2021/06/24
BEAMS living style 014 - いつかの理想の住まいのため。ひとつずつ、ヴィンテージを集めて -
ファッションを楽しむように、暮らしも楽しもう。日本を代表するセレクトショップとしてファッションやカルチャーを牽引する「BEAMS」で働くスタッフのライフスタイルや住まいをご紹介します。
好きなアイテムやこだわりのインテリアがぎゅっと詰まった "自分らしい" 暮らしを送るBEAMSスタッフの皆さん。「BEAMS living style」は、その住まいをご紹介する連載企画です。
第14回となる今回から、少しだけ企画をリニューアル。 「お部屋版ストリートスナップ」をテーマに、こだわりのファッション・ライフスタイルから導き出された "インテリア" について、根掘り葉掘りお話をうかがいます。
今回は、プレスを担当する田中遥さんの住まいを訪れました。
《プロフィール》
名前:田中遥(タナカ ヨウ)さん
年齢:29歳
職業:BEAMS PRESS
趣味:カメラ、テレビゲーム、犬
Instagram:@yoyo1109
■インテリアのテーマは?
田中遥さん:元々、コンクリート打放しやモルタル素材など、少し冷たさを感じる寒色系の内装が好きなので、家具もそのテイストに合うものを軸に選んでいます。特にフレンチミッドセンチュリーの家具が好みですね。
せっかくならよいモノを集めたくて、ピエール・ガーリッシュがデザインした「チューリップチェア」やシャルロット・ペリアンによるセレクトと言われている「レザルクチェア」など、シンプルで洗練されたアイテムを中心に時間をかけて集めてきました。
実は今引っ越し直前で、次はデザイナーズマンションに住む予定なんです。今の物件には違和感を覚える家具ですが、次の物件がモダンで自分好みの内装なので、この家具たちを置けるのが今から楽しみです。
■住まいづくりのルールは?
田中遥さん:BEAMSの店舗に勤務していた頃に先輩方から教わった、物の配置の仕方や空間の見せ方が住まいづくりにも生きていますね。空間に余白をもたせて、モノを引き立たせるのがポイントです。
■お気に入りのブランドやショップは?
田中遥さん:東京に何店舗かあるんですけど、「TOKYO RECYCLE imption(東京リサイクルインプション)」というリサイクルショップ(※)がお気に入りです。家具は古着と違って点数が少ないから、良い物が出てきたらすぐ手に入れられるよう、毎朝サイトは欠かさず見ていますよ(笑)。
(※国内外のヴィンテージ家具やブランド家具、デザイナーズ照明などを扱うリサイクルショップ。世田谷区を中心に都内に6店舗を構える)
■家のなかでのお気に入りの場所や過ごし方
田中遥さん:基本は「レザルクチェア」に座って食事を取ったり、パートナーと話したり、考えごとをしていますね。
本来ひとり暮らしの部屋にパートナーとふたりで住んでいることもあって、部屋をなるべく広く使えるようにソファは置いていないんです。ソファってあって然るべきと思われがちだけど、なくても快適に過ごせると思いますよ。
■インテリアとファッションの関係性
田中遥さん:インテリア・ファッションともに、品のよいもの、エレガントなものに囲まれて過ごすことを意識しています。
学生時代からファッションに時間を使ってきて、20代後半になり今度はインテリアを勉強したいと思いました。そのとき、まず最初に一番欲しかったピエール・ガーリッシュのチューリップチェアを手に入れたんですよね。それで家具の魅力に引き込まれて、どんどんとこだわりを持つようになって。
理想の部屋のイメージは頭の中にあるので、そのテイストに合うインテリアを手に入れるため、ネットはもちろん、実店舗にも足を運んで探しています。
自分の好きなスタイルがはっきりしたら、まずはひとつ、欲しいものを手に入れてみる。理想を思い描いてみて、自分のスタイルを作り上げていく。それって、ファッションもインテリアも同じことなんじゃないかなと思いますね。
《住まいについて》
間取り:1K
面積:28㎡
《BEAMS infomation》
▼田中遥さんのファッションスタイル
BEAMS スタッフページ
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取材:本多 隼人/撮影・編集:清水 駿