リノベーションって実際どんなふうに進んでいくの? リノベの裏側に密着! カウカモの第1号エンジニアである中村のリノベーションストーリーを4回に分けてお届けします。


こんにちは! カウカモ編集部の國保(こくほ)です。

カウカモ第1号エンジニア、中村の「物件探し+リノベ」に密着しているこの企画。学芸大学に未改装(リノベーション前)の中古マンションを購入し、フルリノベーションをしていく様子をご紹介しています。

【01.物件探し】編【02.プラン決定&解体】編に続く今回は、【03.リノベーション工事】編。解体が終わった中村邸の、リノベーション工事の様子をお届けします。あの物件のその後はいかに?

■まずは前回のおさらいから

前回、解体工事が終わり、スケルトン状態となった中村邸。こんな様子でした。

前回のおさらいはこちらからどうぞ。

設計パートナー・swarmからの、3つのリノベーションプラン提案のうち、中村が選んだのはこちらの【ワンルームとして広く使えるようなレイアウト】。

・リビング・ダイニング・キッチン・DEN(書斎)に壁面が現れず、自然光がよく入り開放的な空間になる。
将来壁の増設など変更しやすい

といったメリットのあるプランでした。

ここから実際に住めるようになるまでには、木工事家具工事設備工事電気工事内装工事クリーニングと様々な工程が待ち受けているのですが、スケジュールに落とし込むと以下のように。

実際の工事で使われた工程表です。

続きはこちら。

以前公開した記事「カウカモスタッフの物件探し+リノベに密着! -エージェント斎藤【03.リノベーション工事】編-」にて、リノベーション工事の詳細はお伝えしたので、今回はエージェント斎藤編では登場しなかった部分を中心にご紹介しようと思います!

■まずは下地づくりから(3月下旬〜4月中旬)

3月中旬に解体工事を終えた中村家。3月下旬からは早速「墨出し」、そして「壁下地」づくりが始まりました。

4月上旬、壁下地がそろそろ完成しそう! との声で現地に足を運んだ際の現場の様子はこちら。

写真右手に銀色の鉄骨があるのがわかりますでしょうか? これこそが、「LGS」(=Light Gauge Steel。軽い規格の鉄骨のこと)による壁下地。ここは、写真正面のリビングと、右手奥にできる寝室の境い目の壁になる予定です。

そしてさらに10日後の4月中旬には、天井にクリーム色のパネル「石膏ボード」が張られていました。こちらは壁下地ならぬ、天井下地! 下地が着々とできていますね。

また、壁下地の中に何か水色のものが埋め込まれているのが見えますが……。

この正体はズバリ「断熱材」です!

発砲スチロールの進化版のような見た目をしたもので、優れた断熱効果のある建材だそう。

この日はちょうど、職人さんが断熱材を埋め込む作業をしていた日でした。軽くて丈夫で、加工もとっても簡単だそうです。

こちら、寝室の壁下地にもしっかりと埋め込まれていました。これで寒い冬も、暑い夏も安心ですね。

寝室からリビング側を見た様子。

■「壁下地」「天井下地」づくりの後は、「床下地」づくりへ(4月下旬〜5月上旬)

さらに約10日後。4月下旬に足を運んでみると……

断熱材が埋め込まれた状態だった寝室も、その上に石膏ボードが張られ、壁下地&天井下地がだいぶ出来上がっていました。

また、寝室からリビングに場所を移してみると……何やら天井の梁が黒いものに覆われているのがわかります。

気になるこの黒いものの正体は、モルタル下地材

モルタルとは、砂とセメントと水とを練り混ぜて作る建築材料のこと。そのモルタルを塗る下地としてこれを活用することで、住まいの強度と防火・防水性、耐久性を同時に高めてくれるそうです。

こんな下地材が使われていたんですね。

また、もうひとつ大きな変化が。今度は天井ではなく、床に注目してみると……

何やら銀色のものが貼られています。

この正体はそう、床暖房! 遠赤外線床暖房、こうやって床下地と床材の間に仕込んでおくんですね。これで、たとえ寒い冬の日でも、赤ちゃんがハイハイしたり、走り回ったりしても安心ですね。

そんなお邪魔したこの日は、ちょうどフローリングを床に張る日だった模様。

玄関の横、水まわりスペースの方を見てみると、クリーム色の石膏ボード、黒のモルタル下地材、水色の断熱材でそれぞれが覆われています。この中で、中央に立て掛けられた茶色いものこそ、フローリング材!

写真を撮影した後、職人さんは1枚1枚丁寧に床に張っていらっしゃいました。

■続いては塗装に、キッチンパネル貼り(5月中旬)

さらに2週間後の5月中旬に現地に足を運んでみると……

前回黒いモルタル下地材で覆われていた梁がモルタルで塗られていました! だいぶ雰囲気が出てきましたね。

また、天井の躯体現しの部分も少し塗装されて……

リビングと寝室の間には、新たなものが出現!

ここにはどどんとキッチンができる予定です。

■あっという間にリノベーション工事も大詰め(5月下旬)

少しずつ少しずつ部屋の様子が変わってきましたが、ここまで来たらリノベーション工事もだいぶ大詰め!

ユニットバス設置洗面所・トイレのタイル貼り、巾木取り付け、クロス貼りが行われ……

水まわりエリアで作業中。だいぶ完成系が見えるようになりました!

5月下旬には、いよいよキッチン建具設置の日を迎えていました。職人さんの人数も一気に増えて、作業スピードもグググっとアップ。

3月中旬の解体作業から始まり、3月下旬の墨出しから約2ヶ月の時を経て、無事にこうしてここまで完成したのでした。

■次回はついに最終回!

さて、キッチン設備の設置が終わったら、寝室・LDK・キッチン等の塗装配管接続・器具設置雑工事クリーニングをして……ついに完成です。

次回最終回は、完成した住まいの様子をご紹介! 解体前の住まいからリノベーションを経てどう変わったのでしょう。ぜひ見比べて、リノベーションの醍醐味を感じてみてくださいね。

◎ここまでのストーリーはこちらでcheck!
【01.物件探し】編【02.プラン決定&解体】編

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