cowcamo

今回ご紹介するのは、高級住宅街 “柿の木坂エリア” にある3階建てメゾネット住戸。なんと専有面積は約168㎡もあるんです……! ドキドキ。

“うちの駐車場” です

写真

マンションに共用エントランスはなく、道沿いに各住戸専用の駐車スペース&玄関扉が並んでいます。平置きかつ屋根付きと、車をお持ちの方にとってうれしい条件が揃っていますね◎

cowcamo

それでは、奥にある玄関扉を開けてお邪魔しましょう! 広いので迷子にならないよう、1階から順番に見ていきます。

衝撃のSIC

写真

左・オフホワイトを基調とした高級感のある内装。正面のスモークガラスの引き戸の奥はシューズインクローゼット(SIC)で、右隣にサービスルームがあります。/右・SICだけで約3.8帖の広さ! 可動棚が備わっていて収納力は◎

cowcamo

一瞬SICががサービスルームかと思いました(笑)

約8帖の サービスルーム

写真

改めまして、こちらがサービスルームです。外に繋がる窓はありませんが、天井の一部が2階まで吹き抜けになっているので、うまく空気を循環させることができそう。

売主さま

快適にお過ごしいただけるよう、全室にエアコンを設置済みです。

ふかぁ

写真

左・さあ、左手の階段を上って2階のリビングへ進みます。白い折れ戸の中は、階段下スペースを活用した収納(これも大きい)です。/右・階段には柔らかいカーペットが敷き詰められています。上り下りの衝撃や音を吸収してくれるのでありがたいですね。

cowcamo

こちらのマンションはペットの飼育が可能です。ふかふかの階段はペットの足腰にも優しいカモ♡

約19.8帖の リビングスペース

写真

おおお……! リビングの奥はアーチを描いたガラス張りになっており、ただならぬ雰囲気です! 板張りの天井も相まって、船の先端部分に立っているみたい。

写真

西寄りの南西向きで、窓の両端部分は押し開けて換気することが可能です。正面に広がっているのは時間貸しの駐車場なので、圧迫感はなさそう。

売主さま

リビングとダイニングには床暖房を設置しております。

写真

窓を背にして、反対側から。“食事する場所” と “くつろぐ場所” がそれぞれ独立している間取りなので、暮らしにメリハリがつきそうですね。これだけゆとりのある空間だと、家具の配置も好きに遊べそうで夢が膨らみます!

2階の中継部分です

写真

左・リビングを出ると、短い廊下の奥に “食事する場所” が。写っていませんが、左手にトイレその1があります。/右・うーん、トイレもたっぷりと余裕を感じさせる設え。手洗いボウルにはイタリア製セラミックが使用されています。

cowcamo

トイレは2階と3階にそれぞれあります。ちなみに、全く同じデザインなので長居すると自分が何階にいるかわからなくなるかも(笑)

約12帖の ダイニングキッチン

写真

ダークカラーのキッチンを中心に据えた、スタイリッシュなダイニングキッチン(DK)。奥にあたる北東側は全面磨りガラスになっています。取材時はあいにくの雨模様でしたが、晴れた日はもっと明るさが期待できそうです。

意外な展開

写真

左・奥の台形に突き出したスペースをよく見てみると、ガラス扉の手前がコンパクトな土間になっています。これはまさか……/右・ジャン! お勝手口でした! 目の前に各住戸から出られる外通路が延びており、ゲートの先にはマンション脇の道路が見えます。

cowcamo

2階にいるのに外へ出られるとは! ゴミ捨ての時など
にすごく便利そう〜。

写真

DKに戻って。左手の腰壁の奥は吹き抜けになっており、1階のサービスルームと繋がっています。ふむふむ、少しずつ168㎡の全容が明らかになってきましたね。

キッチンを拝見

写真

左・食洗機や浄水器付き水栓を完備したシステムキッチン。家族とコミュニケーションを取りやすい対面式です。/右・背後には収納カウンターと冷蔵庫置き場があり、その隣に折れ戸付きの洗濯機置き場があります。

まだまだいきます 3階編

写真

左・階段を上がって左手を向いたカット。突き当たりに洋室A、右手に水まわりがあります。左側の壁面はすべて収納です。頼もしい!/右・階段を上がって右手を見たカット。時計まわりにトイレその2、洋室B、洋室Cが並びます。

約12帖の洋室A

写真

こちらは住戸内で一番広い個室です。リビングのちょうど真上にあたり、優しくカーブした南西向きの出窓が備わっています。

写真

左・ツヤのある白いドアの先はウォークインクローゼット(WIC)。/右・もう『広い』って言うのやめようと思ったのですが、WICがまたしても衝撃的に広いんです……

cowcamo

WICで仕事できるカモ。

水まわりをチェック

写真

左・ラグジュアリー感漂う、2ボウルの洗面化粧台♡ 足元はフロアタイル敷きでちょっとひんやりするのでご留意を。/右・バスルームは1418サイズで、浴室乾燥機を完備しています。

約6.1帖の 洋室B

写真

さてさて、住戸の北東側にある洋室Bへやってきました。バルコニーに面した掃き出し窓があり、その反対側にはクローゼットが備わっています。

バルコニーに 出てみましょう

写真

北東向きのバルコニーは、洋室B〜洋室Cにまたがっています。お向かいの建物との間に植栽が葉を茂らせているおかげで、視線はそこまで気にならなさそう。

鏡の国の 洋室C

写真

洋室Cは、洋室Bを鏡に写したような形をしています。広さは同じく約6.1帖。もちろんクローゼットも備わっています。うーん、平等!

こちらがマンション全景!

写真

ご紹介したのは、総戸数5戸の小規模マンション。共用部分はほとんどなく戸建てライクな住宅が仲よく5つ並んでいる、といったイメージ。1986年築で、新耐震基準に適合しているのは大きな安心材料ですね。

cowcamo

ただし、戸数に対して共益費の額はかなり控えめなので、将来的な値上げや一時負担金が発生する可能性を視野に入れておいた方がよさそうです。

どっちも歩きたい

写真

物件は、東急東横線の「学芸大学」駅と「都立大学」駅のちょうど間に位置しています(ともに徒歩14分)。“ガクダイ” なら活気ある商店街を楽しめますし、“トリツダイ” なら自然豊かな散歩道「呑川緑道」を歩けるのが魅力。

暮らしを彩る 素敵スポット

写真

左上・柿の木坂マダムが集まる焼菓子店「Quatre(キャトル)柿の木坂 本店」。ふかふかのソファーでケーキと紅茶をどうぞ。(220m 徒歩3分)/右上・ベーカリーカフェ「Breadplant OZ(ブレッドプラント オズ)」は芸能人にもファンが多いという人気店です。(550m 徒歩7分)/左下・もちろんコーヒーだってとっておきをいただけます。「ONIBUS COFFEE(オニバスコーヒー)八雲店」でほっとできるひと時を……(600m 徒歩8分)/右下・すぐそばに自然と触れ合えるスポットがあるのもポイント高いですよね。「碑文谷公園」ではボート遊びやポニー乗馬体験も。(700m 徒歩9分)

cowcamo

さらに足を延ばせば、広大な「駒沢オリンピック公園」(1.1km 徒歩14分)もご近所に。人間もワンちゃんも気持ちよく走れるスポットです!

cowcamo

カウカモ編集部より

溢れ出すオーラ(気品?)に、唸りっぱなしの取材でした。まず、とにかく広い。住戸の専有面積は約168㎡です。トイレやWICに至るまで、どこもかしこも余裕の広さ! しかも、リビングのアーチを描いた窓のインパクトがすごいんです。家族団らんはもちろん、ゲストをお迎えする場所としてこの上ない活躍が期待できます。もし私がこのお宅に招かれたなら『あのお家のリビング、船みたいだった!』といつまでも心に残ることでしょう……。

3階建てのメゾネットですので、生活の中で階段の上り下りが多くなるのは割り切っていただく必要があります。ですが、ちょっとうれしいのはダイニング横のお勝手口の存在です。建物自体が傾斜地に建っているため、2階のDKからもパッと外に出られるんです。さりげなくも確実に便利なポイントだと思います。

とても小規模でプライベート感あるマンションですので、今後の修繕計画には目を光らせておいたほうがいいかもしれません。ですがこちらの住まいに限らず、どこに住んだとしても修繕に対する主体性は必要なのでは、と個人的には思います。ならばここで、思いっきり戸建てライクな暮らしを満喫してみてはいかがでしょうか♡

“柿の木坂エリア” らしいラグジュアリー感のほどは、ご覧いただきました通り。ペットも飼えて、平置き&屋根付きの駐車場が無償で使えます。どなたにでもおすすめできる価格ではないかもしれませんが、ご検討いただける方はぜひ。現地でごゆるりと、この “クルーズ船” で過ごす毎日の妄想をしてみてくださいね。

writer : 小杉 美香 / editor : 熊谷 緑