カウカモでまさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は「大塚」で中古マンション購入し、フルリノベーションで家づくりをされたご夫婦のもとを訪ねました。
《プロフィール》
名前:T.N.さん(旦那さま) / M.N.さん(奥さま)
年齢:37歳 / 35歳
職業:会社員(コンサル系)/ 会社員(技術系)
趣味:YouTube・Netflix鑑賞 / 漫画
《この住まいについて》
場所:大塚
間取り:1SLDK+土間
面積:70.47m²
築年数:築21年(取材時)
工事内容:フルリノベーション
支払い額(以前と比べて):広さは約1.4倍になり、支払い額は6万円ほどアップ
家を探し始めたきっかけ:コロナ禍で在宅勤務が始まって
家探し期間:1ヶ月
内見数:4軒
Q1:以前の住まいは?
T.N.さん:今と同じ「大塚」で新築の賃貸に住んでいました。桜並木が見えるいい立地で、ふたりともすごく気に入っていた家だったんですよ。
物件購入やリノベーションに興味が湧いて、前にも家を探したことがあったんですけど、その時はそこを超える物件に全然出会えなかったくらいです。
M.N.さん:でもその後、コロナ禍でふたりとも在宅勤務が始まったのが転機になりました。それまで家の広さも間取りも全然問題なかったんですけど、お互いの会議の声が被るのがどうしても気になってきて、やっぱりもっと広い家に住みたいなと。
T.N.さん:ちなみにカウカモに家探しを相談したのは、リノベーションに詳しい会社を選びたかったのと、以前街歩きイベントに参加した縁があったからなんです。
Q2:この街《大塚》にした理由は?
T.N.さん:昔から好きな街なんですよね。大学生の頃に越してきて、社会人になって同棲し始めてからもずっと「大塚」の中を転々として暮らしています。
M.N.さん:私も便利さと気軽さが両立している点が気に入りました。「池袋」まで歩ける距離でお買い物がしやすいですし、やっぱり山手線が通ってるとどこへ行くにも便利なんですよね。それでいて楽な格好でうろうろしても違和感がない、肩肘張らない雰囲気がいいんです(笑)。
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T.N.さん:それに最近は街が発展しているのを感じますよ。私が住み始めた2007年ごろは駅ビルもなかったし、駅前には違法駐輪の自転車がバーっと並んでいる感じでしたけど、広場が整備されたり、星野リゾートのホテルが誘致されたり、どんどん街の風景が変わってきたのが面白いです。
M.N.さん:豊島区は数年前に「消滅可能性都市(※)」なんて呼ばれていたんですが、その後区長さんが頑張って “待機児童0” を実現したり、どんどんいい街になっていくのを感じますね。
個人的にはサブカルだったり舞台芸術だったり、文化面の施策にもお金を投じてくれるのが嬉しいです!
※20~39歳の女性の数が、2010年から2040年にかけて5割以下に減ると予測された自治体のこと。
大塚の開発を手掛ける「ironowa」にインタビューした記事もあわせてどうぞ!
【#大塚】人と同じじゃつまらない。カラフルな冒険に乗り出した、この街を見よ
Q3:この家に決めた理由は?
M.N.さん:希望のエリアで十分な面積があること、何よりリビングの床から天井まである大きな窓が決め手になりました。その上ここは築20年くらいなんですが、共用部がとても綺麗なんです。
T.N.さん:以前の家は玄関に窓があって開放的だったのがすごくよかったので、ここならリノベーションで同じような空間を実現できそうだったというのも大きいです。
M.N.さん:私たちはカウカモグラフに登場する他の方々みたいにキャンプ道具や自転車があるわけじゃないですけど(笑)、物件探しの段階から明るい玄関土間をつくりたいと思っていたんです。
Q4:リノベーションでこだわったポイントは?
T.N.さん:土間以外にもこだわりは色々ありますね。LDKについて言えば、室内に様々な居場所をつくることがコンセプトです。
スツールに座ったり、立ち仕事がしやすい重心の高い場所、ソファや床で寛ぎやすい重心の低い場所、そしてその中間というように重心の異なる居場所をいくつも用意すれば、その時々の気分に合った過ごし方ができるんじゃないかと考えました。
M.N.さん:食事をカウンターでしたり、ダイニングテーブルでしたり、日によって自由に過ごせたらいいなと思ったんですよね。
カウンターを中心に回遊性を持たせたキッチン。ティータイムを楽しんだり、軽い作業をしたり、マルチに使える場になったそう。
T.N.さん:家を買う目的でもあったワークスペースもしっかりふたり分確保しました。
ただこの話、オチがあって……(笑)。9月に出来上がって『よし、これで仕事がしやすいぞ!』と意気込んでいたら、10月から私が毎日出社になってしまったんです。
M.N.さん:本当は書斎とダイニング横のデスクに分かれて仕事をしようと思っていたんですけど、私がいつも書斎を使えることになりました(笑)。
写真奥のデスクや収納は造作。
Q5:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?
T.N.さん:全く考えていなかったです。賃貸ではなく購入を選んだ動機が『リノベーションって楽しそう、やりたい!』でしたから。
M.N.さん:私は正直いい物件があったらそのまま住んでもいいかな……と思っていましたが、自分の好みに合わせて家づくりができるというリノベーションの魅力に勝てる物件は見つからなかったです。
Q6: 購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
M.N.さん:予算のことですかね。やっぱり購入後にちゃんとやりくりしていけるのかっていう不安がありました。
T.N.さん:私自身、金融商品を買うのが趣味みたいなものなので、その延長という感じで色々研究はしましたね。
仲介担当の水村さんにファイナンシャルプランナーの方との面談をセッティングしていただいたのは助かりました。
Q7:カウカモで家を買ってみてどうだった?
M.N.さん:まず物件の目利きがいいですよね。記事のプレゼンテーションがうまいから、そこで暮らすポジティブなイメージがわくというか。
T.N.さん:そうですね。物件のスペックだけじゃなくて、感性の部分も重視しているところが私たちの考え方にフィットしました。
物件探しの段階でも、こっちが必要なことを分かって提案してくれるし、手続き周りもスピーディにこなしてくれてありがたかったです。
内見時にリノベプランまで参考資料としてつくっていただけたのは驚きました。普通ならここまでしてもらうのって別途お金がかかることだと思っていましたから。
M.N.さん:あのラフがあったから今があるように思います。実際にそのプラン通りに進めたわけではないですけど、暮らしの夢が膨らんですごく嬉しかったですね。
Q8:この家のお気に入りの場所は?
M.N.さん:床も壁も全部ひとつひとつ自分たちの好きなものを選んだので、全部気に入っています(笑)。
暮らしてみて感じたのは、窓が多くて風も光もよく入る物件を選んでよかったということですね。キッチンは外の景色を見ながら皿洗いができますし、お風呂もとっても開放感があって気持ちがいいんです。
T.N.さん:リノベのこだわりでも触れましたが、居場所がたくさんあるのはやっぱりいいですね。最近は床暖をつけてリビングで寝っ転がっていることが多いんですけど(笑)。
M.N.さん:そうそう、前の家と比べてあちこちにいるようになったから、料理だったり、グリーンのお手入れだったり、色んなことをするようになりました。暮らしを今までより楽しめている実感がありますね。
Q9:これから家探しをする人にアドバイスがあれば
T.N.さん:家探しをするなら、まずどんなところを重視したいのか可視化するのがいいと思います。
私たちの場合は「各々100点持って、どんなことにこだわりたいか点を割り振っていく」というやり方をとりました。大きく希望が食い違うことはなかったんですが、細かい部分はやっぱりそれぞれ好みが出ますから、そこはしっかりすり合わせていきましたね。
M.N.さん:お手本にしたいリノベ事例の写真を集めたときも、よくよく話してみたら、お互い気に入ったポイントが違ったりしたよね(笑)。
そういうことも含め、内見や打ち合わせで話したことや考えたことを記録しておいたのも良かったと思います。今の満足感があるのは、あのときしっかり要望を言語化してふたりで共有できていたおかげですから。
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仲介エージェント:水村 香織 / 撮影:沢崎 友希 / 取材・文:本多 隼人