編集後記
「カウカモNIGHT」第2弾 “神宮外苑編” 、いかがでしたか? 前回の “三軒茶屋編” よりもさらに取材時間も内容もモリモリだった今回。結局家路に着いたのは午前3時くらいでした(笑)
1964年に開催された東京五輪と合わせるようにマンションが次々建てられたこのエリア。当時マンションは戸建てよりも高級な住宅としてイメージが打ち出されたため、共用部はホテルのようにゆったり造られていたり、意匠的にも素敵なモチーフが使われていたり。そうした建物は丁寧に住み継がれ、いまでは落ち着きある街並みを形成するひとつの要素になっています。「神宮前」はヴィンテージマンションとして名高い “VILLA(ビラ)シリーズ” が集まっていることでも有名ですね。「表参道」や「原宿」が近いことから生活感がないようにも感じますが、意外なことに「外苑前」駅周辺には24時間営業のスーパーもあり、日常生活を送るにもすごく便利そうな印象を受けました。
そして皆さま、気がつきましたか? 実は取材中、20代の方にほとんど遭遇しなかったんです。原稿を書いているいま、“ああ、やっぱり洗練された大人の街だ” って改めて思うのですが、取材前とイメージが変わったのは、決してツンケンしているのではなく、すごく居心地がいい街なんだなってこと。
それはきっと、様々な分野で活躍・成功されている大人たちが集まっていて、それぞれの方が宝石のようにキラキラと輝く人生を送っているから。そんな方々って、どこか肩の力が抜けてリラックスしたムードを身にまとっているんですよね。だから飲み屋さんで隣り合っても、年齢が離れていようが、まったく違う職業についていようが、お互いに対するリスペクトがあるからこそ朗らかな空気が広がって、どなたともフランクにお話ができるんだろうなって感じました。
なので、もしもいま身近なコミュニティで何か悩みを抱えている読者の方がいらしたら、一度このエリアにふらりと飲みに行ってみるといいかもしれません。とんでもない大物からアドバイスがもらえるかもしれませんよ! そしてこういったコミュニティの中に身を置きたい、とピンときた方は、家探しに踏み切ってみるのもいいかもしれません。
取材にご協力いただいた皆さま、本当にありがとうございました! 私はもう、このエリアの常連になること確定です(笑)またお会いしましょう! そして読者の皆さまも、ぜひ “神宮外苑” の夜にダイブしてみてくださいね♪
取材・文・撮影:cowcamo編集部