スーパーがひしめく「三軒茶屋」

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左上・東急世田谷線の「三軒茶屋」駅に直結する「キャロットタワー」。26階の展望台は穴場スポットで、9:30~23:00まで無料開放されています。また東急ストア系列のスーパー「三軒茶屋とうきゅう」が入居しており、7:00〜25:00(1F 10:00〜23:00)にて営業中。(300m 徒歩5分)/右上・リーズナブルなスーパー「西友 三軒茶屋店」。買い忘れたものがあるときも安心な、24時間営業です。(400m 徒歩6分)/左下・こちらも24時間営業の業務用スーパー「肉のハナマサ 三軒茶屋店」。お肉のまとめ買いには欠かせません。(240m 徒歩4分)/右下・「ダイエー三軒茶屋店・イオンフードスタイル」も、専門店以外は通常24時間営業。三軒茶屋って、とにかくスーパーに困らない街ですね。(450m 徒歩7分)

白と青のレトロ空間

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左上・お目当てのマンションが建つのは、東急田園都市線「三軒茶屋」駅から徒歩3分の場所。国道246号線沿いに映える、この爽やかな外観! ご覧の通り、周囲に背の高い建物はありません。今回ご紹介する住戸は10階にあるので、眺望に期待できますね♪/右上・エントランスを入ると管理人室とエレベーターが。管理人さんは月・火・木・金曜 7:30〜17:00、水曜 9:00〜12:00、土曜は9:00〜18:00までいらっしゃるそうです。/左下・共用ロビーの集合ポストと階段。白い背景に観葉植物の緑が映えます。/右下・明るい吹き抜けがある共用廊下は、まさにレトロ&モダン! 六角形の吹き抜けを、ぐるりと囲むように各住戸の玄関扉が。

売主さま

平成21年に耐震補強工事を実施。工事費用の不足分は借入を行っていましたが、平成29年1月に完済しています。

目的地は10階に

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左・玄関ドアを開けると・・・あれ? おしゃれなショップに来たような雰囲気。木目調仕上げの土間って珍しいですね! 一見、本当の木のようですが、実はメンテナンス性のよい樹脂製のフロアタイルです。右手の白いブリックタイル仕上げも可愛い♪ 左手にはたっぷり収納できる下足入れが。そして正面、ブラックのフレームが素敵なガラス引戸の向こうはリビングダイニングキッチン(LDK)で、土間から床の高さが一段上がっています。/右・LDKへ上がり、玄関を振り返ってみました。玄関ドアを開けると、こちら側まで見通せる形ではありますが、LDKのすべてが丸見えにはなりませんよ。

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玄関側からLDK全体を見てみました。ご覧の通り壁の一部が斜めとなった、ちょっと変わった住戸なんです。窓はコンパクトなのですが、南西向きの角部屋ということもあってか、明るく気持ちのいい空間に感じました。正面には、玄関の引戸と同じあつらえのガラス間仕切りが見えますね。白と木目を基調とした空間に対し、ブラックのフレームがピリッとしたアクセントになっています。続いては、ガラス間仕切りの奥にある洋室Aへ。

ガラス間仕切りの奥へと

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左・洋室Aのドアを開けた様子。約4.1帖とコンパクトな空間です。/右・窓側からドアを振り返ってみました。大きなガラス間仕切りはインパクトが有り、なかなかフォトジェニックな空間です。クローゼットが備えられていますので、寝室としてはもちろんのこと、家族共有のワークスペースや書斎として使うのもよさそうですね。

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左・洋室Aの奥から、LDK側を見てみました。このフレームのあつらえは、まさにショップのようですね! どんな家具や雑貨を合わせるか、考えるだけでワクワクします。/右・今度はLDK側から、ガラス間仕切り越しに洋室Aを。視線が抜けて奥行き感のある空間を、自由に彩ってくださいね。

洋室A側からLDKを見てみます

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やっぱり、この斜めになった壁を生かした家具配置が肝になりそうですね。まさに腕の見せどころ。セオリーはいったん忘れて、わが家らしいLDを妄想してみて♪ ちなみに私だったら・・・斜めの壁一面に、窓の下くらいの高さの棚をズラッと並べて、たくさんのグリーンを飾ってみたいですね。

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窓を背に立ってみました。右側にはキッチンスペース。真ん中の白い引き戸は、水まわりへの出入り口。LDKから直接、水まわりにアクセスできる間取りです。冬場のトイレや入浴の際に、寒い廊下へ出なくて済むのがいいですね。続いては、水まわりを見てみます。

水まわりをチェック

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左・引き戸を開けると正面に洗面台、右手にトイレ、左手にバスルームがあります。洗面台収納はコンパクトなので、カウンターの下にカゴを置くなどして、スペースを活用したいですね。/中央・トイレは落ち着いた雰囲気。上部にオープン棚が設置されています。/右・清潔感のある色使いのバスルームは、もちろん浴室乾燥機つき。雨の日のお洗濯物干しに活躍してくれますよ。

売主さま

専有部分の給排水配管についても、今回のリノベーションで更新済みです。

水まわりを出てキッチンへ

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シンプルで使い勝手のよさそうなシステムキッチン。上部にある二段のオープン棚には、スパイス類以外にもグリーンであったり、キッチンに合うナチュラルな小物を飾りたいですね。

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キッチンのシンク前に立ってみました。洗い物中は、LDエリアの様子を見ながら。火を使うときは、汚れを気にせず料理に集中。LDとの関係が絶妙なキッチンです◎ しかし、こうやって改めて見てみると、斜めの壁が空間にリズムを生んでいるような気がしてきました。

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キッチン背面のスペースは広いので、冷蔵庫のほかに収納棚も置くことができますよ。なお奥の取っ手付きの扉を開けると、洗濯機置き場があります。それでは最後に、右側の廊下から残りのふたつの洋室へ行ってみましょう。

バルコニーに面したふたつの洋室

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左・こちらは廊下を進んで右側の洋室B。二面採光で明るく、開放感があります。どちらの掃き出し窓も二重サッシです。/右・大きめのクローゼットがある一番広い個室なので、こちらをご夫婦の寝室にするのがいいでしょう。

北西側の眺望は・・・

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こちらはLDKや洋室Aと同じく、246・首都高に面した北西側の眺望。開けるとやはり、車の音が聞こえます。窓を閉めた室内では、二重サッシのお陰で音の大きさは軽減されていました。音の感じ方には個人差がありますので、現地でご確認くださいね。

それでは最後に洋室Cへ

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左・約4.7帖の洋室C。掃き出し窓から南西向きのバルコニーへ出られます。/右・こちらにはクローゼットではなく、オープンタイプの収納ラックが。棚は可動式なので、使いやすい高さに調整できます。

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南西向きバルコニーからの眺望。さすが! 10階からの眺めは空が広いですね。右下に見える道路は、246の上を走る首都高。こちらの窓も二重サッシになっています。洋室A・Bと比べると道路から離れる分、音が小さいように感じました。

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洋室B・洋室C、二部屋分の長さがあるバルコニーには、物置もありますよ。物干し金物はありませんので、こちらで干す場合にはご自身でご用意ください。またこちらのマンションでは、住民だけが使える共用スペースである、屋上に干すこともできるんです。お天気の悪い日には、バスルームの浴室乾燥機をご利用くださいね。

もっと知りたい三軒茶屋

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左上・緑豊かな「世田谷公園」。空を大きく感じられる、噴水広場が人気です。休日には公園内をミニSLが走り、夏には屋外プールが開場します。お子さまと遠足気分で出かけたいですね。(1,200m 徒歩15分)/右上・赤ちゃんから就学前児童を対象とした読み聞かせイベントが行われている「下馬図書館」。小学生のお子さまなら、調べものや自由研究の資料集めに便利です。(750m 徒歩10分)/左下・懐かしい雰囲気の店内で、昔ながらのかき氷を味わえる「氷工房 石ばし」。冬は焼きいも屋さんになるんだそう。両方味わいたいですね。(45m 徒歩1分)/右下・イタリア各地の “ご当地グルメ” が味わえる、イタリアンの専門店「PepeRosso(ペペロッソ)」。イタリア産のボトルワインはなんと100種類以上あるんだとか。ワイン好きにはたまりません。(450m 徒歩6分)

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カウカモ編集部より

今回ご紹介したのは、東急田園都市線「三軒茶屋」駅から、すぐそこのファミリー向け物件。実は、先々週にも同じマンションの住戸をご紹介したのですが、そちらはファミリー向けとしては小さいサイズ。広さ以外はいいのに・・・と、残念に思っていた方がいらっしゃるかも?


「三軒茶屋」駅から「渋谷」駅までは急行利用で1駅、約4分と都心へ出やすく、通勤に便利な立地です。物件までは、駅からフラットな道のりを歩くこと約3分。246沿いを通るので、夜でも明るく賑やかです。記事でもご紹介しましたが、駅周辺には24時間営業のスーパーがたくさんあり、食材や日用品の調達には事欠かない環境ですね。


キャロットタワーで展望台からの景色を楽しんだあと、地下のスーパーでお買い物をしてから帰宅。「世田谷公園」で遠足気分を楽しんで、帰りがけに「下馬図書館」へ寄って本を借りてみたり・・・なんて、お子さまが小さくて遠出できなくても、近場で楽しく過ごせそうなスポットが揃っています。


建物自体は、現在築49年。積み重ねられた時間は感じますが、新築マンションには無い意匠が散りばめられています。これもまた、レトロなマンションの醍醐味。グッとくる方も多いと思います。週6日勤務の管理人さんにより共用部は丁寧に清掃されていますし、修繕工事がこまめに行われており、一部耐震補強工事が平成21年に完了。住民の方しか入れないため、撮影ができなかったのですが、洗濯物が干せる屋上もありますよ。きっと眺めも素晴らしいでしょうね!


住戸の形は正直オーソドックスとは言えませんが、デザイン性の高い内装が、とても魅力的だと思いました。この形や間取りを生かして、素敵に住みこなしていただきたいな、と思います。南西向きの窓・バルコニーからのからの日当たりと眺望は◎ ネックとなるのは、やはり246・首都高を走る車の音。全居室の窓が二重サッシなので、音の大きさは軽減されてはいるものの、ぜひ現地でご確認いただきたいところです。


一般的に子育て環境としては、のどかで静かなエリアを望まれる方が多いとは思います。でもこの街を愛し、ここで遊んできた方々なら、賑やかで面白みのあるこの場所で、すくすく育ってほしいと思う方もいらっしゃるのでは?・・・私が子どもだったら、“三茶が実家” って言ってみたい!笑


大人にも子どもにも魅力あるこの街で、個性的な自宅を楽しむ暮らし。始めてみませんか?

writer:高橋 みか / editor:若菜 五月