足立区千住寿町(北千住駅)
倍々の楽しさ
ダイアパレス北千住第2
約35㎡のコンパクトな物件から、無限大に広がる楽しさよ。それは11階から望む清々しい景色のせいなのか、それとも細部までこだわり抜かれた内装のギミックが効いているからなのか。ぜひ暮らしの妄想をしながら記事をお読みいただきたい。ワクワクするに違いないから!
現在ご紹介可能な物件は、中古・リノベーション住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ) 」よりご覧いただけます。
売主さまのご紹介
売主さま
これまで3度リノベーションで住まいをつくり上げてきた売主様。こちらの物件は「このリノベーションを超えるものは今後もできない」と感じるほどの出来栄えだったそうですが、ご家庭の都合で泣く泣く手放すことに……
cowcamo
さっそく お邪魔します
玄関ドアを開けた瞬間に “キュン♡” 。正面の窓から自然光がやわらかく差し込んでいます。
Mさま
間取りや内装はこだわりだらけです! コンパクトな物件ながら、それぞれのスペースを間仕切り収納や床材の違いでゾーン分けしました。すべてが “ちょうどよく” 収まっている感覚を味わっていただきたいです!
cowcamo
Mさまが考え抜いた間取り、ぜひ図面でご確認ください!
2面に窓がある LDスペース
大きな掃き出し窓は南向き、出窓は西向きでとても明るい空間。
Mさま
天井を抜いて躯体コンクリートに白い塗装で仕上げています。テレビは壁付けできますよ。
窓を開けるとこの開放感! さすが11階です。
玄関と出窓を結ぶ通路沿いにある造作キッチン。シンプルで美しいですね〜♡
Mさま
床をグレーのタイルにして、LDとさりげなく空間を分けました。換気扇と水栓金具はtoolboxで購入し、カウンターは白い人造大理石です。
眺望をたっぷりお届け!
まずこちらはバルコニーから南西側を見たところ。空と街並みがパノラマに広がっています。
夕焼けこやけ
Mさまからご提供いただいた夕日の写真。1日の終わりをこんな景色で締め括れるなんて……!
富士山も、花火も
左・赤く染まった空の下にクッキリ見えているのは「富士山」。ご利益がありそうです。/右・「足立花火大会」がこんなに大きく見えるんですって!
Mさま
この物件を購入する決め手となったのは、この遮るもののない眺望と日当たりのよさ、そして自分がやりたいリノベーションを実現できそうなサイズ感と形だったことです!
ちなみにバルコニーの正面はこんな景色。左手に見えているのは日光街道です。
cowcamo
交通量が多いので騒音が気になるかと思いきや、意外とそこまで気になりませんでした。音の感じ方はそれぞれですので、現地にてご確認くださいね。
バルコニー自体はコンパクト。洗濯物は手すりより下に干してくださいね。
Mさま
浴室乾燥機もよく使っていました。洗濯物が多い日は後ほどご紹介するWICでも干していただけると思います。
室内に戻って
真ん中の間仕切り収納が空間を区切る役割を果たしています。
こだわりポイントNo.1
間仕切り収納の一部に組み込まれたTse&Tse associees(ツェツェ・アソシエ)製の「インディアンキッチンラック」。
Mさま
これが使いたかったから自分でリノベーションしたと言っても過言ではありません。いまは売られていないため稀少だと思います。
cowcamo
デザインが素敵だからオープンになっていても絵になります◎
寝室スペース
左・ベッドの土台は造り付け。マットレスを置くだけで寝床の完成!/右・寝室スペース側の間仕切り収納は、上部が棚になっています。割り付けのデザインにこだわったそうですよ。
Mさま
食事をしているときやテレビを観ているとき、寝室スペースが視界に入らないように設計しました。また同じ無垢材を使い、キッチン面材、間仕切り収納、ベッドの土台などを造っています。
cowcamo
だから内装に統一感があるんですね!
改めて、部屋の角から室内の全景を。次に左手にちらっと写っているドアを開けてみましょう。
広〜いWIC
左手に棚、正面と右手に枕棚とハンガーパイプが付いた大型の収納スペースです!
cowcamo
約35㎡でこれだけ広く収納が取られている物件はめったに見かけません! 物を集約できるので、部屋をきれいな状態に保てますね◎
水まわりも可愛い
左・造作の洗面台。鏡はロイズアンティークスで見つけた一点もの。洗面ボウルと水栓金具はサンワカンパニー製。/中央・洗面、トイレ、洗濯機置き場が一箇所にまとまっていて圧迫感がありません。/右・ユニットバスはシンプルに。
Mさま
WICの棚板、洗面の収納カウンターも同じ無垢材を用いました。
お邪魔しました
最後に玄関まわりをもう一度チェック。間仕切り収納がそのまま玄関まで伸び、下足入れの役割も果たしています(50足は入るのだとか……!)。面材や取手、すべてが無垢材というこだわりよう。奥には小物が置ける三角の棚も。
マンションをご紹介
左上・日光街道沿いに建つ、1989年竣工、全31戸の新耐震基準を満たしたマンションです。ご紹介した住戸は反対側の角に所在していますよ。/右上・通り沿いにあるエントランス。/左下・オートロック付きです。/右下・廊下に屋根がかかっているので、雨に濡れる心配はありません。
Mさま
以前住んでいたマンションでは長く理事長をやっていて、管理の目は厳しい方だと思いますが、ここは管理体制や修繕計画も申し分ありませんでした。
Mさま激推し! “北千住西口エリア”の魅力とは?
左上・西口には「ルミネ北千住」(徒歩9分)と「北千住マルイ」(徒歩7分)が直結しています。/右上・駅からの道のりは「北千住宿場町通り商店街」を通ります。飲食店から日用品まで何でも揃う心強さ!(徒歩4分)/左下・Mさまが大好きだと言う「ツキアタリミギ」。元海鮮居酒屋で、美味しいお惣菜やお刺身、お野菜なども扱っています。(徒歩14分)/右下・「2538kitchen DELI coupe(ニコミヤキッチン デリコッペ)」は何種類ものコッペパンやお惣菜が並ぶお店。売り切れてしまうことも多いため、Mさまは予約することもあるのだとか。(徒歩5分)
売主さま
「北千住」は日比谷線、千代田線ほか5路線が乗り入れていて、どこに出るにもとても便利です。
加えて西口はルミネ、マルイなどの複合ビルに加え、商店街沿いにはスーパー、八百屋、パン屋、飲食店、病院などが軒を連ねており、個人的に “最も暮らしやすい街” だと思っています!
cowcamo
そこまで太鼓判を押すなんて、ますます街のことが気になってきました!
カウカモ編集部より
Mさまの街への愛、リノベーションへの愛がひしひしと伝わってきました◎ 約35㎡というコンパクトな空間をすべて無駄なく使い切り、ここまで住みよい空間に仕立てたのは本当に『すごい』の一言。きっと読者の方々も、ここで暮らすイメージがくっきりと湧いたのではないかと思います。
細部までご紹介しきれませんでしたが、ドアノブや収納の取手、キッチンのタオルバーなどのディテールもPACIFIC FURNITURE SERVICE、toolbox、MUJI INFILLなどで揃えられ、まさに室内すべてを含めてひとつの作品です。これだけこだわりが詰まっているのですから、Mさまが『この部屋のリノベーションを超えるものは今後もできない』とお話しされていたのも納得です。
そしてここまで “北千住西口エリア” を推してくださったことも心強さしかありません! ターミナル駅の利便性はもちろん、生活の香りがきちんと漂ってくる街並みは、きっと住めば住むほど愛着が湧いてくるのでしょうね。筆者も改めて尋ねてみたくなりました。
サイズとしてはおひとり暮らしの方にピッタリくるんじゃないかと思います。こだわりの物件を住み継ぎ、今度は室内の隅々までご自身の色に染めてくださいね!
writer:伊勢谷 亜耶子/editor:本多 隼人
2020年にMさまが配管まで含めてフルリノベーションしたマンションの1室をご紹介します! すでに退去済みですが、お住まいだった頃の写真(2020年10月撮影)を中心にご紹介していきますね◎