売主さまのご紹介

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売主さま

吉祥寺の街に長く住まわれている売主さまご家族。旦那さまはデザイナー、奥さまはイラストレーター とクリエイティブ系のお仕事をされています。2014年にフルリノベーションを施したこちらの住まいは、昨年までご友人に賃貸されていました。郊外への移住を検討しているため、ご売却することに。

「井の頭恩賜公園」から ごきげんよう

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ご紹介する物件の最寄りは、JR中央総武線と京王井の頭線を利用可能な「吉祥寺」駅(徒歩7分)。デートやお花見スポットとしても人気の「井の頭恩賜公園」がご近所です♡(80m 徒歩1分)

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ご紹介する住戸のバルコニーからは、スワンボートが水面を揺らす様子が見えますよ♪

吉祥寺通り沿いの レトロなマンション

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螺旋階段が印象的な建物は、大手ゼネコンである鹿島建設による施工。1970年竣工とそれなりに築年数が経過していますが、共用部はきれいに保たれている印象です。宅配ボックスを設置するなど、時代にあわせたアップデートも実施されていますよ。

ブロカントが 似合う空間

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左・玄関扉を開けると、味わいのある “古道具” が似合う玄関スペースがお出迎え。/右・右手にスラリと延びる土間。正面の引き戸の先は……

売主さま

下足入れは備わっていませんが、写真の家具はご希望があればお譲りします。

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住まい手の好みに応じて空間をクリエイトできる余白が、この住戸の大きな魅力。売主さまのセレクトセンスを参考にしながら見ていきましょう!

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引き戸の先はLDKかと思いきや、収納スペースでした! 右手には水まわりがまとまっています。

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玄関土間をダークトーンにし、居室に進むにつれてだんだんと明るくなるよう設計しました。コントラストの変化によって人の気持ちも動くんですよ。

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差し込む光が見えた瞬間、トンネルを抜けた時のような安堵感を覚えました。

約23帖のLDK

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収納スペースの先には、隅々まで “デザイン” されたまっさらな空間が広がります。レイアウトの自由度の高さに、ワクワクしますね〜!

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仕事柄、美術作家の友人が多いんです。左官業や電気工事、塗装業など、建築に関わる各分野のプロフェッショナルでもある彼らが、試行錯誤しながらリノベーションしてくれました。

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内装は一見シンプルですが、電気配線や塗装の配色など、細部に至るまで美しい仕上がり。審美眼を持った職人さんたちの手仕事に脱帽です!

森と水面とスワンと

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冒頭でご紹介した「井の頭恩賜公園」を一望できる、南向きのバルコニー。澄み切った空気が頬を撫でていきます。

売主さま

駅近の物件ですが、視界いっぱいの自然とともに、おいしい空気が室内を満たしてくれます。桜や紅葉など、季節をまるごと体感できますよ。

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取材時はあいにくの曇り空。快晴にめぐまれた日のビューは、ぜひ現地でお確かめくださいね。

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幅も奥行きもたっぷり確保。初秋の夕涼みにもピッタリのくつろぎスペースです。

室内に戻って

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バルコニーを背にLDKを見たカット。美しいアールを描いた電気配線は、もはや芸術……! お次は左手に見えるキッチンを拝見します。

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インダストリアルな雰囲気漂う、ミニマルなデザインのキッチン。

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2014年にフルリノベーションされた住戸です。設備などの使用感については現地でご確認ください。

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キッチンを背にもう一度室内を見渡しましょう。気分転換の模様替えも、気軽に楽しめそうですね♪

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内装も間取りもシンプルなので、将来的な追加リノベを楽しんでいただきたいです。

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収納の引き戸を開けると、玄関まで視線が抜けます。

売主さま

家具や小物は物件に付帯しません。ハンガーラックとして使用している活版印刷時代の活字台はご希望があればご相談可能です。

押入れの構造を 活かして

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左・元は押入れだったため、収納力たっぷり。スタンドライトを配置すれば、ワークスペースにもできそうです。/右・引き戸には光を通す材を採用しており、やわらかな自然光が玄関側まで届きます。

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収納はこちらの1か所ですが、水まわりのある通路側にも家具を配置できそう。

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約2.5帖のトランクルームの専用使用権付きです。

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正面に見えるのは置き型の暖房器具。計2基備わっており、シャビーなインテリアにしっくりと馴染んでいます。

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11月〜4月は暖房費が発生します。使用の中断や器具の撤去をご希望の際は、管理会社へお問い合わせください。また、エアコンは物件に付帯します。

水まわりをチェック

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左・シンプルな洗面化粧台。余白を利用して、リネン用のワゴンなどを追加するとよさそうです。/右・背面には洗濯機置き場が。現状は使用しておらず洗濯パンが付いていないため、状況に応じてご用意くださいね。

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左・ちょっと変わった形の浴槽は、陶芸家のご友人が塗装してくださったそう。個人的に、上部の照明がツボです!/右・手洗い器付きのトイレは広々。

ヴィンテージの風格

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左上・ シャープな庇(ひさし)が印象的な、スロープ付きのエントランスアプローチ。対面には自転車置き場があります。/右上・クラシカルなエントランスロビー。左手に管理人事務室があります。 /左下・エレベーターホールには、うれしい宅配ボックスも◎/右下・エレベーターを7階で下り、内廊下を進んだ先にご紹介の住戸があります。

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管理人さんは日勤で、平日の9:30〜18:00と土曜日の9:30〜12:00に勤務されています。

変わり続ける街 終わりなき散策

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左上・吉祥寺の “顔” と言っても過言ではない焼き鳥店、「いせや 総本店」がご近所。思い立ったらすぐに老舗の焼き鳥を頬張れます。(240m 徒歩3分)/右上・複数の映画館があるなど、カルチャーの街としても知られる吉祥寺。「吉祥寺 オデヲン」は1954年に開館した老舗の映画館です。(700m 徒歩9分)/左下・散策の楽しみ方はさまざま。“飲み歩き” という名の散策も楽しめます。所狭しと個性的な飲食店が並ぶ「ハーモニカ横丁」にもぜひ!(500m 徒歩7分)/右下・「吉祥寺」駅から物件へは、駅直結のショッピングモール「アトレ吉祥寺」内を通るのがオススメ。ショッピングや買い出しを済ませながら帰ることができます。(300m 徒歩4分)

売主さま

新陳代謝のあるエリアで、散策するたびに新たな発見があります。カルチャーやショッピング、グルメなどを堪能できるほか、大型家電量販店などの生活利便施設もひと通り揃っているので、都心へ出る機会が減りましたね(笑)

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カウカモ編集部より

賑やかで、刺激的で、広大な自然があって。電車に乗らなくても暮らしを完結できる、凝縮された街の魅力。ヴィンテージの風格漂う、丁寧に住み継がれながら年を重ねるマンション。


エリアや建物の魅力はもちろんですが、筆者は余白そのものをデザインしたような住まいの虜になってしまいました。リノベ施工時にはあえて “現場監督” という存在を持たず、各分野に特化したプロフェッショナルたちが活き活きと腕をふるい、試行錯誤しながら完成した住まい。


写真では伝えきれない塗装の味わいや手触りを、ぜひ現地で体感していただきたいです。


自然から湧き出る水分を含み、夏でもややヒンヤリとした空気が流れ込む室内で、このまま暮らすイメージ、追加リノベのイメージ、ご自身のテイストで満たした時のイメージなど、自由に思い描いてみてください。


そしてこのバトンを受け取ったなら、ご自身がこの住まいをクリエイトする職人のひとりとなり、ぜひ腕をふるってくださいね。

writer/editor : 守田 可愛