売主さまのご紹介

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Wさま

アイルランド生まれの奥さまと、日本生まれの旦那さまのおふたり暮らし。住まいとの出会いは2019年。南青山アドレスとヴィンテージマンション、住戸の内装など、あらゆる要素に惚れてご購入されました。お気に入りの住まいでしたが、この度は海外移住に伴いご売却をすることに。

憧れの “南青山アドレス”

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左上・今回の舞台は「表参道」。ご紹介する物件は「表参道」駅から徒歩5分の場所に立地しています。/右上・思い立ったら、フラッと音楽を愉しみに「BLUE NOTE TOKYO(ブルーノート)」へ。(徒歩6分)/左下・お散歩がてらに「根津美術館」はいかがでしょうか。季節ごとの企画展や手入れの行き届いた日本庭園で、四季の移ろいを感じることができる文化スポット。(徒歩7分)/右下・駅前には、季節のお花に囲まれた店内でお食事やお茶ができる「Aoyama Flower Market TEA HOUSE 南青山本店」が。絶品のハーブティーを片手に、つい長居したくなる空間です。(徒歩5分)

タイルと華やぎをまとって

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こちらは以前にもカウカモで取材させていただいた、1971年竣工のヴィンテージマンション。築年数を感じさせない佇まいで、ヨーロッパの街並みにありそうな丁寧なデザインが、南青山というアドレスにぴったり。

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物件が立地するのは、賑やかな骨董通りから1本奥に入った「青山学院大学」の裏手。華やかな商業施設のすぐそばでありながら、緑豊かで閑静な環境です。

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左上・堂々とした広さのエントランス。階段のほかにスロープも設けられています。/右上・建物の地下階には、完全予約制のプライベートギャラリー「DA VINCI PROJECT (ダ ヴィンチ プロフェクト)」が。レトロなタイルの前では、しばしば雑誌などの撮影が行われています。/左下・共用ホールはオートロック付き。/右下・ホテルのフロントのような受付。週6日間勤務の管理人さんが人の出入りを常にチェックしているようです。各所に配置された防犯カメラと併せて、セキュリティ面には安心感がありますね。

アートのような共用部

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左上・屋上の物干しスペース。こちらの建物は地上8階建てなのですが、周囲には背の高い建物が少ないめです。シーツやタオルも日光をいっぱい浴びて気持ちよさそう。/右上・総戸数97戸に対して、エレベーターは2基備わっています。/左下・ そしてこの建物の醍醐味である、回廊になっている共用廊下をご覧あれ。真っ白でシンプルなデザインの中に曲線が多用され、まるで雲の中に迷い込んだような不思議な空間です……!/右下・こちらが今回ご紹介する住戸の玄関扉。ではでは、お邪魔いたします!

こだわりの空間がお出迎え

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左・扉を開けると、ガラス戸越しに光が飛び込みます! 右手の壁には可動式の飾り棚が並び、左手前の白いドアの中にはシューズインクローゼット(SIC)が。/右・はやる気持ちを抑えて、SICをオープン。頼もしい収納容量です。

壁面のギャラリー

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ガラス戸の先、玄関からLDKへつながる廊下は、かなりゆったりした造り。 玄関から引き続き、淡いグレーの壁一面にズラリと飾り棚が設えられています。

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「廊下」と呼ぶにはもったいない空間ですね。街で出会ったお気に入りを、展示品のように並べられます。

いざなわれてLDKへ

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約19.9帖のLDKは、南東側の壁ほぼ一面が掃き出し窓。光がいっぱいに入る開放的な空間です。

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壁のグレーや深みのあるチーク材の床が、シックな雰囲気。夜もまた違った表情を見せてくれそうです。

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ゆとりがあるので大きな家具も置けますね。

さ、バルコニーで空を

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背の高い建物が少なく、「表参道」駅から徒歩5分ほどとは思えない眺望です。植栽のグリーンが、手前に緑のフレームを作ってくれているのがうれしいですね。

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もともと希少性の高い “南青山エリア” の物件の中でも、このように眺望に抜けがあるものは多くないかと思います。都心にいながら、ゆっくりと空の移ろいを眺めることができますよ。

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LDKの横幅いっぱいにわたっているバルコニー。売主さまのように、ガーデンチェアを並べるのもいいですね。

売主さま

窓の外から金木犀の香りが届く季節が特にお気に入りです!

LDKに戻って

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続いては、対面カウンターの奥に設けられたキッチンを見てみましょう。

コックピットのような キッチンエリア

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L字型のシステムキッチンとカウンターが組み合わさって、LDKの一角に “コックピット” を形作っています。オープンスタイルでありつつ、きれいにゾーニングされており、舞台として完結している印象。

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内部のカウンターはリビングから死角になるので、生活感のあるものはこちらへ。

LDK、たっぷり堪能しましたね

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左・それではギャラリー廊下に戻って、今度は洋室〜水まわりを見ていきましょう。人が集まるLDKとプライベート空間とがハッキリ分かれているのは、ゲストを招く機会の多い方にとって見逃せないポイント。/右・その公私のはざまに位置しているのが、トイレ。グレーで統一され、小ぶりですが手洗い器も備わっています。

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空間に広がりを感じられるよう壁を斜めにカットする “隅切り” がいいアクセントになっています。

約6.4帖の洋室へ

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北西向きの腰高窓が横に並んだ、シャープなデザイン。窓は二重サッシになっており、穏やかな環境で休息することができそうです。

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左・窓の反対側には、ハンガーパイプ付きのクローゼットが備わっています。そして、さらにその奥に進んでいくと……/右・洋室とつながった、余裕あるサイズのウォークインクローゼット(WIC)が。ファッショニスタの方でもご満足いただけそうな広さです。

WICの先にある 水まわり

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左・洗面化粧室も、シンプルで大人な印象。無駄を排したデザインでありつつ、鏡の後ろにはしっかり収納を備えています。/中央・まとまった広さが取られたランドリースペース。/右・バスルームは1216サイズ。

売主さま

洋室〜WIC〜洗面脱衣室〜バスルームの動線が整理されていて、すごく便利なんですよ。

美と触れる日常

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左上・複合文化施設「SPIRAL(スパイラル)」。アートギャラリーやカフェスペースのほか、日用雑貨のセレクトショップも入っているので、新しいインテリアをあれこれ考えながらお買い物できます。(徒歩5分)/右上・ヨーロッパから直接買い付けてきた、テーブルウェアなどのシャビーなインテリア雑貨が揃う「SARAH GRACE(サラグレース) 青山本店」。(徒歩5分)/左下・本人のアトリエ兼自宅を美術館にした「岡本太郎記念館」。常設展のほか、岡本太郎にちなんだ企画展も開催されています。(徒歩5分)/右下・流行から離れ、頭を空っぽにして気分転換したい時もあるもの。そんな時は「南青山6丁目児童公園」へどうぞ。(徒歩4分)

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カウカモ編集部より

ハイセンスで感度の高いオトナの街 “表参道・南青山エリア” 。最先端の流行が行き交う中、50年以上変わらず街に鎮座し続けている、堂々たる風格漂うヴィンテージマンションです。外観は海外のアパルトマンのような可愛らしさで、共用部分はデザイン性の高い美術館のような、美しい曲線の回廊。今の時代のマンションではなかなか見かけられない、遊び心あるデザインです。


住戸の特長は、玄関〜廊下〜LDKにかけて設えられた壁面ギャラリー。壁がホワイトではなくグレーなところも素敵なんです。隅切りされた面や、展示棚の凹凸に光が入って、複雑なトーンの移ろいを演じます。南東向きの窓からは陽がたっぷり入り、グリーン越しに街を見渡すビューが手に入ります。


そして約71㎡の空間を1LDKにしているので、どこに居てもゆったりと余裕を感じられる贅沢な造り。おひとり、おふたりでの暮らしにピタリとフィットしそうです。おもてなしに使うパブリックな場所と、プライベートな場所がきれいに分離しているので、ゲストも気兼ねなく招くことができるはず。


立地・建物・住戸の特別感が重なり、まさしく “一点モノ” を体現するような住まいです。ここにはあらゆる居心地のよさが揃っている、そんな印象を受けました。

writer / editor : 高山 翔矢