地上の暮らしと、地下にひそむ創作の気配。「下北沢」の住宅街に立つ三層の家は、日常とカルチャーがゆるやかに交わる舞台です。陰影が美しいLDK、畳の小上がりと光が満ちる水まわり、そして完全防音の地下スタジオ。暮らしながら、あなたの表現を育ててみませんか。
世田谷区大原(下北沢駅徒歩9分)
1LDK+スタジオ
/ 94.50㎡
/ 14,100万円
売主さまのご紹介

Kさま
ご夫婦ともに映画関連のお仕事をされており、俳優のレッスンスタジオを併設した自宅として建設しました。スタジオで映画トークや落語などのイベントを開催していらっしゃったところ、こちらの事業の本格化のために売却されることになりました。
SCENE01 「下北沢」の一軒家

今回ご紹介する物件は、2025年1月に竣工したばかりの戸建て。閑静な住宅街でパッと目を惹く、シャープな外観です。防犯カメラを設置済み。
Kさま
cowcamo
こちらの物件は3層構造で、1階がLDK、2階が洋室と水まわり、そして地下1階部分がスタジオという構成です。スタジオは完全防音仕様となっており、シアタールームやヨガやダンスの教室、小規模なライブハウスとしても使える基盤があります。
SCENE02 玄関扉を開けて

住戸に足を踏み入れると、建具なしでシームレスにLDKが現れる空間。玄関はフラットな造りで、大きなシューズボックスは造り付けです。

LDKの広さは約17帖。壁と床にはイタリア製のタイルをあしらい、独特の陰影が浮かび上がります。

リビングダイニング(LD)の中心には、収納を兼ねた巨大な室内花壇が。空へと伸びるような生命力を感じる植栽は、まるでひとつのアート作品のよう。
Kさま
LDにはプロジェクターとスクリーンを設置可能です。

キッチンはIHクッキングヒーターで、食洗機付き。本体や背面収納の面材だけでなく、生活感が出やすいモニターホンや給湯器の操作盤もすべてマットな黒で揃えています。
cowcamo
操作盤や各階に備わるエアコンは、すべて黒で統一されています。内装の雰囲気としっくり馴染み、隙のない洗練された空間に。売主さまのようにキッチン家電も黒で揃えると、さらにスタイリッシュになりそう◎
SCENE03 螺旋階段を上がると

3フロアをつなぐ螺旋階段は、鋳物アーティストが手がけたものだそう。わずかな空間を生かして設けられたインテリアのためのスペースは、戸建てならではの自由度です。

洋室の広さは約9帖。壁一面の大型収納の建具は全面鏡張りになっており、反転した世界が空間を拡張して見せてくれています。帖数以上の広がりを感じられますよ。

黒く染色した畳敷きの小上がりでは、天窓から差し込む光を感じながら読書をする時間を楽しめそう。売主さまは、就寝時にはこちらにお布団を敷いていらっしゃるそうです。
Kさま
小上がりの下は収納スペースになっているので、布団や季節物の洋服などをしまっておくのに便利です。
SCENE04 光溢れる水まわり

洋室の奥の明るさに誘われるようにガラスドアを開けた先には、浴室・洗面台・トイレがまとまっています。

浴室は在来工法で、床・壁はタイル張り。浴槽が大きく、ゆとりあるバスタイムを楽しめます。
Kさま
浴室の天井にはBluetoothスピーカーを埋め込んでいます。日中は、音楽と窓から差し込む光に癒されながら入浴でき、心地よいバスタイムを楽しめますよ。

左・シンプルなタンクレストイレ。/右・二人並んで使えるサイズの洗面台。洗濯機置き場は洗面台の下にあるため、設置する洗濯機のサイズは事前に確認しておくと安心です。

トイレ横には、ハンガーパイプを設置した室内テラスが。上を仰ぐと、天窓の向こうには都心とは思えない空と緑が見えます。
SCENE05 地下空間へ

左・再び螺旋階段を降り、地下1階へ。スタジオはこちらの扉の奥に位置します。/右・地下へと至る階段室は、まるで秘密基地のような空間。棚は造り付けで、現在はDVDが並びます。

地下にも玄関とトイレがあります。階段室を施錠することで1〜2階の居住フロアとは独立したスペースとして、スタジオ運営が可能です。

完全防音仕様の約16帖のスタジオスペース。床は無垢材で、壁は二面が鏡張りです。

収容人数は着席で最大客席22名+ステージ2名ほど。調光可能な間接照明とスポットライトが備わっています。

椅子を片付けるとこんな感じ。ヨガなどのレッスンにもぴったりです。
SCENE06 「下北沢」の風景

左上・最寄りは小田急線・京王井の頭線「下北沢」駅。渋谷も新宿も数分の乗車時間で乗り換えなしでアクセスできる便利な駅です。(徒歩9分)/右上・小田急線の線路跡地を開発して生まれた「下北線路街 空き地」では、フリーマーケットなどのイベントが不定期で開催されています。(徒歩10分)/左下・「下北沢一番街」は、下北沢らしいカルチャーの匂いが濃い商店街。おしゃれなバーや雑貨店、古着屋などが点在し、下北沢北口の中核をなす存在です。(徒歩5分)/右下・売主さまおすすめの台湾料理店「猫米(まおみい)」。カフェ風のおしゃれな店内で、台湾出身の店主が作る本格台湾料理をいただけます。(徒歩2分)
Kさま
毎日が文化的な刺激に満ちていると同時に、昔ながらのコミュニティがあり、住民同士が和やかに挨拶を交わしたり、お豆腐屋さんの屋台がまわってきたりするような、温かみのある街でもありますよ。
cowcamo
徒歩11分で、京王線・京王新線「笹塚」駅の利用も可能です。複数の駅や路線を使い分けて、便利に暮らしを送れそうですね。
カウカモ編集部より
「下北沢」という街が持つ “文化の懐の深さ” を住まいそのものの構造に落とし込んだような一軒です。
こちらの物件は3フロア構成。1〜2階には、光の陰影が美しいタイルのLDKや、天窓から自然光が落ちる畳の小上がり、鏡貼りの収納が空間を拡張する洋室など、静かで上質な暮らしのシーンが広がっています。
そして地下は、完全防音仕様のスタジオ。シアタールームとして映画を堪能したり、配信・収録の拠点にしたり、仲間とミニイベントを開いたり……など、趣味にも創作にも交流にも寄り添ってくれそうな自由度があります。
日々の暮らしと自分らしさ、どちらも大事にしたい人へ。“住む” と “表現する” が同じ線上にある、新しい住まいのかたちです。
東京のカルチャーの中心地としてのイメージが強い「下北沢」に土地を見つけ、エリア重視で建設を決めました。依頼した設計事務所は、数々の受賞歴を持ちアート住宅を得意とする「アトリエA5」です。