東向きの窓から、朝の光がたっぷりと差し込む。都内のヴィンテージマンションの一室を、壁を抜いて「ギャラリーのようなワンルーム」につくり替えたmizuさん。2025年1月、カウカモグラフでご自宅を紹介させていただきました。
>当時の取材記事はこちら
それからおよそ2年。インスタグラムでのつながりから始まった家探しは、その後、友人との関係や趣味、そして働き方にまで広がっていたようです。住み始めて二度目の秋、もう一度お邪魔しました。
《プロフィール》
名前:mizuさん
年齢:30代
職業:アパレルデザイナー
Instagram:@mizu_room
《この住まいについて》
場所:都内
間取り:ワンルーム
面積:約41㎡
築年数:約52年(取材時)
2年越しのカーテンと、少しずつ変わってきた部屋

久しぶりに訪れた部屋は、前回の取材時から少しずつ様子を変えていました。カーテンや家具が加わり、ギャラリーのような空間に暮らしの気配が重なっています。一番最近取り入れたのは、ベッドの横に掛けられた透け感のあるカーテンです。

前回取材時の写真。
本当に家を買ってからあっという間の2年でした。このカーテンも、じつはつい最近つけたばかりなんです。もともとつけるつもりでレールだけ用意していたのに、すっかり忘れていて(笑)。「そろそろやるか」と、ようやく。ここで寝ているんですけど、朝は東の窓から太陽の光がパーッと入ってきて、光が強すぎてそれで目が覚めていたんです。このカーテンで、だいぶ抑えられました。全部閉じるのではなく、空間を区切る程度に。天井を上げてもらったので、高い位置から掛けると目線が上まで抜けて、奥行きが出るんです。

部屋のアカウントがつないだ、大人になってからの友達

mizuさんはインスタグラムで、部屋やインテリアを発信しています。アカウントを始めたのは、この家に引っ越す前のこと。
前の小さな1Kに住んでいたころに始めて、そこからインテリアにハマっていきました。インスタでいろんな人と交流するなかで知り合ったのが、今カウカモで働いている髙木さん。髙木さんがカウカモエージェントになったタイミングで、家を買おうという流れになったんです。部屋のアカウントをやっていなかったら、家は買っていなかったかもしれません。

インスタで出会ったインテリア好きの仲間とは、今もリアルに会う関係が続いています。
普通の友達より会っているかもしれないです。昨日も会っていました。でも、話すのはインテリア以外のことが多いんですよ。仕事のこととか。クリエイターも会社員もいて、建築系の人もいる。ライフスタイルが似ているので、話が合うんです。インテリアのアカウントのなかにも、うっすらグループがあって。ファッションも好きな人たち、カラフルでポップな部屋が好きな人たち、建築のプロたち。そのあいだを行ったり来たりしている感じです。会ったことはないけどフォローしている人と、友達を介してつながったり、イベントで会って一緒にご飯に行くようになったり。大人になってからできる友達って、面白いですよね。

この家に住み始めてから、友人を招く機会もぐっと増えたそうです。
前の部屋は小さくて何人も呼べなかったけど、今の家に引っ越してきてからは3、4人でホームパーティーをよくしています。また、友達の家に行くことも多く、そこで「いつもアカウント見てます」という人と出会って、アカウントと本人が一致したり(笑)。家を通じて関係性が広がっていくのがとても面白いです。建築系の人たちは、家をリノベすると「お披露目会」を開くことが多いみたいで、時々伺うのですが、ルームツアーのように一つひとつ説明してもらうと、意外な発見があったりして。設備までは真似できないけど、それぞれの作り手の考えや工夫を聞いて刺激をもらっています。

友人が集まるリビング。
「どうやって買ったの?」地元の友人から届いた相談

カウカモには、mizuさんからのご紹介で何人かの方が相談に来てくださっています。インテリア仲間からのつながりかと思いきや、意外な答えが返ってきました。
紹介したのは、じつは地元の友達なんです。私は長野出身で、同じように長野から出てきた子たち。一人は中学の同級生で、何年かぶりに会ったら、私が家をつくっていたのを知っていて「気になる」と。じゃあ話だけでも聞いてみたら、とつなぎました。もう一人も地元の友達で、デザイン系の仕事をしている子。女性のひとり暮らしでリノベしたいという条件も私と近かったので、「私も買ってるし、1回話を聞いてみたら?」と背中を押しました。

きっかけは、やはりインスタグラムでした。
みんなインスタを見てくれていて、「どうやって買ったの?」から話が始まるんです。インテリアを発信している人たちはこだわりが強いから、たぶん自分でどんどん進めちゃう。私に聞いてきてくれた地元の子たちは、「何から始めればいいんだろう」というタイミングで、身近にいた私を思い出してくれたのかなと思います。

mizuさんが家を買った前後の1年ほどは、周りでも購入する人が多かったと振り返ります。
たまたまだと思うんですけど、その時期は家を買う人がすごく多くて。ひとり暮らしの子も、夫婦も。子どもが生まれるから広いところに、という人もいました。最近はちょっと落ち着いた感じがしますね。
趣味がひとつ増えると、暮らしが変わる
この2年でいちばん変わったことを尋ねると、こんな答えが返ってきました。
この1年半くらい、筋トレにめちゃくちゃハマっているんです。ジムに通いつつ、家にもダンベルを置いていて。雨の日は家でトレーニングしています。家を買っていなかったら、たぶんやっていなかったと思います。家ができて少し余裕が出て、道具も置ける。やろうと思える環境を整えやすかったんです。

筋トレを始めて、食生活も変わったそう。
食べるものが変わって、自炊するようになりました。そうしたら「キッチン、もっとこだわればよかった」「もう少し作業スペースが広いといいな」と思い始めて。趣味がひとつ生まれると生活が変わって、生活が変わると環境を変えたくなる。その連鎖が起きている感じです。次に家をつくるなら、キッチンにはこだわりたいし、小さくてもいいからトレーニングルームがほしいですね(笑)。

勢いで買った家と、次のステージへ
そして来年、mizuさんの暮らしにはもうひとつ大きな変化が待っています。
来年の1月から、フリーランスになるんです。今のデザイナーの仕事は続けつつ、ほかにもやりたいことがあればやってみようかなと。じつは家を買ったのも、「いつかフリーランスになりたいから、ローンが通りやすいうちに」という理由があったんです。思い立ったときに買ってしまったほうがいいなと。全部、勢いです(笑)。

平日は帰りが遅く、休日も出かけることが多いため、家にいる時間は思ったほど長くないのだとか。それでも独立後は、家で仕事をする時間が増えそうです。
今、仕事用の机をどこに置こうか考えているところです。不安もあるけど、やっぱり好きなものに囲まれた空間で仕事がしたい。そういう意味でも、家は買ってよかったなと本当に思っています。

インスタグラムで生まれたつながりから家を買い、その家に人が集まり、地元の友人の家探しのきっかけにもなった。新しい趣味が生まれ、そして新しい働き方へ。「家を買ってから、いろんなことがバーッと変わっていった」と笑うmizuさん。
ギャラリーのようなワンルームは、これからも暮らしに合わせて、少しずつ姿を変えていきそうです。
■リノベーションマンションで暮らしたいと思ったら
まずは一度、カウカモエージェントとお話ししてみませんか?
「まずは話を聞いてみたい」「物件を探してほしい」そんな方に向けて、エージェントとの相談を受け付けています。
物件購入後の暮らしからイメージを膨らませて、一緒に条件整理しませんか。
取材・文:cowcamo、撮影:USHUN(Our Photo)
