渋谷区本町(初台駅)
新宿と夜景とバーボン
日興初台マンション
「普通の家では物足りない、でも専門家にお願いするのは気が引ける」という方や、「自分で中古マンションを買ってリノベーションするにはアイデアが乏しい」といった方に向けてつくった部屋です。GLIPの北條孝さんと北上賢太郎さんがそう話す物件は、京王新線・初台駅から徒歩5分、幡ヶ谷駅...
現在ご紹介可能な物件は、中古・リノベーション住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ) 」よりご覧いただけます。
西新宿
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「普通の家では物足りない、でも専門家にお願いするのは気が引ける」という方や、「自分で中古マンションを買ってリノベーションするにはアイデアが乏しい」といった方に向けてつくった部屋です。
GLIPの北條孝さんと北上賢太郎さんがそう話す物件は、京王新線・初台駅から徒歩5分、幡ヶ谷駅から徒歩7分、小田急線の参宮橋駅は徒歩13分、さらに新宿駅からも徒歩25分という、まさに都心!というロケーションにあります。
空間のテーマは「バーボン」。確かに、ワインよりもバーボンが似合うアダルトな雰囲気です。
僕らの付き合いは15年。一緒に仕事をするようになって3年です。それぞれ違う部門で長く過ごしてきたからこそ、今までのノウハウや経験を生かして「自分らしい住まいの形」にこだわって物件をリノベーションしています。だから、こうしてcowcamoで僕らつくり手の想いも物件と一緒に届けてもらえるのは、すごくうれしいですね。(北上さん)
つくってつくりっぱなしというのは楽ですけど、販売までしている会社だからこそ、そのあとの暮らしの声が設計士である私にも届くんです。「やっぱりカーテンを付けたい」「水まわりは木ではなくて水を弾く木目のシートの方がいい」など。だから、そういった声を設計に反映させていくようにと心掛けていますね。(北條さん)
たとえば、玄関からLDKに入るドアは、もともとは曇りガラスが入っていたんですが、透明にしたんです。希望があれば、隠すことは後からでもできる。なので、あまりつくり込み過ぎないようにしています。そうやって手を入れる余白を残しておくほうが、楽しんで暮らしていただけると思うんです。(北條さん)
天高はさほどありませんが、ダウンライトになっているため天井がフラットで開放感があります。最近は、配管をむき出しにするような設計も人気ですが、ホテルライクなこの空間には、余計なものがないほうがお似合い。39.96㎡という実際の面積よりも広く感じます。
空間のつながりがで出るように、木の格子を2箇所に使用しています。壁にしてしまうと、この面積の空間では圧迫感が出てしまうんですよね。「どうしても仕切りたい」という要望もあるかもしれないと考えて、寝室の方の格子の上には後からカーテンをつけることもできるようにしています。(北條さん)
寝室の奥にあるのは、天井までの高さと2間の幅があるクローゼット。扉は落ち着いた木目調の化粧シート仕上げです。ここ以外にも部屋全体で収納が、サニタリーの手前に扉付き収納とオープン棚、サニタリーにも棚が付いており、玄関のシューズボックスもたっぷりで、収納には困らなさそうです。
続いて、黒のタイルが艶やかなキッチンを探索。コンロは2口、収納も十分です。リビング側からは格子でほどよく隠れているので、生活感が丸出しになりません。暮らしの中での使いやすさでいくとポイントが高いですね。
サニタリーは、黒と木目の組み合わせがスタイリッシュ。洗面台側の壁は立体的な模様が入った壁紙が貼られていて、アクセントになっています。洗面台の下はスペースが空いているので、使い勝手に合わせてアレンジできそう。
「本を置いたら、ちょっとした書斎にもなりそう・・・!」と取材スタッフ一同、このサニタリーには興奮してしまいました。
サニタリーはもともとトイレと洗面室が別の部屋だったんですが、壁を取り払って広々した一室空間にしました。床は一見、木に見えますが、水を弾く樹脂製のシートフローリングなので、お手入れがしやすくなっています。(北條さん)
GLIPのお二人から説明を受けながら部屋の各所を回っていると、「R1住宅」と書かれたパネルが目に入りました。どういう意味なのでしょう?
この物件はリノベーション住宅推進協議会が定める、適合リノベーション住宅の認定を受けています。「R1住宅」とは、区分所有マンションの専有部分の排水管や換気、電気配線、分電盤、給排水管、床などの13項目について、一定の基準を満たす工事が行われているリノベーション住宅であることを示すものです。目に見える部分はもちろん、目に見えない部分も検査と工事をセットで行うことで、リノベーション住宅の品質を確保しているんです。(北上さん)
リノベーション済みと言っても、中古物件だと目に見えない部分への不安はどうしても感じてしまうもの。適合リノベーション住宅であるかどうかは、リノベーション工事のクオリティを判断するひとつの材料になりそうです。
各所にこだわりの詰まった今回の物件ですが、空間テーマに込めた想いと一番こだわった点はどこだったのでしょうか?
特にこだわったのは、玄関から続くこの赤褐色のブリックタイル。玄関に入ると、まずドアがあって、ちょっとしたバーのようにも感じるでしょう? マンションの1室のリノベーション物件だから、外観は手を入れられませんが、レンガ調のタイルを貼るだけでも空間の質がガラッと変わります。この部屋に住むことで、今まで挑戦したことがないインテリアを置いてみようかなという気持ちになってくれたら。ただ生活する場を持つんじゃなくて、自分のお気に入りの空間を持つということが大切だと思うんです。(北條さん)
夜に来てもらえたら、「バーに来るような感じ」がもっと分かってもらえると思いますよ。(北上さん)
確かに、夜のこの部屋の雰囲気は抜群だと思います。なぜなら、バルコニーの先に目をやると、手でつかめそうな距離に新宿副都心が!
ダウンライトを点けて、間接照明も組み合わせて、ジャズなんか流して・・・。都心の夜景を見ながら片手にはバーボン。最高ですよ。
家族が増えたらずっと住むには難しい広さかもしれませんが、「都内で仕事を頑張りたいな」という時期は集中して、ライフスタイルの変化などがあったら賃貸に出して、郊外に引越し。そんな選択肢があるのもこの立地ならではだと思います。(北上さん)
友人と語り合ったり、大切なパートナーとゆっくりくつろいだり。新宿の夜景をつまみに、バーボンを傾ける。あなただけのプライベート・バーのオーナーになってみませんか?
取材・文:杉本綾弓/撮影:cowcamo