まずは代官山から出発です

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左上・オシャレな人が行き交い、人間観察をしているだけでも楽しい「代官山」。/右上・建築家・槇文彦氏による設計の「ヒルサイドテラス」には、フレンチレストラン「LE COMPTOIR OCCITAN(ル・コントワール・オクシタン)」や「TOM’S SANDWICH」など、グルメなお店も入居しています。/左下・鎗ヶ崎交差点の近くにある花屋「odette(オデット)」。感度の高いセレクトなので、日常的に立ち寄って家に植物を飾りたくなります。/右下・とびきりの日用品に出会えるライフスタイルショップ「BRICK & MORTAR」。マンションから徒歩1分なので、足繁く通ってしまうこと間違いなし。

坂を下っていると
マンションが見えてきた!

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マンションは鎗ヶ崎の交差点から駒沢通りを下る途中に建っています。本当に中目黒と代官山の真ん中! こんな場所で過ごす毎日、考えただけでワクワクが止まりません・・・♡

売主さま

「中目黒」駅が最寄りの物件というと、実は “池尻の方が近い! ”という山手通り沿いのマンションがすごく多いんですよね。あちら側は車通りも激しいですし、歩道も狭くて歩きにくいですが、今回の物件は中目黒駅からアクセスする場合、大通り沿いを歩く必要がありません。徒歩5分圏内にオシャレなアパレルショップや飲食店も多いので、ぜひここでの生活を満喫していただきたいですね。

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左上・マンション外観。1・2階には飲食店などの店舗が入っていて、その中には “大人の焼鳥” を謳う、美食家に人気の「いぐち」も。/右上・エントランスは駒沢通りからひとつ横道に逸れた線路沿いにあります。きちんと植栽が手入れされていますね。/左下・共用ロビーには集合ポストのほか管理人室が。管理人さんは住込みで、平日の朝9時から17時まで勤務していらっしゃいます。/右下・ご紹介する住戸のある9階までエレベーターで上がってきました。共用廊下から見える眺めがこちら。左手に線路、右手に駒沢通りです。

玄関ドア、オープン!

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“・・・!!! ♡♡ ” (←心の声)。まず現れるのはモルタル床の大きな土間空間! 南西向きのバルコニーまで視線が通り、ふっと肩の力が抜けるのを感じました。ああもう、完全に心を持って行かれてしまった・・・まだ玄関なのに。。

売主さま

今回の内装のテーマは “気合いを入れない暮らし方” です。この立地にお住まいになる方って、きっと普段は仕事もプライベートもアクティブに生活されている方だと思うんです。街もとびきりオシャレですしね。でもそんな方でも家に帰ったときくらいは肩肘張らずにリラックスしてもいいんじゃない? と思いまして。

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左・玄関ドアのお隣にはちょっとしたくぼみが。ハンガーパイプが取り付けられているので、日常的に着るコートや傘を掛けておくとよさそう◎ /右・土間は自転車が余裕で置けそうな広さ。ベンチがあるから靴の脱ぎ履きも楽チンです! しかも共用廊下に面した窓があるので明るいですよ。

売主さま

オープンな収納棚は下足入れとしてお使いいただくイメージです。カーテンレールを取り付けてあるので布をかけてもいいですし、帽子やエアプランツなんかを引っかけてもいいでしょうね。棚の奥にはキッチンへ続く動線を確保しています。壁を立ててもよかったんですが、暗くなってしまいそうだったし、回遊できた方が便利ですしね。風もよく通りますよ。

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LDKに足を踏み入れました。存在感抜群なキッチンに目が釘付け! 詳しく見てみましょう。

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左・造作のキッチンは、天板の下がご覧のように大きな空洞になっています。中に入っているワゴンもなんと手造り! 大きなシンク・4口コンロでお料理好きも腕が鳴るはず。/右・キッチンの後ろにはオープン棚。ちょうど先ほどの下足入れの裏側にあたります。この写真では伝わらないかもしれませんが、実は棚板の支えとなるアイアンには小さな穴が空いていて、そこに細いポールが通せるようになっているんです。お玉やクロスを掛ければ、こなれ感が出て素敵なはず。

売主さま

シンク下のワゴンにはキャスターを取り付けました。好きな場所に移動ができるので、住まわれる方によってはリビングで使う、というのもアリだと思いますよ。

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コンロ側から室内を見てみます。正面にふたつ扉が見えますね。お次はそちらへ!

センスが光る水まわり

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左・玄関側のドアを開けると、中は洗面脱衣所。洗濯機置場横の壁面までコンクリートの打放しになっていて、しっかりと内装の世界観が引き継がれています。鏡もシンクも大きくて使いやすそう! /中央・ユニットバスはとてもシンプルですが、内装のテイストとマッチする照明をセレクトするという小技が。/右・もうひとつの扉の中はトイレ。手洗いも付いています。ペーパーホルダーがめちゃ可愛いんです♡

売主さま

なかなか目立たないところではあるのですが、今回トイレの鍵でちょっと遊んでみました。よく見かける “使用中” の赤い表示が出るようなタイプはイヤだったので、ドアの取っ手と一体型にした鍵を造ってみたんです。現地に足を運ぶ際はチラっとチェックしたもらえるとうれしいですね。

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バルコニー側からLDKを見渡してみます。広さにして約15帖。コンクリート剥き出しの壁・天井に映える無垢材の床とキッチン! 右手に見える梯子状の棚が気になりますね。

LDKと寝室を
ゆるやかに分ける仕掛け

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こちらの物件、一見大きなワンルームのようですが、LDKと寝室の間にこちらの “骨組み” のような棚があるんです。チグハグに配置された棚板がラフでいい雰囲気!

売主さま

棚板は奥行き約18cmで設計しました。A4サイズだと少しはみ出て、文庫本なら無理なく収まる感じです。実は棚板を外すことも出来るので、レイアウトはお好きなようにアレンジしていただきたいですね。棚板の支柱の役割を果たす横棒のアイアンは、布を引っかけて視線が通らないようにも出来ますし、ハンガーで服をぶら下げることも出来ますよ。

9階から見えるVIEWはいかに!?

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バルコニーに出てきました! 両側に少し奥行きがある形状。そして正面を向くと・・・

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左・この抜け感です!! これが中目黒駅から徒歩3分の眺望だなんて、なんて贅沢なのっ♡ /右・右側を向くと駅と線路がすぐそこに。さすがにこの距離なのでガタンゴトンと音はします。でも中目黒って各停から特急まで停まりますので、速度が出ていない分そこまでうるさく感じません。線路の向こうには目黒川の緑がモッサリと見えますね! これは桜の時期が楽しみだー♡

売主さま

今回敢えて二重サッシは施工しませんでした。というのも、この電車の音がすごく心地いいんですよね。ちょっと懐かしい気分になるというか。僕のように、このBGMも含めて気に入ってくださる方に届くといいなと思います。

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室内に戻り、こちらが寝室の全景です。ベッドでゴローンとしていても、「おーい」と呼べばLDKでくつろぐ人にも、土間で日曜大工に勤しむ人にも声が届きそう。オープンなクローゼットは、向かって左側にコートなどの長物を、右側にシャツなどの半物を掛けるとよさそう◎

こだわり抜いたディティールたち!

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左上・玄関扉と郵便受け。なんと玄関扉は塗装を研磨し、郵便ポストはシートを剥がして内装のイメージに近づけたのだとか! /右上・キッチン上に吊られている蛍光灯。この無骨な表情がなんとも素敵な訳ですが、なんと新品を叩いたり燃やしたりしてエージング加工を施したのだそう。/左下・華奢なアイアンと積層合板を組み合わせて造られた大きなシェルフ。/右下・壁面のザラっとした質感のコンクリートと、そこに埋め込まれた木材。壁や天井のあちこちに建物竣工時の歴史が刻まれていて、それらが愛おしいのです。

マンションの周辺には
注目のスポットが目白押し!

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左上・「NAKAMEGURO LOTUS」はマンションの斜向かいにある人気のベーカリー。天然酵母を使用した美味しいパンが食卓に並ぶって素敵♡ /右上・マンションから徒歩1分のところにある銭湯「光明泉」。大きな湯船でザブ〜ンといきたい時はこちらへ! /左下・そんな光明泉のお隣にあるのが「Taste AND Sense」。カフェ使いもいいですが、ぜひ風呂上がりのグイっとビールにもご利用ください♪ /右下・Taste AND Senceのお向かいにあるのがメンズアパレルの「1LDK」。今回の物件に住む男性はここのお洋服が似合いそう♡

目黒川沿いのお散歩が日常に

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いつ訪れても気持ちがいい「目黒川」。マンションから駅へ向かう際は目黒川を通過するので、駅までわずか3分という時間ですが、しっかりと気分を切り替えることが出来そうです。

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左上・目黒川沿いには感度の高いお店がズラリ。木陰が最高に気持ちいい! /右上・自家製のパンとガッツリとした肉料理がいただける「Meat&Bakery TAVERN(タバーン)」。ランチはビュッフェ形式でパンを好きなだけ食べられると大好評。/左下・駅前にある「大江戸あられ本舗」では、いまの時期 “ふんわり・しゃくしゃく” のかき氷が味わえます♡ /右下・日常のお買い物は「東急ストア」へ。

cowcamo

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何だか “すべての憧れが詰まった物件だなぁ〜・・・” と、なかば気が遠くなるようにも感じた今回の物件(笑)。なんでこんなにふわふわとした気持ちになるのかと自分なりに分析してみると『憧れの街』・『心を鷲掴みにする内装』・『気持ちのいい眺め』と3つの胸キュン要素が合わさってるからだ! と気が付きました。もう本当、昇天しそうです(笑)。

売主さまにお話しを伺うと、ターゲットはおひとり暮らしの男性か、DINKS・カップルとのこと。たしかに、この家には “蓋付きの収納” がないんですね! 脱いだ服をそのままガサっとカゴにしまうようなラフさ。・・・そう考えると男性にピッタリと思う一方、わたしは女性がおひとりで暮らしてもカッコイイんじゃないかなって思いました。大きなキッチンや広い洗面室など、女性を満足させるポイントもたくさんあるんです。それに無骨で男っぽい内装だからこそ、女性らしい要素(例えば淡い色のファブリックや色とりどりの切り花、シャビーなアンティーク家具など)がお部屋にすっごく映えそうなんですもの。

ひとつだけ、捉え方によってはネックになるのが “音” 。線路と駒沢通りに挟まれた立地なので、窓を開けていれば賑やかです。でも売主さまも仰っていたように、不思議とわたしもイヤな印象を受けませんでした。ガタン、ゴトンと減速しながら駅に滑り込んでくる電車の音、たまに鳴る車のクラクション。玄関側とバルコニー側、ふたつの窓を開けていると、すーっと気持ちのいい風と一緒にそんな音たちが運ばれてきます。これがなんとも落ち着く。本当に不思議です。皆さまも現地で体験してみてくださいね。

せっかく家を買うんですもの、やっぱり家の中で過ごす時間も、街での暮らしも、どっちも諦めたくないですよね。約50㎡のコンパクトな1LDKですから、例えば家族が増えたら長くは住めないかもしれない。でもこの物件なら、将来的に売ることも・貸し出すことも出来そうだと思いませんか? 一度きりの人生、自分の “好き” に囲まれて暮らしましょうよ!!

取材・文・撮影:cowcamo