最寄り駅は「麻布十番」

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左上・東京メトロ南北線と都営大江戸線が乗り入れる「麻布十番」駅。/右上・駅前の「麻布十番商店街」には、最新トレンドを押さえたお店やグルメスポットはもちろん、老舗が残っているのも魅力。/左下・スーパー「成城石井 麻布十番店」。近隣には「ダイエー麻布十番店」も。/右下・以前「ピーコックストア 麻布十番店」だった場所には、オーガニック製品を中心としたスーパー「Bio c’ Bon(ビオセボン)」と、高品質冷凍食品専門「PICARD(ピカール)」がオープン。

歴史ある住宅街は国際色も豊か

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「麻布十番」から徒歩約6分。勾配のある「暗闇坂」の中ほど、「オーストラリア大使館」のお隣になります。この坂は狭く、抜け道となっているため交通量もあります。ガードレール付きの歩道があるものの、小さなお子さまがいらっしゃる方はご注意くださいね。「六本木」へも徒歩約12分と、とても利便性のよい立地です。

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外観の仕様は、趣あるベージュのタイル貼り。品のよさが光ります。ちょうど大規模修繕工事中で、バルコニーの手摺りも新しく取り換えられました。

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左上・前面道路より、少し低い場所に位置するエントランス。横にはスロープがあり、奥に進むと自転車置き場が。/右上・工事中のため、床に養生シートが貼られたエントランスホール。工事を終えた壁面や郵便受けなどは、とても綺麗。現在築38年という経年を感じませんね。/左下・エレベーターで4階に。シンプルな共用廊下ですが、通路の幅が広くゆったり。奥に真っすぐ進み、突きあたりが今回ご紹介するお部屋です。/右下・ちなみに5階から外に出ると、屋上に洗濯物干しスペースがあります。六本木ヒルズがすぐそばに見えて、気分転換にもなる気持ちのよいルーフトップです。

売主さま

こちらは現在大規模修繕工事中で、来年1月中に完了する予定です。数年前に窓サッシも交換済みで、とても使いやすくなっています。なお道路を挟んだ向かいには、新築マンションが建設中ですが、このお部屋とは面していないので影響はないと思われます。

美しいホテルスタイルの世界へご案内

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左・玄関扉を開けると、床タイルの石目が美しい玄関。/右・玄関を見返した様子。ズラリと並んだ収納は、下足入れとハンガーパイプがついた収納。来客の多い方であれば、お客さまのコートをお預かりする、クロークとしても便利です。そして手前の棚は、引出し式の炊飯器などキッチン家電を置くスペース。さらに手前には、大きな海外製でも置けそうな冷蔵庫置き場。

まず目に飛び込んでくるのは・・・

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玄関から数歩進むと、まず目に飛び込んできたのはオープンキッチン。まるで、レストランに訪れたかのような雰囲気です。キッチン後方の壁には天然石が貼られており、モルタルで仕上げられたスタイリッシュなキッチンとの相性はバッチリ。シャープな印象の中にも、天然素材の温かみが感じられますね。背面には、浅めのバックカウンターが備えられています。

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キッチンの作業スペース側から、見返した様子。右の奥に見えるのが玄関扉です。 “く” の字に折れ曲がったキッチンは約3.5mほどの長さがあり、作業スペースもたっぷり。食器洗浄機や引出しの収納力など、機能面も◎。またキッチンの向かい、壁一面にも収納が備えられています。バックカウンターと壁面収納、奥行きの浅いものと深いものの両方が備えられており、食器から買い置きはもちろん、季節の飾り物まで見せずにスッキリと収納できそうです。

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キッチンから見える景色も素敵です。ダイニングの奥に見える白い扉はリビングへ、正面のニッチ横からは、水まわりや各居室へとつながっています。そう! このキッチンは部屋のすべての中心にある、司令塔のような場所なんです。

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逆サイドから見ても、本当に佇まいの美しいキッチン。東向きの窓から光が届くので、明るく清々しい印象でした。

売主さま

こちらは「SUITE EDITION - あのひとときを、いつもの暮らしへ」をコンセプトに、リノベーションいたしました。ホテルライクで、どのシーンを切り取っても絵になるような・・・。海外のデザイナーズホテルで過ごすような “非日常の時間” を、日常の暮らしに取り込む。そんなライフスタイルを送っていただけるよう、徹底的にこだわり抜きました。

居心地のよいダイニング

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カフェでも居心地のよい席ってありますよね。まさにこのダイニングは特等席! 少し壁に囲まれた場所となっており、ゆったりと落ち着くことができます。キッチンとの距離感もほどよく、バルコニーへと続く東向きの窓のおかげで、明るさも充分。大きなダイニングテーブルは、ホームパーティーでも大活躍ですね。

東向きのバルコニーはM字型

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ダイニング前の窓からバルコニーに出ると、目の前に広がる緑と空。工事中のため、足場が組まれています。

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奥行き約2m・幅約9mという、ゆとりの広さ! 水栓がついているので、ガーデニングの際には便利。

独立タイプのリビング

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ダイニングから扉の奥へ進むと、約8帖の独立したリビングスペース。2方向の窓からたっぷり光が差し込み、明るくて居心地のよい空間です。

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東向きのバルコニーからは空が抜けていて、都心の4階とは思えない景色。マンションが高台に建っているおかげですね。実は少し下を覗き込むと、お寺の墓地が見えます。日常生活をしている時にはほとんど視界に入りません。寺社や墓地には将来的に高い建物が建つ可能性が低いため、眺望面ではよい点ともいえます。気になる方は現地にてご確認ください。

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特に広くはないものの、3カ所もあるバルコニーの内のひとつですので、充分かもしれません。

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バルコニー側から、リビングを見返した様子。落ち着いた色調のアクセントクロスが、空間を引き締めています。引き戸を開けておくと、ダイニングやキッチンの気配が感じることができます。

売主さま

「いざ家具を置いて住んでみたら、モデルルームの印象とは異なってしまった」という声を、よく耳にします。せっかくコンセプトを気に入っていただいたのに、残念だと感じていました。このお部屋は設計の段階から家具を含め、トータル・コーディネートしていますので、セット(テレビ・ベッド・洋室デスクを除く)にてお譲りいたします。このイメージのまま、生活を始めていただけます。

続いて居室と水まわりエリアをご案内

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何度見ても、素敵なダイニングとキッチンを通り・・・

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左・キッチン前のニッチ部分から続く廊下を進みます。/中央・廊下の先から見返した様子。左手に見えるガラス入りの扉は洗面脱衣室へ、奥の白い扉はトイレへと続きます。右手にはベンチが備えられており、狭く感じがちな「移動する場所としての廊下」ではない、広がりのある空間となっています。時には読書スペース、また時には・・・と使い方はさまざま。ベンチの上部はガラス入り間仕切りで、その奥には洋室Aが見えています。/右・トイレには、手洗いボウルが設置されています。

売主さま

ホテルライクな住まいの提案のひとつとして、壁にはいくつかのアートを飾っております。今回はフォトアートをひとつプレゼントいたします。数点の中から選べますので、お気に入りの作品をお選びください。

ガラス越しに見えた洋室A

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こちらは約6.5帖。ガラス越しに視線が抜けるため、帖数以上の広がりを感じます。

水まわりもホテルライクに

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左・洗面室というよりも “パウダールーム” という呼び方が、似合う空間。/右・石目の美しいタイルが張り巡らされた、バスルーム。一般的な樹脂製のユニットバスとは異なった、ホテル気分を壊さない仕様で統一されています。

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左・深みあるオリーブグリーンで統一された、家具のような洗面台。/右・奥の脱衣スペースには、ベンチが備えられています。そっと置かれたタオル・バスローブも、なんとオリジナル。今治タオルを取扱う「伊織」とのコラボレーションアイテムです。横には、ウォークインクローゼット(WIC)への出入り口。無駄のない、使い勝手を重視した動線ですね。

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L字型のWICには、トータルで約5mのハンガーパイプが。衣装持ちのオシャレなご夫婦でも、問題ない収納力ではないでしょうか? 洗面室の逆側、L字型の曲がった先にも扉があり、その先には・・・。

コージーな寝室

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主寝室にぴったりな、約8.1帖の洋室Bへとつながっていました! ぬくもりある木目のアクセントウォールに、照明器具の真鍮が素敵な組み合わせ。昼間もここでくつろぎたくなるような、居心地のよい寝室ですね。

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南向きの窓から、バルコニーへと出られます。お隣の洋室A部分のバルコニーとつながっていて、幅広くゆとりある広さ。目の前には「元麻布ヒルズフォレストタワー」が見えます。

充実の「麻布十番」駅周辺

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左上・「HUDSON MARKET BAKERS(ハドソン マーケット ベイカーズ)」は本場アメリカのスイーツ店。ザクザクの大判クッキーや、クランブルアップルパイがおすすめ! コーヒーも美味しいので、イートインでいただくのも◎ /右上・ブーランジェリ、トレトゥール(惣菜屋)、カフェ、バール、クッチーナ(食堂)と様々な要素を兼ね備えた「pointage(ポワンタージュ)」。ポワンタージュとは “一次発酵” という意味で、キッシュからデニッシュまで種類豊富。/左下・ミシュラン★★の中華料理店「富麗華(ふれいか)」。生演奏を聴きながら名物北京ダックがいただける、高級レストランです。/右下・“花のある暮らし” 、その喜びを日常に・・・ということで “他にはない” 選び抜いたものだけを、買い付けているというこだわりのお花屋さん「Fleuriste aux cerises(フローリストオースリーズ)」。

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高級住宅街として名高い “元麻布エリア” に建つ、ヴィンテージマンション。その中でも約94㎡という広い専有面積を持つ角部屋で、すべての居室がバルコニー付き。そしてなにより、この内装。とても特別感のある、お部屋のご紹介です。

古くからお住まいの方が多い「元麻布」。周囲には大使館が多いため、海外から駐在でお住まいの方々も多い、国際色溢れる場所でもあります。オシャレ感度が高い店から、下町的な雰囲気までが混在する「麻布十番」や、シティライフを実感できる「六本木」が徒歩圏内という、とても利便性のよい立地です。お店が多いわりには繁華街的な喧騒が少なく、寺社が多いため静かな環境であることも、長く好まれる魅力のひとつなのかもしれません。

そんな街の魅力に負けないくらい素敵な、今回のお部屋。写真でご覧いただいた通り、こだわり抜いたデザインとなっています。万人に向けた通常の分譲マンションでは見られない、この個性ある内容。「徹底的にこだわり抜いた物件を作り上げ、気に入って下さる方がいればいい」という考えに基づいた、リノベーション物件だからこそではないでしょうか。

でも単に、個性的なだけではありません。その場所での居心地が、とてもよく考えられているのも魅力の理由なのです。シンボルとなるキッチンやリビングダイニングだけでなく、寝室や洗面。そして廊下までも。その場所に佇むと、そこがこのお部屋の中心であるかのように感じられました。それはきっと、細部に至り “住み手の気持ち” に寄り添って、考えられているからかも知れません。

徹底的にまで、世界観にこだわって作られた空間。ほかに代わりは見つからない、正に “ここにしかない” 一点もの。「価格に見合った価値がある」、そう感じさせられた物件です。

取材・文・撮影:cowcamo