中古マンションを購入し、楽しくリノベ暮らしをしているお宅へ訪問インタビューさせていただく「リノベ暮らしの先輩に聞く!」。
今回は、cowcamoを通して、東京都調布市に中古マンションをご購入された、Tさんご家族(ご主人:映像関連プロデューサー/30代後半、奥さま:専業主婦/40代前半、娘さん:4ヶ月)のご自宅にお邪魔しました。
調布駅から少し離れた、築浅の大型マンションが建ち並ぶ住宅街に暮らすTさんご家族。駅からマンションまでの間には大きな神社やスーパーマーケットがあり、道幅は広くゆったりとしています。窓を開けていても、聞こえてくるのは外ではしゃぐ子どもたちの笑い声くらい。小さな子どもを安心して育てられそうな恵まれた住環境です。
妊娠が住み替えのきっかけに
Tさん夫妻はご結婚以来、三鷹市の賃貸マンションに暮らしていました。おしゃれな飲食店や雑貨店が多く点在する三鷹の街がとても気に入っていて、できるだけ長く住み続けたいと考えていたといいます。しかし、新しい家族が増えるとなると話は別。おふたりはもう少し広いところへ住み替えることを、ゆっくりと検討し始めたそうです。
ご主人:リノベーションには以前から興味はありました。新築マンションの内装はどれも似たような感じなので、リノベーションで自分たちの好みに合う形に変えられるのは素敵ですよね。ただ、僕らはマンションを買うということを、リアルに考えていなかった。賃貸も含めて引越し先をただ漠然と探していたような感じだったんです。
運命の物件に出会ってしまった
そんなある日、ご友人から勧められたcowcamoを見ていたおふたり。すると、「ここ、見てみたい!!」と思える物件が。それは希望していた三鷹市の物件ではありませんでしたが、手繰り寄せられるかのようにすぐに内見のアポを入れ、早速、見学に訪れました。
奥さま:リノベーションされたばかりだったので、とってもきれいで。中古住宅には思えませんでしたね。リビングのドアがなくて、玄関からリビングまでがひとつづきになっているのが印象的でした。玄関を開けたときに、抜けるような空間の広がりを感じたこと覚えています。
ご主人:廊下とリビングの間に大容量のウォークインクローゼットがあるんです。周りをぐるっと一周できちゃう間取りって珍しいですよね。あとは、僕はキッチンのデザインがすごくいいなぁって。新築同様でこのクオリティの家が手に入るのなら、なんの申し分もないと思いました。
Tさん夫妻は共に大の北欧好き。特に奥さまは10代の頃から北欧文化への関心が高く、20代前半の頃から何度となくフィンランドやスウェーデンを訪れてきたそう。以来、食器をはじめとする北欧雑貨を数多く集めています。
奥さま:無垢のオーク材を使った床と廊下の天井もすごく気に入りました。一目見たときに、自分たちが持っている家具や北欧の雑貨にぴったり合うだろうなぁって思ったんです。まさに「出会ってしまった・・・」といった感じでしたね。
物件に一目惚れした夫妻は、購入を決意。とはいえ、初めて内見した物件だったこと、急に具体的に話が進み出したことで不安になったといいます。
ご主人:物件を買うということは、つまりはローンを組んでそれを返済していくということなので、大きな責任が生じますよね。本当に返していけるのかなぁ、大丈夫かなぁって、急にプレッシャーを感じて不安になっちゃって(笑)。一度は購入を決めたものの自分の決断に自信が持てず、実は契約の前日まで迷っていました。
奥さま:でも、私たちはいいと思えることや好きと感じられるものが同じ。だから、ふたりが気に入った物件なら間違いはないと思いました。というのも、わたしたちは今までも、結婚式の会場や前に住んでいた物件も1件目に見たところに決めてきたんです。振り返ってみても、その当時の決断は正しかったと思うので、いつもの通りふたりの直感を大事にすることにしました。
また、物件を見学した日がご主人の誕生日の翌日で、カウカモのエージェントが前日に作成した資金計画表に誕生日の日付が印字されていたこと、決済・引き渡しが奥さまの誕生日の翌日だったことにも、運命のようなものを感じたといいます。
子どもと家、どちらも大事に育てていきたい
いろいろな不安はあったけれど、直感を信じてマンションを購入したTさん夫妻。実際に新しい暮らしをスタートしてみた今、やはり自分たちの決断は間違っていなかったと自信を持って言えるそう。内装がマンション購入の決め手にはなりましたが、調布での生活は思っていた以上に快適だといいます。
ご主人:三鷹から割と距離は近いのに、これまで調布にはあまり馴染みがなかった。でも、吉祥寺にもバスで一本で行けるから便利だし、開発もどんどん進んでいます。それに多摩川が近くて自然が豊かなんですよね。子どもを育てていくのにはとてもいい環境だと思います。
奥さま:子どもを連れて行ける施設やスポットが充実していて、市全体として子育て支援がしっかりしているように感じます。調布は駅前とかを歩いていても、わたしたちのような子育て世代の人たちをよく見かける。娘が生まれたばかりで何かわからないことも多いので、その点は心強いですよね。
最後に、今後どのように暮らしをしていきたいかを聞いてみました。
奥さま:木材を生かして、北欧風なイメージの部屋づくりをしていきたいです。まだ家具が少ないので、いいものを少しずつ揃えていきたいな。
ご主人:まずはTRUCK(大阪にある家具屋)でダイニングテーブルを買いたい。娘も生まれたばかりだけれど、この家もまだ真新しい。経年変化を楽しみながら、娘も家もじっくりと育てていきたいと思います。
出産と不動産購入。人生での大きなイベントを一度に経験したTさん夫妻。新しく迎えた家族との理想的な新居での暮らしは、希望に満ちあふれていました。これからこの素敵な家と娘さんが共にどのように育っていくのかが非常に楽しみです。
ーーーーー物件概要ーーーーー
〈所在地〉東京都調布市
〈居住者構成〉ご家族(ご夫婦+娘さん)
〈間取り〉3LDK
〈面積〉81.54㎡(バルコニー 6.00㎡)
〈築年〉築27年
取材・文:福田 彩/撮影:廣川かりん・國保まなみ/編集:國保まなみ