「一点もの」の住まいに出会おう。 カウカモでまさに一点ものの住まいに出会い、新生活を始められた皆さまを撮影させていただく「カウカモグラフ」。
今回は、移動できる棚で自由に間取りを変更できる、個性的なリノベーション済み物件を購入したおふたりの住まいを訪ねました。
《プロフィール》
名前:hidemaroomさん(写真左) / Bさん(写真右)
年齢:30代 / 30代
職業:会社員(企画営業) / 会社員(システムエンジニア)
趣味:トロンボーン / 料理
《この住まいについて》
場所:方南町
間取り:2K
面積:47.3㎡
築年数:築33年(取材時)
追加リノベ:なし
支払額(以前と比べて):広さは2倍くらいになり、支払額は2万円ほどアップ
家を探し始めたきっかけ: 賃貸がふたり暮らしには狭く、更新のタイミングだったため
家探し期間:約2ヶ月
内見数:4軒
Q1:以前の住まいは?
Hidemaroomさん:東中野にある賃貸マンションに住んでいました。1Kだったのでふたりで暮らすには狭く、ずっと引っ越したいと思っていました。
Bさん:個人的にはキッチンが小さいのがネックに感じていましたね。
Q2:この街《方南町》にした理由は?
Hidemaroomさん:バス停がマンションのすぐ近くにあるし、地下鉄も方南町駅と東高円寺駅の2駅が使えて、利便性は高いなと思いました。個人経営の小さなカフェなどもあって、散歩がてら探索するのが楽しい街です。
Bさん:方南町には友達が住んでいてたまに訪れていたので、土地勘はありました。方南町駅から職場まで、始発電車に乗っていけるのは最高に便利ですね。
Q3:この家にした理由は?
Hidemaroomさん:内見に来た時に、一瞬でこの内装が好きになったからです。壁がコンクリート現しの部屋に住んでみたいっていう思いは以前から持っていましたし、他に内見したどの物件とも雰囲気がぜんぜん違って個性的な所が気に入りました。
棚を自由に動かしてレイアウト変更できるというコンセプトは、正直『どうやって暮らそうかな』って戸惑いもありましたけど、それよりも魅力の方が勝りました(笑)
Bさん:販売価格が抑えめで、居住費が以前の家賃より1〜2万上がるだけ、というのも凄く魅力的でした。
Q4:《リノベーション済みの中古マンション》以外の選択肢は検討した?
Bさん:最初は、新築かリノベーション済みの中古マンションのどちらかで検討していました。でも、候補エリアの新築はすごく価格が高いし、万人受けを狙ったような内装もあまり自分たちに合わなさそうで。
Hidemaroomさん:せっかく住み替えるのだから、いろんな要件のすべては叶わなくてもいいから、なにかひとつ、凄く気に入るようなポイントがある住まいを選びたかったんです。そんな目線で物件を探していたら、個性的な内装も選べるリノベ済みマンションが自分たちには合っていると気付きました。
新築は住んでいるうちにだんだん傷んでいくけど、リノベ済みは逆にだんだん味が出てくるようなイメージもありました。実際、今もそう思いながら暮らしています。
Bさん:特にこの家は、購入時から壁とかすごくいい風合いが出ていましたからね(笑)
Q5:購入にあたって不安に感じたことや乗り越えたことは?
Bさん:いちばんの不安は、単独でフルローンの審査が通るかどうかでした。
Hidemaroomさん:もし単独でローンを組むことが難しかったら、パートナーシップ制度(※)を利用してペアローンを組むことを考えていたんです。でも、その制度自体が複雑でうまくいくかどうかも不安でした。
※パートナーシップ制度:同性のカップルに対して、地方自治体がふたりのパートナーシップが結婚に相当することを承認し、独自の証明書を発行する制度
Bさん:その辺のことも、エージェントさんが銀行に対して制度を利用可能かどうかをあらかじめ確認してくれたりして、すごく安心しましたね。幸い、事前審査も問題なくパスして、単独ローンでの購入ができました。
Q6:カウカモで家を買ってみてどうだった?
Bさん:ホント、『よかった』のひとことに尽きます。物件探しからローン、アフターサポートも含めていろいろと良くしていただきました。
Hidemaroomさん:初めてエージェントの杉澤さんにお会いした際に、事情をすごく汲んでくださって。その後も『こういう所をお探しだと思って』って、いくつも物件を提案してくれました。ここも、そのひとつです。
男同士なので、家を探すのが最初はちょっと恥ずかしいような気持ちもあったんですが、途中からはそんなのも忘れるくらい、親切に対応していただいて。すごく私達の心情に寄り添ってくださいました。
この家に住んで一年ほどになりますが、よくふたりで『よかった〜』って家探しを振り返っています。
Q7:この家のお気に入りの場所やこれから楽しみにしてることは?
Bさん:ふたりともインテリアが好きで、DIYで棚を造ったり物置きスペースのカーテンを取り付けたりして楽しんでいます。この家は改造のしがいがあって、特に天井には吊りボルトの孔がたくさんあるので、これから何をどうぶら下げようかと考えています。
Hidemaroomさん:ずっと「RoomClip(ルームクリップ)」を見てアイデアを蓄えていたんですけど、前の家では実現できなかったことが、ここでは実践できています。引っ越してから、以前よりも住環境にこだわるようになっちゃって、コロナの自粛期間中に勉強して、整理収納アドバイザーの資格を取りました。
Hidemaroomさん:この家はもともとクローゼットがなくて、稼働棚のオープン収納だけなんですが、工夫を凝らして上手に “見せる収納” を実践できたのがお気に入りのポイントです。
あと、私は飽き性なので、月に一度は棚を動かしたり、テーブルの位置を変えたりして、模様替えを楽しんでいます。友達を呼んだときにも、すぐリビングを広くできて便利なんですよ。
Bさん:キッチンにも間仕切りがなくて、レイアウトが自由なのがいいんです。今は背面側にちょうどいい高さのカウンターを置いて、便利に使っています。
Hidemaroomさん:私は『家で料理するの面倒くさいな〜』っていうタイプだったんですが、ふたりで並んで作業できるようになって、一緒に作る機会も増えました。
Q8:これから家探しをする人にアドバイスがあれば教えて!
Bさん:多分、パーフェクトに条件を満たすような物件は見つからないと思うので、8割くらい気に入るのなら、決断しちゃっていいと思います。
Hidemaroomさん:絶対に譲れない条件をひとつ決めておいて、それが合致して物件を好きになれたら、ネガティブな部分は勢いでなんとかなると思います。この家の場合はクローゼットがないことでしたが、内装が大好きすぎたので、収納問題も楽しみながら解決できています。
Bさん:あとは、条件にこだわりすぎないことも大切だと思います。最初は “駅チカ” にこだわって探していたので、少し離れた場所にあるこの物件もヒットしませんでした。
Hidemaroomさん:でも、住んでみるとそんなに駅が遠いとは感じないし、バス停が近くてすごく便利。最初に気にしていたことって、実際に暮らしてみると全然違ったりするので、物件を『大好き!』って思ったら、その気持を優先していいと思います。
>あなたもカウカモで “1点もの” の住まいを探してみませんか?
担当エージェント:杉澤 佐知子 / 撮影・取材:沢崎 友希 / 編集:中山 宇宴