「一点もの」の住まいに出会おう。 カウカモでまさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。

今回は、未改装物件を購入してフルリノベを行った、元エージェントのカウカモスタッフ・近藤由紀の自邸を訪ねました。


《プロフィール》
名前:近藤由紀
年齢:30代
職業:カウカモスタッフ
趣味:刺し子・料理・コーヒー

《この住まいについて》
場所:旗の台/荏原町
間取り:ワンルーム
面積:41.9m²
築年数:築46年(取材時)
工事内容:未改装の中古物件をフルリノベ
支払い額(以前と比べて):広さは1.4倍になって、支払額はわずかにアップ

家を探し始めたきっかけ:家賃を払い続けるのはもったいないと感じたから
家探し期間:約1年
内見数:6軒

Q1:以前の住まいは?

以前は「学芸大学」駅から徒歩15分のところに住んでいました。築58年(当時)の木造アパートだったので冬は寒くて、台風の時には揺れが怖かったですね。二面採光なのはよかったけど、西向きの窓が大きくて夏は日差しが強すぎるし、朝に陽がほとんど入らないのが大きな不満でした。

Q2:この街《旗の台/荏原町》にした理由は?

このエリアは、活き活きとした商店街が大きな魅力です。昔ながらのお店からスーパー、ドラッグストアまで揃っていて、とても暮らしやすいんですよ。最近はお気に入りのお米屋さんやコーヒー屋さんによく通っています。

Q3:この家に決めた理由は?

この住戸は窓の多い角部屋で、北東向きなので朝も陽がしっかり入るんです。さらに眺望もよかったので、即決でした。立地も便利で、徒歩10分圏内で電車が3路線使えるんですよ。

マンションの管理状態もよくて、ちょうど私が購入した頃に耐震補強工事を実施していたんです。その上で修繕積立金が億単位で溜まっているので、将来的にも安心できました。

Q4:リノベーションでこだわったポイントは?

二面採光を活かすために、2DKの間取りをワンルームに変えました。あとは、水回りの充実ですね。キッチンはL字型にして、洗面室を広く取り、パウダーコーナーを設けました。

お風呂上がりに、体の手入れをしっかりできるスペースがあるのは幸せですね。

Q5:《中古を買ってリノベーション》以外の選択肢は検討した?

最初はリノベ済みの中古マンションを探していました。でも、どうしても予算を超える物件しか見つからなくて。そんな中で、フルリノベをしても予算内に収まるこの物件を見つけたんです。

Q6: 購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?

リノベ工事が終わるまでの「家賃とローンの二重支払い期間」をいかに短くするかが課題でした。引き渡し後、すぐに工事を始められるように、リノベ会社との打ち合わせを3回と少なめに抑えました。

プランニングの際は、ピンタレストで自分の好きなインテリアのテイストを短期間で集中して探して、部屋のイメージをまとめた資料をリノベ会社に渡しました!

Q7:家を買ってみてどうだった?

朝がとっても気持ちいいので、初めてこの部屋で目覚めたときは、『あぁ、私の家なんだ』って感動しました(笑)

私は小さい頃から社宅や賃貸住宅で暮らしてきたんですが、家を買うと街にも愛着が湧くし、暮らしが丁寧になって、何気ないことに幸せを感じるようになりました。

Q8:この家のお気に入りの場所やこれから楽しみにしていることは?

キッチンカウンターですね。ここに座っていると、穏やかな街の景色が眺められるし、部屋を抜ける風を感じられるから好きなんです。あとは、洗面室で過ごす時間もお気に入りですね。

今後は植物をもう少し増やしたいですね。この辺の花屋さんは値段がお手頃なので、日常的にお花を飾る暮らしができそうだなと思ってます。

Q9:これから家探しをする人にアドバイスがあれば

家を買おうかどうか迷っている単身の方には、購入をお勧めしたいですね。100%自分の好みで住まいを買えるのは単身の間だけですし、結婚や同棲などライフスタイルが変わったときは、売却することもできます。

私は経済的にも住空間的にも余裕ができたので、自然と気持ちにも余裕が生まれました。それに、リノベをする際にライフスタイルを見つめ直して、『自分はこういう暮らしがしたいんだ』という将来像も描けるようになりました。

ただし、無理のない資金計画がとても大切。事前にプロにしっかりと相談をしたほうがいいですね。