桜色に誘われて

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LDKの中央で目を惹く、桜色の壁。裏側にはベッドルームとウォークインクローゼット(WIC)があり、ここを中心に住戸全体を回遊できる間取りです。

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壁はオーストラリア発の塗料「PORTER'S PAINTS(ポーターズペイント)」で塗装。独特のニュアンスを感じるテクスチャーで、住まいに表情が付いています。

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バルコニーは南東向き。二面採光で窓が多く、心地のいい日差しが入る空間です。キッチンとリビングダイニングの境目をよく見ると、床の張り方を変えているのが可愛い。

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売主さまがお住まいだったときには、キッチン背面にふたり掛けのダイニングテーブルを配置されていました。天井のライティングレールにペンダントライトを吊り下げると、空間に奥行きが生まれそうですね。

軽やかなデザインの ステンレスキッチン

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キッチン本体と統一感のある、2口タイプの置き型コンロ付き。壁には、キッチンツールを引っ掛けられるバーが備わっています。

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収納はオープンに造られているので、調理器具や食器のチョイスにはこだわりたいところ。

バルコニーへ

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遠くの街並みが地平線のように見える、清々しいビュー。

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バルコニーはデッキパネル敷きです。

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掃き出し窓にはインナーサッシを設置済み。外に出ても車の走行音はほとんど気にならないのですが、窓を閉めた室内はさらに静かで、落ち着いた暮らしを送れそうです。

室内に戻って

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右手奥からベッドルームにまわり込み、そのほかの空間をぐるりと見てみましょう。

約3帖のベッドルームへ

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左・ベッドルーム奥の壁はブルーグレーで塗装。/右・カウンター付きの腰壁はヘッドボードがわりに。

黒い引き戸の中は?

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左・ベッドルーム奥の引き戸の先にはランドリースペースが。上部には部屋干し用のハンガーパイプ付き。/右・浴室は1216サイズ。追焚き機能付きです。

廊下に戻って

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左・左手の開口の中はWIC。/右・洗面台は廊下にあります。余計な装飾のないシンプルなテイスト。

まるで衣裳部屋

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WICは約2帖もの広さ。写っていませんが、上部には奥行きの深い枕棚まで備わっています。

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姿見を置いて、ここで着替えを済ませられるようにするといいカモ。

玄関まわり

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左・左手に見える黒い扉の中は物入れ。棚などは備わっていないので、掃除機などの置き場所によさそう。/右・トイレは窓付きです。

ディテール

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左上・こちらの住まいで最も印象的な、桜色の壁。ムラのあるような塗り方が可愛い。/右上・キッチンの壁はライトグレーで、あえて大雑把な印象に。/左下・床にはボルドーパインの無垢材が使われています。経年変化する味わいを、さらに育ててみて。/右下・天井は躯体現しで、白に塗装済み。

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こちらの物件には電気容量の制限があり、20Aとちょっと省エネタイプ。売主さまはそこまで不自由なく暮らしを送っていたそうですが、同時にたくさんの家電を使うことが多い方はご留意くださいね。

井の頭通り沿いに佇む どっしりとしたマンション

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1970年に竣工した、総戸数62戸の建物。脇道に入った所に、エントランスと自転車置き場があります。エントランスまわりはきれいに改修済みですが、共用部には築年数を感じる部分もありますので、現地でもご確認ください。

管理人さん

2021年12月現在、自転車置き場には空きがあります(月額200円)。利用を希望される方は、最新状況をお尋ねくださいね。

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1階にはテナントとして、地元で愛されるカレー屋さん「ブルーバード」が入っています。余談ですが、筆者は取材帰りのランチに半熟目玉焼きが乗ったドライカレーをチョイス。徒歩0分に素敵なお店があるなんて羨ましい!

おいしい立地です、 色々な意味で。

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左上・「玄関食堂」は、その名の通り “玄関先” で美味しいお料理とお酒に迎えられる隠れ家的な名店。著名な漫画家やアニメ監督にもファンが多いのだとか。(300m 徒歩4分)/右上・それもそのはず、ここ武蔵野市は古くから数多くの漫画家やアニメーターが暮らした街。本格的な薪窯ピザをいただけるレストラン「武蔵野カンプス」も、アニメ制作会社のビルに入っています。(450m 徒歩6分)/左下・「SIZZLE(シズル)」は、カウンターの目の前でジューッと焼き上げる鉄板料理が自慢のフレンチレストラン。ガッツリとお肉を食べたいときはココで決まり。(300m 徒歩4分)/右下・こちらがマンションに入るカレー屋さん「ブルーバード」のドライカレー。自家製ピクルスが付いてきます。食後はネルドリップの本格コーヒーでひと息ついて。

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セレクトショップが並ぶ「中道通り商店街」がご近所で、井の頭通りを直進すれば「吉祥寺」駅までは徒歩15分。飲食店が多いだけでなく、お散歩圏内に楽しいエリアが点在する、おいしい立地です。


ちなみに、マンションの大通りを挟んだ向かいにはバス停「横河電機前」があり、「吉祥寺」方面にはバスでもアクセスできますよ。

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カウカモ編集部より

2020年5月にリノベーションしたのち、売主さまが一年半ほど暮らしを送られた住まい。今回は、ご結婚にあたって売却されることになったそう。すでにご退去されていますが、お住まいだったときのお写真を拝見すると、家具や小物にセンスがきらりと光っていました。


6階に所在する二面採光の角部屋で、眺望や日当たりの心地よさがGood。そこに回遊性のある間取りとデザインが加わって、住戸のポテンシャルを引き出しています。ブラケットライトや黒で統一されたアメリカンスイッチなど、細部にもこだわりが見えるので、ぜひ現地でご覧くださいね。


ご近所にはいいお店がたくさん集まっていて、「吉祥寺」までお散歩できちゃう距離感。ここで暮らしを送ったら、家で過ごす時間も街へ出かける休日も、ハッピーな気分で包まれそうです。

writer/editor : 軽部 優海