2020/04/16
BEAMS living style 011 -住まいもファッションの一部。シンプルだけど飽きがこない、成長する家-
ファッションを楽しむように、暮らしも楽しもう。日本を代表するセレクトショップとしてファッションやカルチャーを牽引する「BEAMS」で働くスタッフのライフスタイルや住まいをご紹介します。
好きなアイテムやこだわりのインテリアがぎゅっと詰まった “自分らしい” 暮らしを送るBEAMSスタッフの皆さん。「BEAMS living style」は、そのライフスタイルや住まいをご紹介する連載企画です。第11弾の今回は、旦那さまがBEAMSで働く醍醐さんの住まいを訪れました。
《プロフィール》
名前:醍醐達也さん / 智咲さん / 愛犬・こむぎくん
年齢:29歳 / 27歳 / 2歳
職業:ビームス アウトレット部ディストリビューター / 人事・事務
場所:埼玉県所沢市
◎ライフスタイルについて
ーー 趣味や好きなものは何ですか?
達:僕は高校時代にテニスをやっていたのでテニスが趣味です。あとラーメンが大好き(笑)。
智:私はアクティブな旦那さんと正反対で、休日は家に居たい派です。一番大切にしているのは、こむぎと家でくつろいでいる時間ですね。
達:好きなものといえば、僕はずっとバンダナをコレクションしています。上野にあるウエスタン系のお店によく行くんですが、訪れるたびに新しいラインナップが並んでいるんですよ。今、30~40枚くらいは溜まっていますね。ポケットに挿したり、いろんな使い方ができます。
ーー おふたりの住まいづくりのルールは?
達:広々とした住空間にしたかったので、リノベーションをする時に室内になるべく扉をつけなかったんです。そのぶん冬は寒かったりもするので工夫は必要なのですが、こむぎが走りまわれるくらい広いスペースにすることができました。
智:それと、もし将来子どもがふたりできたら個室は3部屋欲しいので、間取りは後からアレンジできるように設計してもらいました。LDKの隣にあるマルチルームと玄関の土間スペースは、追加工事で個室にすることができます。
達:“家族と一緒に育つ家” 、それがコンセプトかもしれません。
ーー インテリアのテーマは?
達:テーマを決めずに感覚的に好きなものを選んでいますが、なるべくモノを置かないようにはしています。『シンプルだけど個性があって、飽きがこないような家』というのがふたりの共通意見だったんです。それぞれのスペースには異なるアクセントカラーを取り入れていて、リビングの壁にはグリーン、ウォークインクローゼット(WIC)には薄いグレーを使っています。
ーー 『マイ収納ルール』を教えて下さい!
達:収納スペースは完全に隠してしまうのではなく、少し見せるようにしています。WICにも扉はつけていなくて、LDKから見える位置になっています。
本当は入り口をLDK側じゃなくて廊下側に設けたかったんですけど、壁が壊せなくて。でも代わりに廊下側の壁に棚を作ることができて、便利に使っています。
智:オープンな収納なので、お客さんに見られてもいいように衣類は綺麗に畳むように意識していますよ(笑)。
達:洋服は量が増えすぎないように、新しいものを買ったら断捨離して、うまいこと循環させていますね。
ーー 家の中で一番好きな場所と過ごし方は?
達:僕はハンモックです。ずっと念願だったので、かなり気に入っています。
智:帰ってきたら何もせずにハンモックに直行するんですよ(笑)。私はインナーテラスで植物と一緒に日向ぼっこをするのが好きですね。
達:インナーテラスは冬でも陽射しがしっかり入るのですごく暖かいんですよ。
智:あとはやっぱり、こむぎと一緒にのんびり過ごすこと! 私たち、生活がこむぎ中心すぎますね(笑)。
ーーお気に入りのインテリアブランドやショップは?
達:ACME Furniture(アクメファニチャー)が好きです。生活雑貨など小物はPacific Furniture Service(パシフィック ファニチャー サービス)でよく買っています。
智:私はリビングに敷いているモロッコのラグのようなビンテージものが好きなので、ネットで探して買っています。飾りで置いているレザーの端切れは、かばん屋さんで貰いました。もともとショップで働いていたので、飾ることは好きなんです。
◎家自体・リノベーションについて
ーー住まいやインテリアにこだわり始めたきっかけは?
達:僕は住まいもファッションの一部だと思っていて、“普通” な格好をしたくないというのと同じように、ありふれた間取りや内装の家に住むことはイメージしていなかったんです。家を買うのであれば、自分たちらしくリノベーションしよう、と。
『BEAMS AT HOME』を読んで、リノベーションに対するモチベーションが上がった、というのもあります。でも、プランニングの際は雑誌をアイデアにしたりはせずに、ストレートに頭の中にあるイメージをぶつけていった感じです。
ーーリノベーションで一番こだわったポイントは?
達:こだわったポイントがたくさんあるので、“一番” は決められないですね。床は素足で快適に過ごせるように無垢のスギ材にして、斜め張りで広さ感を出しました。
ゾーニングするために部分的に床材を変えて遊んだりもしています。間取りに関しては素人なので、プロに提案をしていただきつつ、ひたすら希望を伝えて盛り込んでもらいました。
智:打ち合わせはトータルで6回くらいしましたね。小さなサンプルを見て色を決めなければならないのが大変でした。
達:だいぶわがままだったと思います。突拍子も無いアイデアに「面白いですね」と言われちゃったり(笑)。でも想いがすべて形になったので、全部お気に入りです!
ーー家を買って、リノベーションしてよかったことは?
達:よかったことはたくさんあるけれど、やっぱり一番は広いリビングで暮らすという夢が叶ったことです。自分たちのアイデアが詰まった住まいを作ることができるので、それがリノベーションのよさかなと思います。
あとは、こむぎが喜んでいること! 引っ越すまでは、慣れるまで時間がかかるかなと心配だったのですが、最初から猛ダッシュしてすごく喜んでくれて。うん、それが一番嬉しかったことかも。
智: やっぱりこむぎかい!(笑)
《住まいについて》
間取り:1LDK+WIC
面積:75㎡
築年数:45年
リノベーションした場所:フルリノベーション
<<BEAMS infomation>>
醍醐さんを初め、BEAMSで働くスタッフの暮らしにフォーカスしたライフスタイル本『BEAMS AT HOME』のご購入はこちらから▼
『BEAMS ON LIFE LIVING,DINING & KITCHEN』
“食”をキーワードにした最新作『BEAMS ON LIFE LIVING, DINING & KITCHEN』についての詳細はこちら。
撮影・文:廣川 かりん / 編集:中山 宇宴