トレンドが集まる 街に住まう

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左上・マンションからJR山手線「原宿」駅までは徒歩8分の距離。いつの時代も情報の発信地となってきたエリアが、生活の舞台になるんです。/右上・セレクトショップ「Ron Herman(ロンハーマン) 千駄ヶ谷店」にはゆったりくつろげるカフェもあり、モーニングからディナーまで幅広いシーンで利用できますよ。(600m 徒歩8分)/左下・ランドスケーププロダクツが手掛けるカフェ「Tas Yard(タスヤード)」はマンションのすぐそば。こだわりのコーヒーだけでなく鹿児島県産の食材を使ったフードも人気で、お店の前を通るとカレーのいい香りに食欲をそそられます。(140m 徒歩2分)/右下・マンションの最寄りとなるのは、東京メトロ副都心線「北参道」駅。新しいトレンドの発信エリアとして脚光を浴びる “ダガヤサンドウ” も生活圏ですよ!(徒歩5分)

格式高い 有名ヴィンテージマンション

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赤レンガタイル貼りのこちらの建物が今回の主役。大手ゼネコン「竹中工務店」が施工した、1976年築、総戸数43戸のマンションです。この荘厳な佇まいに、ただただ圧倒されてしまいました。今回、セキュリティー意識の高さから共用部の撮影はできませんでしたが、エントランス扉を開けると煌びやかなシャンデリアと手入れが行き届いた日本庭園が出迎えてくれます。ホテルライクな内廊下も広々としており、とても美しい空間でした。ぜひ、内見の際にご自身の目でご確認くださいね。さて、それでは住戸が所在する4階へ向かいましょう。

cowcamo

このマンションは「ペアシティ」と呼ばれるシリーズで、1973年に参宮橋で第一弾の建設が始まりました。企画された当時から建物に芸術的視点を取り入れており、オリジナリティがある素敵な建物ですよ。

4階に所在する住戸へ

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左・ご覧ください、この広々とした玄関。土間から廊下にかけてタイル貼りで高級感があります。正面に見えるガラススリット入り扉の先はLDKですよ。右側に見える観音扉の中は・・・/右・大容量の収納でした。靴はもちろん、お出かけの際に必要な小物や家族全員が使う消耗品など、いろいろとしまっておけそうですね。

玄関の先には 光あふれる空間が

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約18帖のLDK。玄関からは水まわりなどを挟まずダイレクトにアクセスします。東向きの大きな窓からやわらかな光が注ぐ、開放的な空間ですね。

売主さま

周りを建物に囲われるように建っているマンションなので、これだけ日当たりがよい住戸は希少です。

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少し角度を変えて見てみます。左側に見える扉の先には廊下があり、ここから水まわりや各個室に向かうことができます。正面にはキッチンが。さっそくチェックしてみましょう。

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左・リビングダイニング(LD)側にシンク、壁側にコンロが分かれたII型キッチン。それぞれに十分な作業スペースが備わっていますよ。/中央・壁側には吊り戸棚が備わっており、十分な収納があります。キッチン窓が付いているので、調理後すぐに換気することができますね。/右・キッチン窓側から振り返った様子。右側には冷蔵庫置き場。正面には棚などを置くことができるスペースがありますよ。

売主さま

キッチンには食器洗浄乾燥機が装備されています。

バルコニーへ出てみます

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目の前の建物は背が低く、大きな空を見上げることができますよ。

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こちらのマンションでは、マンションの景観を守るためにバルコニーに洗濯物を干すのが禁止されています。浴室換気乾燥機を使うなどして、工夫して生活したいですね。

室内に戻ってきました

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木目の温もりを感じることができる、さわやかな内装。日当たりがよいからこそ、このナチュラルな空間が引き立ちます。さて、次は廊下へ進んでいきましょう。

ここから水まわりと 各個室へ

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左・すらっと延びる廊下。左奥の大きな引き戸の中は・・・/右・大型のクローゼットでした! 服だけでなく、季節家電などもこちらにしまっておけそうですね。

次はふたつの個室をチェック

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左・約4帖の洋室A。北向きの窓から光が注いでいます。小型のクローゼットも備わっていますよ。/右・窓側から振り返ってみます。コンパクトですが、きれいな長方形で使いやすい空間です。

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約7帖の洋室B。こちらを主寝室とするのがよいでしょう。北東2面採光で、朝気持ちよく目覚めることができそうです。ただ窓から周囲の建物が見え、視線が気になることが出てくるかもしれません。レースカーテンやブラインドを使ってうまく目隠ししたいですね。

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左・奥からから振り返った様子。なにやら白い引き戸が見えますが・・・/右・中はウォークインクローゼット(WIC)でした! 枕棚も付いており使いやすそう。

最後に水回りをチェック

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左・廊下に戻って、洗面脱衣室に入りました。正面にはお風呂に続く扉が。右側には折れ戸が見えますが・・・/右・ご覧の通り、中は可動棚が備わった収納でした。リネン類や水回りの掃除用具をまとめてしまっておけますね。

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左・ワイドな洗面台。朝の忙しい時間帯でも、おふたりくらいであれば並んで準備できそうです。/中央・広々とした浴室。前述した通りこちらのマンションはバルコニーに洗濯物を干すのが禁止されているため、こちらの浴室換気乾燥機が活躍する場面が増えるかもしれません。/右・タンクレスのスタイリッシュなトイレ。手洗いボウルも装備されていますよ。

暮らしのイメージを広げてみましょう

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左上・学区指定の「千駄ヶ谷小学校」が近くにあるのは、お子さまがいらっしゃるファミリーにはうれしいところ。1876年創立の、歴史ある学校ですよ。(350m 徒歩5分)/右上・児童書や外国語図書が充実した「渋谷区立中央図書館」も歩いてすぐの場所にあります。こちらの施設も子育てに助かりますね。(500m 徒歩7分)/左下・「北参道」駅の近くには朝8時半から夜9時半まで営業しているスーパー「OK 千駄ヶ谷店」があり、さまざまな食材や生活用品をリーズナブルにお買い求めいただけますよ。(400m 徒歩5分)/右下・夕方前に売れ切れになってしまうことも多い、人気ベーカリー「ますだ製パン」。おやつにぴったりな昔懐かしいパンから、ワインや食事と一緒に楽しみたいハード系まで幅広い品揃えです。(400m 徒歩5分)

cowcamo

カウカモ編集部より

あふれる気品、凛とした空気感、荘厳さ・・・私の語彙では表現しきれないかもしれませんが、建物の存在感にとにかく圧倒されました。今回ご紹介したのは、高級ヴィンテージマンションとして有名な “ペアシティシリーズ”。建設当時から芸術的視点が取り入れられていたとだけあって、外観や共用部に施されたさまざまな仕掛けは本当に見応えがあります。今回はお写真付きでご紹介することができませんでしたが、是非内見の際にチェックしていただきたいです。


建物は現在築42年と築年数が経過していますが、平成27年に大規模修繕工事を実施。外観や共用部含め美しく保たれています。長期修繕計画も作成されており、修繕面の安心感がありますよ。エントランスはオートロック完備、管理人さんは週6日勤務で、セキュリティー面も◎ ですよ。


住戸は約78㎡の2LDK。玄関に上がると、水まわりなどを挟まずにすぐ約18帖のLDKにつながる間取りです。そんなLDKは東向きの大きな窓から光が注ぐとても明るい空間。自由にゾーニングして、素敵な空間に仕上げていってくださいね。II型キッチンは作業スペースが広く使いやすそうですし、キッチン窓があるので料理後にすぐ換気できるのもナイスなポイント。マンション近くにはスーパーもあるので、存分に調理を楽しめそうです。


水まわりや各個室にはLDKからつながる廊下からアクセス。廊下奥には巨大なクローゼットが備わっており、衣類だけでなく季節家電も収納しておけそうです。各個室ともきれいな長方形で使いやすく、寝室としての役割を十分果たしてくれそうですよ。


今回のマンションは、個性が光るセレクトショップやカフェ、洒落たバーなどが点在し、新しいトレンドを生み出している “ダガヤサンドウ” と呼ばれるエリアに所在しています。アパレルの関係者やクリエーターも多く住む街ですが、実は家族でも生活がしやすい。学区指定の小学校はマンションから近く、図書館も近い。さらにリーズナブルなスーパーマーケットも近くにあり、最新トレンドも追いかけながらも、“普通の生活” だって営める立地なんです。この地で、有名ヴィンテージマンションに暮らしながら “新しい家族像” を標榜してみてはいかがでしょうか。

writer:五十嵐 晋平