世田谷区千歳台(千歳烏山駅)
樹と家族の棲むところ
東京テラスG棟
朝、樹は考えた。犬を連れて駆け回る子どもたちは、どこへ遊びに行くのだろう。夕方、樹は考えた。帰ってきたあの家族は、高い場所からどんな景色を眺めているのか。夜、樹は考えた。自分に脚がないのは少し残念だけど、ここでじっと見守り続けられることが、いちばん幸せなんだと。
現在ご紹介可能な物件は、中古・リノベーション住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ) 」よりご覧いただけます。
環境◎ な マンション周辺

左上・物件の最寄り駅は京王線「千歳烏山」。駅前には活気のある商店街が南北に続き、歩いていて景色に見飽きません。(徒歩17分)/右上・マンションの裏手にある「区立塚戸小学校」は、創立143年の伝統ある学校。(200m 徒歩3分)/左下・マンション敷地内に併設されているスーパー「サミットストア 千歳台店」。朝9時〜夜11時まで営業しています。/右下・子どもたちが喜びそうな遊具広場のある「蘆花恒春園(ろかこうしゅんえん)」。広い敷地に背の高い木々が並び、ピクニックにも最適です。(450m 徒歩6分)
「青山学院大学」跡地の 広大な敷地にそびえるマンション

駅からフラットな道のりを歩くこと17分。赤いレンガをあしらったメインゲートが見えてきました。こちらのマンションは、約49,000㎡もの広大な「青山学院大学」の世田谷キャンパス跡地に建設されたもの。敷地内の建物は計10棟、総戸数は1036戸というから驚きです。

左上・ゲートを抜けて木々に見守られる通路を進むと、車止めが。キャンパス時代からあるイチョウやヒマラヤスギなど約100本に加えて、約2万本の木々や草花が植えられています。/右上・屋根付きのアプローチをさらに奥へ進むと・・・/左下・オートロックのある大きなエントランスに到着しました。/右下・住戸へ上る前に駐輪場をチェック。敷地内には機械式、自走式、平置き合わせて1036台分の駐車スペースも用意されていて、位置によって金額は変わりますが、月額3,090〜9,785円でご利用いただけます。
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左・エレベーターで10階に上がりました。廊下を進んだ突き当たりが今回ご紹介する住戸です。/右・玄関ドアの前にはアルコープという凹みがあり、プライバシー性の高い造りになっています。左手には開き戸の専用トランクルームも。お子さまの遊び道具やアウトドア用品などを収納するのに便利そう。
お邪魔します!

左・土間の左手にはご家族分の靴を十分にしまえそうなシューズボックスが。/右・廊下の奥から振り返ったところ。左右4枚のドアの先には、洗面脱衣室、トイレ、洋室C、洋室Dがそれぞれあります。のちほどご紹介しますね。
約17帖のリビングダイニングと 可変性ある洋室A

リビングダイニング(LD)入り口のドアを開くと、背伸びをしたくなるような広々とした空間が現れました。右手には、4枚の引き戸で仕切られる洋室Aが見えています。

洋室Aを背にして、LDを真横から見たところ。左手には洋室Bの入口ドア、中央には独立式のキッチンがあります。窓が2面にあるのは角住戸の大きなメリット。おや、外に何やら見えていますが・・・?
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2018年11月現在、こちらのマンションでは初めての大規模修繕工事が行われていて、窓の外には足場とネットが設置されています。全体の工事は、2019年4月に完了する予定だそうです。日中の工事音はもうしばらくの辛抱。

左・キッチンは、まだまだ現役の天板やキャビネットは既存のものを活かして、ガラストップの3口コンロ、ディスポーザー、食洗機が新品に交換されています。そしてこちらにも明るい窓が。/右・背面のスペースには余裕があるので、食器棚や家電収納を追加で設置するとよさそう◎

キッチン前から洋室Aの方を向いてパシャリ。扉を開け放ってLDを拡張した場合、約21帖もの空間となります。右手の収納も使いやすそうですね♪

洋室Aは約8帖。寝室としても十分にお使いいただける広さです。次に引き戸を閉じてみましょう。

室内に柱の張り出しが少ない「アウトフレーム工法」で建築されているので、ベッドや家具を壁にべったりくっつけて設置することができます。掃出し窓からは、LDと同様にバルコニーに出ることができますよ。

引き戸を閉じたところを、ふたたびLDから。LDの床には温水式床暖房が設置されていて、冬でも足元からぽっかぽか。ワンちゃんも猫ちゃんも大満足の設備ですね◎ 続いて、バルコニーに出てみましょう。
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こちらのマンションでは、体高45cmまでの小型犬や猫を1匹まで飼育することができます。
“能ある鷹” は 現在羽を休めておられます

バルコニーは奥行きも幅も、十分に余裕があります。水栓が付いているので、ちょっとしたベランダ菜園を作る際にも重宝しそう。L字型に続くバルコニーを、さらに奥へと進んでみましょう。

左・角まで進んで、90°向きを変えたところ。左手はキッチン部分にあたります。/右・さらに突き当たりまで進むと少し開けたスペースが。アウトドアテーブルとチェアを設置するのにぴったりの場所ですね。何ならテントだって広げられちゃいそう!
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こちらの住戸、最大の見せ場のひとつが、この50㎡超のルーフバルコニー!・・・だったのですが、ご覧の通り修繕のために足場が組まれており、その本領をお見せすることができませんでした。残念!

北東向きのテラスから左右・正面の3方向を見てみました。遠く奥多摩の山々から新宿の高層ビル群までを一望。写真からはわかりにくいですが、「東京スカイツリー」まで見えました。ああ、気分爽快!
室内に戻りました

お子さまが小さいうちは洋室Aに置き畳などを敷いて、プレイスペースにするのもおすすめ。もし急な来客があっても、引き戸を閉めればおもちゃなどをサッと隠せます。続いては、右手に入り口ドアがある洋室Bへ。
景色のいい窓付き 約5帖の洋室B

こちらはややコンパクトですが、しっかりクローゼットが付いていて、お子さまの個室や書斎によさそうです。続いて廊下に戻って、洋室CとDをご紹介しましょう。
WICを完備! 約5帖の洋室C

こちらは北東向きと、共用廊下向きの2面に窓があります。右手の窓の向こうは、先ほどご紹介したルーフバルコニーの広くなった部分。

おひとりで使うなら十分な容量のあるウォークインクローゼット(WIC)が備わっています。内部には可動棚もあり、本を置くのにも便利そう。
約7帖の洋室D

窓は共用廊下に面していますが、角住戸のため住人が前を横切ることは少なそうです。窓の外には防犯のための格子が取り付けられていますよ。

こちらの個室もWIC付き。内部には2段のハンガーパイプと枕棚が備わっています。最後に水まわりをご紹介しましょう。

左・洗面脱衣室には、ご家族並んで歯磨きできそうな、ワイドな洗面台が備わっています。/中央・お風呂は、ゆとりある1620サイズ。ゆったりと足を伸ばしてお湯に浸かれますよ。/右・トイレはタンクレスタイプに新品交換済み。コンパクトな手洗いも備わっています◎

カウカモ編集部より
ここでご紹介するマンションの規模には、きっと驚く方も多いハズ。敷地面積は東京ドーム1個分を超え、計10棟からなる建物群をすべて合わせた総戸数は、なんと1036戸!
そんな規模の恩恵もあって、共用施設の充実っぷりには目を見張るものがあります。敷地のゲートから続くアプローチは、両脇にまるで公園か緑道のような大きな木々が生い茂り、ホテルライクなエントランスホールにはコンシェルジュさんがいらっしゃるフロントも完備。さらに、毎日焼きたてのパンを販売している開放的なカフェラウンジを始め、ゲスト宿泊室、大画面で映画鑑賞ができるシアタースタジオ、雨の日でも子どもが遊べるキッズテラスやキッズライブラリーなどなど・・・ここでは紹介しきれないほどです。
これだけ敷地が広大で緑が豊かなのは、かつてここに「青山学院大学」の世田谷キャンパスがあったから。その49,000㎡に及ぶ跡地を、積水ハウス・住友不動産・長谷工コーポレーション・名鉄不動産の4社が共同プロジェクトとして開発したマンションで、敷地内にはスーパーや保育園、公園まで併設されています。
最寄り駅となる京王線「千歳烏山」とは少々距離は離れてはいますが、その分、メインゲート目の前にあるバス停「千歳台六丁目」の利便性は◎ 朝7時台には「千歳烏山」駅行きの便が1時間に14本発着。加えて、小田急線「千歳船橋」駅へも、7時台に14本が停車します。急行電車に乗りたい場合は「成城学園前」駅行きもご利用いただけますよ。おっと、マイカー派の方もご心配なく。敷地内には計1036台分の駐車スペースが用意されており、2018年11月現在、十分な台数が空いているとのことです。
さて、前置きが長くなりましたが、共用設備と同じように魅力的なのが、約88㎡の専有面積に4つの個室を与えた住戸です。角住戸であることで3部屋に眺めのいい窓が備わっており、その外には実に50㎡を超えるL字形をしたルーフバルコニーが。取材時は大規模修繕工事の真っ只中で、その広さや眺望のよさをお伝えしきれないのが本当に残念ですが、“能ある鷹” の羽休め・・・ ということでご容赦ください。外にアウトドアテーブルを出して食事をしてもよし、街に沈む夕日をただ眺めるもよし。ご家族揃っての “アーバンアウトドア” ライフを実践するのにもうってつけです。(参考:アウトドアリビングも満喫できる家)
個室のうち、最も広い洋室Aは、引き戸によってLDと仕切ることができます。部屋数が足りている場合は開け放って、ご家族がもっとも長い時間を共に過ごすリビングスペースを拡張するのがオススメ。戸建て住宅並の広々とした浴室や2箇所に用意されたWIC、アルコープ横にある専用トランクルームなど、ファミリーでお住まいになるのにうれしい設備が整っているのもポイントです。
マンションが現在築12年ということもあり、キッチンキャビネットや一部の建具など、まだ現役で使える部分は既存のものを活かしつつ、トイレやフローリング、ガスコンロなど、必要な部分がリノベーション工事によって新品に交換されています。既存部分の使用感については、現地でご確認くださいね。
さて、筆者が思い浮かんだこの物件の住人像は、“上の子が来春小学校に上がる4人ファミリー” 。遊び盛りの “怪獣たち” と一緒に愛犬の散歩に出かけると、いつも決まってどろんこになって帰ってきて。仲よくお風呂に入って夕食を済ませたら、天体望遠鏡をバルコニーに出して、元天文部のパパのオンステージ。星座とギリシャ神話の話を得意げに話しているうちに子どもはウトウトしだして・・・なんて、ちょっと行き過ぎた理想でしょうか。皆さまなら、ここでどんなストーリーを妄想しますか?
writer:中山 宇宴 / editor:平野 翔子
残念ながら屋内共用施設の撮影はできませんでしたので、テキストでご紹介しますね。建物内には、ラグジュアリーなホテルのような巨大エントランスホールが広がっていて、にこやかなコンシェルジュさんがいらっしゃるフロントがあります。そのすぐ横にあるカフェラウンジでは、たくさんの方がゆったりとくつろいでいました。住戸の所在するG棟の入り口にもうひとつのオートロックがあり、その横には宅配ボックスが完備されていましたよ。