ファッションを楽しむように、暮らしも楽しもう。日本を代表するセレクトショップとしてファッションやカルチャーを牽引する「BEAMS」で働くスタッフのライフスタイルや住まいをご紹介します。
好きなアイテムやこだわりのインテリアがぎゅっと詰まった “自分らしい” 暮らしを送るBEAMSスタッフの皆さん。「BEAMS living style」は、そのライフスタイルや住まいをご紹介する連載企画です。第12弾の今回は、奥さまがBEAMSで働くご家族の住まいを訪れました。
《プロフィール》
名前:N.Hさん(奥さま) / K.Hさん(ご主人) / I.Hくん
年齢:30代 / 30代 / 3歳
職業:ビームス オンラインショップ / 会社員(広告系)
場所:江東区
◎ライフスタイルについて
ーー 趣味や好きなものは何ですか?
K.H:ベアブリックのコレクションとNBA観戦です。バスケに関しては、昔住んでいたアメリカで本場のプレイを見ていましたし、中学生までは自分でもやっていたんです。
N.H:私はこれといった趣味がないんですよね(笑)。でもここに住み始めた当初は、ふたりで毎週のようにインテリアショップに行って家具を見ていたので、インテリアが趣味と言ってもいいかも。
壁面とキッチン側面には建材で使われるOSB合板を張り、ラフで木質感ある空間を演出。
ーー おふたりの住まいづくりのルールは?
K.H:室内の雰囲気を崩さないインテリアを選ぶことですね。家具をウッディなもので揃えて、赤ちゃんグッズは色合いが派手でなく大きすぎないものをチョイスしています。
壁を白とブルーグレーに塗り分け、その間に板材を張って和テイストに。ポップ・アートと浮世絵デザインのスケートボードの対比も印象的だ。
ーー では、インテリアのテーマは?
N.H:「和洋折衷」です。以前、古民家をリノベしたカフェでアメリカのポップ・アートが飾られているのを見て、和とアメリカンが調和した雰囲気をとても気に入ったんです。
ブルックリン風にしたキッチンまわりとは対照的に、寝室側は和を意識した建具やカラーを選んで、小上がりも造作しました。
キッチン背面は、ブルックリンをイメージしたタイル貼りに。腰壁のニッチにはポップなキャラクターが並ぶ。
ーー 『マイ収納ルール』を教えて下さい!
N.H:“隠す収納” より、“見せる収納” が好きですね。
K.H:キッチンのお皿は見せるけど、服はウォークインクローゼット(WIC)から外には出さない、というように物によって収納方法を使い分けています。使用頻度の低い寝具などは小上がりの下にしまっています。
小上がりの下には、収納スペースが確保されている。
ーー 家の中で一番好きな場所と過ごし方は?
N.H:休日はほとんど家族一緒にリビングで過ごしていますね。
K.H:書斎は篭って仕事ができるので重宝しています。コロナ禍で在宅勤務になる前はあまり活用できていなかったのですが、つくっておいて本当によかったです。
ーーお気に入りのインテリアブランドやショップは?
N.H:カリモクやACME Furniture(アクメファニチャー)です。テレビ台やソファなどメインになる家具は、お気に入りのブランドのものにしています。
K.H:コーヒーテーブルと小上がりのちゃぶ台はちょうどいいものが見つからなくて、友人の家具職人に作ってもらいました。
ちゃぶ台は、オーダーメイドの一点もの。LDKを広い空間にしたことで、採光の良さも最大限に活かせる。
◎家自体・リノベーションについて
ーー住まいやインテリアにこだわり始めたきっかけは?
N.H:家を買うとなってからですね。購入前も今も「BEAMS AT HOME」やカウカモでおしゃれなインテリアや物件を見て、暮らしの妄想を常に膨らませています。
K.H:実は家を探し始めたとき、リノベをすることは考えていなくて、ずっとデザイナーズ物件を見ていたんです。でもなかなか理想のものが見つからず、それなら未改装の物件を買ってリノベをオーダーした方がいいな、と思いました。
こちらは玄関土間。壁面には装飾や小物を掛けられるように有孔ボードを張っている。
ーーリノベーションで一番こだわったポイントは?
N.H:キッチンを孤立しないオープンタイプにすることですね。LDK中心の生活をしたかったので、なるべく広い空間をつくるために部屋数は減らしました。あとは、リビングと隣接する寝室には採光用の室内窓を設けています。
寝室から室内窓越しにLDKの小上がりを見たところ。南向きの窓から入る光が寝室にも差し込む。
ーー家を買って、リノベーションしてよかったことは?
K.H:やっぱり、理想の間取りを実現できたことですね。書斎をつくるのはちょっとした夢だったんです。
N.H:私はリノベーションの知識がついたことですね。内装仕上げが予算内に収まるようにかなり検討を重ねたので、コスト感を掴めるようになったと思います。友人のリノベーションの相談に乗ることも増えました。
書斎の室内窓際には、趣味のベアブリックのコレクションをディスプレイ。
《住まいについて》
間取り:2SLDK
面積:93.17㎡
築年数:33年(1988年築)
リノベーションした場所:フルリノベーション
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撮影・取材:沢崎 友希 / 編集:本多 隼人