオーク材フローリングと、バルコニーのウッドデッキがまるでつながっているかのように見えますね。

緑に吸い寄せられて バルコニーに出てきました

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こちらは、広さ約40㎡のルーフバルコニー!

売主さま

マンション建設当時のコンセプトである “庭のあるアパートメント” を継承し、この広いルーフバルコニーを居住空間の一部として取り入れました。

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ルーフバルコニーがLDKの延長であるかのような造りで、空間の広がり感たっぷり。マンションへの敬意が感じられますね。

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奥から振り返ったところ。正方形に近い形で、使い勝手がよさそう。ウッドデッキ部分の上部には、上層階のバルコニーが庇のようにかかっています。北側の隣地では建設工事が行われています。

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隣地ではマンションの建て替え工事が行われていて、2021年3月下旬に地上23階建ての建物が完成予定とのこと。取材の日に行われていたのは軽作業で、カンカンという音と作業員さんの話し声が聞こえる程度でした。ただ重機がたくさんあり、これからさらに上へ上へと建物が伸びていくので、大きな騒音がする日もあるかも。

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角度を変えてもう1枚。「イタリア大使館」の緑が見える西側以外、周りを建物に囲まれていますが、12月の午前中でこれくらいの明るさがあります。ハンモックを出して読書を楽しんだり、気分転換にウッドデッキで仕事をしたりもできそうです。

LDKに戻ってきました

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続いては、隣接する洋室Aに向かいましょう。

洋室Aは約4.8帖

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先ほどご覧いただいた西向きのルーフバルコニーに面した窓があります。その脇には可動棚のブックシェルフが。

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窓の向かい側にはワイドな収納が設けられています。

再びLDKに戻って……

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ソファに座って、キッチンとダイニングスペースを拝見。キッチンはカウンターの前側下部にも収納があるのは便利そうですね。お次は廊下に戻って、室内窓の先をのぞいてみましょう。

LDKと室内窓で つながる洋室B

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洋室Bは外部に面した窓がない個室。しかし室内窓があるおかげで、開閉して換気ができ、圧迫感もありません。

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左・広さは約4.1帖。写真の左側、開口の奥にウォークインクローゼット(WIC)があります。/右・WIC内部には可動式の棚とハンガーパイプ、枕棚が備わっていて、それぞれとってもワイドで大容量。おふたり分に荷物は難なく収まりそうです。

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WICにはドアがなく、開放的でいいなと思いました。中が見えてしまうのが気になるという方は、ロールスクリーンなど目隠しを設けてみてくださいね。

最後に水まわりをチェック

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左・玄関・廊下と同じ、濃いグレーのタイルが敷かれた洗面室。洗面台には、照明付のメイク用拡大鏡が付いていますよ♡/右・洗濯機置き場の上と横には棚が設けられていて機能的!

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左・浴室も明るいトーンで、浴室乾燥機と追い焚き機能が備わっています。/右・トイレは手洗い付き。手洗い下の扉の中は、水道管が通っているため容量はそこまでありませんが、掃除道具などちょっとした物なら入りそうです。

“三田エリア” の 夜の顔をご紹介

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左上・都営浅草線と三田線が乗り入れる「三田」駅(徒歩10分)も利用可能です。周辺には学校やオフィスが多いため、飲食店がたくさん! さらに、徒歩11分の「田町」駅も徒歩圏内です。/右上・「慶応仲通り商店街」には、古い木造民家を改修した雰囲気のいいお店がズラリと並んでいます。(400m 徒歩5分)/左下・ダイニングバー「Flag(フラッグ)」は、1964年にオープンした老舗喫茶店「ペナント」の閉店を知った当時の常連さんのひとりが、『店を残し続けたい』と受け継ぎ2017年に再出発したお店。ランチタイムは「すきやきうまみ牛肉のカレー」が人気メニューです。(500m 徒歩7分)/右下・イタリアの有名な歌謡曲が店名になっているピッツェリア「フニクリ フニクラ」。店内の大きなピザ窯で焼き上げた本格ナポリピザを、厳選のワインとともに召し上がれ♪(450m 徒歩6分)

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カウカモ編集部より

“これぞヴィンテージ” という風格が漂うマンション。前回の東京オリンピックから2年後の、1966年に竣工しました。


エントランスのオートロックは、昼間は管理人さん、夜間は警備員さんが入場者一人ひとりをチェックして解錠操作をしてくれるそう。管理人さんは週6日勤務(第一・第三土曜は休み)で、清掃員さんもいらっしゃる手厚い管理体制です。

年数は経過していてもしっかりした造りで、1999年に耐震補強工事、2006年に大規模修繕工事、そして直近では2013年にエレベーターリニューアル工事が実施されてきています。今後の修繕のために、管理組合では長期修繕計画書を作成中だそうで、マンション全体の修繕積立金は2019年6月の時点2.7億ほどと、十分な額が貯まっています。住人や管理に携わる方々によって、大事に住み継がれているんですね。


マンションは大通りから少し離れた場所に建っていて、落ち着いた住環境。一方で “三田エリア” の飲食街が近く、外食派にとってもうれしい立地です。

住戸は、「イタリア大使館」の緑を望むルーフバルコニーを含めると100㎡超になる、贅沢な空間。ウッドデッキ付きで、ルーフバルコニーをリビングの延長のように使える間取りです。

収納が豊富にあり、高スペックのキッチンや洗面室など機能面での使いやすさも◎ 事務所利用はできませんが、家で仕事をする時間が長い方も、ルーフバルコニーで休憩したり、近所の飲食店でひと息ついたりと、オンオフを切り替えて暮らせそうです。


気になるのは、隣地での建設工事。2021年3月下旬の竣工までの間は、騒音が聞こえてくることが考えられますのでご留意くださいね。ただ、売り主様によれば、隣地のマンションには緑地箇所が多く設けられる上、以前建っていた建物よりも住人同士の視線については大きな改善が予想されるとのことです。


普段は閑静で、「綱町三井倶楽部」や「慶應義塾図書館」など、歴史的な洋館や近代建築が今も残るエリア。ご紹介したマンションも、高度経済成長期の空気感を今に伝える建物で、建築マニアにとってはたまらないはず! ぜひ現地で、丁寧に時を重ねた風格を感じてみてくださいね。

writer:大川 晶子 / editor:中山 宇宴