ファッションを楽しむように、暮らしも楽しもう。日本を代表するセレクトショップとしてファッションやカルチャーを牽引する「BEAMS」で働くスタッフのライフスタイルや住まいをご紹介します。
好きなアイテムやこだわりのインテリアがぎゅっと詰まった "自分らしい" 暮らしを送るBEAMSスタッフの皆さん。「BEAMS living style」は、その住まいをご紹介する連載企画です。
今回は、“本来インテリアではないもの” を自由な発想で取り入れている小田嶋さんの住まいを訪れました。
《プロフィール》
名前:小田嶋崇之(おだしま たかゆき)さん
年齢:34歳
職業:ビーミング ライフストア by ビームス テラスモール湘南店
趣味:観葉植物、サウナ
小田嶋さんのお住まいは、横浜市の「反町」に建つ築46年(取材時)になるヴィンテージマンションの一室
■インテリアのテーマは?
小田嶋さん:もので埋め尽くされた部屋が好きで、好きなものをポンポン置いていったらこんな仕上がりになりました。
この古びたプレーンな部屋を、お気に入りの品々でいかに自分らしく作り込んでいくかを楽しんでいます。以前はコンクリート打放しの、いかにも “デザイナーズっぽい” マンションに住んでたのですが、どうやってもおしゃれになってしまうのが面白くないなと。
壁に立て掛けた板材は、“バラした自転車” などをディスプレイするために組み上げたもの
小田嶋さん:「コストをかけずにいい部屋をつくること」もテーマかもしれません。軽いDIYをしたり、『家具じゃないけど、これ案外使えるんじゃない?』ってものをホームセンターで見つけてくるのが好きですね。コンクリートブロックなんかは数百円で手に入りますよ。
コンクリートブロックが雑貨や植物の居場所に
■住まいづくりのルールは?
小田嶋さん:植物の緑を中心に、コンクリートとウッディなもので色味と素材感を統一しています。住まいづくりは、洋服のコーディネートと感覚が近いですね。
『枯葉も捨てられなくて(笑)』と話す植物ラバーの小田嶋さん。レイアウト次第で、枯葉(写真右)さえもインテリアとして様になる
小田嶋さん:あとは、圧迫感を抑えるために座った時の目線の高さを超える大きなものを極力置かないことですかね。
シューズや雑貨をディスプレイしている棚もDIYで制作したもの。支柱には吊りボルトを活用している
■お気に入りのブランドやショップは?
小田嶋さん:それがなくて…… ホームセンターにばっかり行ってます(笑)。
あえて言えば、アウトドア用品店ですかね。キャンプはしないんですけど、移動や洗濯がしやすくて丈夫なものが多いのでインテリアにも使えるなと。
板材に引っ掛けたミリタリージャケットは、もはやインテリアの一部なのだとか
植物は近所の「サカタのタネ ガーデンセンター横浜」によく見に行きます。結構大きめの園芸屋さんで、品揃えが豊富なんですよ。
■家のなかでのお気に入りの場所や過ごし方
小田嶋さん:植物に水をあげたり、外の景色を見ることですね。たまに模様替えをするのも気分転換になって好きです。
マンションは坂の上に建っているので見晴らしがいい
■インテリアとファッションの関係性
小田嶋さん: “リラックス感” ですかね。自分はゆるっとした服を着ることが多くて、部屋もいかに脱力できるかを意識しています。仕事で疲れても、帰ったらなんだか落ち着けるみたいな。
カーテンがわりに吊るしているのは、観葉植物、ストール、ヴィヒタ(※)など
(※フィンランド式サウナで使用される白樺の枝を箒状に束ねたもの。吊るして香りを楽しんだり、体を叩くマッサージに用いられる)
《住まいについて》
間取り:2K
面積:約30㎡
《BEAMS infomation》
▼小田嶋さんのファッションスタイル
BEAMS スタッフページ
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撮影:清水 駿/取材・文:本多 隼人