港区南麻布(広尾駅)
“ココロ泥棒” になる条件
インペリアル広尾
丁寧に選んだ上着も靴も、見るほどに気づく、私好みのコーディネート。最初は気品高くて接しにくいかと思っていたけれど、渋いマスクの下にいたのは、気さくで若くて思慮深いあなた。ああ、もしこの物件が人だったなら、私の心はたちまち奪われる。
現在ご紹介可能な物件は、中古・リノベーション住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ) 」よりご覧いただけます。
麻布・広尾
現在販売中のおすすめ中古マンション
売主さまのご紹介
Iさま
ご夫婦と2歳のお子さまの3人暮らし。2016年に生活環境のよいヴィンテージマンションの一部屋を購入、大手リノベーション会社にスケルトン工事を依頼したそうです。
周辺環境の整った「広尾」
左上・今回ご紹介する物件の最寄りは、東京メトロ日比谷線「広尾」駅。大使館やインターナショナルスクールが近くにある、国際色豊かな街です。(徒歩8分)/右上・起伏に富んだ「有栖川宮記念公園」は、お子さま連れでのピクニックに最適なロケーション。園内には公営のテニスコートや図書館も。(650m 徒歩9分)/左下・公園に隣接して建っている「都立 麻布子ども中高生プラザ」は、充実した遊び場や児童向けプログラムが魅力大。(700m 徒歩9分)/右下・最寄りのスーパーは、「肉のハナマサ 南麻布店」。近くに業務用スーパーがあるのはおサイフ的にもうれしい!(190m 徒歩3分)
堂々とした風格の ヴィンテージマンション
地下鉄出口からフラットな大通りをしばし歩くと、赤いレンガ調タイルを身にまとった立派な建物が見えてきました。明治通り沿いに建つ、1979年竣工・総戸数174戸の大規模マンションです。
cowcamo
左上・自動ドアのあるエントランス。立派なアーチ構造にロマンを感じるのは私だけじゃないはず!/右上・屋内に入ると、すぐ前に管理人室の小窓が。住戸の所在する1階は、階段を上がった先になります。でもその前に左側を向くと・・・/左下・スロープ付きの待合いスペースがありました。円形の窓も、なかなかレアなのでは。/右下・1階の共用廊下は屋外に屋根を設けた造り。写真右手の玄関ドアが今回ご紹介する住戸の入り口です。
ピンポーン 失礼しまーす
左・長い玄関土間の左手には、4枚の引き戸が。中はどうなっているのでしょうか・・・?/右・引き戸を開けて、廊下から振り返りました。写真奥の扉2枚分は可動棚の付いたシューズボックス、手前側はベビーカーや大きな荷物をしまえる奥行きの深い納戸になっています。これはスグレモノ!
売主さま
趣味のアウトドアグッズやゴルフ用品、出張の際に使う大きなトランクをこちらにまとめて収納しています。引き戸を閉めるとすっきり見えるのがポイントです。
左・LDK入り口側を向いてパシャリ。素敵な青いドアの左手には、水まわりへつながる引き戸、右手にもうひとつの靴収納が備わっています。/右・先に水まわりをご紹介。洗面脱衣室は白で統一された清潔感のある空間です。
左・お風呂はゆとりのある1418サイズ。/右・トイレはタンクが小さく、すっきりと見えます。
映えまくるLDK!
青いドアを開くと、約16帖の光に満ちた美しい空間が現れました。大きな鉢植えの木がまるで出迎えてくれているよう。
売主さま
購入時は内装や設備が建築当時の古い状態でしたので、間取りも含めて全面的に刷新しました。解体をしてみると壁の中からきれいな躯体が出てきたので、天井を現しに、壁を塗装仕上げにしています。
床はナラの無垢材フローリングを使用していて、自然由来のオイルで塗装されています。無垢材にはお部屋の湿度を快適に保つ調湿作用もあります◎
ダイニングエリアから撮影。天井にはライティングレールが設置されているので、愛用の照明をお好きな位置に取り付けられますよ。右手の掃出し窓には、外の走行音を抑える二重サッシを採用。続いてバルコニーに出てみましょう。
陽がしっかり差し込む 南向きのバルコニー
真正面はこんな眺望。首都高の高架と明治通りに面しているので、バルコニーに出ると走行音がちょっと気になりました。1階は実質2階ほどの高さに位置するので、通行人からこちらが見られることはありません。
床にはウッドデッキが敷かれています。幅はこぢんまりしているものの、奥行きは十分。写真の通り、日差しはしっかりと入ります。
cowcamo
「洗濯物を干すのに排気ガスが気になるワ」と思った方、ご安心下さい。後ほど “とっておきの場所” をご紹介します。
ふたたび室内へ
二重サッシの窓を閉めた状態なら、外の音は気になりませんでした。窓を閉めてエアコンを活用すれば、落ち着いて過ごせますね♪ 黒いソファの置かれたリビングスペースへ移動しましょう。
正面に見えるのは、広さ2帖強のインナーテラス。先ほどの掃出し窓も含めて、大通りに面した窓はすべて2重に仕切って音をシャットアウトできます。
引き戸を閉めた状態のインナーテラス。天井にハンガーバーがあり、天気の悪い日や外に出したくない洗濯物をこちらに干すことができます。コーナーサッシに沿って、カーテンレールも設置されていますよ。
売主さま
洗濯物を干す以外にも、こちらは日常的にパソコン作業をする場所としても使っていました。リビングスペースにパソコンを出して作業すると、何かと散らかっちゃいますから。
LDK入り口と同じ色で枠を塗装した引き戸は、オーダー制作したこだわりの “一点もの” 。よくみると昔懐かしい真鍮製のスクリュー錠が取り付けてあり、胸キュン。
インナーテラスの前からLDK全体を撮影。正面に見えるキッチンは少し背の高い腰壁で囲われていて、内部が見えにくくなっています。
左・キッチン天板は幅が広く、作業スペースには余裕が。/右・背後にもゆとりがあるので、おふたり同時に立っての “共同作業” もOK。写真では切れてしまっていますが、左手壁面の少し高い位置に収納が備え付けられています。
高めの腰壁は手元を隠せるだけでなく、コンロからの油ハネや煙の拡散を抑える効果も。リビングダイニングスペースにいるお子さまにも目が届きます。最後に、サービスルームを拝見しましょう。
約4.6帖のサービスルームは WIC付き!
サービスルームは壁に出っ張りがなく、ダブルベッドを置いてもまだ余裕があります。右手は大容量のウォークインクローゼット(WIC)入り口。
左・WIC側の壁は、内部に湿気がこもらないように上部がオープンになっています。写真右奥の壁には本棚まで。/右・WIC内部は、両側に枕棚とハンガーパイプが備わっていますよ。
cowcamo
約2.7帖あるので、ご家族分の衣類をまとめてしまえそう! 写真だとわかりにくいですが、右側天井近くの壁は有孔ボードになっていて、金具を好きな位置に取り付けてモノを引っ掛けられますよ。最後に、売り主さまからのメッセージを。
売主さま
おふたり暮らしの方にも、私たちのような子育てファミリーにも、きっと快適にお住まいいただけると思います。こだわり抜いて丁寧につくった家を、ぜひ大切に住み継いでください。
美味しい広尾を召し上がれ!
左上・マンションの地下1階には、老舗イタリアンレストランの「APPIA(アッピア)」が入っています。/右上・「有栖川宮記念公園」の向かいにある、輸入食品の品揃えが豊富なスーパー「NATIONAL AZABU(ナショナル麻布)」。家でごちそうを作るときのお買い物はこちらで!(650m 徒歩9分)/左下・閑静な住宅街にひっそりと佇む邸宅を改装した中国料理の名店「茶禅花(さぜんか)」。日本の食材と中国の技法で織りなすお料理は絶品との噂。(600m 徒歩8分)/右下・「広尾」駅前にはカフェやスイーツのお店も多い「広尾散歩通り」が。仕事帰りに “自分へのご褒美” はいかが?(700m 徒歩9分)
カウカモ編集部より
今回ご紹介した物件が所在するのは、東京メトロ日比谷線「広尾」駅から8分歩いた場所。北側には各国の大使館があり、街を行き交う人もお店も、どこかインターナショナルな雰囲気。そんな地に39年間(2018年11月現在)、堂々とした姿で建ち続けているヴィンテージマンションです。赤とベージュの2トーンでコーディネートした外観は、色使いもさることながら、各所にアーチや円を取り入れた美しい出で立ち。きっとこの建物を見た外交関係者も、「日本には素敵なマンションがある」って認識をお国に持ち帰るのではないでしょうか。
住戸は道路から高い位置にある1階に所在。売り主さまは住戸を購入後、大手リノベーション会社に依頼して、建設当時のままだった内装を全面的に生まれ変わらせました。かつて3DKだった間取りは、SLDKに。売り主さまによれば「趣味の荷物が多いので十分な収納容量を確保しつつ、同時にLDKにゆとりをもたせる間取りにしました」とのことです。
お住まいを拝見して感嘆とさせられたのは、デザイン性、生活動線、日常での使いやすさを細部に至るまでバランスさせていること。例えば、玄関ドアを入ってすぐのところに設けられた収納。引き戸を閉めた状態では白い壁のようにスッキリとした見た目ですが、内部には奥行きの異なる2種類の収納があります。奥側に位置する大きな納戸の前まで土間が延長されているので、段差に上げることなく、ベビーカーや大きなトランクケースをしまうことができるのです。
外に出したくない洗濯物を干せるインナーテラスはワークスペースも兼ね、オープンでありながら手元を隠せるキッチンや、湿気のこもりにくいWICなどなど・・・『細部まで間取りや仕様がよく考えられているなあ』とため息をつきながら撮影をしていました。売り主さまから「ご家族のいらっしゃる女性の設計士さんに担当してもらいました」と聞いて、なるほど納得。
自然光豊かなLDKは、躯体現しにしたハードな印象の天井と、やわらかな無垢材フローリングや白塗装の壁が調和。そこへ青い建具が差し色として加わって、ご覧いただいた通り、写真を撮っていてとても映える空間となっています。
個人的に「広尾」といえば、ずっとハイソな街という印象を持っていたのですが、実際の周辺環境はどうなのでしょう? そんな疑問に「近くに大きな公園や子ども施設があって、子育て環境はとてもいいし、普段使いしやすいスーパーも近くて便利なんですよ」と売り主さま。徒歩圏内に「白金高輪」や「恵比寿」、少し足を伸ばせば「麻布十番」や「六本木」と、お出かけ先盛りだくさんの街に囲まれているのも◎ ですね。徒歩2分の場所にある「光林寺前」バス停からは「渋谷」「新宿」「品川」方面行きの便が発着。東京タワーや「銀座」、「東京」駅方面にお出かけの際には、経由する「新橋」行きが便利なのだそう。また、乗車料金100円の港区コミュニティバス「ちぃばす」もご活用されているとのことです。
ああ、お伝えしたいことが多すぎて、長くなっちゃいました。細部はぜひ、現地をご覧になってみて下さい。こちらの物件には売り主さまが現在もお住まいなので、内見の日程を調整させていただく必要がございます。どうぞご留意くださいね。
writer:中山 宇宴 / editor:平野 翔子
こちらは過去に数回、カウカモで別の住戸をご紹介してきたヴィンテージマンションです。アーチや曲線、円を取り入れたデザインがシビれる・・・! ちなみに、ベージュのタイルが貼られた建物下部は半地下になっていて、その上が1階です。