杉並区本天沼(荻窪駅)
底抜けの明るさ
荻窪ロウハウス
ルーフテラスから陽の入り具合で季節の巡りを感じる。揺れるハンモックは特等席だから、取り合いになる日だってあるよね。階段を降りれば、シンと静まるから夜はぐっすり快眠。ご近所付き合いは、家族が増えたみたいで楽しい。この家を取り巻くすべてが明るい方を向いている。
現在ご紹介可能な物件は、中古・リノベーション住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ) 」よりご覧いただけます。
中央線
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売主さまのご紹介
Sさまファミリー
2015年3月に竣工したコーポラティブハウスで、ご夫婦+娘さんの3人で暮らしています。今回、旦那さまのお仕事の都合で都外へ移住されることに。次の住まい手を探しながら、お引っ越しの準備を進めています。
cowcamo
約75㎡に愛を込めて
コーポラティブハウスでは、マンションを建てる前に入居者を募集します。それぞれの希望に沿ってひとつずつ住戸の形状やデザインを決めていくというプロセスを踏みます。つまり、どのお部屋も “住み手らしさ” を存分に反映させた唯一無二の家なんです!
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今回のお部屋は、ルーフテラス付き&1・2階のメゾネット住戸です!
こんにちは〜!
左・全7戸の住戸が連なる、コーポラティブハウス。戸建てとマンションのハーフのような建物です。/右・敷地は道路から奥まって続いており、各戸の玄関前で子どもたちが楽しそうに虫捕りをしていました! のどか〜♪
売主さま
管理人さんはいませんが、清掃等の当番がまわってくるわけではありません。お互いが気持ちよく過ごせるように、玄関前のお掃除は各自で行っていますよ。
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ほかの住人さんもファミリーが多いそう。子どもたちは各戸を行き来したり、玄関前で遊んだり、単なるご近所さんではなく親戚に近いような関係性が面白いですね!
左・ご紹介する住戸の玄関扉は2階にあります。/右・大判のタイルが玄関から室内の奥まで続いていますね。コンクリート打ちっ放しの壁がカッコイイ!
売主さま
玄関にはベビーカーなどを置いていました。右手の上部は下足入れですが、足りない場合は下にも置けますよ。今は子どもの遊び道具などをメインに置いています。
さっそくLDKへ
窓が高い位置にあるおかげで、とにかく日当たりがいい! お食事やリラックスタイムなら、照明を点けなくても心地よく過ごせそうです。そしてハンモックが似合いますねー!
売主さま
ハンモックは娘のお気に入りの場所で、大体そこに座っています(笑)植栽を吊るしている部分とつなげれば、大人が寝られる横長タイプのも使うこともできますよ!
ソファに座って
広さは約19.5帖で、天井高は約3mも! 陽の位置が低い冬場は、ちょうどタイルのあたりまで光が差し込むんだそう。床にはオークの無垢材を採用しています。
cowcamo
なんだかこのソファに座ると、落ち着きます……!
売主さま
このあたりは低層住宅が多く、ソファに座ると窓から見えるのは周囲の屋根くらい。視線が気にならず、心地よい陽の光に包まれます。私のお気に入りはここでの昼寝です♡
奥の階段から ルーフテラスへ
窓の前にはどこか縁側っぽい空間が。収納の上を廊下のようにしていて、ベンチとしても使えますよ。
売主さま
娘はよくここで遊んでいます。彼女いわくここは “別空間” で、遊びに没頭できるみたい(笑)
cowcamo
ペットがいたら日向ぼっこスペース確定ですね。ちなみにこちらの物件では、大型犬を含む犬・猫を合計3匹まで飼うことができます! 大型犬OKはとっても珍しいです。
ネットはお子さまの落下防止のために付けているので、取り外しが可能です。
売主さま
家庭菜園を楽しんでいて、ちょうど先日ブルーベーリーの実がなりました。正面に建物はありますが、植栽が目隠しになるので、視線はそこまで気になりませんでしたよ。
cowcamo
心配な方は、現地でご確認いただくことをおすすめします。
テーブルセットを出して、こちらで食事を楽しむこともあるそう。アウトドアリビング、いいですね〜!
売主さま
水栓があるので、夏場はビニールプールを出して遊べます。
室内に戻って
左・ LDKの一角にはデスクスペースがあるので、ご自宅でお仕事をする際にも◎ お子さまの勉強スペースとしてもいいですね。/右・キッチンはオープンタイプですが、腰壁が少し高めなので手元が見えにくくなっています。
売主さま
デスクスペースの部分で間仕切り壁を設けることができます。個室にすることを想定して、窓や照明の位置もプランニングしました。キッチンはややおこもり感があるので、作業に集中できると思いますよ。
キッチンの横には下階へつながる階段が。大きな引き戸を動かして、この入り口を閉めることもできます。お子さまが小さいうちや、エアコンを使っているときに便利ですね! 引き戸の左側は収納です。
cowcamo
玄関土間からキッチンまでの天井高は220cmほど。そういえば、この上の部分が気になります!
扉オープン!
なんと、すべて収納です! 普段は脚立を使って、荷物の出し入れしているそう。その脚立はプレゼントしてくださるとのこと♪ やったー!
売主さま
我が家は、キャンプやアウトドアスポーツが大好きなんです! なので、ここにはキャンプ道具やサーフィン、スノボ用品をしまっています。一部奥行きがとても深くなっているので、ロングボードもおさまりますよ。
cowcamo
ほかにもひな人形やクリスマスツリーといった季節のアイテムもしまっているそう。実際に見ると、想像より大容量できっとは驚くはずです(笑)
それでは1階へ行きましょう。壁のコンクリートに合わせて、階段はモルタル仕上げ。そして下には……?
トイレがありました。写真だと分かりにくいですが、建具の背が高くてスマートな印象! 後ほどご紹介するクローゼットとお揃いです。
売主さま
階段のネットも子どもの落下防止用なので、取り外し可能です。
cowcamo
ネットを活かしてドライフラワーを飾ったり、S字フックを使ってカバンを掛けたり、色々と工夫もできそうですね!
壁にはフックが備わっていて、ハンガーや帽子を掛けることができます。
1階は約15帖の広さで、寝室として使われています。窓の奥には物干し金具と小さなテラスがあり、塀の先は戸建てのお庭。光はちゃんと届きますよ。
売主さま
寝室も窓に合わせて間仕切りをつくることができます。娘が大きくなったら、天井まで届かないほどの壁をつくって、ゆるく仕切る予定でした。カーテンなどで区分けするのもいいと思いますよ!
壁は塗装仕上げ、床はパイン材の無垢板を採用しています。
cowcamo
個人的には、フローリングが幅広タイプで好きです! 高級感がでますよね。パインはやわらかい材質ですが、傷などが少ないですね!
売主さま
床の扱いは、主人に口酸っぱく言われてました(笑)それなりに気をつけていたくらいですが、子どもがいる割に傷は少ない方だと思います。
cowcamo
足触りがよく、経年変化を楽しめる素材でもありますよね。壁の汚れも少ない印象ですが、気になる方は塗り直しをおすすめします!
窓の反対側には大きなクローゼットが。中にはハンガーパイプが通っていて奥行きが深いので、クリアケース等を併用するとたっぷりしまえます。
売主さま
以前の住まいは賃貸だったのですが、とにかく収納が少なくて……。この家をつくるとき、収納量にはかなりこだわりました。
cowcamo
階段下も収納に使えますよね。建具が天井まで高さがあるので、大きなクローゼットもなんだかスッキリと見えます。ちなみに1階の天井高は240cmほど!
左・クローゼット横の扉を開けると、洗面脱衣室があります。/中央・洗面台はワイドミラーで使いやすそう。/右・1618サイズのユニットバスは、内装のトーンと合っています。
売主さま
バスルームはオリジナルでつくることもできたのですが、メンテナンスのことを考えて、あえてユニットバスを選びました!
cowcamo
とてもきれいに住まわれている印象ですが、設備等の使用感が気になる方は現地でお確かめくださいね。
暮らしの舞台は「荻窪」
物件から「荻窪」駅までは徒歩15分。歩いて2分の場所にはバス停「稲荷横丁」があり、バスでも駅まで向かえます。南北に「荻窪駅前商店街」「荻窪すずらん通り商店街」「仲通り商店街」といった商店街がいくつかあり、グルメやお買い物を楽しませてくれますよ。
売主さま
住み始める前は駅距離が心配でしたが、自転車やバスを活用していたら意外と慣れました。この街はグルメスポットがとにかく豊富!「荻窪ラーメン」の発祥地でもあり、実はイタリアンの老舗などもひしめくので、街の開拓はとても楽しいですよ!
左上・緑と池が美しい日本庭園と、幼児向け遊具を備えた広場のある「弁天池公園」。「杉並区郷土博物館」の分館や、窓が大きく開いて公園から出入りできる休憩所もあります。(650m 徒歩9分)/右上・はちみつ専門店「L'ABEILLE(ラベイユ) 荻窪本店」では、10カ国80種類以上のはちみつを取り扱っています。外観も素敵!(1km 徒歩13分)/左下・肉料理が看板メニューのダイニングバー「荻窪 Kotoji(コトジ)」。お子さま用の食器も用意されていているので、子連れでも気兼ねなく食事を楽しめます。(750m 徒歩10分)/右下・リフレッシュしたい時には、駅前の「東京荻窪天然温泉 なごみの湯」へ。露天風呂や岩盤浴もあって癒し効果◎(1.3km 徒歩17分)
売主さま
公園が多いので、子どもの遊び場には困りませんでしたよ。2020年8月時点、学区指定の「天沼小学校」は、2008年に統合新校として誕生しました。ここへ通わせるために引っ越してくるご家族がいるくらい人気みたいです。
cowcamo
「天沼小学校」まで徒歩4分(280m)という距離も、安心要素ですね。教育課題研究指定校に指定され、電子黒板やタブレット授業が行われているなど、新しい取り組みを多く行っているようです!
カウカモ編集部より
「見せられない部分はないです! どの扉も自由に開けて、見てくださいね!」という、奥さまの言葉で始まった取材。こだわりの詰まった住まいだから、細部まで愛とストーリーに溢れていて、それに触れると自然と心がワクワクしてきました。
取材に伺ったのは8月上旬の真夏日。窓を開けると心地よい風が通り抜け、とても過ごしやすく、ついつい長居してしまいました(笑)センスに溢れていながら、排他的ではない親しみやすいデザインの内装です。
途中でひとつ、ちょっと気になったことを質問。
「……1階って冬場、寒くないですか?」
「実はここ洞窟みたいなんです。左右に住戸があるから寒さは感じず、むしろ暖かいくらい。2階は日当たりがよすぎて、逆に夏は寝にくいと思います。1階を寝室にして本当によかった!」と、笑顔でおっしゃる奥さま。なるほど、それはマンションの強みかもしれません。
コーポラティブハウスなので、ほかの住人の方は同時期に住み始めたご家族がほとんど。そのコミュニティに馴染めるか不安な方もいらっしゃるかもしれませんが、特にファミリーなら7世帯みんなで子育てをしているような環境は、とても魅力的だと思います。
清掃や植栽の剪定に細かなルールはありませんが、住人の方々で声を掛け合いながらメンテナンスされているのもなんだか楽しそう。地域コミュニティが希薄な現代だと、珍しい暮らし方かもしれませんね。子どもにもいい影響がありそうな気がしました。
「荻窪」といえば、かつては “西の鎌倉、東の荻窪” なんて言われたほどの別荘地。関東大震災後に移住者が増え、発展していった街です。文化人が多く暮らし、育まれた都会らしさ。そして、郊外らしい穏やかなゆとりも持ちながら、暮らしに寄り添う商店街の数々。個性溢れる商店とさまざまなコミュニティが行き交う街には、やわらかな空気が流れています。
お買い物環境でいうと、駅前のスーパー「西友 荻窪店」は24時間営業、高級ラインなら「ザ・ガーデン自由が丘 荻窪店」、「荻窪タウンセブン」には八百屋、果物屋、精肉店、鮮魚店が2店舗ずつ揃い、とにかく主婦の味方なんだそう。(すべて1.2km 徒歩15分)
住まいも、街もゆるやかに周囲とつながって、楽しみを分かち合うような暮らし。ちょっと変わった住まいを求める方にぴったりな物件です。気に入っていただいた方に、ぜひ住み継いで欲しいと思います!
売主さまは居住中なので、内見日を調整させていただく可能性がございます。
writer / editor:平野 翔子
取材日は、奥さまに住まいのこだわりをたっぷり教えていただきました!