カウカモでまさに “一点もの” の住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は「東陽町」で中古マンションを購入し、フルリノベーションで家づくりを完成させた、ご夫婦と愛猫のロロとロイが暮らすお宅を訪ねました。
《プロフィール》
名前:Rさん(旦那さま)/ Sさん(奥さま) / ロロ(ノルウェージャンフォレストキャット)/ ロイ(ペルシャ)
年齢:30代前半 / 30代前半
職業:自営業(コンサルティング・企画系)/ 会社員(美容医療系)
趣味:喫茶店巡り、工芸・民芸、旅行 / ゲーム、読書、旅行
Instagram:@neko.ro.jp
《この住まいについて》
場所:東陽町
間取り:2LDK
面積:61.53㎡
築年数:22年(取材時)
追加リノベ:フルリノベーション
支払い額(以前と比べて):広さは約16㎡広くなり、3万円ダウン

家を探し始めたきっかけ:結婚したから
家探し期間:5〜6ヶ月半
内見数:10〜15件
Q1:以前の住まいは?
Rさん:私は台湾出身で、日本に来てからは8年ほど京都に、妻は青森出身で東京にもすこし住んでいました。
この家に引っ越す前は「人形町」にある42平米ぐらいの賃貸マンションで、妻と猫のロロと暮らしていました。
Sさん:「人形町」はサラリーマンの街という感じで、子育て世代があんまりいないんですよね。猫もいて手狭なのと、もう少し自然があるところに引っ越したいなと思っていました。


Q2:家探しのきっかけは?
Rさん:結婚を機に「そろそろ持ち家を」と考えました。物件価格とリフォーム費用の相場、それから自分の仕事的にも昨年がベストタイミングだったんです。物件は半年くらい探して、10件以上は内見しました。
長年住んでいた京都だったら土地勘があるので、街の不動産屋さんでも物件探しができるんですけど、東京は2人とも全くわからなくて。最初はスーモとかで見つけた大手の会社に案内してもらい、最後に出会ったのがカウカモです。
いくつか見比べる中で、もっと自分たち好みの物件を扱う会社を探していたときに、ウルカモ*を知りました。「このリノベめっちゃ面白い!」とサイトを見ていた流れで、自然とカウカモに相談しました。
*カウカモの姉妹サービス。マンションを売りたい人と買いたい人をつなぐ不動産SNS。

Q3:この街《東陽町》にした理由は?
Rさん:通勤の利便性と環境の良さ、それとリノベーションのしやすさを軸に物件を探していました。
ここは、駅まで歩いて6分ほど。私は出張が多いので、東京駅や空港に出やすいところがよかったんです。これから有楽町線が延伸して、将来的に「東陽町」に止まる**ことも、資産価値の面で決め手になりました。
Sさん:このあたりは「木場公園」も近くて、ペットと暮らしている人が多い印象がありました。動物病院がたくさんあって、自然が豊かなところも気に入っています。
**東京都市計画の決定が告示され、2024年11月5日に工事に着手中(https://www.tokyometro-newline.jp/yurakucho/)


Q4:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?
Rさん:リノベありきで物件を探していました。私は店舗の経営や内装のコーディネートをしていたので、店舗や一軒家のリノベには慣れていたんです。
ただマンションのリノベははじめてで、わからない部分はカウカモエージェントの峯岸さんが、丁寧にフォローしてくれました。
内見のたびに、リノベ後のイメージ図面を用意していて「この壁は壊せる、ここは構造上壊せない」などが分かった上で物件が見れたのでとてもスムーズでした。
それと合わせて資産計画も一緒に提案してくださり、毎回どれだけの手間がかかっているんだろうと感動しました!
物件探しに8人ぐらいとやりとりをしましたが、カウカモのアプローチはほかと全く違っていて、家づくりのパートナーとしても、非常に頼りになりました。


Q5:この家に決めた理由は?
Rさん:峯岸さんが担当になってから、6件ほど物件を見て回りました。この家は売りに出てからすぐに教えてもらって、最後に内見したんです。
共有部の雰囲気がよかったのと、天井の高さや部屋の間取り、配管などがリノベしやすそうなつくりだったので、内見して5分で即決でしたね。
Sさん:私は内見に行けなくて、写真だけが送られてきました(笑)


木のハンガーパイプに、福島県会津地域で使われていた打ち豆用の民具がアクセント
Q6:リノベーションでこだわったポイントは?
Rさん:「猫と愉しむアジア民藝のある暮らし」をテーマに、開放感を大切にしながら、自然素材とパーツの組み合わせにこだわりました。
設計・施工は、カウカモと提携している「ORGAN CRAFT」が担当してくれました。最初の打ち合わせには方向性がぶれないように、好きなトーンやこの素材を使いたいという資料をつくってから臨みました。
玄関とリビングは格子の壁で開放的にし、アールをつけてゆるやかに区切っています。床材や建具の素材にもこだわり、トイレや洗面所のドアにはシート状になった本物の石を貼りました。


石を採用したドアの質感は、手持ちのアートとリンクするものをセレクト
Sさん:玄関とリビングの仕切りは開放感を出すために上を抜いていたんですけど、引っ越してみたらキャットウォークとして猫たちが歩くことに気づきました。
つい最近、猫が登り降りやすいように、追加工事でステップをつくってもらったんです。
夫が「普通のキャットタワーはちょっと……」というリアクションだったので、この家に合うものをめちゃくちゃ調べて、流木でつくるアイデアを見つけてきました。


流木とアルミの台座を組み合わせたステップと、透明なアクリルと鉄の棚受けでつくられたキャットウォークを追加工事で設置
Q7: 購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
Rさん:不安といえば、ローンの審査くらいでした。私は日本に10年ぐらい住んでいますが、永住権取得前だったらローンを組むのはおそらく難しかったと思います。
自己資金はある程度用意しましたが、そこも峯岸さんが手厚くサポートしてくれて、想像していたよりもいい条件で、リノベ費用を含めた希望額をほぼ借りることができたんです。

旦那さまの書斎の壁は、一面に和紙を貼ったり野菜でできた漆喰を塗ったり、DIYで施工したそう。写真上部に写るのは、沖縄で手に入れたクバの葉を用いた作品。

阿波藍の絞り染作品と内モンゴル出身の友人がつくった竹の編み物。いろんな国や土地から蒐集したアートや民藝が飾られている。
Q8:カウカモで家を買ってみてどうだった?
Rさん:家を買うときに大切なのは、物件よりも相性のいい不動産屋さんとの出会いだなと感じました。
峯岸さんは「家づくりの仲間」として寄り添いながら、柔軟さとスピード感を持って対応をしてくれました。
Sさん:別の会社さんで、猫がいると伝えているのにペット不可の物件を紹介されたこともあって、がっかりすることがあったんです。
Rさん:内見時のイメージ図面や資産計画から購入後のインテリアの提案まで、最初から最後まで手厚いサポートがありました。
カウカモの在りかたは、今後の不動産業界のあるべき姿だと思います。

Q9:この家のお気に入りの場所は?
Rさん:キッチン・リビング・寝室までの開放感はとても気に入っています。あとはリビングとベランダの繋がりを意識していて、DIYで手を加えて、ちょっとした坪庭を楽しんでいます。


ベランダにはウッドデッキと大谷石を置き、造園用の砂利や瓦などの素材を組み合わせている
Sさん:ふたりで家にいるときは、リビングで過ごすことが多いですね。
猫たちが走り回っても大丈夫な開放感と、キャットウォークなど遊ぶ場所も多いので、私たちも猫も心地よく暮らしています。

Q10:これから家探しをする人にアドバイスがあれば
Rさん:内見のときに、写真をたくさん撮ったほうがいいなと思いました。リノベプランを考えるときに、意外と細かい部分が大事だったりするんですよね。
あとは予算組みです。リノベをすると、色々やりたいことが増えますが、最初に決めた予算を守ったほうが後悔が少ないと感じました。
私たちも何度か予算をオーバーしました。けれど素材を変えたり、実現不可能な部分は諦めたりして(笑)、試行錯誤しながらも最終的には予算内に収めることができました。

キッチンにある木製のニッチの扉は、台湾から輸入したもの。元々中国で窓として使用されていたものを再利用した

当初、洗面ボウルは石で造作するプランも考えたそう。予算と相談して既製品を採用しコストカット
Sさん:家を買うときもリノベのときも、完成図をイメージすることが大事だなと思いました。
例えばInstagramとかを見て「こんなリノベがしたい」とインプットしたときに、本当にそれが自分たちの住む空間や広さにマッチするかどうかは、夫とよく話し合いました。

Rさん:一番最初にテーマを決めて資料をつくっておいたので、ブレずに最後まで走り続けることができました。どんなに細かいことでも、気になることはこまめに確認しながら進められたのもよかったです。
カウカモとの家づくりは「一緒に家をつくる仲間」としての関係性を築けたからこそ、完成した住まいにも満足できています。リノベそのものだけでなく、そのプロセスも含めて大切な思い出になりました。

■リノベーションマンションで暮らしたいと思ったら
まずは一度、カウカモエージェントとお話ししてみませんか?
「まずは話を聞いてみたい」「物件を探してほしい」そんな方に向けて、エージェントとの相談を受け付けています。
物件購入後の暮らしからイメージを膨らませて、一緒に条件整理しませんか。
取材・文・撮影:アカセ ユキ/編集:大石 哲平
