ファッションを楽しむように、暮らしも楽しもう。日本を代表するセレクトショップとしてファッションやカルチャーを牽引する「BEAMS」で働くスタッフのライフスタイルや住まいをご紹介します。
好きなアイテムやこだわりのインテリアがぎゅっと詰まった "自分らしい" 暮らしを送るBEAMSスタッフの皆さん。「BEAMS living style」は、その住まいをご紹介する連載企画です。
今回は、ビームス 辻堂店でサービスマスターを務める川島康史さんの住まいを訪れました。
《プロフィール》
名前:川島康史(かわしま やすし)さん
年齢:49歳
職業:ビームス 辻堂 サービスマスター
趣味:観葉植物、YMOのレコード収集
Instagram:@ooyuppieoo
■インテリアのテーマは?
川島さん:90年代に憧れていたおしゃれなものを集めてきました。子どもの頃憧れたけど買えなかったものを、大人になって買うみたいなノリですね。
特に北欧家具が好きで、アアルトのヴィンテージ家具からお手頃なIKEAの製品まで、色々と取り入れています。
初めは分からなかったんですけど、北欧家具とひと口に言ってもやっぱり国ごとに違いがありますよね。デンマークは大人っぽくて、ちょっとかわいい感じはフィンランドだなとか。そういったものをそれぞれちょうどいい塩梅で混ぜ込むようにしています。
■お気に入りのブランドやショップは?
川島さん:最近はあまり行けてないけど、お気に入りは伊勢市にある「北欧家具 talo」さん。郊外にある倉庫がそのままお店になっていて、まだメンテナンスが済んでいない在庫がバックヤードにたくさん並んでいる様子が生々しくて好きなんですよね。
『この椅子はマイナスネジを使っているから何年代のものだね』とか、店主さんからマニアックなお話を伺えるのがまた面白くて。
■住まいづくりのルールは?
川島さん:ここは〇〇ゾーン、あっちは××ゾーンみたいな感じで、場所ごとに置くもののテーマを決めることですね。
例えばここは音楽ゾーンで、レコードはもう何枚あるかわかりませんが、ウォールシェルフにはそのとき一番気に入ってるものを飾るようにしてます。
川島さん:植物は今日みたいに来客がある日にだけディスプレイしています。室内の環境が植物にとってベストとは言えないので、いつもは家に入れていないんです。そうは言っても、こうして飾ってみるとやっぱりいいですよね(笑)
■インテリアとファッションの関係性
川島さん:何にでも言えることですが、その人らしさが出て本人が楽しいと思えることが大事ですよね。
僕はインディアンジュエリーを磨いてピカピカにするのが好きで、同じように家具もオイル仕上げにするなど “手入れ” を楽しんでいます。ファッションもインテリアも、使い込んで味が出てくる点が似ていますよね。
■家のなかでのお気に入りの場所や過ごし方
川島さん:もちろん家族とリビングでくつろぐことも好きなんですが、一番過ごす時間が長いのは庭ですね。もうここが自分の部屋みたいなもので、植物たちの手入れをしてるとすぐに日が暮れます。実は、温室も自分でDIYしているんです。今思うともっと大きく造ればよかったなんて(笑)
■観葉植物ビギナーに向けて何か教えてください!
川島さん:ホームセンターなどで植物を買うと、黒いプラスチックの鉢に入っていることが多いと思います。すぐにおしゃれな鉢に植え替えたくなるのが人情ですが、時期によっては我慢が必要です。夏や冬にいじってしまうと枯れやすいので、春や秋に植え替えましょう!
川島さん:それから「実生」(みしょう)って言葉をご存知ですか?「種から植物を育てること」なんですが、植物マニアの先輩方がやっていたのを見て、自分もやらねばと始めました。植物を集めていると、だんだん買ってきたものばかりでは満足できなくなるんですよね。同じ属同士のサボテンなら掛け合わせることができるので、興味のある方は是非(笑)
《住まいについて》
間取り:5LDK(戸建て)
場所:大磯
《BEAMS infomation》
▼川島さんのファッションスタイル
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撮影:清水 駿/取材・文:本多 隼人