「一点もの」の住まいに出会おう。 カウカモでまさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、江東区に建つ中古マンションの一室をフルリノベーションしたご夫婦のもとを訪ねました。
《プロフィール》
名前:ゆうきさん / さぎりさん
年齢:30代前半 / 20代後半
職業:おふたりとも会社員(IT系)
趣味:スノーボード、テニス、ゲーム / ライブ鑑賞、プロ野球観戦、漫画
《この住まいについて》
場所:大島
間取り:2LDK+WIC
面積:74.62m²
築年数:築35年(取材時)
工事内容:フルリノベーション
支払い額(以前と比べて):広さは約1.6倍になり、支払い額は1.5万円ほどアップ
家を探し始めたきっかけ:リモートワークが始まって
家探し期間:8ヶ月
内見数:7軒
Q1:以前の住まいは?
ゆうきさん:以前の住まいは、仕切りのないワンルームでした。広々使えてよかったんですけど、ロフトを寝室にしていたぐらいだったので、リモートワークにはちょっと向かないなと。
Q2:この街《大島》にした理由は?
ゆうきさん:もともとこの辺りに住んでいたからですね。ふたりの勤務先の「豊洲」が近いのと、お互いの実家の中間地点ということで、自然とここに落ち着きました。
さぎりさん:近くの「砂町銀座」で食べ歩きができたり、亀戸まで行くとおいしいご飯屋さんが結構あったりで、住み心地はいいですよ。飲みたいときは錦糸町まで出ればいいですし。
普段の買い物は「アリオ北砂(ショッピングモール)」ですませています。便利だからいつも老若男女たくさんの人がいるんですよ。車がなくても買い物には全然困らない街ですね。
Q3:この家に決めた理由は?
ゆうきさん:今はあいにく大規模修繕工事中で見えないんですけど、窓からの景色が気に入ったんです。
それにもともと『日当たりのいいマンションがいいね』ってふたりで話していて、その条件も満たしていたので。
Q4:リノベーションでこだわったポイントは?
さぎりさん:彼が機能性、私がタイルやカーテンとかデザインの部分にこだわって、リノベの内容を決めていきました。
インスタや雑誌から参考になりそうな事例を集めて、『これやりたい!』ってものをエクセルでリストにまとめていったんです。
さぎりさん:最初は100個ぐらい要望があって(笑)。設計の方と相談しながら『生活動線的に邪魔になるかも』とか『それつくった人もいたけど、実際そんなに使わないみたい』とか、アドバイスをもらいながら取捨選択していったのが楽しかったです。
ゆうきさん:そう、楽しかったよね!そうやって精査したリストの項目をしっかり反映してもらえたから、思い描いていたイメージと完成品にほぼズレがなかったです。
パントリーに入れるものの容積まできっちり計算したおかげで、引っ越した時に『これどこしまおう?』って迷いが全くなかったぐらい(笑)
ゆうきさん:具体的にこだわった場所は色々あるんですけど、まず挙げるなら仕事部屋ですね。室内窓を造ったのは光を入れるためだけじゃなくて、子どもができた時にリビングで遊んでる様子を見られるといいなと思って。
さぎりさん:私はアーチ型の出入口だったり、壁付の水栓がこだわりかな。あとはキャリーケースや彼のスノボグッズをしまえるように、土間を広めに造ったり。将来、ベビーカーをそのまま置けるようにも考えていて。
Q5:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?
ゆうきさん:最初は築浅の中古マンションを買って、そのまま住もうと思っていました。でも築15年くらいでも想定より価格が高くて、買えなくはないけど、どこかピンときてなかったんです。
そんなときに、友人の和田さん(カウカモの運営会社 ツクルバのスタッフ)が自宅をリノベーションした様子をインスタに投稿しているのを見て……
さぎりさん:『リノベーション面白そう!』って思ったよね。リモートワークが基本のわたしたちのライフスタイルに合う間取りが、見に行った中古マンションの中にはないなと感じていたし。
ゆうきさん:そうそう、そこから今回仲介を担当してくれた佐藤さんに繋いでもらって今に至ります。
Q6: 購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
ゆうきさん:35年という築年数に関して、父と全然分かり合えなかったことですかね。やっぱり僕らの親世代は、「新築」や「戸建て」がいいって考えが根強いじゃないですか。『うちのマンションより古いんだね』と、だいぶ心配していて……
さぎりさん:私たちとしては、新耐震基準を満たしていれば古くても気にしてなかったよね。
佐藤さんがマンションの修繕計画を見て、今後大規模な工事が予定されているからサッシが変わるかもしれないとか、修繕積立金の状況がどうとか、私たちじゃたどり着けない情報を探ってくれましたし。
ゆうきさん:実際、引越し後2ヶ月目くらいでサッシが交換されて、これからゴミ捨て場のドアがオートロック式になるらしいのでよかったですよ。
父も遊びに来てくれたときには『いい家だね』と言ってくれて、とても嬉しかったですね(笑)
Q7:カウカモで家を買ってみてどうだった?
さぎりさん:まずメディアとしてめっちゃ面白いなって。間取りとかインテリア好きの友達はみんなカウカモのインスタアカウントをフォローしていますよ。
ゆうきさん:僕も物件の取材記事をよくチェックしてました。カウカモマガジンの「リノベ暮らしの先輩に聞く!」を読むと、リノベってなんでもできるんだなと思ったり。“中古リノベ” ならではのよさが伝わってきましたね。
さぎりさん:佐藤さんもめちゃくちゃいい人だったよね。
ゆうきさん:よかった!売って終わりのスタンスじゃなくて、親身に相談に乗ってくれて。
やっぱりご自身でもリノベーションをされているからか、私たちのイメージが膨らむような話をたくさんしてくださるんですよね。体験談としてとても参考になりました。
さぎりさん:『どこどこは日当たりがイマイチで寒いんですよ』とか、正直に懸念点も教えてくださったり、信頼感があったね。
ゆうきさん:ここを内見したときには、佐藤さん自身もテンション上がってたくらいで(笑)。一緒に家探しを楽しんでくれる姿勢が嬉しかったです。
Q8:この家のお気に入りの場所やこれから楽しみにしていることは?
ゆうきさん:プロジェクターを設置したリビングですね。夜ふたりで映画とかアニメを見たりして。
さぎりさん:職業柄、肩がバキバキになるから、ストレッチやりながらとかね。今度届く新しいソファでのんびりするのも楽しみです。
ゆうきさん:それから大規模修繕工事が終わったら、ベランダをいじれるようになるので、ウッドデッキを敷いて外で仕事してみたいなって思ってます。
さぎりさん:私は父から桜の盆栽をもらったので、その子をベランダに置きたいですね。
Q9:これから家探しをする人にアドバイスがあれば
さぎりさん:もっと気軽に、カジュアルに、リノベをやってみてもいいのかなと思いました。
私も最初はマンションを買ってリノベするなんて、ライフステージ的には早いかと考えていたんです。前に読んだリノベーションの雑誌には、“子育てが一旦落ち着いたからリノベ” みたいな、30代後半〜40代くらいの世代の方ばかりが載っていましたし。
でもカウカモマガジンを読んだら、もっと若い世代の方々もリノベを楽しんでいて、難しく考えすぎずにやってみてもいいのかなと思えました。
フルリノベじゃなくても、こだわりたい部分をしぼって、キッチンだけ変えてみたりするのもいいですよね。
ゆうきさん:やってみると楽しくて、もう一回つくりたくなりますよ!造作キッチンとか、スイッチを全部トグルにしたかったとか、要望リストの中で保留になったものを今度は実現したいなって。
さぎりさん:そういう意味でもリストを作っておくと次に繋がっていいよね。
担当エージェント:佐藤 諒 / 撮影・取材:沢崎 友希 / 編集:本多 隼人