【17:30】ドキッ! 「浅草花やしき」で
禁断のトキメキ浴衣デート!?

上野で土砂降りの雨に見舞われた編集部一行。足早に銀座線に乗り込み、続いて下車したのは最終目的地である「浅草」駅です。もはや説明の必要がないほどメジャーな観光スポットですが、メジャーを避けてマイナー路線を行きたがるのがuenの性(さが)。これまで練り歩いたことのなかった街を、今回はじっくりと堪能していきます。

『まだ降ってるかなぁ』とボヤきながら地下鉄の地上出口を出てみると……

『おお、雨上がってるじゃん!!』

老舗の名店があちこちにあり、近代的なデザインの「東京スカイツリー」との対比がとてもユニーク。

ぶらぶらと寄り道をしつつ、次なる目的地へと歩いていきます。道中気付かされたのは、街全体がまるで “大人が終日楽しめるテーマパーク” のようだ、ということ。

浅草というと、 “外国人が「浅草寺」を見てお土産を買う場所” くらいの認識しかありませんでしたが、浅はかでした(反省)。飲み屋さんが軒を連ねる “ホッピー通り” 、数々の甘味処、マニアックな金物店だらけの「かっぱ橋道具街」などなど見どころは多岐にわたり、僕のような食欲と物欲を持て余したオトナを大満足させてくれる街だったのです。

左上・明るいうちからはしご酒ができちゃう飲み屋街 “ホッピー通り” 沿いの路地裏をパシャリ。このあたりでは煮込みが定番メニューらしく、そりゃあ味比べもしたくなっちゃいますよね。/右上・下駄や雪駄の専門店でガチの品定めを始めるdaisakuとnaomichi。/左下・激安弁当とお惣菜が並ぶ「デリカぱくぱく 浅草店」の吸引力は強し。一個150円のかつバーガーを買い食いしたdaisakuは……/右下・『ウッマ!!』

マンションの一角にテナントとして入るショップに到着。

寄り道をしつつ到着したのは、「岡野弥生商店」。江戸時代、遊郭として様々な流行や文化の発信地だった吉原の艶っぽいデザインを落とし込んだ、「新吉原」ブランドの土産物が並んでいます。

mochaが購入したのは、遊女がキセルをふかす絵柄の手ぬぐい。うーん、味わい深い。

皆、お気に入りのお土産をゲットして、黄昏時の街をさらに進みます。

そして到着したのは……

「浅草花やしき」! 筆者がなでているのは、なぜかパンダが乗っている郵便ポスト。ちゃっかり上野名物に乗っかるというたくましさ。

『どメジャーじゃん!』とツッコミの声をいただきそうですが、幼少の頃に愛読していた漫画 “こち亀” で知って、ずっと行ってみたかったスポットなんです。たしか作中では、両さんが初恋相手とデートをした、甘酸っぱいエピソードの舞台でしたね。

うーん、このこぢんまり感とレトロ感がたまらない!! 「浅草花やしき」が開業したのは、なんと1853年。日本最古の遊園地とされていて、動物園だった時代もあるそう。

左上・おや、「お化けやしきスリラーカー」とな。一同『乗りた〜い!』/右上・ふたり乗りとのことなので、ジャンケンで男女のペアに分かれます。/左下・『行くぞ、ayako』と漢を見せるdaisakuと、やけにうれしそうなayako。/右下・チープ感あふれるお化けにビビりまくるdaichanと、爆笑のyukach。

僕は普段、隣のデスクで仕事をしているshokoと「お化けやしきスリラーカー」に挑むことに。電動カートで薄暗い通路を進んでいくと、左右から「プシュー!」「バターン!」と勢いよく魑魅魍魎(ちみもうりょう)が現れるビックリ系お化け屋敷です。怖いどころか爆笑してしまったのですが、浴衣姿のshokoには違う意味でちょっぴりドキドキ。

余った回数券で、ひとり「ちびっこタクシー」に乗る “こどもおじさん” のnaomichi。デ・ニーロか。

ドキドキ浴衣デート体験を経て、またひとつ距離が近づいた編集部。

民家すれすれを滑走するスリル満点の「ローラーコースター」と売店のビールも楽しんで、大満足で遊園地を後にしました。心をときめかす魔法をかけてくれる「浅草花やしき」。次はきっと、あのコと来るぞっ!


【20:00】新メンバー加入!?
「電気ブラン」で酔いどれの夜

長かった1日もいよいよラストスパート! 「花やしき」で童心にかえったあとは、この街のシンボル「浅草寺」を通って「雷門」まで。

最近は浅草寺裏の “観音裏エリア” が熱いってもっぱらの噂。何でもオシャレなビストロとかバーガーショップとか、たくさんグルメなお店がオープンしてるみたいなんです。ちなみに観音裏エリアでいうと、わたしは老舗喫茶店の「ロッジ赤石」と大学芋の「千葉屋」、スナック「ひまわり」が好きです。......何歳なん? まだまだ開拓のしがいがありそうですね。

左上・夜が更けてきて、だいぶ涼しくなってきました♡ わたし断然「東京タワー」派なんですが、東の方にくると「スカイツリー」もチャーミングだなって思います。/右上・メンズたち、お参り前に1枚。/下・「浅草仲見世商店街」。早い時間に閉まっちゃうお店も多いのですが、このくらい空いてる方が歩きやすくていいですね。低い位置にズラリと続く看板照明が好きです。

『ハイハーーイ! 今日イチの集合写真撮るよ〜〜〜!!』ということで、同じく雷門の前で写真撮影中だった方と代わり番こで決めポーズ!(……あれ? ひとり多い……? )

続きまして、フィナーレへ向けてはしご酒の1軒目へみんなをご案内。本当はわたし、浅草に来たらまずはここで “駆けつけ1杯” するんですが(笑)

1880年創業の「神谷バー」。1階がバー、2階がレストラン、3階が割烹と、それぞれのフロアで提供するものが異なります。

住所は「浅草一丁目一番一号」。明治・大正・昭和・平成・そしてこれからの令和の時代も、浅草とともに歩み続けているお店です。なんでも日本で一番古いバーなのだとか!?

はい、カンパァ〜イ♡

右上の写真、なんだかしっぽり乾杯してるように見えますが、ご心配なく。daisakuとmochaによる漫談が始まり、結局右下の写真のように大盛り上がり(笑)

みんなを笑顔にしてくれるお酒、それが「電気ブラン」! カクテルのベースになっているのはブランデーで、そのほかジン、ワイン、キュラソー、薬草などがブレンドされています。琥珀色で、トロンと甘くて刺激的。ちみちみ飲むのがいいんですよね。ちなみに現在の電気ブランは30度、“オールド” は40度。ビールをチェイサー代わりに飲む子もいたり、もう何でもアリ! ゲラゲラ笑ったところで、そろそろ次のお店に向かいますか!

写真左側、歴史的な「神谷バー」の建物は大正10年に竣工し、現在は登録有形文化財に指定されています。

ああ、川風が気持ちい〜〜......と、一同は吸い寄せられるように隅田川へ。

わたしが思う、このエリアに住まう一番のメリット。それは川とともに日常を過ごせることです! 隅田川沿いは「隅田川テラス」と称し、広い遊歩道として解放されているところが多いので、こんな風に酔い覚ましにきてもいいし、朝の爽やかなお散歩コースにしてもいいし、悩んだときにボーっとしにくるのもいい。川のおおらかさを味方につければ、どんな時だって上手に気分転換できそうな気がしてくるんです。わたしだけ?

今夜の「スカイツリー」はとってもカラフル。ご存知「アサヒグループ本社」の横にある泡も、黄金色に輝いています。

“川沿いでチル” のつもりが、何だかもうみんな疲れ果てて、並ばされた修学旅行生みたいになってる(笑)。よしっ、じゃあ最後にみんなで “のんたん” に会いに行こう!!という訳で、この日の最終目的地「ほしや」まで。

「ほしや」では、店名の通り干し物、乾物、ドライフーズなどの食材をアレンジして提供してくれます。すごく居心地がよくて、ここに来るといっつも酔っぱらってしまう......。

左上・今日何度目? の『カンパ〜イ!』/右上・こちらの白Tのでっかい男子が “のんたん” 。カウカモを運営するツクルバの、なんと第1号社員なんです! 横のtamoは第2号社員(つまりtamoさん、いまは社内ナンバーワン! )なので、わたしにとっては懐かしいツーショットです。ここ「ほしや」は、そんなのんたんが独立し、仲間と一緒に立ち上げたお店という訳。/左下・雷門と隅田川沿いで撮った写真、ひとり増えてると思いませんでしたか......? 実はこちらの美人さん、10月から編集部のメンバーになってくれるカモ♡ 終始うれしそうなdaisaku(笑)/右下・仕事の話なんてそっちのけ! みんな思い思いに飲みまくってます。

気がついたら23時を過ぎていて、そろそろ終電に向けて走り出すメンバーも。ああ、もう帰る気力も残ってないけど、最後に1枚写真撮ろう〜〜!

「ほしや」の前で、はい『パシャリ!』

これにて、長い長い1日を締めくくったのでした。みんな、気をつけて帰るんだよ〜!


【あとがき】

カウカモ編集部 2019年大暑気払い! いかがでしたか?

記事を読んでくださった皆さまにも「お疲れさまでした」と一人ひとりにご挨拶したいくらい、とっても内容盛りだくさんな1日となりました(疲労困憊)。でも渋谷に住んでいるわたしからすると、浅草で飲んで、銀座線で帰るってすごく安心なんです。なぜなら、駅員さんが必ず終点で起こしてくれるから(笑)

冗談はさておき、やっぱり銀座線って大好きです。1本でいろんな東京の街の表情を味わえるんですもの! “青山・表参道エリア” にも足を運べていたら、もっとグラデーションが分かりやすかったかなって、少し悔いが残りますが。そこは皆さまご自身の足で、ぜひ確認しに行ってみてくださいね。

これからも、こんなメンバーでカウカモの記事やイベントをお届けしてまいります。引き続きどうぞ宜しくお願いいたします!!

さて、すでに次なる “忘年会企画” が待ち遠しくて仕方ない……次はどこの沿線を攻めようかな? 皆さまも予想してみてくださいね。お楽しみに!


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