春風を感じながら自転車で出かけたい、そんな季節がやってきました。エコで経済的、気軽に乗れる自転車ですが、坂が多い東京では苦戦することも多いですね。

そんなときに活躍するのが「電チャリ」こと電動アシスト自転車です!

最近ではスポーツタイプやスタイリッシュなモデルなど選択の幅が広がり、さらにはパーツのカスタマイズもできるという噂を聞きつけ、電チャリ専門店「motovelo(モトベロ)」の秋田美典さんにお話を伺ってまいりました!

バリエーション豊富な電チャリ

今回訪ねたのは、代官山T-SITE内にあるショップ「代官山モトベロ」。

2階建ての店内には色とりどりの自転車がずらり。一見普通の自転車専門店のようですが、すべて電チャリというから驚きです。一台一台がスタイリッシュなデザインで、一見電チャリと気付かないものも。

色とりどりの電チャリがディスプレイされた店内。

お話を聞かせてくださった、秋田美典さん。現在motoveloのWEBプロモーションを始めIT業務全般を担当しています。「打ち合わせの移動時に、電チャリは重宝しています」とのこと。

motoveloは、現在国内で販売されている電動アシスト自転車のほとんどを取り扱う「電チャリ専門店」。国内大手メーカーの正規取引店としてはもちろん、海外製品も幅広く揃えています。実用性だけでなくデザインもかっこいい電チャリを紹介することで、新しいライフスタイルを提案しています。

電チャリのバリエーションは4タイプ。子どもを乗せられる「ファミリータイプ」、スピードが出せる走行性を重視した「スポーツタイプ」、快適性が高く街乗り向きの「シティタイプ」、そしてタイヤが小さく気軽に乗れる「小径車タイプ」です。

ライフスタイルが変わるきっかけに

2014年に代官山モトベロが開店して以来、代官山エリアでは電チャリユーザーが確実に増えたと秋田さんは言います。確かに代官山のような坂の多い街では強い味方です。登り坂を軽く走れるのはもちろん、スピードも電チャリの特徴。通常のいわゆるママチャリが時速15~20kmなのに対して、電チャリなら最大で時速24kmまでアシストしてくれるので坂道でも楽ちんです。電チャリがあれば住むエリアの選択肢も広がりますね!

「まずは試して、自分に合う一台を見つけてほしい」と、代官山モトベロでは試乗車を約20台用意。ショップ周辺の坂道で試してみれば、その乗り心地がよく分かります。実際に乗ってみたのですが、ペダルが軽いんです! まさに「スイスイ」という表現がぴったりで、なめらかにぐんぐん進みます。

身近な存在の自転車ですが、電チャリに初めて乗った方の反応は「驚き」か「感動」のどちらかなんです。大げさなようですが、電チャリにはライフスタイルや価値観を変える力があると思います。電車通勤を電チャリ通勤に変えれば、時間が短縮するかもしれないし、帰りに寄り道もできる。もちろん、適度な運動にもなります。

当店で電チャリを購入されたおじいさんの話なんですが、以前は休日は家から出ずに過ごしたり、出掛けても近所までだったとか。でもこの間、電チャリで代官山から築地まで行かれたそうなんです! スマホは持っていないから、カゴに地図を入れて出掛けたって話してくれたんですよ(笑)。ライフスタイルが変わった一例ですよね。

電チャリで自転車レースに出たスタッフもいます。本格的なレースではなかったから、電チャリでも出場を許可されたそうです。単純に走ることを楽しめたようですね。

この看板が代官山モトベロの目印! ぜひ一度試乗を。

motoveloおすすめモデルをご紹介!

・グッドデザイン賞も受賞! スタイリッシュなデザインの「BESV(ベスビー) PS1」

「BESV PS1」(276,000円)。炭素繊維を10層に重ねたカーボンフレームによって超軽量化と高い耐久性を実現した小径タイプ。2014年度グッドデザイン賞BEST100も受賞した、電動自転車とは思えないスタイリッシュなデザインが特徴です。デュアルショックサスペンションを搭載し、街乗りに最適なモデルです。

・日本初・スマホアプリと連携するラグジュアリー&プレミアムe-bike「BESV LX1」

BESVシリーズの最上位モデル「BESV LX1」(398,000円/限定カラーのオレンジのみ418,000円)。700cサイズのタイヤに11,2Ahのフレーム内蔵型バッテリーを搭載。60km~85kmの航続距離を誇り、高速度域でのパワー感のある走行を楽しめます。さらに、日本初となるスマートフォンとの連携アプリケーションシステムを搭載し、専用アプリによるMAP機能や走行データの記録など、e-bikeの未来を体感できます。

・折り畳み可能! ポタリングにぴったりのお洒落な「DE01」

サドルやハンドル、バッテリーケースにレザーを選んでカスタムした小径車タイプの「DE01」(159,840円)。 写真撮影を趣味に持つ開発担当者が「外で写真を撮りながら自転車に乗りたい!」という思いで作ったのだそう。折り畳めるので、車に積んで旅先に持っていくことも可能です。

・パパママの強い味方! 3人乗り対応の「ギュット・アニーズ・F」

こちらはファミリータイプの「ギュット・アニーズ・F」(139,320円)。前後にチャイルドシートを取り付けられる3人乗り対応です。 このようにチャイルドシートを後付けできるタイプは、国内製・海外製の豊富なラインナップから好みのチャイルドシートをセレクトできるので、色やフォルムをコーディネートして楽しめます。そのほか標準仕様でチャイルドシートが設置されているタイプもあり、子どもが大きくなったらカゴに付け替えることも可能です。

カスタマイズをして「世界に一台の愛車」を

国内外の豊富なラインナップから選ぶのはもちろん、おすすめなのがパーツのカスタマイズ。サドルやハンドルはもちろん、チェーンやタイヤなどのパーツもお好みのものを選べば、自分だけの一台を楽しめます。

motoveloでは、国内外のあらゆるパーツを豊富にセレクト。サドルとハンドルの色を合わせて、ブレーキレバーは色を変えてアクセントにして・・・なんて想像するだけでも楽しめます!

あらゆるパーツをカスタマイズできます。

スモーキーカラーからビビッドカラーまで豊富に揃うサドルやペダルなど。同色で揃えてもよし、色を変えてコーディネートしてもよし。

タイヤもこんなに豊富なんです。

店頭にも、カスタマイズされたモデルが豊富に並んでいます。その一例を紹介しましょう!

「YAMAHA YPJ-R」をカスタマイズしたモデル(316,989円)。ドロップハンドルから乗り易いフラットバーハンドルへ変更し、グリップ・サドルにはBrooksのCAMBIUM(生ゴムにオーガニックコットンを張り付けたサドル・グリップ)を使用。こちらの製品は本革製品の弱点であった雨などによる濡れの心配がないそう。

ペットと共に出掛けたい方におすすめ! 老若男女問わず気軽にお乗りいただける「YAMAHA PAS CITY-C」にワンちゃん用フロントバスケットであるリクセンカウルDoggyをチョイス。ノーマル状態では1本足のスタンドを安定感のある両立スタンドに交換し、ハンドルまわりのブレーキレバー、グリップをカスタム。タイヤをビビットなカラーにカスタムすれば、インパクト大の一台に! (145,000円)。

メンテナンスしながら長く付き合う

後輪のメンテナンスを行うスタッフさんの様子。

通常の自転車同様、電チャリもメンテナンスが大切。motoveloで購入すると1年間のオリジナル保険に加え、5年間点検無料サービスを受けることができます。

バッテリーの充電は、本体から器具を取り外して専用の充電器に取り付け、家庭用電源を使用します。充電ゼロから満充電までの時間は2時間半~4時間程度で、充電700~900回が買い替え時期の目安なのだそう。

代官山店では、点検や充電のためにショップに電チャリを預けて、その間に蔦屋書店で本を選んだり、カフェでお茶をしたりして過ごすお客様が多いです。そういった待ち時間を含めた "時間の過ごし方" を提案したいという思いもあり、エリアとしての魅力が高いこの場所に1号店をオープンしたんです。

電チャリを手に入れれば、ライフスタイルが一味変わるはず。

あなたもこの春電チャリデビューをして、少しだけ世界を広げてみませんか?

■取材協力:motovelo
WEBサイト: http://www.motovelo.co.jp/

代官山モトベロ
〒150-0033
東京都渋谷区猿楽町16-15 代官山T-SITE GARDEN3号棟
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年中無休:営業時間10:00-21:00