cowcamoでは、わたしたちが大切にしている思いや世界観を知っていただくべく、ワークショップやトークライブなど、様々なイベントを開催しています。ここでは、先日開催したイベントの様子をお届けします。

cowcamo & Mikkeller TOKYO 特別コラボ街歩き企画開催!

2018年12月8日(土)、カウカモは世界的な人気クラフトビールブリュワリー「ミッケラートウキョウ」とタッグを組み、『SHIBUYA BEER SAMPO〜渋谷暮らしを妄想する街歩き〜』というイベントを開催しました。

渋谷の魅力を聞いて、感じて、渋谷暮らしを妄想する をテーマに、前半はディープエリア「百軒店」に店舗を構える「ミッケラートウキョウ」のマネージャー・ハミルトンさんと、自らも「神泉」に居を構えるカウカモ編集長・伊勢谷のトークショーを実施。

後半はグループごとに分かれ街歩きをスタートし、カウカモ・ミッケラー双方のおすすめスポットを中心に、渋谷の奥深くまで潜入しました。最後は渋谷で暮らすことをよりリアルに感じていただくため、渋谷・神泉エリアに所在する物件を見学

ミッケラーの美味しいクラフトビールと、渋谷の深い魅力に酔いしれたイベントの様子をどうぞご覧ください。

■ほろ酔いでイベントスタート

渋谷・百軒店にある「ミッケラートウキョウ」が今回のスタート地点。

今回のイベントでは、ミッケラーのクラフトビールを参加者全員に2杯ご用意。さすが世界のミッケラー、ビールっ腹ではなく太っ腹なサービスです。お酒好きの筆者もこれには大興奮でした!

ミッケラーのオリジナルグラス。デザインは、オフィシャルロゴも手がけるアメリカのアーティスト キース・ショアさんによるもの。クリスマス前の開催だったこともあり、カウカモのロゴを入れたリボンを結んでご提供。イベント終了後、参加者にプレゼントされた。

ズラリと並ぶビアタップ。ビールマニアにはこれだけでもたまらない絵面でしょう。

ミッケラーでは定番から一風変わっためずらしいテイストまで、常時20種類のクラフトビールが提供されているそう。 クラフトビール初心者の方でも、好みの味や挑戦したい味を伝えれば、スタッフさんがオススメのビールを注いでくれますよ。

お昼前にもかかわらず、皆さまうれしそうにカウンターへ。至福の時間とは、このこと。

みなさまのお手元にビールが揃ったところで・・・

『カンパーイ!!!!』

程よく体と気持ちが温まり出したところで、トークショースタートです!

■なぜ渋谷なのか?

2006年にデンマーク・コペンハーゲンに誕生した「ミッケラー」。世界中の醸造所とコラボレーションしてビールを造る “ジプシーブリュワー” というユニークなスタイルで、個性的なビールを次々に発表し、各国のビールマニアを虜にしています。

そんなミッケラーがなぜ、クラブやラブホテルのイメージが強い百軒店に店を構えるのか? その理由をハミルトンさんが教えてくれました。

社長のミッケルが大のトーキョーラバーだったんです。出張も日本が一番多いくらい(笑)。そんな大好きな東京の中でも、色々なエネルギーやカルチャーが混ざり合う「渋谷」が一番 “東京らしい” と感じたみたいで。そして出店するテナントを探しているときに、魅力的な出立ちのこの物件に出会って、百軒店に店舗を構えることになったんです。

ハミルトンさん自身にもこの場所にはゆかりがあったそう。

実は12年前に百軒店にきたことがあったんです。その時に現ミッケラーの前にある「千代田稲荷神社」を見つけて、渋谷の飲屋街のど真ん中に神社があるなんておもしろいな〜と思ったんです。それで、当時付き合っていた彼女を百軒店に連れてきたんだけど、『なんでこんな怪しい場所に連れてくるの!』ってすっごい怒られちゃって(笑) それが今や、その神社の目の前でバーをやってるんです(笑)

実際、百軒店という場所にオープンすることに少し不安もあったと言う。

このエリアはクラブやラブホテル、飲食店など古くから営んでいる老舗が多く、新規出店は周囲から嫌がられるのではないかという不安がありました。でも、商店街組合の人たちは心から応援してくれたんです! だから我々も商店街サポートのために「百軒店ビール」というクラフトビールを造りました。売り上げは商店街づくりのために組合にバックしています。

ここ数年で新規出店が増えてきた百軒店。ミッケラーのような新進気鋭のバーがオープンしたことも影響しているのではないでしょうか。

ビール造りをきっかけに街づくりにも積極的に貢献しているハミルトンさん。店づくりのポリシーも教えてくれました。

ミッケラートーキョーはもちろん “美味しくて珍しくてヤバい” クラフトビールを提供するお店であり続けたい。でもそれだけじゃなく、“入りやすい、そして出やすい” 場所でありたいんです。クラブに行く前の一杯、終電前の一杯、ホテルに行く前の一杯を気軽に楽しんでもらえるお店として使って欲しい(一同爆笑)。だからミッケラーはおもしろい人がたくさん集まるのかもしれませんね。

自らも渋谷・神泉に住む伊勢谷もミッケラーユーザーのひとり。

実は私も普段からミッケラーをよく利用するんです。家が徒歩5分なので(笑) 「ユーロスペース」で映画を見て、ミッケラーでビールを一杯飲んで、「名曲喫茶ライオン」で本を読んだり日記を書いたりして家に帰る。そんな風に『フラッと来て、フラッと帰れる』のがミッケラーのいいところ。もちろんご飯もおいしいので長い時間飲むこともできますよ 。

■『渋谷で暮らす』を妄想する

渋谷での暮らしのワンシーンを教えてくれた伊勢谷。実際にこの街で暮らしてみると違う顔が見えてくるという。

渋谷に住むという事を考えるとまず思い浮かべるのが、センター街とかスクランブル交差点だと思います。ゴチャゴチャしていてカオスな印象ですよね。でも私が住んでいる “神泉エリア” や “松濤エリア” はとっても暮らしやすい。少し外れるだけで全然違う一面があるんです。今日は実際に街を歩いて、『渋谷で暮らす』という事を実際に妄想してもらえたらうれしいです。

ハミルトンさんもこれには納得なようで。

にぎやかなメインエリアからちょっと離れるだけでとっても静かなんだよね! 住みやすいと思うなー、僕は三軒茶屋在住ですけど(笑)

伊勢谷:(笑) そう、ちょっと歩けば池尻大橋とか三軒茶屋、代々木上原まで行けたり、電車に乗れば都内の主要エリアにも大体行ける。アクセスのよさはもちろんなんだけど、ちょっと裏に入れば素敵なお店がたくさんあるところもこの街で暮らす魅力ですね。

そんな裏の顔を知っていただくため、今回来場者にはこんなものをご用意しました。

当日プレゼントしたカードの裏にあるQRコードをスマホで読み取ると、ハミルトンさんとカウカモ編集部がオススメする渋谷のスポットマップが表示される仕組み。

さて、トークショーはこれにて終了。最後にもう一杯飲んじゃいましょう!

ほどよく酔っ払ってきたところで、集合写真をパシャり。

それでは街歩きスタートです!

■ディープな渋谷に潜入開始

6チームに分かれ、それぞれ思い思いに街へ。

老舗「名曲喫茶 ライオン」の前を通るハミルトン&伊勢谷チーム。

なんとここ、「名曲喫茶 ライオン」は創業90年を誇る超老舗。クラシック音楽に大音量で浸れる名店です。大きな声でのおしゃべりはNGですよ。 18歳未満は入店禁止なお店もちらほら。

こんな風に繁華街らしいお店と老舗が入り混じっているのがこのエリアの特徴。普段素通りしてしまう場所もこうして見ると新しい発見がありますね。

こちらのチームは、ミッケラーがある通りの一本裏へ。

左右に建っているのはマンション。 飲屋街のど真ん中ですごい場所に住んでるなーと思いつつ、日中は意外と静かです。『夜はどのお店に行こうかな〜♪』なんて毎晩考えてしまいそう。

 一方、こちらのチームは「Bunkamura」が入る「東急百貨店本店」を越え “奥渋エリア” へ。

奥渋谷は落ち着いたお店が多く、“大人の渋谷” といった感じ。 お邪魔しているお店は「キャメルバック サンドウィッチ&エスプレッソ」。元寿司職人の店員さんが作るたまごサンドが新感覚で超おいしいんですよ!(奥渋谷の街の魅力は、木南晴夏さんと街歩きをしたこちらの記事もどうぞ◎)

神泉方面へ向かう一行は、クラブやラブホテルが軒を連ねるエリアへ。昼でも若者たちの活気が漂っています。

このエリアが “夜の街” として栄えたのには、歴史的な背景があるという伊勢谷。

駅前には昔、弘法大師ゆかりの「弘法湯」という浴場があったそうです。神泉という名前もそれが由来。結果、芸者屋が数多く集まる花街として栄えました。多い時では芸妓さんが420名ほどいたそう。しかし時代の変遷とともに料亭の数も減っていってしまったんです。でも、今でも芸者さんを呼ぶことができる「おでん割烹ひで」があったりと、当時の名残りを感じられる場所もチラホラあるんですよ。ラブホテルやクラブというイメージが強いですが、"大人がゆっくり楽しめるエリア" が本来の円山町の姿なのかもしれません。

渋谷に温泉があったことに筆者もびっくり。伊勢谷の言う通り、会員制の料亭、風流な小料理屋さん、貸し衣装屋さんが残っており、時折どこかしっとりとした当時の雰囲気を感じることがありました。

脇道に入り、階段を下って京王井の頭線「神泉」駅方面へ。ここの階段は半分が古くて段差が大きく、もう半分が新しく段差が小さい造り。アップダウンが激しいのもこのエリアの特徴です。

知らなければ通らないような道がたくさん。 

 階段を下るとそこはもう「神泉」駅の目の前。

さて、本日見学する物件ももう目の前! 神泉駅周辺を散策しながら向かいましょう!

一行は粋な飲食店が並ぶ神泉仲通りへ。

神泉といえば最近 “裏渋谷” と呼ばれ、少し落ち着いた雰囲気から、ツウな大人たちが集うエリアとなっています。

小さな商店が建ち並び活気溢れる通り。おしゃれなお店も多く、感度の高い若い人の姿も多く見られました。

何やら厳かな料亭が・・・いえ、こちらは以前カウカモマガジンでも取材させていただいたBARすがはら。古民家をリノベーションしたお店は、渋谷とは思えない雰囲気が漂っています。

神泉を堪能した一行は、いよいよ見学するマンションへ!

■渋谷に住むということ

今回のイベントの目的は “渋谷での暮らしを妄想する”。渋谷で仕事をしたり、遊んだりすることはあっても、実際に住むとなるとやはり想像するのは難しいものです。

それに家を買うって、どうしたらいいのか、なにから始めたらいいのかわからない、そんな疑問や不安がぼろぼろと出てきますよね。

今回は実際にお部屋の中を見ていただきながら、リノベの話から管理組合の話、やっぱり気になるお金の話まで、気になるポイントをカウカモエージェントや伊勢谷より解説。

実際に物件を見たからこそ出てきた疑問をカウカモエージェントにぶつけながら、この街での暮らしを皆さんに自由に妄想していただきました。よりリアルに "渋谷で暮らす" ということを感じていただけたかと思います。

さて、ミッケラーに戻って街歩きは終了。

今回のイベントを通じて、筆者自身も渋谷って実はとても暮らしやすいな〜と改めて感じました。カルチャーも、買い物も、美味しいものも、職場もなんでも近い! アクティブな生活を送りたい方にとってはぴったりの街ではないでしょうか。

もちろん渋谷だけじゃなく、理想の街・理想の暮らし方のイメージが少しでも具体的になればうれしいです。

また、イベントの様子を1本のムービーにまとめましたので合わせてお楽しみくださいね◎

カウカモでは、家探しのその前に、こんな街でこんな風に暮らしてみたい! そんな思いを大切にしていただきたく、これからも理想の暮らしのヒントになるような、様々な街の紹介を行っていきます。

今後も魅力的なイベントを開催していきますので、気になる方はぜひご参加くださいね◎