港区高輪(品川駅)
舞踏会の靴
東高高輪ペアシティ
靴音が天井に響き、シャンデリアに反射する。ヴィンテージ感漂うこのエントランスには、よく磨かれた靴が似合う。だけど大事にしたいのはメリとハリ。時にスマートに魅せて、時にペットと思い切りゆるまなきゃ。舞踏会帰りのあの人も、実は靴が脱げてすごくリラックスしたのではないだろうか。
現在ご紹介可能な物件は、中古・リノベーション住宅のオンラインマーケット「cowcamo(カウカモ) 」よりご覧いただけます。
品川・田町
現在販売中のおすすめ中古マンション
交通の要 「品川」駅
東海道新幹線の停車駅であり、日本有数のビジネス街でもあるこのエリア。けれど、オフィス街が広がるのは「品川」駅の港南口側。高輪口側は空気がガラリと変わり、ハイグレードなホテルや高級住宅街が広がっているんです。
説明しよう!
それがコチラ、“城南五山(じょうなんござん)” と呼ばれるエリアです。“城南五山” は、「池田山」(東五反田1・3丁目付近)、「御殿山」(北品川3~6丁目付近)、「島津山」(東五反田1・3丁目付近)、「花房山」(上大崎3丁目付近)、「八ツ山」(高輪3~4丁目付近)、以上5つのエリアの総称。“山” と付くことからお判りかもしれませんが、それぞれ高台で、地盤が丈夫なこともあり、歴史を彩る偉人たちが居を構えてきました。時代が流れてもそのブランド力は損なわれることなく、今も高いステータスを保っています。
憧れの城南五山 “八ツ山エリア”
「品川」駅から歩くこと9分。高台に佇む、ご紹介のヴィンテージマンションに到着です! オーラがすごい!
売主さま
左上・坂道の下から、植栽と石畳のアプローチで住戸までアクセスすることも可能。白椿の香りがふんわり・・・。/右上・メインエントランスは建物の5階部分にあります。きめ細やかなレンガ調タイル貼りが美しく、シンボルツリーとモニュメントが美術館のような雰囲気です。/左下・気になるモニュメントをクローズアップ。優しい表情で抱き合う親子のブロンズ彫刻でした。/右下・エントランスにはオートロックと宅配ボックスを完備しています。ヴィンテージマンションでありながら、時代とともに設備を進化させているのがうれしいですね。奥のホールには大きなモザイク壁画が飾られ、やっぱり美術館みたい♡
cowcamo
管理人さんは平日の9:00〜17:00で勤務されているそう。
ちなみに、後ろを振り返ると・・・
ドーン
天井まで届く、大きなガラス張りの開口部! アンティーク感溢れるシャンデリアが、優雅にこちらを見下ろしています。グリーンをバックに、晴れた日には格子のシルエットが床いっぱいに伸びるんでしょうね・・・。ちなみに観葉植物の高さが160cm程度。天井の高さが伝わりますでしょうか?
cowcamo
恐るべし “城南五山”!もうすでにウットリです。
売主さま
こちらのマンションでは、細則はありますが、ペットの飼育・事務所利用ともに可能となっております。様々なライフスタイルの方に寄り添うことができると思いますよ。
住戸へまいりましょう
左・エレベーターで、住戸の所在する2階まで降りてきました。左手に見えるのが玄関扉。写真では分かりづらいのですが、扉全体に鳥や植物モチーフの浅彫が施され、ドアノブにもクラシックな重厚感が漂います。ご内見時にはお見逃しなく。/右・ガチャ。土間の右手の造り付けフック、とても機能的ですね◎ 正面にはシューズボックスがあり、その隣のガラス入りドアはLDKへと続きます。
約9帖のLDK
おおっ。視線がバルコニーに抜けていくので、開放感があります。
cowcamo
ヴィンテージマンションの場合、住戸の天井高が低く感じることがままあるので気になっていたのですが・・・しっかり高さがあり、立っていても居心地のいい空間でした!
西向きのバルコニーへ
外に出ると、静けさが一層実感できます。植栽のグリーン越しにお隣のマンションが。低層なので圧迫感はなく、向かい合う窓もないので視線は気にならなそうです。奥に、「清泉女子大学」のこんもりとした緑がのぞいています。
綺麗にお手入れされ、清潔感のあるバルコニー。横幅はあまり大きくありませんが、奥行きは余裕アリ。おひとり分の洗濯物はラクに干せそうです。
LDKに戻って
波ガラスの室内窓は、今回のリノベーションで新しく造られたもの。LDKとお隣の洋室とを緩やかに繋いでくれます。
約4.5帖の洋室
西向きの腰高窓からたっぷり光が入ります。さりげなく、落ち着いた色味のアクセントクロスがあしらわれているのが素敵。
左・ややコンパクトな洋室ですが、室内窓のおかげでグッと開放的になっていると思いませんか? そしておしゃれ!/右・引き戸の中はウォークインクローゼット(WIC)です。部屋の広さに対して大きめに造られているのがgoodですね。
それではライトの向こうへ
レールのスポットライトがカウンターの手元を照らしてくれるので、とっても作業しやすそう。カウンターの向かい、洋室のお隣には・・・
洗濯機置き場と、奥行きのある収納棚が。棚は可動式なので、お好みの高さにカスタマイズできます。
ぎゅっとキッチン
キッチンはやや小ぶりで、コンロは2口。お料理好きな方にとってはちょっと物足りないかもしれませんが、しっかりグリルが付いていますのでお魚も焼けます。キッチン周りはぐるりとステンレスでカバーされており、お掃除しやすそう!
売主さま
住戸の給湯・給排水管はすべて交換済みです。
廊下へ・・・
左・LDKから廊下に出ると、手前には水まわりへのドアが。その奥にはトイレがあります。/右・温かみあるイエローベージュでまとめられたトイレ。こちらもややコンパクトです。
最後に水まわりへ
左・洗面化粧台の幅はタイトなものの、かなりの収納力が期待できます。身だしなみグッズが多い方も安心ですね。/右・1216サイズのバスルーム。ツヤのあるちょっぴりラグジュアリーな雰囲気の中で、ゆっくり羽根を伸ばすことができそうです。
高輪をぶらり行く
左上・物件の最寄りは、都営浅草線「高輪台」駅(徒歩7分)。周辺に美味しいお店が点在する、落ち着いた雰囲気のエリアです。/右上・人生で一度は訪れたい・・・日本を代表するフレンチレストラン「Quintessence(カンテサンス)」は、10年連続で三ツ星を獲得した名店。なかなか予約が取れませんので、ご予約はお早めにどうぞ。(450m 徒歩6分)/左下・「7025 Franklin Ave.(フランクリン・アベニュー)」は、グルメハンバーガーの草分的存在。ボリューム満点で肉の旨みが凝縮されています。(400m 徒歩5分)/右下・ご近所の「品川プリンスホテル」内にある映画館「T・ジョイPRINCE品川」。休日の定番スポットになるかも♪(500m 徒歩7分)
そぞろ歩けば五反田へ
上・住戸のバルコニーから見えた、豊かな緑を有する「清泉女子大学」。旧鹿児島藩主の島津侯爵の邸宅であったルネッサンス様式の英国風洋館は、現在も同大学の本館として使用されています。ちなみに設計は建築家ジョサイア・コンドル氏。(400m 徒歩5分)/左下・メディアでもよく取り上げられる話題の店「鯛焼きのダ・カーポ」。『鯛焼きの尻尾に秘密があるので、頭からお召し上がりください』と店員さん。うーん、言うこと聞いてよかった! これはクセになりそう。秘密は言えませんが、おすすめです♡(650m 徒歩9分) /右下・JR山手線、東急池上線、都営浅草線と3路線使える「五反田」駅へも徒歩11分です。
カウカモ編集部より
足回りのいい立地もさることながら・・・とにかく、マンションそのものが持つ魅力がとても大きい物件です。外観や共用部の美しさだけでなく、オートロック・宅配ボックスといった現代的な設備を備えているところもそう。エントランスホールのインパクトに、とにかく行ってみたい! と惹かれる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
住戸の専有面積は約36.4㎡。決して広いわけではありませんが、限られた空間をうまく使ったスマートな1LDKです。トイレや洗面所をコンパクトにまとめたぶん、WICやバスルームにゆとりを持たせています。生活の中で欲しい部分にスペースが割かれているので、ストレスなく快適にお住まいいただけるだろうと感じました。特に、手持ちのお洋服の多い方にとってはありがたい間取りと言えそうです。
LDKと洋室の間の室内窓や、LDKの大きなガラス入りのドアなど、住戸全体に開放感が生まれるよう工夫がされています◎ そしてそれがスタイリッシュな効果も生んでいるのがうれしいですね。
西向きのバルコニーからは植栽のグリーンを望み、空を眺めることもできます。取材日はあいにくの曇り空でしたが、晴れた日には午後の日差しが気持ちよさそう。ちなみに植栽と言えば、敷地内をちょっと見渡しただけでも様々な種類の木が植えられており、季節ごとに楽しみを見つけることができそうでしたよ。
閑静な高級住宅街 “八ツ山エリア” 、高台なので坂道が多いのがちょっぴり泣き所? けれどシャンデリア輝くガラス張りの開口部から見渡す街並みは、なかなかほかのマンションでは味わえない胸の高鳴りをくれるはず。歩きやすい靴をサッとバッグに忍ばせて、帰り道で履き替えたオシャレ靴は、そっとブランドの紙袋に入れ替えて。ほどよく優雅で背筋の伸びた暮らしを、この地で始めてみてはいかがでしょうか。
writer / editor:小杉 美香
こちらは1976年に大手ゼネコンの竹中工務店によって施工されたマンションです。地上9階建てで、総戸数は63戸あります。