世田谷区砧(祖師ヶ谷大蔵駅)
最上階の古民家
GSハイム祖師谷大蔵
「古民家で暮らしてみたい」そんな夢から生まれたリノベーション。古材建具を散りばめた空間に、時代家具を配置すれば、和の空気感が漂ってくる。その上ここはマンションの最上階。ホントの古民家じゃなかなか味わえない眺望とルーフバルコニーのおまけ付き。
現在ご紹介可能な物件は、中古・リノベーション住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ) 」よりご覧いただけます。
売主さまのご紹介

Gさま
ふたり暮らしの売主さま。2021年に自らの設計で、こちらの住まいをリノベーション。地方へ移住し、今度は戸建て住宅をリノベーションして暮らされるそうです。
お邪魔します

左・玄関土間にはロードバイクが置けるゆとりあり。有孔ボードが設置されているので、リュックや帽子など小物類を見栄え良くディスプレイできます。/右・廊下の先はキッチンへと続きます。
cowcamo
テーマは “古民家和リノベ”

なんと建具には、実際に古民家などで使われていた古材が使われています!
売主さま
古民家で暮らすことが昔からの夢で、この住まいは都内のマンションでその夢を実現しようという想いでつくりました。
cowcamo
他にも古材が使われている箇所は多数。そんなディテールなど、和の空間をつくる工夫に注目しながらご覧くださいね。

建具制作の様子もどうぞ。寸法を合わせるため、上下に木材を継ぎ足したり、引き手の位置をずらしたり、細かい手間暇をかけて制作。調整後は、ワトコオイルを塗りあげて自然な仕上がりに。(写真:売主さま提供)
眺めのよいキッチン

キッチンは壁付。手前の造作カウンターの中には、キッチン家電やゴミ箱などを収納できるスペースが。床材はモルタル風の塩ビタイルに切り替わっているので、お掃除もしやすいそう。
売主さま
カウンターは床に固定していないので動かすこともできますよ。

窓は南東向き。お料理中も抜けのある景色を楽しめます。ミッドナイトブルーのタイルは、焼物特有のムラのある質感が◎
売主さま
オープンで便利なキッチンなので、この家に越してから料理が捗るようになりました。
カウンターから見渡して

カウンターから室内を見渡してみました。コンクリートの構造壁がキッチンとリビングダイニング(LD)を分節しています。
売主さま
壁面の白いまだら模様は、以前の壁仕上げを剥がした際に残ったボンドの跡です。新築工事時の寸法などの書き込みも、 “味” と捉えてあえて残してみました。
重心を下げて、落ち着きを

LDK全体の広さは、約15.5帖。LD側の床と天井には、チークの無垢板と突き板が張られています。
売主さま
和風な空間をつくるために、重心を低くして、視線を横につなげることを意識しました。
ここでは長手方向の奥行きを感じるように、床と天井を板張りで仕上げています。
色の濃い天井は、低さと圧迫感が強調される一方で、床と天井にサンドイッチされたような安心感が得られるんです。
cowcamo
確かに……古材建具や和の時代家具ともマッチしていて落ち着きを感じますね!

LDは南西(正面)・北西(右)向きの二面採光。風通しと開放感が◎

売主さまは、テレビを置かずプロジェクターを設置しています。

振り返ってみると、部屋の隅っこにプロジェクター用の棚板を発見! ハンガーパイプも設置されていたり、便利な工夫も見逃せません。
売主さま
3面角部屋なのでとにかく窓が多い住まいです。そのぶん冬は少し冷えやすいのですが、ガスストーブを使えば快適に過ごせますよ。
cowcamo
ガスの元栓はキッチンのカウンター下に設置されていました。
続いては、バルコニーを左から順にチェックしていきましょう。
南西向きのバルコニー

こちらも眺望に抜けあり。写真にはうつっていませんが、売主さまはバルコニーに物置を設置しています。
売主さま
物置の設置は管理規約で禁止されていないので、荷物の多い方はバルコニーを収納スペースとして使ってもよいかもしれません。
北西向きのルーフバルコニー

約34㎡のルーフバルコニーも見どころのひとつ。売主さまはテーブルと椅子を出して友人たちとお酒を楽しんだり、タープを張ってくつろいだり、さまざまな使い方をされているそう。

ぐるっと見渡してみたところ、周囲は低層の建物が多いため、視線が気にならず開放的に過ごせそうです!
窓辺には……

ルーフバルコニーに足を投げ出せる縁側のような空間を発見。小上がりの中は収納になっています。古材の室内窓を覗くと……
ワークスペースも!

小上がりの隣には、デスクと本棚が造り付けられたワークスペースが。約1.2帖のこぢんまりとした空間ですが、室内窓のおかげで適度な開放感があります。
cowcamo
これは仕事が捗りそうですね!
回遊性アリ

ワークスペースからは廊下へも出られます。LDKと廊下、ワークスペースが繋がった回遊的な間取りです。
cowcamo
続いては、廊下に面した水まわり、写真の左奥にチラリと見える引き戸を開けた先にある寝室を順にご案内します。
水まわりも窓充実

洗面室、浴室、トイレ、すべてに換気窓が。水まわりは2016年にリノベーションされたもので、状態がよかったため売主さまは手を加えず使用されています。
日当たりのいい寝室

約5.5帖の寝室。南東・南西向きの2面採光で、南西側にはこぶりなバルコニーが。
cowcamo
それではお邪魔しました。
マンションをチェック

1983年竣工・総戸数18戸のマンション。総会の承認が下りれば、犬・猫の飼育も可能です。
cowcamo
エレベーターがなく、住戸が所在する4階(最上階)まで階段の上り下りが必要なことにはご留意ください。
売主さま
重い荷物を持っているときは少し大変ですが、暮らしているうちに慣れてくるとは思います。私たちはロードバイクが趣味なので、毎回上げ下げしていました(笑)
小規模なマンションで、どんな方が住んでいるかがだいたい把握できるから、なんとなく暮らしていて安心感がありましたね。
街のおすすめ聞いてみました
cowcamo
最寄駅は小田急線「祖師ヶ谷大蔵」駅(徒歩7分)。
「新宿」駅へは、乗車時間およそ23分でアクセス可能。東京メトロ千代田線直通の電車の準急停車駅でもあります。

祖師ヶ谷大蔵エリアは、ウルトラマンで有名な円谷プロダクション誕生の地。そんな縁にちなんで、この街の3つの商店街は通称 “ウルトラマン商店街” と呼ばれ、地域の方々に親しまれています。
売主さま
ウルトラマン商店街は地元のお店で賑わっていて、日頃のお買い物はこの街で完結できますよ。おいしいお店が多いので、きっと楽しく暮らせるはずです。おすすめしたいお店がここでは紹介しきれないほどたくさんあります!

左上・世田谷発のクラフトビール醸造所「ライオットビール」(徒歩2分)。店内でもテイクアウトでも、全10種類のビールが楽しめます。/右上・居酒屋「たちばな」(徒歩6分)。日本酒と焼酎、海鮮を中心としたおつまみが味わえる名酒場。/左下・「魚串ごち」(徒歩9分)。新鮮な旬の魚料理を、低価格で楽しめる居酒屋さん。土日限定でラーメンのランチもいただけます。/右下・「サンセリテ 祖師谷店」(徒歩9分)。惣菜パンの品揃えが充実したパン屋さん。売主さまのお気に入りはオリーブパンだそう。
売主さま
特に「ライオットビール」は、お店の方がフレンドリーなので、この街で知り合いをつくるなら打ってつけの場所だと思います。
それから、環八通りまで出れば大型の「無印良品」や「サミットストア」(徒歩10分)も使えますし、「砧公園」(徒歩15分)が近所なこともアピールポイントですね。

カウカモ編集部より
“古民家和リノベ” がコンセプトのこちらの住まい。真新しくピカピカな新築と見紛うリノベーションも素敵ですが、あえて古い材を使って経年で生まれた味わいを味方につける。そんな試みに取材していてグッときました。
古材だけでなくマンションが持つコンクリートの味を活かしたり、内装によって空間の重心を低く感じさせたり、そんな設計の工夫も見逃せません。
売主さまにお話を伺ううちに、祖師ヶ谷大蔵という街にも魅力があふれていることにも気づきました。活気あるウルトラマン商店街には、こだわりの個人店がずらり。朝ごはんのパンを調達したり、金曜日の夜は飲みにふらっと出てみたり、楽しい生活が目に浮かびます。ついつい私も取材後に、ライオットビールで晩酌用のビールを買って帰ってしまいました。
内見の際は街歩きもぜひお楽しみに。
writer / editor:本多 隼人
おや……ちょっと引き戸がかわってますね。マンションではなかなかお目にかからないタイプです。