「一点もの」の住まいに出会おう。
カウカモで、まさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、大井町に新居を購入されたご夫婦のもとを訪れました。


《プロフィール》 
名前:剛佑 / 彩
年齢:共に30代前半
職業:共に会社員
趣味:自転車、観葉植物集め / 家でゴロゴロ

《この住まいについて》 
場所:大井町
間取り:2LDK+サービスルーム
面積:67.88㎡ +バルコニー6.92㎡
築年数:38年(1979年7月築)
追加リノベ:壁を取り除いて3LDKから2LDKに
支払い額(以前の住まいと比べて):プラス約2万円で約20㎡広くなった

家を探し始めたきっかけ:賃貸物件の更新のタイミング

家探し期間:2〜3週間
内見数:4件

Q1:以前の住まいは?

:結婚してから5年ほど賃貸物件に住んでいたのですが、更新はもうしないよねという話をしてたんです。

剛佑:家自体に不満はありませんでしたが、近くにお店が何もなかったんです。仕事帰りに寄れるような飲食店は無いし、スーパーも無くて。

:キッチンが二口だったり狭かったり、色々造りが古い部屋でした。ふたりで料理をするときは、お互い身体が大きいからガチガチ当たったりしていて(笑)。あと、床と壁もイマドキの色ではなかったので、いいかもと思った家具が合わなかったり、植物を置いてもガチャガチャになっちゃって。最初は頑張っていたものの結局心が折れて、いいや〜・・・って諦めちゃっていました。あと、環七沿いだったので、駅から家までも徒歩10分ちょっとで距離がありました。今は大井町までは10分くらいですが、青物横丁駅までは歩いて2〜3分なのでとても便利です。

Q2:この街《大井町》にした理由は?

剛佑:僕が東急線沿いを希望していたのと、品川区に住みたかったので。

彼が品川出身なんです。実家が品川にあって、兄弟もみんな近くに住んでいるので前の家を探した時もそれは条件に入れていました。やっぱり買うとなったら品川区民が良かったみたいです。

剛佑子どもを育てる環境も品川区は結構充実しているんです。家探しの時には、ゆくゆくの話だと考えていたのですが、ちょうど良いタイミングで授かりまして、やっぱり子育て環境大事だよなと。

Q3:この家に決めた理由は?

4件目の内見だったのですが、最初にいいなと思った 1件目の物件と同じ会社が内装を担当していたんです。1件目は1階だったので防犯上も気になるし、寒いんじゃないかと思っていて。結局そこは他の人が先に契約してしまったのでダメだったのですが、その後ここを紹介していただいて。キッチンの雰囲気とか、ちょっと畳がある感じとか壁の色も写真で見ていいなと思いました。リビングの壁だけが気になったのですが、相談してみたら取り払えるということだったので、それならいいかなここ! と。あとは綺麗な写真が載っていたので、イメージしやすかったです。実際内見に来てみたら、明るくて写真のイメージそのままでした。

剛佑:僕は場所です。この辺の地理は全部わかっていて、スーパーとかもあるし買い物が楽だなと思いまして。

:うちのシェフなので(笑)

剛佑:第一京浜に面したベランダは二重サッシなので、騒音も気にならないです。

:開けるとまあまあ音はしますが、前の家も環七沿いだったので騒音とかはもともとあまり気にしていないですね。

Q4:《リノベーション済みの中古マンション》を買う以外の選択肢は検討した?

剛佑:新築も賃貸も全部選択肢としてはありました。

古いマンションを買って全部自分たちでリノベというのもできなくはないな、と考えたりしたのですが・・・。

剛佑:え〜そうだったの?(笑)

:(笑)。お互い仕事をしていて時間がないし、そこまでインテリアにものすごくこだわりがあるわけでもないから、ある程度形になっているものを自分たちでなんとかする方が時短でいいかなと思うようになりました。新築は高いので現実的ではなかったです。賃貸には5年住みましたが、家賃もろもろ支払った金額を計算したら800万円もの出費でした! なのに特に何も残らないことに気がついて。だったら、若くて働いているうちにローンを返し始めた方がいいのかなと話し合って。賃貸の方が身軽で気楽だとは思いますが。

剛佑:なんか旦那さんみたいだね(笑)

:(笑)。それで、1件目の物件を見つけた時に月々の支払額を計算したら現実的な数字だったので、「買っちゃう? 買っちゃう?」とノリノリになったのがきっかけですね。

剛佑:前の家は何度か更新をしたので、家を買うタイミングは以前にもあったんです。でも、その頃は実際見に行くまでには至っていませんでした。今回は不思議と動いたんですよね。

Q5:購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?

剛佑:僕らとしては何の心配もなかったです(笑)。でも、妻の親戚を説得するのが大丈夫か? というのはありました。

:私の叔母や父が色々心配してくれたので、細かいことを説明しなければならなくて。乗り越えたことと言えばそこですね。

剛佑:エージェントさんから契約の説明を聞いた時に、家族に説明しなきゃいけない項目を全部聞いておいて、それを伝えて納得してもらいました。

:ここは内装は綺麗なのですが、築年数が経っているので外観は古いんです。でも、家探しの時に譲れない条件を明確にしたので、宅配ボックスやオートロックが付いていないことはそこまで気にしなかったです。建物の構造など細かいことはエージェントさんに全部説明してもらったので安心でした。行き届いた管理がされている物件だということを聞いたので、じゃあいっか! という感じでしたね。あまりあれもこれも理想を言っても仕方がないので、あるものに自分たちの考えを寄せていく方が良いのではないかなと思いまして。

Q6:カウカモで家を買ってみてどうだった?

:cowcamoはデザインが良くて、リノベの物件を調べていた時に見つけました。最初はウェブサイトから入って、その後はアプリを利用していました。いいなと思った物件にはブックマークをしたりして。cowcamoは購入希望者へのセミナーの情報とかも載っているし、なんとなく他の不動産のサイトよりイマドキっぽいクリエイティブな感じが好みだったので、ここで探したら何かしらいい物件が見つかるだろうと思ったんです。

剛佑:cowcamoでよかったよね! 思った通りの家です。あ、でも住んでみたら、マンションには思ったよりルールが色々ありました。

:古いマンションなので、諸先輩方に気を使う面は多少ありますね。それは住んでみないとわからないことかなぁ。でも、cowcamoのエージェントさんの印象はすごく良かったです。前の家を決めた時のエージェントが、まあ不動産業界人らしい感じの人で、スーツでガチガチにキメていて良いことしか言わなくて、あまり印象がよくなかったんです。でもcowcamoで初めまして! って来たエージェントさんの女性がめっちゃふんわりした人で、打ち解けやすかったです。

Q7:この家のお気に入りの場所やこれから楽しみにしてることは?

:私はリビングです。ソファのあたりとか。休みの日はテレビをソファの方にガッて向けて、そこから動かないです(笑)

剛佑:僕はダイニングです。休みはダイニングに座っていることが多いですね。あ、でもやっぱりキッチンかな!

:この家に越してきてから私はガッツリつわりの時期に入っちゃって、主人がほとんどキッチンに立っているんですけど、「いいでしょ! カウンターキッチンいいでしょ!」って言いながら、まあまあ距離があるのにキッチン越しにお皿を出してくるんですよ(笑)。いわゆるカウンターキッチン越しのやり取りをやりたいんだろうなと(笑)。でも、そんなこともできるような、開けたスペースになっているのはやっぱりいいですね。

剛佑:あと、今後は、無事子どもが生まれてきてくれることが一番大きなことです。畳のスペースは子どもが生まれてから使うのが楽しみですね。寝かしつけながら料理したりするのもいいなと。今はほぼ活用していない状態ですが。

:そんなに子ども部屋のことは考えていなかったのですが、ちょうどのタイミングで授かったので、今は子どもが生まれてからのことを想像しています。それから、植物を増やしたいです。照明もたくさんあるので明るいだろうなとは思っていたのですが、実際住んでみたら朝から夕方まで本当に明るくて。日差しが入って来て気持ち良いんです。前の家にいた時より植物も元気になったので、もっとジャングルみたいに増やしたいなと思っています。子どもに倒されたらイラっとしそうですけど(笑)

Q8:これから家探しをする人にアドバイスがあれば教えて!

剛佑:「迷うな!」かな(笑)

:この人まあまあ迷う人なんですけど(笑)。申し込みをしてから思ったよりトントンとローン審査の段階まで行ったのですが、そこでやっと「私たち家買うんだね!?」と現実味を帯びてきました。そこからいらないものを処分したり、新しい家をどうしていくかというのを話し始めたんです。その過程は時間をかけてもかけなくても一緒かなと思ったので、あまり悩まなかったです。まぁお互い譲れない部分を絞って、夢を見過ぎないことが大事ですね。確かに、家を買うってすごく重大なことだと思っていたのですが、今後生活スタイルが変わったとしても、良い物件であればまた売りに出したりできるとエージェントさんからアドバイスを頂いたことが決断した面ですごく大きかったです。とりあえず買ってみるっていうのでもいいのかなと。

剛佑:よく考えているんだね(笑)

:(笑)。もちろん家主は主人なので、最終的にはそちらに委ねましたけどね。今回はそこまで重たく考えなくても、家を買えるとわかったことが大きな収穫でした。

剛佑:良かったな! うん。

:いっつも、そうやって全部最後持っていくよね(笑)