インターナショナルな大人の街「広尾」

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左上・今回ご紹介する物件の最寄り駅は、東京メトロ日比谷線「広尾」。駅前から延びる「広尾散歩通り(広尾商店街)」には、老舗から話題の最新スポットまでさまざまなお店が並んでいますよ。(徒歩12分)/右上・駅から物件に向かう途中にある「National Azabu Supermarket(ナショナル麻布スーパーマーケット)」は、輸入書品をメインに扱うスーパー。食材だけでなくグッズも充実しているので、遊びに行くだけでも楽しいお店です。国際色豊かな街ならでは、ですね。(650m 徒歩9分)/左下・そんなスーパーの目の前にあるのは、緑豊かな「有栖川宮記念公園」。園内を流れる小川のせせらぎを聴きながらお散歩すれば、ここが東京であることを忘れてしまいます。(350m 徒歩5分)/右下・公園内にある「東京都立中央図書館」には、約170万もの蔵書が揃っています。個人への本の貸し出しは行なっていませんが、読書モードになった時に訪れてみては。(400m 徒歩5分)

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駅から物件までは、ややきつめの坂を登ります。ただ、マンションから徒歩3分の場所にあるバス停「元麻布二丁目」からは、「広尾」「目黒」「恵比寿」「新橋」方面へ向かうバスが発着していますので、坂を避けて通勤やお出かけすることも可能ですよ。

重厚なお顔立ち

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カクカクしたボディに、赤茶色のレンガタイル貼り。重厚な外観で、いかにもこのエリアらしい雰囲気のマンションが今回の目的地。うーん、渋いです!

売主さま

大手施工会社・清水建設によって1979年に建てられた、地上5階建て・総戸数27戸のマンションです。それなりに築年数が経過しているもの、適宜メンテナンスや改修工事を実施しており、外観・共用部ともに綺麗に保たれています。直近では2016年に大規模修繕工事を実施しています。

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左上・正面の道路に面しているエントランス。建物内へは数段下がってアクセスします。/右上・中に入るとオートロックと集合ポストが。/左下・オートロックを抜けメインロビーへ。カーペット敷きの共用部には応接セットがあり、まるでホテルのような雰囲気です。奥に見える管理人窓口の前を通り、廊下を進みましょう。/右下・こちらがご紹介する住戸の玄関ドア。マホガニー調のドアは高級感たっぷりで、帰る度に開けるのが楽しみになりそう。

売主さま

こちらのマンションは傾斜地に建っており、エントランスは2階部分に位置しています。また、細則がありますがペットの飼育が可能となっています。

それではお邪魔します

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左・タイル貼りの土間と廊下が美しい玄関スペース。共用部に負けず劣らずの高級感が漂っています。/右・廊下から土間を振り返ったカット。土間にはオープンタイプの下足入れが備わっています。右手に見えるドアは、トイレにつながっていますよ。

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土間と廊下は、同じタイルを異なる向きで貼ることで、空間が上手く分けられていますね。

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左・続いて、左右に分かれている廊下を見てみましょう。左手は途中でクランクしており、奥には洋室Cと水まわりにつながるドアがあります。/右・右手に並んでいるドアは左手から時計まわりに、LDK→洋室B→ユーティリティ→収納につながっています。

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まずはLDKから見てみましょう!

もうKOです

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ああ、LDKにつながるドアを開けた瞬間、ノックアウトされちゃいました……。適所に配されたタイル、床と天井のやさしい木目、窓の外のグリーン、そのすべてが上手く調和した、気品漂う空間です。

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LDKの広さは約18帖。ずっしりと重厚なキッチンが鎮座していますが決して圧迫感はなく、室内はゆったりとした印象です。

売主さま

LDKには床暖房が備わっています。冬でも快適にお過ごしいただけますよ。

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角度を変えて。正面に見えるLDKとはガラス入りの引き戸で仕切られていますが、写真のように拡張スペースとして利用しても◎

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モノトーンカラーのレンガタイルなど、どっしりとした印象の素材が使われていますが、重くなりすぎず、むしろ軽やかな雰囲気が漂っています。木目調のクロスが貼られた天井と白い壁のおかげかもしれませんね。

見た目だけじゃなく 中身も大事

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左・対面式のキッチンはリビングダイニング(LD)側も収納になっているんです。LD側から、カトラリーやお皿を取り出せるのはとっても便利ですね。/右・キッチンには食洗機と3口のIHコンロが備わっています。

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左・キッチン背面のスペースはとっても広々としています。タイル貼りなので拭き掃除もしやすそうですね。正面のドアの中は……/右・パントリースペースでした! 棚を置いて保存の効く輸入食品をしまったり、コンセントがあるので家庭用ワインセラーを置くのもいいかも◎

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キッチンから室内を見たカット。続いて、天井まで高さがある腰窓の外を見てみましょう!

売主さま

住戸内のドアノブや照明はイギリスのホームファッションブランド「BUSTER & PUNCH(バスターパンチ)」社製の物を採用しています。インダストリアルかつラグジュアリーな雰囲気を与えてくれますよ。

“和”

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窓の先にはすらっとした竹が並び、その先には池が! 北向きかつ、竹があるので日当たりはあまりよくありませんが、清涼感のある景色ですね。

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実はこちらの池、ちょっとした歴史的な逸話があるそう。1821年にこの地域で起きた大火によってまわりの家が焼失した中、この池に住む大ガエルが水を吹いて鎮火し、池の敷地内にあったお屋敷だけ類焼を免れたんだとか。その出来事から「がま池」と呼ばれており、現在でも大切に残されているそうです。本当かどうかは定かではありませんが、その話を聞くとこのエリアが古くからの邸宅街だったことが分かりますね。また春になると、桜の花びらが水面に落ちてきれいなんだそうですよ。あ、決して大きなカエルの鳴き声がするわけではないのでご安心を(笑)

室内に戻りましょう

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続いて、洋室Aを見てみましょう!

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約6.5帖の洋室A。LDK同様に、北東向きの腰窓があります。

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こちらも壁の上部には間接照明が備わっています。夜は一層ムーディーな雰囲気になりそうですね。

空間をゆるく仕切る ガラス入り引き戸

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奥からのカット。洋室AとLDKを仕切る引き戸はカラーガラス入りで、閉めていてもゆるく空間がつながっています。視線の抜ける書斎などにしてもいいですね◎

再びLDKへ

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ガラス入り引き戸を閉めて、LDKを見たカット。ガラスのほどよいカラーとアイアンフレームが、空間の雰囲気を引き締めてくれますね。

廊下に戻り 約10帖の洋室Bへ

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吸い込まれるような不思議な感覚になるほど、奥行きが深い空間です。天井には、LDKのものよりも濃いブラウンのウッド調クロスが貼られています。

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ザラっとした質感の壁や天井の間接照明など、デザイン性が光っていますね。モダンでシックなインテリアが似合いそう。

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奥からのカット。入ってきたドアが遠く感じるほど、縦に長いですね(笑)

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左・洋室Bには、ハンガーパイプと枕棚が付いたウォークインクローゼット(WIC)が備わっています。/右・腰窓の外は建物の共用部になっています。あまり人の出入りはなさそうですが、事前にご留意ください。

再び廊下に戻り 約8帖の洋室Cへ

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ほかの居室と同じく、北東向きの腰窓がある洋室C。天井はLDKと同じ木目調です。

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左・腰窓からはこちらも竹&池ビュー。夏が待ち遠しくなるような、涼しげな景色ですね。/右・腰窓の前から室内を見たカット。腰窓のお向かいにはクローゼットが備わっています。

お向かいのドアから 水まわりへ

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左・セクシーな雰囲気の洗面脱衣室。洗面化粧台のスリットライトは、鏡をタッチすることで点灯&調光が可能です。/右・モノトーンカラーで統一されたバスルームは高級感たっぷり。浴室乾燥機が備わっています。

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左・廊下からアクセスするトイレも、タイル貼りの壁やブラックのフタと手洗い器など、細部までデザインされた空間になっています。さすがに男性陣も綺麗に使うしかありませんね(笑)/右・こちらも廊下からアクセスするユーティリティールーム。大きな可動棚と洗濯機置場があります。驚いたのは物干し金具が備わっており、こちらで室内干しができるんです。住戸内の景観を損なわない工夫ですね。

ああ、セクシー

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左上・最後に「BUSTER & PUNCH(バスターパンチ)」社製の照明やドアノブをチェック。キッチン上部のライティングレールには、ブラック×ゴールドが美しいペンダントライトが採用されています。/左下・住戸内の建具に付いているドアノブもそのほとんどが同社のもの。個人的には折れ戸に付いている、こちらのT字タイプのものがお気に入り。/右・極め付けはLDKに備わっている、こちらのブラケットライト。インダストリアルとモダンな雰囲気が融合したかのようなデザインで、広い室内でもしっかりと存在感を放っています。

帰りは「麻布十番」方面へ

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左上・実は、都営大江戸線・東京メトロ南北線「麻布十番」駅も徒歩圏内。魅力的な飲食店が多いので、こちらも頻繁に利用しそう。南3番出口までは徒歩9分と、比較的距離も近めですよ。/右上・約300店舗が軒を連ねる「麻布十番商店街」。写真の広場「パティオ十番」を中心に、夏の風物詩「納涼祭り」などさまざまなイベントが開催されています。(600m 徒歩8分)/左下・こちらは、オープン時に会員であった30名の誰かと一緒でないと入店できないレストラン「HIBACHI(ヒバチ)」。提供される料理は「おまかせコース」のみという、グルメや著名人の間で話題なんだとか。(550m 徒歩7分)/右下・約100種類のスパークリングワイン、サワー、発泡日本酒が用意されたスタンドバー「bistro あわ」。お酒に合う、炭火の串焼きとビストロ料理も味わえます。(650m 徒歩9分)

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カウカモ編集部より

今回の舞台はインターナショナルで品のある街として知られる「広尾」。セレブなイメージの一方、庶民的なお店も数多くあり幅広い層に支持されている街です。ご紹介する物件からは東京メトロ日比谷線「広尾」駅だけでなく、都営大江戸線・東京メトロ南北線「麻布十番」駅も徒歩圏内。落ち着いた「広尾」とグルメな「麻布十番」をテリトリーにできるなんて、羨ましい限りです。

マンションまでは両駅ともに、坂を登るルート。ベビーカーや大きな荷物を持っている方、ご高齢の方には少し大変かもしれません。でもご安心を! マンションから徒歩3分の場所にあるバス停「元麻布二丁目」からは、「広尾」「目黒」「恵比寿」「新橋」方面へ向かうバスが発着しており、坂を回避してお出かけすることも可能なんです。

大手施工会社・清水建設によって1979年に建てられた、地上5階建て・総戸数27戸の建物は、褐色のレンガタイル貼りで重厚感のある外観。カクカクとした形状もマンション好きにはたまらない風貌です。見た目だけでなく、適宜メンテナンスや改修が行ってきているしっかり者で、外観・共用部ともにとても綺麗に保たれていました。直近では、2016年に大規模修繕工事を実施しています。ただ、月々の修繕積立金の徴収額が控えめなので、今後の値上げや修繕状況には目を光らせておいてもいいかもしれません。

マンションは傾斜地に建っているためエントランスが2階部分に位置しています。そのため、住戸まで階段やエレベーターを使わずにアクセスすることができるんです。

住戸は玄関ドアを開けた瞬間に、そのデザイン製の高さにうっとりしてしまいます。ドアノブや照明などには「BUSTER & PUNCH(バスターパンチ)」社製の物を採用し高級感を演出する一方で、フローリングや窓の外の緑がそっと優しさも与えてくれる。まさに、この街の空気感も取り込んでいるかのような上質な一室に仕上がっています。

面白いのは、窓の外に竹垣と池が見えるということ。日当たりがいいとは言えませんが、“和” な印象を与えてくれるので、室内までも風情があるように感じるのかもしれません。しかもこの池、かつてはお屋敷の敷地内にあったそうで、この地が古くからの邸宅街だったことを感じさせてくれます。

また、各居室がゆったりと確保され、水まわりやユーティリティースペースなどの設備も充実したこちらの物件。デザイン製だけじゃなく、暮らしを支えてくれる工夫がしっかりと詰め込まれています。

思わず、息を飲んでしまうかのようなしつらえを、ぜひ現地で体験してみてください。歴史ある街をお散歩しながら訪れてみるのも面白いかもしれませんよ。お問い合わせお待ちしております。

writer / editor:酒井 大作