「一点もの」の住まいに出会おう。
カウカモで、まさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、用賀に中古マンションを購入し、フルリノベーションで内装と間取りを一新されたご夫婦のもとを訪ねました。
《 プロフィール 》
名前:Kさん / Sさん
年齢:30代
職業:会社員 / 会社員
趣味:楽器・カメラ / インテリア
《 この住まいについて 》
場所:用賀
間取り:1LDK+納戸
面積:72.7㎡
築年数:築12年(2007年築)
追加リノベ:ほぼ全面
支払い額(以前と比べて):専有面積が約7㎡広くなり、金額は少しアップ
家を探し始めたきっかけ:持ち家でインテリアを自由に楽しみたかったから。職場環境が変わり、ふたりで住めるようになったため。
家探し期間:1年強
内見数:10軒
Q1:以前の住まいは?
Kさん:以前は新宿にも近い、少し雑多な場所にある賃貸に住んでいました。これまで3〜4年の間は転勤や単身赴任が多かったですね。
Sさん:それがやっと落ち着いたというか、ふたりで都内で暮らせるようになったのが購入のひとつのきっかけです。
Q2:《中古マンションを買ってリノベーションをする》以外の選択肢は検討した?
Kさん:最初は一戸建ての注文住宅も検討していたんですけど、駅からの近さを求めると埼玉などの郊外になってしまうし、都心に建てようとするとペンシルハウスになってしまって。なかなか思うようにいかない部分がありましたね。
Sさん:間取りや内装を自由に決めたい、という思いが強かったので、注文住宅を建てるか、中古を買ってリノベをするか、という二択でした。だから、新築マンションは探しませんでした。
Q3:この街《用賀》にした理由は?
Kさん:静かで安心感のある街だったからです。あまり雑多な街は好きではなくて。でも通勤時間は以前の住まいとだいたい同じくらいか、近くなればいいなって考えて選びました。
Sさん:私はニコタマ(二子玉川)が好きで、ここなら歩きでも行ける距離なんです。
Q4:この家に決めた経緯は?
Sさん:実は、購入を検討する前から、毎日のようにカウカモに掲載されているおしゃれな物件を見ていたんです。一番最初に内見したのは、ヘリンボーン張りのフローリングが素敵な物件でしたね。「とりあえず気軽に見てみよう」って。
Kさん:探し始める頃には、物件に求める条件のイメージがある程度固まっていたので、その条件にあった物件だけを内見していった感じでした。
あるとき、内装がほどほどにリフォームされた条件の合う物件を見つけたんですけど、それと同時期に、同じような条件で改修のされていないこの物件を見つけて。
Kさん:リノベは自分たちでやりたかったので、価格が少し安かったこちらを見に来たんです。室内に梁や柱の凹凸が少なくて、「リノベをする際に間取り変更もしやすそうだな」と、好印象でした。
それに、マンションの外見が綺麗だったことも、この物件に決めた理由のひとつです。別にピカピカではなくてもいいんですけど、帰宅する時に建物を見て気分が下がらないのがいいなって。
Sさん:内装はいいのに、外観が気に入らなくてつまずくことも多かったんですよね。絶対条件ではないんですけど、長く所有するということを考えると、築年数が浅いほうがいいなって思っていました。
Q5:内装はどうやって決めていったの?
Sさん:モノが結構多かったので、いかに全部収納するかが課題でした。その点では、リノベの設計をしていただいた「itoma design」の勝俣さんにいろんなアイデアを貰って、大きな納戸を造ることにしました。
必要な収納容量をちゃんと確保出来るっていうのは、リノベだから叶えられたことですね。もともとの住戸の骨格を活かしつつ、うまく今の間取りにしてもらったという感じです。
Kさん:あとは、キッチンの向きを変更したのも大きな変更点ですね。もともとあった対面式キッチンはLDの方を向いていて、きっちりゾーニングされている感じだったんですが、見た目的にも動線的にも、今の向きがいいかなって。
Q6:休日の過ごし方は?
Sさん:休日は眺めのいいソファに座っている時間がいちばん多いですね。もともと眺望にはあまりこだわっていなかったんですけど、この部屋、眺望と日当たりがすごくよくて! 天気のいい日は東京タワーや富士山も見えるんですよ。
Kさん:視界を遮るものがなくて、外からも見られないので安心して暮らせるところが気に入っています。あとは、このヘリンボーン張りのフローリングですね。最初に内見した物件の印象が強くて、リノベの内装を相談する一番最初の段階から要望を出していました。
Q7:購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
Kさん:これまで転勤が多かったので、いつか、家を手放さなければいけなくなるタイミングが来るかもしれないっていう不安がありました。なので、その際にもなるべく手離れがよさそうな物件を選びました。ここは駅からも遠くないですし、渋谷にも出やすくて、それなりの資産価値はあるのかなって。
Q8:カウカモで家を買ってみてどうだった?
Kさん:うまく言えないんですけど、押し売り感が無くて、寄り添っていただけた感じがすごくよかったです。僕たちは何かと自分たちで決めたいタイプで、人に勧められると、妙に反発をしたくなっちゃう(笑)。担当の駒崎さんは、いい意味でそこまで突っ込んだ営業はしなかったので、その距離感がすごくよかったです。
あとは、街を一緒に歩いて「ここにはこんな施設があります」って案内してくれたのも。そういったことは、他の不動産会社の営業ではなかったことでしたね。
Sさん:おかげで実際に暮らすイメージが付いて、要望も出しやすかったです。いろいろとサポートをしてもらいましたよ。
Q9:これから家探しをする人にアドバイスがあれば教えて!
Sさん:やっぱり、妥協しないほうがいい、ということですね。「何かを諦めないと、思い描いていた条件が実現できない」っていう状況に必ず当たると思うんですけど、私たちはわりとすべて満足できる物件に出会えました。こだわりを叶えるために妥協をしないっていうのは大事かなって思います。
担当エージェント:駒崎 琴美 / 撮影:戸谷 信博 / 編集:中山 宇宴