マンション売却の理由はどう伝える?価格への影響についても解説
上手に売るコツ
マンション売却の際、購入希望者から売ることになった理由を尋ねられることがあります。
理由によっては売却額が低くなることもあるので、上手に説明することが大切です。買主からよく聞かれる質問や、好ましくない売却理由の伝え方について紹介するので、ぜひ参考にしてください。
この記事は、不動産売買&リノベのサービス「cowcamo(カウカモ)」が提供しています。カウカモでは、中古マンションやリノベーションマンションの売却・購入をお手伝いしています。
マンション売却に際して買主が気になる項目3選
マンションの購入希望者は、価格や広さなどの基本的な情報以外にも、いくつか事前に知っておきたいと考える場合があります。
売主や不動産会社に気になることを質問することで、マンションの欠点が明らかになり、失敗を回避し、なおかつ妥当な価格で取引できるようになることがあります。
そこで、マンションの購入希望者がよくするであろう質問3つをご紹介します。
欠陥住宅ではないか?
マンションが古くなって買い替えすることは珍しいことではありません。しかし、築浅で売却する場合には、購入希望者は欠陥住宅なのではと疑問に思うかもしれません。
また、相場よりも明らかに低い価格で売る場合にも、購入希望者は欠陥住宅なのではないかと不安に思うことがあるでしょう。
もし欠陥があった場合は、売買契約において、建物の欠陥を表す瑕疵として告知する義務があるため、不動産会社に事前に相談することがおすすめです。
なぜ手放すのか?
マンションを手放す理由について、知っておきたいと考える購入希望者は少なくありません。
お得な物件であれば嬉しいですが、安く売らざるを得ない理由があって安く売っているときには、購入希望者は考え直す可能性もあるでしょう。
また、手放す理由について尋ねることで、欠陥住宅なのか、住み心地に問題があるのか、あるいは治安に問題があるのか知ろうとすることもあります。
住み心地が良くないのではないか?
もし住み心地が良くないという理由で売却しているのであれば、どこが良くないのか事前に知りたいと考えるでしょう。
売主にとっては住み心地が良くなくても、購入希望者の家族には合う可能性もあります。
例えば、個室が多くて掃除が大変なために手放す場合でも、子どもが多い家族にとってはポジティブなポイントになるでしょう。
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よくあるマンション売却の理由8選
マンションを売却する理由はさまざまです。そのなかでもよくある8つの理由を紹介します。
転勤や離婚などで引っ越すことになった
転勤が決まった、離婚することになったなど、何らかの理由で引っ越さなくてはならないことがあります。
そのような場合には住宅に問題がなくても、売却という選択をする可能性があります。
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家族構成が変わった
子どもが生まれたので手狭になった、子どもが独立したのでコンパクトに暮らしたい、親と同居することになったので部屋数が足りないなど、家族構成が変わったことでマンションを売却することもあります。
この場合もマンション自体に問題があるわけではないので、売却しやすいでしょう。
相続が発生した
親や親戚が亡くなり、相続した住宅に住むために今住んでいるマンションを手放すこともあります。
また、相続税を支払うために住居を売る必要が生じるケースもあるでしょう。
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住宅が古くなった
住宅が古くなり、新しい家に住み替えるケースも多いでしょう。
設備などをほとんど変えなくてはいけないときは、リフォーム代がかさみます。そのため、リフォームして古い家に住み続けるよりも、新しい住宅に引っ越すほうがよいと判断することもあります。
住宅が手狭になった
子どもたちが大きくなり、手狭になったという場合もあります。
また、親世帯と同居をするので部屋が足りない、キッチンやトイレが複数ある住居が必要になったなどのケースもあります。
ご近所トラブルが頻発した、治安が良くない
隣家と揉めているので、手放したいというケースもあります。
また、近くに騒音が出る施設が建ったとき、事件などが起きて治安の不安を感じるときなども、マンション売却を考えることがあります。
住宅ローンの支払いが難しくなった
支出増や収入減により住宅ローンの支払いが難しくなったため、住宅を手放すことがあります。
この理由も住宅に問題があるわけではないので、売却額には響きにくいでしょう。
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住宅に暮らしづらい理由がある
不具合があって住みづらい、車が大きくて駐車場に入りづらい、特定の部屋が寒いなどの理由により手放すこともあります。
また、間取りや部屋の広さに関する問題は実際に住んでみて体感する部分が大きい部分です。想定よりも動線が悪く生活しづらいなどの理由で売却を検討することも考えられるでしょう。
この場合は、理由によって売却額に影響が生じることもあります。
マンションを売却する理由によっては成約額が下がる可能性がある
誰にとってもネガティブな理由と感じる場合は、価格を下げる必要が生じることもあります。
例えば、騒音や治安、特定の部屋が寒いなどの理由は、価格に影響を及ぼす可能性があります。
また、住宅に問題はなくても、売り急ぐために価格を下げることがあります。このケースは、購入希望者にとってお得といえるでしょう。
ネガティブなマンション売却理由を伝えるときの対策(h2)
ネガティブな理由をストレートに伝えると、さらに値引きを要求される可能性があります。言葉を選んで伝えるようにしましょう。
よくあるネガティブな理由と伝え方について解説します。
老朽化を理由とするマンション売却の場合
老朽化によりリフォームする必要が生じたときは、いつまで暮らすかわからない住宅にお金をかけるよりは、新しい住宅を購入したいと考えるかもしれません。
しかし、老朽化という理由もストレートに伝えるのは好ましくないでしょう。
リフォームするのは自分にとっての不具合であって、万人にとっての不具合ではないと説明することで、値引き交渉を回避できるかもしれません。
転居を理由とするマンション売却の場合
転居を理由とするときは、住宅に問題があって売却するのではないことをアピールしましょう。
あくまでも個人的な事情なので、価格にも響く場合も少ないでしょう。
ご近所トラブルによるマンション売却の場合
特別な事情がない限り「隣家が気難しくて… 」のようにご近所を悪く言うのは避けましょう。
騒音が日中限定の場合であれば、「在宅なので気になったが、日中外で活動しているなら気にならない程度」と伝えることができます。ただし事実を隠すのはよくありません。日曜日や夜間にも騒音があるときは、正直に伝えるようにしましょう。
治安に関しても、子どもがいない家庭にとっては気にならないこともあります。どのようなトラブルなのか詳細に解説し、被害が想定されるのかどうか説明しましょう。
売却理由の伝え方は、まずは不動産会社に相談しましょう。中古マンションの売却を専門とする不動産会社であれば、伝え方のアドバイスもくれるはずです。
カウカモは中古マンションやリノベーションマンションの売却経験が豊富なため、売却のサポートが充実しています。ぜひ一度ご相談ください。
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マンションの売却理由がネガティブでも購入希望者に伝える義務がある
もしもマンション売却の理由がネガティブな内容であった場合、告知義務があるため隠したままにすることはできません。告知義務がある欠陥は「瑕疵」と呼ばれ、下記の4種類に分けられています。
- 物理的瑕疵:不動産に物理的な欠陥があること
- 法律的瑕疵:法律に触れる欠陥があること
- 心理的瑕疵:心理的に抵抗が生じる恐れがあること
- 環境的瑕疵:物件の周辺環境に問題があること
それぞれ、具体的には次のような例が挙げられます。
- 物理的瑕疵:シロアリ被害、雨漏りなどの影響が見られる
- 法律的瑕疵:行政手続きの不備や要件に欠陥がある
- 心理的瑕疵:過去に自殺や殺人があった、火災が発生した
- 環境的瑕疵:近隣に暴力団事務所がある
瑕疵は売却時に必ず示す必要がありますが、不動産会社に相談して購入検討者への伝え方を工夫することで、ネガティブな印象を避けるようにしましょう。
理由を説明する前に不動産会社に相談してみよう
マンションを売却する理由は変更できないが、伝え方を工夫することで購入希望者にネガティブな印象を与えずに済むことがあります。
どう伝えるか、価格に反映する必要があるかについては、不動産会社と話し合ってみましょう。
中古マンションの仲介経験が豊富な不動産会社であれば、相談に乗ってもらえ、よりよい解決策が見つかることもあります。
カウカモでは売却理由のご相談も承っています。気になることがあるときは、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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