日々お客さまの家探しをサポートするカウカモエージェントにフィーチャー! 不動産のプロがオススメする、萌える街やマンションって? 実際に街を歩きながら、編集部がインタビューする企画です。
今回は田園都市線「三軒茶屋」へやってまいりました!
渋谷まで電車でふた駅と都心へ出やすく、商店街や飲食店街が充実している街並み。「住みたい街」としても常に人気が高く、 “三茶” の愛称で親しまれています。
今回ナビゲートしてくれるエージェントは、写真左手に映っているランドマーク「キャロットタワー」にいるとのこと。 早速向かってみましょう!
26階には、なんと無料で入れる展望フロアがあります! 大きな窓が並び、開放感がありますね。奥にいるのはもしかして......
《プロフィール》美作 天地(みまさく てんち)
2018年に新卒としてツクルバに入社。物件の仕入れやプロデュース、売却まで行う、リノベーションサポートチーム/sellチームに従事。学生の時から続けている映像制作の技術を活かし、モデルルームのVRや社内報の制作も手がけている。高校から建築の分野を学び、中高野球部という根っからのスポーツマン。社内では “てんちゃん” の愛称で親しまれる。
今日はなぜ「三軒茶屋」を選んでくれたのでしょう?
「三軒茶屋」は上京して最初に暮らした、思い出の街なんです。アクセスのよさや、魅力的なお店が多いことで知られていますが、徒歩圏内には個性の異なる住宅街が複数あるんですよ。今回はそんな周辺のエリアにも足を延ばして、幅広い層に支持される街の魅力を紹介したいと思います!
まずは駅周辺から!
「三軒茶屋バッティングセンター」は、入り口が狭い上にアプローチも細い階段のみと、少し探しにくい場所にあるんですが、いつも賑わっているんですよ。実は学生時代に好きだった「ペルソナ5」というテレビゲームにも、このバッティングセンターが登場していました。初めて訪れたときは感動しましたね(笑)
三軒茶屋では、『再開発基本構想』と題して1980年代から街の開発が進められています。先ほどご紹介した「キャロットタワー」もそのひとつ。2019年3月には新たに、『三軒茶屋駅周辺まちづくり基本方針』が策定され、三角地帯も再開発エリアに該当しています。
今後より便利で暮らしやすい街へ変化することが期待されていますが、その反面、このノスタルジックでディープな雰囲気は、今だからこそ味わえる“三茶” の醍醐味かもしれませんね。
駅前の茶沢通りを抜けて
“太子堂エリア” へ向かいます!
「三茶」には、良心的な価格帯のスーパーや個人商店が多いんです。また、街のいたるところに小さな公園やベンチがあって、お惣菜や飲み物を買っては友人と外で食べたりもしていましたね。
茶沢通りの脇道を進むと、「三軒茶屋」と「下高井戸」を結ぶ東急世田谷線の駅舎がありました。ヨーロピアンな佇まいが素敵です♡
以前暮らしていたのは、世田谷線の「三軒茶屋」駅から徒歩2分の場所でした。世田谷線は駅間が短く、隣駅へも5分程度で歩いて行けちゃうんです。「三軒茶屋」からふた駅離れても “三茶” の街は生活圏内。田園都市線沿線と比べて、世田谷線沿線は物件価格が多少落ち着くので、『三茶に住みたいけど予算に合わない』という方にはぜひオススメしたいエリアです! 個人的には、落ち着いた街の空気や、いい雰囲気のお店がほどよくあることから、暮らすのにはちょうどいいエリアだと思っています。
再び茶沢通りに戻ると、多くの人で賑わうお店が目に留まりました。
“三茶” に2店舗ある「フルーツ&ベジ」という八百屋さんで、新鮮な旬の野菜や果物が破格の値段で買えるんです。 ここはいつも多くの人で賑わっているんですよ!
そう話し、おもむろにカゴを手に取るてんちゃん。かわいいさくらんぼと、エシャロットを購入していました。近所にこんなお店があったら、私も間違いなく通うでしょう!
駅から離れると
辺りは穏やかな住宅街に
スタイリッシュな
低層マンション
茶沢通りから細い路地を進むと、地下1階付き地上2階建てのマンションが見えてきました。こちらは、てんちゃんが入社して間もない頃に売却を担当した「オープンレジデンス三軒茶屋」という建物です。
この辺りは築年数が経過しているマンションが多いのですが、こちらは2010年築と比較的新しい建物です。特徴的なのは、地下1階と地上1階を階段でつなぐメゾネット構造ということ。第一種低層住居専用地域という、建物の高さに制限があるエリアなので、築年数の浅いマンションは地下に掘り下げた造りのものが多いんですよ。
このマンションが建つのは “太子堂エリア” ですが「三軒茶屋」駅へは徒歩10分でアクセスできます。十分『三茶に住んでる』って言えますよね。周辺は落ち着きがありながら、駅との間にはスーパーや飲食店が充実しているので、暮らしに不自由しなさそう。
続いて東へ進み
“三宿エリア” を見ていきましょう!
「三宿」という町名の由来は「水宿」が転じたもので、水が宿る場所という意味からきているそうですよ。高台にある「三宿の森緑地」は、かつてこの街にあった「三宿城」の跡地とされていて、周囲は川に囲まれていたそうなんです。今は高級住宅街として知られていますが、歴史の深いエリアなんですよね。
傾斜地に建つ
ヴィンテージマンション
続いて紹介してくれたのが、「三宿の森緑地」の麓に建つヴィンテージマンション、「三宿シティハウス」。
1974年竣工、総戸数14戸の小規模なマンションです。過去にカウカモでリノベ済み物件を取材したこともありますよ。リゾート地にありそうな、白くさわやかな外観で、この年代ならではのロマン溢れる共用部が魅力的なんです。
玉川通り沿いに戻ってきました
そうそう 、三軒茶屋はバスでの移動がすごく便利なんです。駅前にはバス停が何個もあって、渋谷や下北沢、目黒や二子玉川まで、幅広い方面に移動できるんですよ。
田園都市線は、電車が混雑しているイメージをお持ちの方も多いはず。「渋谷」行きのバスの時刻表を見てみると、ラッシュ時には約2分間隔で運行していました。混雑を避けたい場合は、バスに頼るのもありですね。
たくさん歩いてそろそろお腹が空いてきました……。お昼にしたいけれど、気になるお店が多すぎて決められない! そうてんちゃんに伝えると、『いろんなお店でテイクアウトして世田谷公園で食べませんか?』と、うれしい提案が。
飲食店の多い “三軒茶屋エリア” には、お持ち帰りができる店舗も多数。そうと決まったら、さっそく探しに行きましょう!
グルメ天国
それでは「世田谷公園」へ!
本日の戦利品を
いただきましょう!
コツコツ買い集めた、ご飯たち。公園内には芝生やベンチが多く、売店やキッチンカーなども出店していますよ。取材時もピクニックを楽しむ方の姿が目立ちました。
美味しそうに肉まんを頬張るてんちゃん...... 時刻はもう14時半を回っていました。ごめんね、お腹空いたよね。
「世田谷公園」は、子どもから大人まで楽しめる公園だと思います。駅とは少し離れているから混雑もしてないですし、まさに地域の憩いのスポットですね。以前 “三茶” に住んでいたときは園内にあるプールによく通っていました。公園周辺には雰囲気のいいカフェが多くて、プールのあとに立ち寄るのも楽しみだったんです。
お腹が満たされたところで、近くにもうひとつ紹介したいマンションがあるとのこと。行ってみましょう!
本日の大トリ!
存在感を放つ大規模マンション
続いて訪れたのは世田谷公園から徒歩3分、 “下馬エリア” に位置する「下馬ハイム」。公園の木々の合間からも、その存在感を放っています。
総戸数89戸と大規模でありながら、敷地内にゆとりを設けた設計です。各住戸もゆったりとした造りで、一番小さいお部屋でも75㎡以上の専有面積があるんですよ。「世田谷公園」だけじゃなく「世田谷こども広場」へも近く、ファミリーにぴったりの環境なんです。
築年数はそれなりに経過していますが、2016年に耐震補強工事を実施するなど、必要なメンテナンスが小まめに行われているんです。管理人さんが週5日間勤務されているというのも、安心感がありますよね。また、ペットが2匹まで飼えるというのも魅力です。このエリアの需要にマッチした、バランスのいいマンションなんです!
実は、先日公開した「カウカモ編集部のマンションマニアが語る!」の記事でも、こちらのマンションの名前が挙がりました。記事内では “いいお顔立ち” として紹介していましたが、実際に足を運んでみるとその言葉に納得。
大きくどっしり構える様は包容力たっぷり。管理体制が良好で、共用部の隅々から大切に住み継がれてきたことがうかがえます。こんなマンションで暮らしたら、幸せな日々が過ごせそうですね♪
取材後記
これにて、約6時間にも及ぶ街歩きは終了。
今回三軒茶屋一帯を歩いて気づかされたのは、 “商業エリア” と “居住エリア” が、ほどよい位置関係にあるということ。
徒歩で行けるコンパクトな範囲に、飲食街や買い物施設、大きな公園や住宅街と、バラエティ豊かな街並みがしっかりと区分けされて揃っています。
そして、それぞれの住宅街には、単身向けのマンションからファミリー向けの大規模マンション、さらには区画の広い戸建てまで、さまざまな層にマッチする住まいが充実しているんです。
電車に乗らなくても、思い思いの暮らし方が叶う表情の豊かさこそが、幅広い世代の方々から支持される “三茶” の魅力なんだと実感できました。
以前「三軒茶屋」に住んでいたてんちゃんも、取材中に何度も『これは知らなかった』と言っていましたよ。みなさんもぜひ足を運んで、周辺の街も含めた新たな 「三軒茶屋」の魅力と出会ってくださいね。
今後も、街とマンションとエージェントの素顔にフォーカスした本企画は続きます。どうぞご期待ください。
取材・文・撮影:cowcamo