人気ふた駅を日常に

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今回ご紹介する物件は「目黒・恵比寿」の間! /左・まずはJR山手線、東京メトロ南北線、都営三田線、東急目黒線が乗り入れる「目黒」駅。駅ビルには「atre(アトレ)目黒」が入っており、日用品はこちらで揃えることができますよ。(徒歩9分)/右・JR山手線、埼京線、湘南新宿ライン、東京メトロ日比谷線が利用できる「恵比寿」駅は徒歩12分。改札から直結の駅ビルには「アトレ恵比寿」があります。

「目黒」から散策開始

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左上・魅力的な飲食店がズラリと並ぶ「権之助坂商店街」。休日は昼間から “千ベロ” を楽しみましょう。(850m 徒歩11分)/右上・目黒通り沿いにあるカレー屋の名店「LAND(ランド)」。たくさんのスパイスがバランスよく混じり合った絶品カレーをご賞味あれ。(1km 徒歩13分)/左下・老舗ベーカリー「HOBS(ホーブス)」。ボリューム満点な惣菜パンやフワフワの食パンを求めてランチ時は大混雑。この距離にあればいつでも出来たてがいただけそうです。(550m 徒歩7分)/右下・“大切に次に受け継がれるものづくり” がコンセプトのファニチャーショップ「Complex Universal Funiture Supply」。オリジナルからアンティークまで幅広いセレクトが光ります。(190m 徒歩3分)

ハンサムなヴィンテージ

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「目黒」駅から平坦な道を歩き、住宅街の中へ。どっしり美しい、ハンサムなプロポーションで存在感を放つ、地上7階建て・総戸数29戸のヴィンテージマンションが今回の目的地です。2019年2月現在、築年数49年と年数はそれなりに経過していますが、2009年に大規模修繕工事を実施。それ以降にもエレベーター更新工事や、排水管更生工事を行うなど適宜修繕が行われています。

売主さま

数々の名だたるヴィンテージマンションやアメリカのオフィスビルを手がけてきた、「圓堂建築設計事務所」によって設計されたマンションです。

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こちらのマンションも、どこかアメリカンな雰囲気を醸し出していますね。

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左上・ガラス張りで、グレード感が漂うエントランス。なんだかベルボーイが出てきそう。/右上・カードキーで開閉できるオートロックドア。/左下・ホテルのフロントのような管理人窓口があるエントランスホール。左右に伸びる廊下の先には、それぞれエレベーターがあります。今回ご紹介する住戸が所在する最上階へは、写真奥にあるエレベーターを使用します。/右下・廊下を進みエレベーターホールまで来ました。こちらにもオートロックのサブエントランスがあり、集合ポストが備わっています。写真には写っていませんが、右奥にエレベーターがありますよ。

ほかの住戸なし!

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左・最上階である7階へときました。こちらにほかの住戸はなくプライバシー性の高い造り。写真には写っていませんが、左手にも住戸内に入ることができる玄関ドアがあります。/右・大理石調のタイルが敷かれた土間スペース。開口の先の廊下は左右に別れており、正面にあるドアの先はウォークインクローゼット(WIC)につながります。

売主さま

実はこちらの住戸は分譲時、マンション設計者である圓堂政嘉氏自身が事務所兼住まいとして使用されていました。現在は規約上、住宅以外の用途では使用できませんのでご留意ください。

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なんと・・・! それは期待が膨らみます・・・!

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左・廊下から土間を振り返ったカット。縦長でゆとりがあります。/右・廊下に面しているWICは左右に収納スペースがあり大容量。奥のアクセントウォールに設置された鏡裏には照明が設置されており、お出かけ前のお化粧チェックまでできちゃいます。

売主さま

こちらの住戸は、専用トランクルームがふたつ付いており、無償で利用可能です。また、今回の販売にあたりリノベーション工事は行なっておりません。清掃は随時行なっていますが、使用感のある箇所がありますので、気になる方は実際に現地でお確かめください。

左右に分かれた廊下をチェック

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左・カーペットが敷かれた廊下。左手にはリビングダイニング(LD)につながるガラスドアがあります。/右・右手にも突き当たりにドアが。こちらは北東側の廊下につながります。

まずはLDへ 広さに驚くなかれ

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なんとLDの広さは約45.6帖・・・! バルコニーはないものの、南西・南東側はすべて窓に囲まれており、浮遊感さえ感じます。

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角度を変えて。キャッチボールができてしまいそうなほど長ーい室内。リビングスペースにはベージュのカーペットが敷かれています。

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東南向きの窓からの景色。視線の先に背の高い建物はなく、高台に建っていることもあり、“目黒エリア” の街を見渡すことができます。晴れているときは富士山の姿も見えるそうですよ。

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室内は梁や柱がなくすっきりとした印象。窓際はすべて、空調設備付きのベンチのようになっています。続いて右奥のダイニングスペースへ。

美しいヘリンボーン

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ヘリンボーン状に張られたフローリングが美しいダイニングスペース。続いて、正面の南西向きの窓からの景色を見てみましょう!

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もし、ここで朝を迎えるなら、カリカリのベーコンとスクランブルエッグ、濃いめのブラックコーヒーをいただきたくなりますね。また、以前はリビング・ダイニングを分けるガラスドアがあったそう。右手にはガラスドアの一部が残されています。

「目黒」駅方面を一望

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南西側は「目黒」駅方面を望みます。周辺には、ほかのヴィンテージマンションの姿がチラホラ。

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南西向きの窓の前から。さてこれからグルリと住戸内をまわっていきます。最後に右手前のドアからこちらに戻ってきますので、この景色を覚えておいてくださいね! それでは、リビングスペース右奥のドアから洋室Aに進みましょう!

“ヴィンテージオフィス”

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リビングスペースと同じく、南東向きの窓が付いた洋室A。壁際には、アイアンフレームと木を組み合わせたキャビネットがズラリと並んでいます。

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窓の前から。写真右手にもキャビネットが備わっており、かつてオフィスだったことがわかります。正面の開口の先は、本日ふたつ目のWICにつながっていますよ。

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建具から壁まで木張りで、重厚感がありつつ温もりを感じる内装。アンティークやヴィンテージの家具が似合いそうですね。

キャビネットをチェックしつつ WICへ

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左・個人的に足が付いたキャビネットって憧れてしまいます・・・。それぞれ内部の形状が違うのも素敵。個室が足りている場合は、こちらを書斎やワークスペースとして使うのも◎/右・引き出しやハンガーパイプなど、さまざまな種類の収納スペースが備わったWIC。奥の引き戸は洋室Bにつながっています。

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左から二番目のキャビネット内部にご注目。収納が細かく仕切られています。これは建築事務所時代に図面を入れるために使われていたそうです。うーん、こういうバックボーンを知ると尚更ときめいてしまいますね。

北東側に位置する洋室Bへ

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約11.8帖の洋室B。こちらにはデスク付きの壁面収納が備わっています。

こんにちは 「東京タワー」

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洋室Bからの眺望。奥にはうっすら「東京タワー」さんがこんにちは。

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窓の前から室内を見てみましょう。クラシカルなアクセントウォールが華やかな印象です。正面奥にはトイレにつながるドアと、さらにその奥には北東側の廊下につながるドアがありますよ。

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トイレが備わっている点や、洋室AとWICでつながっていることを鑑みれば、こちらを主寝室にするのがおすすめ◎

トイレを見つつ 北東側の廊下へ

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左・洗面化粧台が備わったエレガントなトイレ。ゴールドフレームのミラーとブラケットが素敵◎/右・突き当たりでクランクした北東側の廊下。左手に並んだドアは手前から、洋室C、3つ目のWIC、洋室Dへつながっています。それぞれ順番に見ていきましょう!

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廊下にもクラシカルなアクセントウォールが貼られています。ただ、廊下のカーペットはシミが目立つ箇所がいくつかありました。どれほどの改善が見込めるかはわかりませんが、気になる方は清掃業者さんに依頼するとよいかもしれません。

約12帖の洋室Cへ

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こちらの窓も北東向き。これまでご紹介してきた洋室とは打って変わって、白で統一された内装です。

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角度を変えて。すべての居室に空調設備が備わっています。

続いてお隣 廊下からアクセスするWIC

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洋室Cと洋室Dの間に位置するWIC。ドキュメントをしまっておけるクリアタイプの引き出しからハンガーパイプまで、大中小さまざまな収納が備わっています。入り口のドアには姿見も。

洋室Dへ

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約7.5帖と一番コンパクトサイズの個室。こちらにも壁面収納が備わっています。

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北東向きの窓の前から。逆側の壁一面にも収納が。クローゼットもありますよ。

本日ふたつ目のトイレ そして “ひとつ目” のバスルーム

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左・廊下突き当たり、クランクの手前に位置するトイレ。こちらにも洗面化粧台が備わっています。トイレのお向かいにあるドアの先は・・・/右・バスルームがありました! 優しい色味で統一されています。

廊下に戻り クランクの先へ

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左・突き当たりで、もう一度左にクランクした廊下。左手前のドアは先ほどのトイレ、右手奥にあるドアの先は・・・/右・空調設備のある玄関スペースでした! 正面のドアからもエレベーターホールに出入りすることができます。

廊下に戻って

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左・廊下の先を見てみましょう。右手前のドアの中は収納、開口奥のドアはキッチンにつながっています。/右・両サイドに作業スペースとカウンターが備わったキッチン。それぞれ見ていきましょう!

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おや、開口先の床が見覚えのあるヘリンボーン張り・・・そう、中央にチラッと見えるドアは、冒頭で紹介したダイニングルームにつながっているんです! いよいよ住戸内を巡る旅も終わりに近づいています・・・。

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左・作業スペース側には海外仕様の4口コンロやオーブン、そして「ミーレ社製」の食洗機が。床下収納も備わっています。/右・豊富な種類の収納スペースが備わったカウンター側。

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左・奥に進むと開閉可能な南東向きの窓が。しっかり換気をしてくれそうです。/右・窓の前から。キッチンの奥にはビルトインタイプの洗濯機と乾燥機が備わっています。右手のドアの先は・・・

売主さま

キッチン冷蔵庫や洗濯機・乾燥機はお付けしての販売となります。

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購入するとそれなりにお値段のするものばかり・・・これはうれしいですね!

“マスターバスルーム”

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左・広々とした洗面脱衣室が。三面鏡が備わった洗面化粧台まわりの壁には、モザイクタイルが貼られており、高級感たっぷり。空調設備が備わっているので、冬場に冷えがちな脱衣室を暖めてくれますよ。/右・洗面化粧台のお向かいには、ガラスドアで仕切られたバスルームが。バスルーム内には二面に窓が・・・♡

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夜景を楽しみながら、ジャグジー付きのバスタブでリラックス・・・大人の愉しみですね。窓には目隠し用のガラスシートが貼られており、外からは見えづらくなっています。カーテンも備わっているので、目線が気になる方も安心です。

廊下に戻り 再びダイニングスペースへ

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さて、キッチン・バスルームを後にしてダインングスペースへと戻ってきました。ここまでグルリと住戸内をまわってきましたが、それぞれのお部屋に個性が溢れており、分譲時から培われてきた歴史を巡る “旅” をしているようでした。

帰りは「恵比寿」方面へ

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左上・「恵比寿ガーデンプレイス」の裏手にあるお蕎麦屋さん「そば処 藤屋」。リーズナブルなお値段で、コシのある美味しいお蕎麦がいただけますよ。(220m 徒歩3分)/右上・こちらは「恵比寿ガーデンプレイス」。クリスマスが近づくとロマンチックなイルミネーションが煌々と輝きます。(450m 徒歩6分)/左下・ガーデンプレイス内にある「東京都写真美術館」。常に複数の企画展が開催されています。映画上映などもしばしば行われているので、ぜひチェックしてみてください。/右下・定食屋「こづち」。ランチタイムは近隣のビジネスマンで満席。こういう昔ながらの定食屋さんや居酒屋さんがあるのも恵比寿の魅力です。(1.2km 徒歩15分)

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カウカモ編集部より

今回の目的地は「目黒・恵比寿」の間。人気両駅のいいとこ取りのこのエリア、小高い丘になっているのですが、実は高級ヴィンテージマンションの密集地帯なんです。カウカモ編集部ではこのエリアを “目黒ヴィンテージヒル” と呼んでいるほど。

丘とはいえ、今回ご紹介する物件は「目黒」駅から平坦な道を進みます。「恵比寿」駅からのルートは坂道ですが、駅改札から「恵比寿ガーデンプレイス」まで続く道、スカイウォークを利用すれば坂道を回避して帰宅できますよ。

ご紹介するのは、数々の名だたるマンションや、アメリカの大企業のオフィスビルを手がけた「圓堂建築設計事務所」によって設計されたヴィンテージマンション。派手さはないものの重厚感のある出で立ちからは、古きよきアメリカの建築物を思い起こさせます。


2019年2月現在、築年数49年と年数はそれなりに経過していますが、2009年に大規模修繕工事を実施。それ以降にもエレベーター更新工事や、排水管更生工事など適宜修繕が行われています。

ご紹介する住戸はというと、最上階である7階に所在する4LDK+3WIC。約244㎡を誇る広さに驚きますが、それもそのはず。こちらの住戸はマンション設計者である圓堂政嘉氏自身が、住まい兼オフィスとして使用していたものなんです。


今回の販売にあたってリノベーション工事は行われていない点については、事前にご留意いただきたいのですが、それもここでは魅力となっているのかもしれません。前所有者様が行った工事もバスルームの改装と、リビングとダイニングを分けるガラスドアを外したくらい。分譲時のビターな雰囲気が残されているのです。


内装はというと、ほとんどの個室にカーペットが敷かれ、ダイニングルームの床はヘリンボーン張り。ベッドルームや北東向きの廊下に貼られたクラシカルな壁紙など、どこか昔のニューヨークの住宅を思い起こしました。また、余談ではありますが、実はカウカモ編集長の自宅はこちらの住戸の壁を参考にしたそうですよ。


住戸内のサッシは分譲時のオリジナル。膝下から天井まで届くビックサイズです。ストッパーがあり、全開にできない箇所がいくつかあるものの、このサイズで開閉ができること自体、今となっては珍しいことなんです。眺望には「東京タワー」や、晴れていれば「富士山」の姿を見ることもできる贅沢さ。


また、各個室に備わった収納も魅力的。特に目を引くのが洋室Aに備わっているオープン棚付きキャビネット。図面を収納するスペースがあったり、絶妙なアイアンと木の組み合わせだったり、個人的に心を奪われてしまいました(笑)


キッチンからアクセスするジャグジー付きのバスルームが、これまたインパクト大。二面が大きな窓になっているんです・・・♡ しっかり目隠しシートとカーテンは備わっていますが、ぜひ、夜景を見ながら開放的に愉しんでいただきたいですね。


また、そのほかのうれしいポイントをまとめると、キッチンに備わっている冷蔵庫や洗濯機・乾燥機はお付けしての販売である点。また、要申請ではありますが、ペットの飼育が可能というのも(細則あり)◎ さらに専用トランクルームがふたつ無償で使用可能です。


数多の物件を見てきたカウカモ編集長も惹かれたこの住戸。細かいディティールについてもっとご紹介したいのですが、ぜひ一度ご自身の目でお確かめいただいた方がご納得いただけるはず。威厳を溢れる一室に足を踏み入れる、覚悟のあるお問い合わせをお待ちしております。

writer / editor:酒井 大作