左上・今回の舞台は「表参道」。ご紹介する物件は、表参道駅から徒歩約5分の場所に位置しています。アドレスは、憧れの「南青山5丁目」! /右上・お散歩がてらに「根津美術館」はいかがでしょうか。季節ごとの企画展や手入れの行き届いた日本庭園で、季節の移ろいを感じることができます。/左下・思い立ったらフラッと音楽を愉しみに「BLUE NOTE TOKYO」へ。/右下・商業ビルAoには「紀ノ国屋 インターナショナル」があるので、日々のお買い物には困りません。年中無休で9:30~21:00まで営業しています。

cowcamoが売主さまにヒアリング!

Q1)物件の「売り」はどこですか?

とにかく立地です。おしゃれで賑やかな骨董通りと青山通りから1本入った場所でいて、とても閑静な立地に佇むマンションです。人気の「青南小学校」の学区にあたるため、このエリアに限定して探されている方も多いですね。あとは、建物の持つ魅力です。いわゆる「ヴィンテージマンション」と言われるもので、資産価値が高く維持されています。中でもこちらは、大変人気がある物件です。

Q2)間取りや内装のこだわりポイントは?

室内に関しては、最新設備と仕様にフルリノベーションいたしました。気になる給水管や給湯管に関しても10年保証をお付けしており、アフターサービスも行っております。またインテリアコーディネーターが、収納計画や照明計画、デザインにまでもこだわってリノベーションしました。

Q3)立地や周辺環境の魅力は?

流行に敏感な方々が自然と集まってくる街なので、同じような仲間をみつけられるのが魅力なのでしょうね。街の魅力はもちろんですが、賑やかな場所から奥へ一本入るだけで、緑豊かで静かな住空間があるという環境も、この「南青山」というアドレスが長く愛され続けている理由だと思います。

Q4)どんな住まい手にオススメ?

表参道・青山というエリアがお好きな方、こちらを生活の拠点としたい方が一番ですね。おひとり暮らしの方やDINKSの方々には、利便性と "大人が愉しめる街" を満喫していただけるでしょう。そしてファミリーの方々には、文教地区に位置していることの魅力を感じていただけると思います。

cowcamoよりひとこと

新築物件が好まれる傾向が強い日本においてでも、「ヴィンテージマンション」と言わしめて人気を持ち続ける建物があります。今回ご紹介する建物も、その内のひとつ。何が魅力なのでしょうか?

まずはその立地。便利で人々を魅了し続ける街に位置することは、必須条件です。次に管理体制のよさ。もともとその時代の贅を尽くして建てられた建物なので、きちんとメンテナンスを行えば、長く使える状態が保たれます。そしてもうひとつは、その建物自身が持つパワーだと感じます。築年数の経過が歴史を生み出し、その建築ができた時代の優雅さをノスタルジックに顧みることができる・・・そんな建物です。まるで美術館の一部のような、遊び心溢れる自由な設計の中に住める喜びは、まさにヴィンテージの醍醐味と言えるのかもしれませんね。

シンボルとも言える不思議な白い回廊を通り抜けると、室内は外の喧騒を忘れてしまうくらい静かな落ち着いた空間です。リビングの窓から見える白く明るい壁と大きな緑が、絶対に他からの視線がないという安心感を生み、心を解放させてくれます。守られた隠れ家のような心地よさを感じました。

開放感が欲しくなったら屋上へどうぞ。パノラマの眺望で思いっきり伸びをするのもいいでしょう。

シングルやファミリーといったどの世代の方々にとっても、「住まい」に求める魅力は、同じものなのではないでしょうか。だからこそ、時代を超えて・世代を超えて愛される「ヴィンテージマンション」に住んでみませんか。

こちらが今回ご紹介する物件です。築年数を感じさせない外観で、ヨーロッパの街並みに出てきそうな可愛さが目を引きます。グレーのタイルに白い窓の額縁が効いていて、とってもオシャレ!

左上・こちらが堂々とした広さのエントランス。スロープも設けられています。/右上・建物の一部地下には人気ブランドのコンセプトショップ「GALLERY MUVEIL (ミュベール)」。外観のデザインに馴染むレトロなタイルの前では、しばしば撮影が行われています。/左下・オートロックの扉を抜けると、そこはシンプルなエントランスホール。/右下・フロントのようなオープンな受付。人の出入りが多いにもかかわらず、管理人の方が常にチェックしていらっしゃいました。もちろん私もご挨拶。各所に配置された防犯カメラと併せて、こんな管理人の方がいてくださると安心ですね。

左上・お部屋に行く前に、屋上があるというので行ってみました。するとそこには、広い洗濯物干場! こちらの建物は8階建てなのですが、案外周囲には背の高い建物が少ないようです。シーツやタオルもお日様をいっぱい浴びて気持ちよさそう。思わず深呼吸してしまうくらい、気分転換に最高の場所でした。/右上・さてお部屋に向かいましょう。エレベーターは2機。とても綺麗でした。/左下・そしてこの建物の醍醐味である共用部分の回廊廊下です。真っ白でシンプルなデザインの中に曲線が多用され、まるで雲の中に迷い込んだかのような不思議な空間。/右下・その回廊を抜けると、先には3軒の住戸の扉。今回ご紹介する物件は、一番右のお部屋です。

左・玄関扉を開けると、室内はとても温かい雰囲気。先ほどの回廊廊下がシンプルでモダンな雰囲気だったので、その対比のせいか、余計に落ち着いて感じます。/右・玄関・廊下部分の壁一面が、すべて収納。どんなに靴のコレクションが多くても、両開き2つ分の収納があれば美しく収納できるのではないでしょうか? 写真手前の折れ戸の収納は可動棚で、収納するものの高さに合わせられます。

廊下突きあたりの右側は、約6.3帖の洋室。横一列に広く連なる窓がシャープなデザインです。窓からは、先ほどの回廊廊下が一望できます。窓の外は吹き抜けで、人が通っても距離が保たれます。ただ視線は合うかもしれないので、ブラインドなどがあるといいですね。そして大容量のクローゼットがうれしい!

左・お掃除リフトアップ機能などが付いた温水洗浄付きのトイレ。壁には収納があります。/中央・三面鏡の裏に収納が付いた洗面台。鏡に映っているように、向かい側には天井まで届くオープン棚があります。家族それぞれのカゴなどを置くと、うまく整理ができそうですね。/右・1216サイズの暖房換気乾燥機付きのユニットバス。フラットラインのLED照明で、明かりの色を切り替えて演出できます。

リビングの扉を開けると、目に飛び込んでくるのは窓の外の緑! 奥にある建物の白い外壁と、青々とした緑が織りなすコントラストがとても綺麗です。部屋の奥は、明るい!とまではいかないものの、白い外壁の反射と少し差し込む光で、落ち着いた明るさです。空が見えないと窮屈な感じがするかなぁと思っていたのですが、どちらかと言うと囲まれた安心感の方が強い印象です。

こちらは幅約2mのシステムキッチン。食器洗い乾燥機も組み込まれています。引出しタイプの収納は、使いやすく収納力も抜群。手元を隠せるくらいに立ち上がったカウンターは、奥行きがあるため、出来上がったお料理をサーブするときにも便利そう。

キッチン後ろの扉部分は、洗濯機置き場です。扉を閉めて隠せるのでスッキリしますね。

リビングの壁の一部は、ダウンライトの陰影とエコカラットを使ったアクセントウォール。飽きがこないシンプルなデザインで、落ち着いた雰囲気を演出できます。

リビングの一角にも収納が設置されています。左側の収納は、掃除機やアイロンなどを想定して、高さを変えられる可動棚が採用されています。右側にはキッチン家電を置けるようにと、オープンな棚と引出しが組み合わさっています。

リビングから出入りできる約6.2帖の洋室。窓からは、同じく緑があふれます。ツートンのアクセントクロスも優しい色合いで、落ち着いた空間に。

左・その洋室には、たっぷり収納できるウォークインクローゼットが付いています。/右・両サイドにハンガーパイプが設置され、デッドスペースとなりがちな正面部分には、可動棚が設置されています。実際の使い心地まで考えられた設計がうれしいですね。

リビングと洋室をつなぐバルコニー。幅もゆったりです。この大きな木は常緑樹ですので、年間を通して緑が楽しめます。一部分は、奥の建物までの吹き抜け空間で、光が差し込みます。

左上・昨年オープンした「CITY SHOP」は新鮮なお野菜が並ぶデリ・プレートが人気。常に新しいお店がオープンするのも、この街の魅力のひとつです。/右上・こちらの物件が建つ住宅街には、その静かな環境と、豊かな敷地や建物を活かした有名レストランが並びます。そのひとつが独特な世界観が漂う「Museum 1999 leau a la bouche (ミュージアム1999ロアラブッシュ)」。時には、非日常の空間で贅沢なフレンチを味わうのもいいですね。/左下・朝8時からテラスでモーニングがいただける「crisscross(クリスクロス)」。その横には、ワイン片手にお話が弾む、居心地のいい地中海料理レストラン「cicada(シカダ)」。美味しいベーカリーも併設されています。/右下・フラワーショップの中にあるカフェ「Nicolai Bergmann NOMU (ニコライバーグマン ノム)」。お花に囲まれながらオーガニックランチをいただけます。

カフェだけでなく、こだわりのインテリアショップもたくさんあります。/左上・ヨーロッパから直接買い付けてこられたテーブルウェアなどのインテリア雑貨が揃う「SARAH GRACE(サラグレース) 青山本店」。シャービーなフレンチインテリアが好きな人には、たまらない品揃えです。/右上・生活雑貨から家具まで、 "デザインのある生活" を提案しているインテリアショップ「SEMPRE AOYAMA(センプレ 青山店)」。/左下・南欧テイストの最高級ファブリックを揃える「Tempo 南青山」もオープン。/右下・大人が愉しむ街というイメージが強いこのエリアですが、実は子どもが遊べる公園もちゃんとあるのです。こちらはそのうちのひとつで、「南青山6丁目児童公園」。

取材・文・撮影:cowcamo