「牛込柳町」駅からスタート

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左上・ご紹介する物件の最寄り駅は、都営大江戸線「牛込柳町」です。「新宿西口」駅までの乗車時間はおよそ7分。(徒歩7分)/右上・地上出口を出てすぐのところに、スーパー「セーヌよしや柳町店」が。近くにはドラッグストアや百円均一ショップもあって、お買い物環境は◎(550m 徒歩7分)/左下・道中には、こぢんまりとしたナイスなお店が点在しています。こちらの「薬王寺カフェ」は、気軽にほっと一息つける和風喫茶。(350m 徒歩5分)/右下・住宅街の中に入ると、子どもたちが元気に遊ぶ公園が見えてきました。目的地のマンションは、この「新宿区立 加賀公園」の向かいに建っています。(5m 徒歩1分)

レンガタイルを身にまとった 低層マンションに到着

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片側一車線の道路沿いに建つ、地上6階建て・総戸数45戸の建物です。平日の午後に訪れましたが、交通量はわずか。2017年に大規模修繕工事が行われていて、タイルはツヤツヤです!

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左手に自走式の駐車場、右手に駐輪場とゴミ置き場があります。2020年2月現在、駐車場には空き区画はありませんが、駐輪場は年額6,000円にてご利用いただけます。最新の状況についてはお問い合わせくださいね。

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左上・エントランス部分には目隠しの壁が立っていて、外からは見られにくい構造になっています。/右上・屋内に入る前に寄り道。駐輪場はラック式で、ゴミ置き場も含めてきれいに整理整頓されていました。/左下・共用ロビーの左右に集合ポストと管理人室の小窓が。これはポスティングもやりづらそう(笑)。取材時は他住戸の内装工事用に床が養生されていました。廊下の奥にはエレベーターが。/右下・エレベーターで、住戸が所在する最上階の6階に上がってきました。正面奥にあるのが、ご紹介する住戸の玄関ドアです。

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管理人さんは月〜土曜日の勤務と手厚い体制◎ エレベーターは2015年にリニューアルされていて、新しいタイプになっていました。ほかにも、増圧ポンプの改修や監視カメラの設置などが近年に行われています。

いざ室内へ

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左・おおっ、これはもしや和風!? 壁紙は土壁のような色で、ざらりとした質感があります。床にはツヤのある無垢の竹材フローリングを採用!/右・廊下に上がったところ。右手の扉の先にはトイレがあります。その奥には、壁付タイプのキッチンが。

売主さま

こちらは、“和×リノベーション” をテーマにした住戸です。内装は、銀座の名店「サロン・ド・慎太郎」のオーナーママ・矢部慎太郎さんと、空間デザイナー・永田正彦さんのコラボレーションによりデザインされました。

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左・先にトイレを拝見。こちらの壁紙も土壁風で統一されています。黒いタオルハンガーとペーパーホルダーがさり気ないアクセントになっていますね。/右・廊下の突き当りから振り返りました。右手のドアの先は洗面脱衣室。後ほどご紹介しますね。

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キッチンの壁には、ほうじ茶のような味わい深い色のボーダータイルを使用。三口コンロ、食洗機、浄水器一体型水栓が備わっています。写真の位置で後ろを振り返ると……

約8帖のLDも和テイスト!

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こちらの住戸は最上階の角に位置しています。掃き出し窓は北向きですが、採光面積が広いおかげで、たっぷりと明かりが入ってきます。ちなみに、撮影したのは午後3時過ぎ。写真には映っていませんが、この位置の足元に段差があります。

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リビングダイニング(LD)の奥から振り返りました。窓際の天井部分には、調光できる間接照明が備わっているので、夜は室内をムードたっぷりに演出できそう。珍しい竹材フローリングは、他の材には見られない、スッと伸びた木目がステキ!

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注目ポイントは、掃き出し窓を含めすべてのサッシがペアガラス仕様に交換済みということ。公園で子どもたちがにぎやかに遊ぶ声も、窓を閉めた室内ではまったく聞こえませんでした。

15㎡強のルーフバルコニーへ!

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正面にはマンション目の前の公園があり、とっても開放的な眺望! いやぁ、空が広い。

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盆栽を育てるのはもちろんのこと、ラジオ体操だって余裕でできちゃう広々ルーフバルコニーです。

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再び室内へ。障子さん、ご無沙汰しておりました。最近のリノベは和室がとんと少なくて……。

オープン・ザ・障子!

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障子の向こうに現れたのは、約5帖の和室。右手には西向きの窓があり、障子が優しく光を拡散してくれています。この光、美しいなぁ。

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部屋の奥から見返してみました。天井の梁のような部分にご注目。LDと和室のそれぞれに、ビルドイン式のエアコンが備わっているのです。その吹出口のパネルも木製と、徹底されています。

さらに障子をオープン

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西向きの障子と窓を開けると、このような光景が広がっています。まぶしい!

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窓を背にしたところ。こちらには折れ戸3枚分の幅がある大きな収納が備わっています。このまま正面の障子を閉めてみると……

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しっかりと独立した和室に。天井は竹を敷き詰めた凝ったデザインです。

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和室は床が上がっている分だけ天井が近くなっているんですが、むしろこの “ちょっと狭い感じ” が妙に落ち着くんです! 天井は高いほどいいと思い込んでいたので、目からウロコです。ぜひ現地で体感してみてください。

最後に もいっちょオープン!

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和室の下部は、造作の引き出し収納。この造りを “畳が丘” と呼ぶそうです。収納容量もなかなかのもので、敷布団も入りそう。

売主さま

各部てまひまかけて造っていて、こちらの収納も家具職人さんが手掛けた一品ものなんです。

廊下に戻って 洗面脱衣室へ

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左・洗面脱衣室は余裕のあるサイズ。浴室ドアの枠まで木目調というのがニクい◎/右・浴室もゆとりのある1317サイズ。床暖房・浴室乾燥機付きの高機能タイプです。

マンション周辺の 素敵なショップをご紹介

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左上・徒歩4分(280m)の場所にあるケーキ屋さん「TAMAGO COCCO(タマゴ コッコ)」は、たまごにこだわった各種スイーツが特徴。それもそのはず、こちらは「JA全農たまご」の直営店なんです。/右上・ポップな店構えの「7 leaf Juice(セブンリーフジュース)」は、日替わりで提供している7種類の香草グリーンスムージーが看板のジュースバー。デトックスしたいときにオススメ。(260m 徒歩4分)/左下・最寄りのパン屋さんはこちらの「art bread factory(アートブレッドファクトリー)」。常時50種類ほど用意しているそうですが、売り切れにはご用心。(300m 徒歩4分)/右下・『食べるぞ!』という意気込みで向かったのですが、営業時間外でがっかり。「中華そば 葉山」は、注文ごとに青竹で麺を打って提供するというこだわりのラーメン屋さんです。(400m 徒歩5分)

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カウカモ編集部より

『洋室もいいけど、やっぱり和室が落ち着く』という皆様、お待たせいたしました。今回ご紹介するのは、“和×リノベーション” をテーマにした住まいです。

マンションが建っているのは、「防衛省」の高いアンテナを間近に望む、静かな住宅街。建物の向かいには公園があり、子供が元気に遊ぶ声に都心とは思えないのどかさを感じました。


2020年1月現在、築40年とそれなりの月日を経ていますが、2017年に大規模修繕工事が実施されたこともあって、外観・共用部はともにきれいな状態。今後の修繕スケジュールもきちんと策定されており、計画書によれば、積立金が不足することはなさそう◎

最上階の6階角に所在する住戸は、コンセプトの通り “和” にこだわったデザインが見ものです。床・壁・天井の各所が和の素材や色使いで徹底されていて、個室は障子によって仕切られる和室がひとつ。床は “畳が丘” と呼ばれる1段上がった作りで、床下に大容量の引き出し収納を備えています。


改めて日本の智慧を認識させられたのが、その天井の低さを心地よさに変えるマジックです。障子によって優しく拡散された西日が照らす和室は、素材感も相まって、なんとも美しい。


そして、掃き出し窓の先には、約15㎡の大きなルーフバルコニーが。枯山水はさすがに無理でも、盆栽を愛でたり、松や椿のプランターを置いて、坪庭のような世界を作ってみたりするのも一興ではないでしょうか。

writer / editor:中山 宇宴